二次創作小説(新・総合)
- Re: 最期の陰謀が導く学園生活 ( No.72 )
- 日時: 2022/07/07 19:47
- 名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: 8topAA5d)
前回のあらすじ
なんやかんやでカラオケに集まったベリー3作のキャラ達。そのカラオケ店員としてセブンが来たので巻き込みました!
セブン「俺歌えないんだが……」
タミ「私と同じ金髪じゃん! 大丈夫! 君は居るだけで価値があるよ☆」
セブン「そういう問題じゃないんだよ」
トモバ「はいはーい。じゃあ次ユウちゃん歌ってね」
アリス「あら、セブンには振らないのですね」
レイナ「コイツそういう感じの役じゃない」
全員『(なんで来たんだろ……)』
ユウ「おっと、私だったね。さて、なにを歌おうか……」
ユウはワクワクしながら液晶パッドを触り始めた。情報屋だからなのかこういう未知の機会には興味しんしんのようで、ユウのニヤけが止まらない。
『ぱっぱらぱーで唱えましょう。どんな願いも叶えましょう』
ユウがノリノリで歌い始めたのはまふまふ様作詞作曲の『ハローディストピア』である。ネットの問題について触れている曲で、その中にはネットの『情報』について触れることも多々ある。そしてこの曲の特徴は音域が高いのである。
『退場退場。消えてちょうだい吐いて捨てるような夢ごと』
しかしユウはサビだけ1オクターブ音をさげて歌っている。生き方も歌い方も頭が回る。しかしユウとて人間。いや、厳密には違うが今回は人間という事にして、ユウとて人間。感情はある。途中から何故か気恥ずかしくなってしまったユウは最終的には真っ赤な顔で歌い終えていた。
別にこの曲自体に恥ずかしい点は無いため、皆の前で歌うことの謎の恥ずかしさに目覚めたのであろう。
レイ「ひゅっ~。リウちゃん顔真っ赤だねぇ」
セブン「何故そんなに恥ずかしがる」
ドク「逆に17人の前で恥ずかしげも無く歌える方が珍しいぞ」
ユウ「あぁっ! もうドク好き! 」
レイ、ドク、セブン、ダミ
「何故そうなる(真顔)」
レイ「俺のリウ発言に触れないあたりかなり恥ずかしい見たいだね。もう一曲歌わせる?♪」
シュウ「ダメだよレイ……流石にね? 」
ダミ「取り敢えずリウちゃん化したユウは僕がケアしとくよー。他歌っといてー」
トモバ「りょ、了解っ! 取り敢えずユウは最期の足掻きチームに任せて、次は誰歌おう! 」
シーーーン
ヒュウ「え、ここはトモバだろ」
トモバ「え?」
レイナ「自分だけ仕切ってて」
マオ「お咎めなしとは」
レイナ「問屋が下ろさないわよね? 」
トモバ「ちょっとぉ?! 何でこういう時だけマオレイは噛み合うわけ?! 昔はもっと仲悪かったでしょ! 」
マオ「昔って……何年前だよ」
レイナ「あ、詳しくは『ポケモン二次創作 裏の陰謀』最新話にて確認してみてね。」
クロ「サラッと宣伝入れてくるな。神学も宣伝させろ」
タツナ「第1幕しか終わってない神学を宣伝と言われてもな」
ミソウ「私達と格が違いすぎる」
クロ「お前は二次創作だろうが! (獣化)」
ラナ「クロ、落ち着いて。」
クロ「はい。落ち着きます」
タツナ「うっわコイツきめぇ」
ミソウ「重度の依存性……」
リゼ「双子は1度鏡見た方がいい気がします」
双子「は? 」
リゼ「待ってください何故貴方達はそんな沸点低いんですか」
一方その頃
トモバ「ずるいよね?! 歌うならレイナとがいい! トモレイ正義! 百合正義! 」
ヒュウ「落ち着け、落ち着け(2回目)」
セブン「論点がズレてってるぞ。コイツ本当に統治家の人間か? 」
マオ「残念ながら時期会長だ 」
ドク「表世界も終わりだな」
シュウ「まあまあトモバ。ほら、歌うの楽しいしトモバは皆を明るく出来るからさ! トモバの歌う姿見てみたいんだ! 」
トモバ「え、なんか気持ち悪……」
シュウ「……ん? 」
トモバは美少女(シュウを女と認識している)に優しく接せられた事がないためシュウの営業スマイルは効かなかったようである。シュウもまさか表世界の人間に通用しないと思ってなかったようで素の邪悪なオーラが出かけるが直ぐに引っ込む。
リゼ「あ、じゃあ私行きます……」
ヒュウ「よーしトモバも行ってこーい(背中バンッ)」
トモバ「え、嫌だよせめて美少女が良い」
マオ「よーし行ってこーい」
