二次創作小説(新・総合)

Re: 最期の陰謀が導く学園生活 ( No.65 )
日時: 2022/06/28 15:46
名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: idHahGWU)

黄昏様リクエスト
ベリー3作クロスオーバー回
「最期の陰謀が導く学園生活」
『カラオケ』前編

【今回参加者】
「裏の陰謀」
レイ 麗菜レイナ(主人公)
赤白セキシロ 陽佑ヒユウ(主人公)
通称ヒュウ
統治トウチ 真緒マオ(主人公)
統治トウチ 共羽トモバ(主人公)


「最期の足掻き」
捧擲ホウチャク 寿シュウ(主人公)
レイ、タツナ、ミソウ、リゼ、ユウ、ドク、ダミ

「神が導く学園生活」
ラナンキュー・ローズ(主人公)
通称 ラナ
カタバミ・エルフ・ガベーラ(主人公)
通称 タミ
赤魔セキマ コウ(主人公)
暗狼アンロウ クロ(主人公)
アリス・スカーレット(完全に佐藤サトウ イツキ視点)

◤◢◤◢注意◤◢◤◢
〇メタ発言が結構繰り出されます。
〇この内容は本編に一切関係はございません。
〇描写がチリカスです。
〇ネタバレが多分に含まれます。
〇これはベリー完全自己満です。

それでも良い方は、どうぞ。
ーーーーーーーーーー

トモバ「いぇーっい!3作クロスオーバー回!カラオケだぁ!もりあがってこぉ!」

トモバが大きなカラオケルームでマイク片手に叫ぶ。そこには様々な服装をした人々総勢17人がいた。

トモバ「まず自己紹介からしましょう!」
コウ「待て待て待て!サラッと始まったがいまどういう状況なんだ?!」
タツナ「どうもこうも、カラオケに来てるんだろ。」
マオ「いや、そうなんだが…そうなんだがな?!世界観が違うんだよ!裏の陰謀と最期の足掻きは世界線同じだから良いけどさ?!」
コウ「神学は完全に世界観も世界線も違ぇんだよな。」
タミ「んなこと気にしない気にしない!ほらほら!自己紹介でしょ自己紹介!」
アリス(イツキ)「(ついていけねぇんだが)」

そうやって各々ギャーカスギャーカス言い合い、お互い話は平行線しか辿らないと分かったのか、皆黙り始めた。そこでトモバが切り出す。

トモバ「じゃあ改めて自己紹介やっていきましょう!私は統治トウチ 共羽トモバ!横の赤髪の妹です!よろしくっ!」
マオ「先程ご紹介に…あがりました。トモバの兄…統治トウチ 真緒マオです…あ、よろしくお願いします。」
レイナ「レイ 麗菜レイナ。」
ヒュウ「赤白セキシロ 陽佑ヒユウだ。気軽にヒュウと呼んでもらって構わない。これで裏の陰謀メンバーは終了だ。」
トモバ「ちょっと?!私達少なくない?!4人だけだよ4人だけ!最期の足掻き見てみな!主要人物の他にも余計なキャラ居るよ?!裏の陰謀と同じ4人主人公の神学でさえサブキャラ1人追加されてるよ?!」

トモバが文句を言っていると件の『サブキャラ』が文句を言う。

アリス「サブキャラで悪かったな。」
ユウ「君〜調子乗ってると殺すよ?」
ダミ「まぁまあ、僕らが余計なのは事実だし、抑えな、ね?ユウ。」
ドク「すまないな…なんか。というか俺最期の足掻きで良いのか?裏の陰謀側にいた方が良いんじゃ…」

ドクは最期の足掻きでも裏の陰謀でも重要人物であるため本人はどちらにいるべきか迷っているようだ。

レイナ「敵キャラがスピンオフに出てくるとか前代未聞だから」

そんなことは無い。意外性があっていいとは思う。

ドク「俺最期の足掻きでも敵キャラ感あると思うんだけどなぁ…」

そんなことは無い。強いて言うなれば中立キャラであろう。

トモバ「じゃあ、その、白髪のイケメンさんは裏の陰謀チームということで!」
最期の足掻き、裏の陰謀一同『?!』

そしてドクは申し訳なさそうに裏の陰謀チームの椅子へと座った。

ドク「あ、じゃあ自己紹介するな。最期の足掻きにも裏の陰謀にも登場しているドクだ。最期の足掻きではリーダー。裏の陰謀では12(トゥエルブス)と呼ばれている。本名や仮名、他者様コラボで付けられた名前など様々あるがとりあえずドクと呼んでくれ。」
レイナ「ドク…名前多いわよね。えーと合計で…6つ。」
ドク「創作者ベリーも結構名前付けられて困ってるらしいぞ。」

