二次創作小説(新・総合)
- Re: ベリー創作物「裏の陰謀」「最期の足掻き」「神学」スピンオフ ( No.26 )
- 日時: 2022/05/17 14:30
- 名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: ShMn62up)
2日目のオマケ
「やー楽しかった楽しかった…!ただいまー!」
シュウは肉の下処理を終えた後、自分の家へと戻った。そこにはゲームをしているレイが居た。
「あっ、シュウ遅かったね。夕飯とかある?無くてもいいけど。」
「大丈夫だよ。鳥の照り焼きがあるから一緒に食べよっ」
シュウがニパッと笑うと、レイは心が洗われる。その笑顔はかつてのレイの初恋の人。2代目レイを彷彿とさせる笑顔であった。
そうしてシュウが夕飯を準備する。レイはずっとアクションゲームに夢中である。
「できたよ。レイ」
「ん?あぁ。美味しそうだね。」
そう言って男2人は小さなアパートで食事を始めた。施設育ちの2人にとってはこの時間はとても有意義で幸せであった。
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~学校の図書室~
《ドク》
「明日で終わり…か。良いのか悪いのか。」
ドクは『チャーフル・ジーニア』と書かれた日記を片手に何かの資料を読んでいる。
「……そういえば。レオナセンセーから明日について要求があったんじゃないの?」
何故か校長先生の後ろに立っていたユウが言う。校長先生は手帳をパタンと閉じる。
「あれは許可した。この世界でぐらい自由にしてなりたいからな。」
「……本当に私とシュウとレイに関しては甘いねぇ」
「ユウに優しくした覚えはない。」
そんなことを言っているが、ドクの耳は真っ赤になっている。ユウも鈍感ではないドクが照れていることぐらいすぐ分かった。
「そういう所も可愛いですよねっ。校長先生っ。」
「なんだっ!…て?」
校長先生が振り向くとそこにはユウはもう居なく、何かのハート型の箱があった。
校長先生はすぐバレンタインデーということが分かった。箱を開けるとそこには不格好な大きいハートの形のチョコレートがあった。
置き手紙も何も無い。
校長先生はそのチョコレートを1口つまんだ。
「……しょっぱい。」
校長先生はそう呟いた。それでも平和な日常の1ページである。校長先生は少し頬を緩めた。
明日、『ダミが何か起こす。』何を起こすのか分からないが、できるだけ情報を集めようと図書館を探るが何も無かった。そして俺も『元情報屋』である。街中で情報を調べたが、何も無かった。ユウも同じであった。
ダミは……一体何をやらかすつもりなんだ……?
終