トモバ「だから嫌と……」
レイナ「(無言でトモバの背中バンッ)」
トモバ「行ってきます((キリッ」
コウ「なんか家のHENTAIと似たような空気を感じるんだがあのトモバ」
タミ「それクロの前で言わないでね獣化するから」
コウ「オタクが言っても説得力ないなぁ」
ダミ「タミちゃんは見た限り比較的沸点低い方だから大丈夫でしょ」
コウ「まあ、そうだな」
タミ「というか私達名前似てない?! 」
ダミ「創作者も意図してなかったみたいだよ」
ユウ「う、うーん……あれ、私は……」
コウ「あ、起きたなユウ。今トモバとリゼが歌うところが」
ユウ「え、何があったし」
リゼ『本能が狂い始める。追い詰められたハツカネズミ』
トモバ『今絶望の縁にたって、踏切へと飛びだした』
意外にも静かなスタートに一同は驚いていた。トモバならリゼを引きずって明るい曲を選ぶと思ったからである。
この曲はみきとP様作詞作曲の少女レイというボカロ曲である。夏っぽいトロピカルなリズムと異なり不穏な歌詞で有名である。また、意味がわかると怖い歌詞としても名を馳せている。
登場人物は2人の少女。片方の少女はもう片方の少女が好きで色々やりすぎてしまう話であるのだが、トモバが統治家の長女というプライドが無ければ普通にレイナにやりそうである。それに対して感情というものをあまり感じれないリゼは無表情で綺麗な音色を奏でていく。シュウの笑顔を見ても尚心動かされない無感情のリゼにとっては、少女レイは真反対の曲かもしれない。
トモバ、リゼ『繰り返すフラーシュバック~』
そして今ここでは本編ではありえないタッグが組まれている。こういう会話以前に存在を認識し合えないもの同士がクロスオーバーで関わることが楽しいと、創作者も今気づいた。
そんなことを書いていると2人の曲は終わっていた。
シュウ「リゼ良かったよ!」
リゼ「ありがとうございます」
レイナ「……トモバの声が綺麗? 」
ヒュウ「新発見だな」
トモバ「ちょっと待って私いつもそんな声汚い?! 」
セブン「汚くはないが印象が汚いから相対的に声も汚く感じる」
トモバ「酷くない?! あ、次歌う人ー。そうだ、今回もペアにして、レイナ、シュウ、ドク、ラナンキュー! 『トンデモワンダーズ』を歌いたまえ! 」
ラナ「切り替え早」
シュウ「それよりもツッコむ所結構あるよね?! 」
ドク「3作主人公が集まるのはわかるが何故俺なんだ……」
レイナ「私達にはメンバーも曲選びの権利も無いのね」
トモバ「ドクは最期の足掻き、裏の陰謀の狭間の人物だからうってつけって訳! 」
ラナ「神学……いえ、世界観が違うものね。」
レイナ「あ、私の質問は無視 」
シュウ「てかこのメンツでトンデモワンダーズはハードル高いって! 」
そうこうしているうちにトモバがトンデモワンダーズの曲を入れてしまった。4人は急いでマイクを取り歌う準備をする。
レイ「この中で1番強いラナがレイナみたいな性格で助かったよ……」
セブン「そうなのか? 全くそうは見えんが……」
アリス「そこは『神が導く学園生活』の第1幕まで見てくださいまし」
ダミ「わーお、自然な流れで宣伝されたー」
ユウ「因みにここの強さランキングは神学、裏の陰謀、最期の足掻き『最新話時点(神学第1幕、裏の陰謀十一章、最期の足掻きナナ)』で1位ラナンキュー、2位レイナ、3位ドク、4位レイ 同率クロ、5位シュウだよー」
レイナ「サラッとネタバレ入ってない? しかも結構重要な」
ユウ「大丈夫大丈夫。こんな自己満文章見てる人なんて居ないんだからw」
セブン「にしては、最期の陰謀が導く学園生活に閲覧数抜かされてるじゃねぇか最期の足掻き」
シュウ「君今絶対触れちゃ行けないところに触れたね? (真顔&死んだ目)」
セブン「(ゾッ)」
レイ「ま、まあ あれはコラボで女剣士さんからのファンも来てたからだしね? 」
ドク「言い訳感が否めない」
レイ「2年前から執筆して不正でもしない限り追いつかないであろう閲覧数がある裏の陰謀に半分入ってる浮気者は黙っててくれる? 」
ドク「いや……お前らもいつか本編に出るかも……」
ユウ「私余命4年だよ? 」
ドク「すまん。」
するとイントロが流れ始めた。キャラ同士で喋らすとどうしてもメタ発言が飛び交ってしまう。それは創作者の趣味である。ウケ狙いとかでなく完全に創作者の自己満である。
シュウ『エビバディ→解体!