シュウ「あ、じゃあ、次僕達でいいかな…」

すると恐る恐るシュウが手を上げる。最期の足掻き唯一無二の主人公である。皆はどうぞとでも言うようにシンとする。

シュウ「捧擲ホウチャク 寿シュウ。旧名ソレイユ・ジーニアです。えっと、主人公やらせて頂いてます。よろしく。」
レイナ「ここネタバレ良いのよね?なら私もソレイユって呼んでも良いのかしら。」
シュウ「レイナ…それは本当にネタバレしちゃダメなやつだから抑えて()」
レイナ「私の立ち位置めちゃくちゃ困るじゃないの。」
シュウ「取り敢えず…!取り敢えず今のキャラを突っ張って…!」
リゼ「開始早々メタ発言のオンパレードで良いのでしょうか。」
レイ「良いんじゃないの?面白そうだし。じゃあ次俺ね。3代目レイ。3柱やってるから。よろしく。」
レイナ「…(涙ポロポロ)」
ヒュウ「おいレイナ?!早速キャラ崩壊してるぞ?!大丈夫か?!」

ヒュウはまるで母親のようにレイナの涙をふく。レイナは両目から大粒の涙を流している。

レイナ「大きくなったね…」
レイ「傷心に浸りたいのは分かるけど本当にネタバレになるから辞めて。」
レイナ「いや、最期の足掻きメンバー私と面識ある人しかいないから逆に困るのよ。」
レイ「俺もレイナの前でこのキャラ保てられるか心配だよ。」

ここで最期の足掻きの裏の陰謀に繋がるネタバレをされては本当に最期の足掻きの存在意義が無くなるから辞めて欲しい。

タツナ「俺らはネタバレなんてないから大丈夫だな。」
ミソウ「8歳だし。」
トモバ「あ、そうだね、遠慮なく自己紹介しちゃって!」
タツナ「俺はタツナ。男だ。でこっちが妹の」
ミソウ「ミソウ。女だ。タツナとは双子でシュウに名付けてもらった。」

タツナとミソウは自慢するように言った。『おお』とシュウに注目がいく。シュウは照れながら下を向いている。

リゼ「私はリゼ。よろしく。」
一同『よろしく〜』

ここでようやくまともな自己紹介が、出てきた。やはりネタバレがないというのは偉大である。

ユウ「私はユウ。3柱の情報屋だよーよろしくね。」
ダミ「僕はダミ。生きてないけど参戦しましたー」

ここで最期の足掻きメンバーの紹介が終わる。次は本当にネタバレのしようが無い神学メンバーである。

ラナ「ラナンキュー・ローズ。」
クロ「暗狼アンロウ クロだ。牙狼族のハーフで半分狼と思ってくれ。」
コウ「赤魔セキマ コウ元々俺ら4人は裏の陰謀主人公4人がベースだから俺の性格はまんま統治トウチ 真緒マオと同じと思ってくれていい。」
タミ「カタバミ・エルフ・ガベーラです!コウが言ってたように私もまんま統治トウチ 共羽トモバと同じ性格かも…よろしくね!」
ドク「キャラ被りしてて成り立つのかこのスピンオフ…」
マオ「リクエストで来たからにはちゃんとすべきだろ…」
タミ「3作クロスオーバーってだけでネタバレ地雷アリ放題なのにこれ以上カラオケが着いてくるんだよ?どうまともにしろって言うの(死んだ目)」
ドク、マオ
「す、すまん。」
アリス「俺はアリス・スカーレットだ。俺の今の口調が分からない際は神学のダンジョン編を見てくれ。今回俺は佐藤サトウ イツキで行こうと思う。」
コウ・マオ「俺らとキャラ被りするから辞めて。」
アリス「いや、でも、それじゃ…」
コウ・マオ「辞めて。」
アリス「…分かりましたわ。改めまして、アリス・スカーレットです。よろしくお願い致します。」

アリスは渋々アリスモードになり、静かに自己紹介を終えた。これで今回のメンバー全員の自己紹介は終わりである。この時点でお察しだろうがこれは1スレで終わらなさそうである。そのため数スレになるが、頑張って早く更新するから幻滅しないで欲しい。

トモバ「早速だけど…歌おうっ!カラオケだしっ!」
ユウ「私達施設出身だからカラオケ知らないんだけど…」
ラナ「そういう、めんどくさい設定は無くして。」
ダミ「そしたら家の3代目レイ君がフジ君になっちゃうんだよねぇ」
レイ「え、僕フジの方が良いの…?」
トモバ「あぁぁ!もう!全部都合が良い設定にしていいから!」
最期の足掻き一同『分かった。』

