二次創作小説(新・総合)
- Re: 謎の接続書 冒険の始まり ( No.9 )
- 日時: 2022/05/03 19:40
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
(特別編)
これはMYSTではなくrealMYSTのクリア後に出てくる時代の話です。
彼等は、アチコチ見回していると、入り口に一冊の本が落ちているのを、コナンが見つけた。
「あれ? こんなとこに本なんて有ったか?」
「アトラスはんが置いたんとちゃうんか?」
「まあ、可能性としてはそうだろうけど……あれ? なんだろう数字が書いてある。前に読んだ時は、書いてなかったのに……」
と、思いつつ、コナンが不思議がっていると、平次が後ろから覗き見ると、それは、地下室のあの数字だった。
「これって、あの地下室のやつちゃうか?」
「一応行ってみるか?」
「そうだな。せっかくだし」
と、2人は、地下室で、指示通りの事をやってみた。
すると、今までなかったはずの後ろのボタンが点滅しており、それを押すと、パネルが倒れ、別のパネルが現れた。
近づいてみると、それは、セレーネ時代に行く時に通ったあの場所だった。
「ここってあそこだよな?」
「ああ。え~とこれを……」
と、平次がボタンを合わせると、急いでその場所に2人で向かうと、入り口が開いていた」
「やっぱりな~」
と、中に入ってみると、パスワードを入れる装置が有った。
「工藤頼むわ」
と、平次がコナンを抱え上げ、4つの数字を入れて、赤いボタンを押すと、上に上がって行った。
「この上……ライブラリーの中央だ」
「ほな行くで!工藤。ついでや、背中に乗り!」
「え?」
と、コナンが言っている内に、コナンは背中に移動させられ、平次は走ってライブラリーに戻ると、やはりあの本が有った。
「あったで工藤」
「こんな所に隠してたのか」
と言うと、平次が接続書を見てみると雪が降っているのが見えた。
「かなり寒いとこらしいな~……お。なあリール。お前服とか出せるか?」
「やろうと思えば出来なくはないとは思うが」
「よっしゃ! ほな、これからちっとばかし寒いとこ行くから、分厚いコートと、服出してくれへんか?」
「なるほど。分かった。やってみよう」
と、リールは体を光らせ、コナンと平次を見て、服を出した。
「お~上等やでこれ」
「ハハハ暖か~い」
と、コナンも子供の様にはしゃぎまわる。
「ほな行くで~!」
「お~う!」
「って何自分も盛り上がっとんねん!」
というボケツッコミを聞きつつ、2人はライムの時代に入った。
其処は本当に雪に覆われた世界で、周りの物は全て雪で真白になっていた。
「うっひゃ~! こらすごいな」
「まさかこれ程とはな~」
すると、リールは平次のコートのポケットの中で震えていた。
「ハハハ。やっぱお前も寒いんやな」
「動物なんだ。当たり前だろ!」
「ハハハ。スマンスマン。ほな行こか」
と、2人は走って小屋の前にやって来ると、小屋の扉は開くが、内側の物は全て凍りついていた。
「うわ~こらまたきついな~」
「いや、そうでもねえみたいだぞ。服部、この小屋の裏に、ガス栓が有るから、それを回してくれ」
「お、おお」
「出たらすぐわかるから」
「お、こいつやな。よっと」
と、平次がガス栓を回すコナンは、ストーブのスイッチを入れると、内部が温められ、奥の部屋に行けるようになった。
「ほな、行こか」
と、平次を前にいくと、扉は上にスライドして開き、まだ寒いのか床の方に霧らしき白いもやが見えた。
そして、前方のエレベーターに乗り、上に行くと、そこには2本の大きなアンテナ、と、すぐ前には、レバーと半円形のレバーが有った。
「なんやこれ?」
と、平次が触って見ると、
「ピシャ~ン!バリバリー!!」
と、ものすごい電気と共に、美しいオーロラが見えた。
「ちゅう事は……と、平次が次々に色を変えてみると、様々な色のオーロラが楽しめ、流石に飽きて来たそん時、コナンが有る事も気づいた。
「ん?なんだ?これ」
と、左側の壁にボタンが有ったのだ。
「押してみよか」
と、平次が押すと、左へスライドし、ある部屋にでた。
なんとそこはアトラスの部屋で、書斎と言うよりは、むしろ隠れ家に近い場所で、机の上に一冊の本が置いてあり、それをパラパラとめくっていくと、ここで過ごした事や、オーロラを生み出す力を見つけた事なのだが書いてあった。
「アトラスはんよっぽどここが気に入っとったんやろうな~」
「ああ。ここが1つのよりどころになってたんだろうな~」
「そそ、それは良いから早く違う所へ行け!寒いんだ」
「お前ホント寒いとこダメなんやな~」
「当たり前だろ。俺はハムスターなんだぞ」
と、平次は耳元で怒鳴られるが、これで引く平次ではない。
「アホみたい馬鹿でっかい声でしゃべるな。ボケ!」
「なんだと!」
と、そんな状態を見たコナンは呆れて物が言えず、ある音を出す事にした。
「俺の和葉になにさらすんじゃ~~!!!」
という声に、流石の平次がピタッと止まり、顔が真っ赤化になった。
「工藤! それ消したはずやろ! なんでまだ持っとんねん!」
「あんまりにも進まないから、光彦に頼んで送ってもらったんだよ」
「あんのそばかす小僧~~~今度会ったら……思いっきり度胆抜かれる程のホラー映画見せたる~~~~~~~~~!!!」
「ハハハ~」
と、ボケツッコミ漫才が終わった所で、1階に移動した
すると、ここは少し遠く、階段を上がると、ボタンだけが光っていた。
「これって、ストーンシップと同じ仕組みだな」
と、平次がボタンを押すと、扉が上にスライドして開いた。
すると、そこには、大きな丸い画面が有り、その前に開かれたホント赤い電気の様な機械に、5つの丸い台座が有った。
「なんやコレ?」
と、平次が触ってみると、いきなり、何かのクリスタルの様な物が出て来て、それを触ると、色が変わり、触れると形を変えた。
「なんやけったいな機械やな~」
「服部。有ったぞ。キャサリンさんからの手紙で、何かを伝えようとしていたみたいだ。ほら、色と形が書いてある」
「よっしゃ!」
コナンと平次は協力して、クリスタルの形と色を合わせると、平次がボタンを押したが、どこかの場所の様だが、何所か分からなかった。
そして、結局何も分からないまま、彼等は、アトラスの所に行く事にした。
それが、新たなる冒険になるとも知らずに……