正直1番書くのしんどいのは最期の足掻き一同である。大抵の人が裏の陰謀に繋がる爆弾ネタバレを抱えているため綱渡り状態である。今微妙にバランスを保ててるのはノリで解決するトモバとタミ様様だ。

トモバ「気を取り直しまして…歌いましょう!最初誰歌うー?」
ミソウ「私!私私!」
タツナ「俺も歌う!」

最初はタツナと、ミソウで決まった。2人は何を歌うのだろうか。2人の曲は様々あるが、幼い2人が知っている曲など数少ない。
タツナとミソウはマイクを受け取るとタッチパネルを操作し始めた。何気に採点機能も追加している。ここでハードルがグッと上がってしまう。特にコミュ障のマオ、ドク、リゼ、コウは冷や汗をかいている。

ミソウ「曲入れたぞ!」
タツナ「歌うぞ…!」

初めてカラオケに来た2人の様子はとても微笑ましかった。すると音楽が流れ始めた。エレキギターベースのロックな曲調だ。

タツナ『ざっと数えて40名。みんなが目を光らせる』
ミソウ『どんな小さな罪も見逃さないように』

ノリに乗った双子が歌い始める。8歳児がまあまあえげつい曲を選んだ。曲名は『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ』である。和田たけあき様の曲でボカロである。テンポが良い曲調が特徴でとてもノリに乗りやすい曲でもある。

タツナ、ミソウ
『さぁー!さぁー!密告だ!先生に言ってやろう!』

タツナとミソウは幼児特有の高い声が出せる声帯でサビを歌い始めた。血気盛んなタツナ、ミソウらしい曲っちゃ曲だが、純粋に小2なら児童向けアニメのOPでも、歌って欲しいものである。

タツナ、ミソウ
『ダッダッダ!』

2人が歌い終わった。意外とお互いハモリあいながら歌っていた。要するに魅せプが、うまかった。点数は…

『82点』

平均的な数字である。しかし、初カラオケの双子は点数なんか気にせず歌えたことに感謝している。最期の足掻き環境は本当に酷いものなのだとここで痛感出来る。

トモバ「次誰歌うー?」

トモバが両手にマラカスを持ちながら言う。
誰も手をあげない。トモバはこれでは盛り上がりにかけると踏み、隣の席のヒュウを引っ張り出し、ステージに立たせ、マイクを持たせる。

トモバ「よーしヒーちゃん!何歌いたい?」
ヒュウ「なんで俺が歌うんだよ?!」
マオ「順番的に全員回るんだから良いだろ。」
ヒュウ「マオ…他人事だからって…」

ヒュウは怒りながらもタッチパネルを操作する。『俺あんま、有名なの知らないんだよなー』なんてぼやきながら。曲を入れる。曲名は『最低人間』である。
初っ端から重いのぶっ込んで来るなよ。

ヒュウ『自分のことが嫌いになった。全てどうでもいいと思えた。こんなくだらない世界なんていっそいっそ、消えてしまえ。』

コイツ以外にも裏声とか器用に使ってくるから地味に上手い。それが絶妙にイラつくのである。
『最低人間』おチビさん様の曲で、これももちろんボカロである。タイトルの通り所謂鬱ボカロで、走っている電車の前に出て自殺しようとするイラストが印象的である。

ヒュウ『僕はー最低な人間、死に損ないの自殺志願者。誰かに言って欲しくて、無駄な命はないよって、僕は。』

ヒュウは昔、悪の組織プラズマ団に大切なものを奪われた過去がある。それが災いしてこんな鬱ボカロに走ったのだろう。正直最近自殺未遂を犯したレイナの方が似合うと思うがそれは失礼である。
そして、静かな音で曲が締められた。点数は

『92点』

普通に上手いのである。

トモバ「うっわぁ…ヒュウいきなり鬱ぶっ込んでくるねー…」
ヒュウ「だからあんまり曲知らねぇんだよ!」

ヒュウは恥ずかしがりながら椅子に座る。ここまで来れば歌いたい人もポツポツと出てくるだろう。そう思いトモバは何も言わなかった。思惑通りタミが無言でタッチパネルを弄り無言でステージに上がった。

タミ「カタバミ!歌いまーす!」

そう宣言する。すると丁度曲がかかってくる。

タミ『剥がれ落ちたメイク!すっぴんのアニマル。見にくくてもやっちゃうのよ!』

タミがポップに歌い出したこの曲は数々の名曲を生み出した生けるボカロ歴史の証人ともいえるDECO*27様の曲。『アニマル』である。割と最近の曲で知ってる人も多いのでは無いだろうか。
タミは未だ過去等明かされていないため明るい曲をチョイスした。この曲が伏線になっているかは興味ある人だけ考えてみてくれ。

タミ『塗り重ねたメイク バッチリなアニマル目を見開いて待ってるのよ!』

大体タミの番が終わった。タミはスッキリしたとでも言うふうに元の席に座る。点数は

『79点』

平均的である。タミはその画面を見て少しガッカリしながらもマイクを元に戻す。次歌う人は誰だろうか。まだまだ歌っていない人など沢山いる。

アリス「なんか喉乾いてきましたわね。」
シュウ「そうだね。そろそろ何か頼もうか。」
ユウ「私達1週間飲まず食わずでも死なないから大丈夫だよ。」
レイナ「それでも乾くものは乾くでしょ。皆、なんのジュース飲む?」

レイナはそう言いながら受話器を取る。流石大本命の裏の陰謀代表主人公である。

「コーラ! オレンジジュ-ス 烏龍茶。
 コ-ラ ソ-ダ! あ、水で メロンソ-ダ! …」

一気に皆が喋り出す。レイナはその光景を無表情で見つめ、数秒停止したあと受話器に口を当てる。

レイナ「コーラ5つ、オレンジジュース2つ、水3つ、ソーダ3つ、メロンソーダ1つ、烏龍茶3つ。お願いします。」

一同『聞き取れたの?!』

トモバ「あっ、次歌う人ー!」
シーーーーーーーーーン

トモバはマイクを持ち一同を見渡す。そして最期の足掻きチームにに近づくと。

トモバ「よろしくねオニーサン」

レイ「…は?!」

ニコッとレイにマイクを渡した。レイは戸惑いながらも、双子が歌えたのだから自分も歌えるとまじないをかけながらタッチパネルをタップする。
すると海外のスパイ映画のBGMに車のカーブ音、ピアノの連打音が響く。

レイ『袋に詰められたナッツのような世間では』

レイが歌い出したのはofficial髭男dism様方々の曲、ミックスナッツである。最近2回目の流行りの『SPY×FAMILY』のOPになっている曲である。official髭男dism略して髭男は1度聞いたら耳に残り続けるような曲をよく作り出している有名なアーティストだ。誰でも1度は耳にしたことあるのではないだろうか。

レイ『隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけのhomeyouKnow』

レイが恥ずかしがりながら歌い始める。そりゃカッコつけたい相手と過去を知ってる相手がいる環境で歌うなんて好きな子と自分の親が居るような気分である。それでも難しい曲なのに音程はしっかり取れている。しかし、抑揚は付けられない。

レイ『噛み締めていく』

そこで曲は終わった。ユウとリゼは半ば笑いながらその様子を見ていた。

ユウ「いいよぉフジ君!その顔が最っ高!」
リゼ「…ん"…ぶふっ…」
レイ「ここを血の海にしても構わないよね? 」

レイ含め最期の足掻き一行の沸点は低い。著しく低い。そのためレイはすぐさま拳をユウに振った。

ドク「この場ではやめろ。」

すると、最期の足掻きのリーダーであるドクがレイを止める。レイは意地けながら椅子に座る。

レイナ「かっこよかったんじゃない((ボソッ」
シュウ「そうだよ!かっこよかった!凄いよレイ!」

レイは2人の言葉に頬を染めてそっぽ向いてしまった。照れている。その場にいる皆すぐ分かった。

???「ドリンクお持ちしましたー」

すると部屋の扉が開かれる。そこには片手で17ものグラスが乗ってるお盆を支える少年がいた。赤いエプロンを来ていてカラオケ店員である…が。

レイナ、トモバ、ヒュウ、マオ
「セブン?!」

カラオケ店員は、裏の陰謀、レイナのライバル枠であるセブンだった。セブンはこの一帯カオス状況をみてため息を出すと。

セブン「申し訳ございません。お部屋をお間違えしました。」

と、扉を器用に締め始めてしまう。

マオ「まてまてまてまて?!」

するとマオが扉を開ける。セブンはブスっとした顔をしながらドリンクを机の上に置く。

セブン「品は出した。」

そう言って部屋を去ろうとする。去ろうとするも…ガシッとセブンの腕を掴むもの1名。

セブン「レイナ…」
レイナ「ここまで来たなら巻き込んでもらうよ。」

かくして、3作クロスオーバーカラオケという結構カオスな事がはじまったのである。