思い出に消しゴム!? あれっ?! 』
ラナ『ハイになる、廃になる。はい、とは言えなーい』
レイナ『お可視い世界 お菓子は消えちゃう、どうしよ』
ドク『“どうして!?”も“ああして!!”も
君らしくないな?』
これは作詞作曲ささくれP様の最近の名曲『トンデモワンダーズ』である。わずか4日と4時間で殿堂入りを果たし、様々な歌い手に好んで歌われるが、早口で難易度が高い結構凄い曲である。ドクとラナはテンポが遅れ気味で噛み気味であるが、レイナとシュウは歌ったことの無い曲なのに歌詞を見ただけで綺麗な声と共に歌詞が入ってきやすい。2人はかなり天才肌のようだ。
しかし、無表情のレイナとラナは淡々と歌うだけで、ドクとシュウは抑揚を付けて表情豊かに歌っている。
レイナ、シュウ、ドク、ラナ
『ワンワンでツーカーでスリーフォー
エビバディ ショウタイム!』
歌い終わると周りからは拍手が巻き起こった。
トモバ「キャー! レイナー! 」
ヒュウ「相変わらず上手いな歌」
マオ「ドクも上手かったよな。敵役だけど」
セブン「レイナが歌うと何かジワるものがあるな」
レイ、タツナ、ミソウ
「シュウ……」
リゼ「3人がめちゃくちゃ感極まってますが……」
ダミ、ユウ
「2代目……」
リゼ「ダメです2人も感極まってました」
クロ「俺今日死んでも良いかもしれない」
コウ「お前タミみたいなことになってるぞ?! 」
タミ「だよね! それが尊いという感情なのよ! 」
クロ「これが、尊い……」
アリス「タミ、クロに余計な知識増やさないで上げてくださいまし」
ドク「俺のおまけ感半端ないな」
レイナ「私はドクが1番かっこよかったと思うわよ」
ドク「レイ……レイナ……」
ヒュウ、マオ、トモバ
「(殺気)」
セブン「幼馴染組3人。怖い怖い」
ドク「大丈夫だこれぐらいの殺気は慣れてる」
セブン「慣れるなよ」
レイ、ユウ、ダミ
「(殺気全開)」
レイナ「この殺気は? 」
ドク「3柱と元柱の殺気浴びせられてなれるやつなんて居ないだろ」
レイナ「チャーフルが居るじゃない。」
ドク「あいつはヤバイ。」
レイナ「人間で施設リーダーになってるドクも中々やばいわよ」
ラナ「最期の足掻きメンバーは感極まったり沸点低かったり感情豊かね」
シュウ「特定の条件が揃えば皆情緒不安定になるよね💦」
ラナ「貴方もじゃない? ソレイユ・ジーニア。さっきからドクへの殺気が尋常じゃないわよ……」
シュウ「……唯の10歳と思って侮ったらいけないね」
ラナ「侮って欲しかったわ」
電話『トゥルルルルルル』
トモバ「あ、私出るー。ヒュウとマオはそのトゥエルブスとか言うやつを絶対に逃がさないでね」
ヒュウ、マオ「「言われなくとも」」
ドク「お前らレイナに対して過保護過ぎないか?! 」
トモバ「あ、はーい。失礼しまーす。もう時間だってー! そろそろ解散しましょう! 」
アリス「そうしましょう。」
クロ「ラナ荷物あるか! 持つぞ! 」
ラナ「無い」
タミ「たぁのしかった!」
コウ「マジで何だったんだこのカラオケ……」
ダミ「いやぁ、楽しかったね。オリジナルにも見せたかったよ」
ドク「見てるだろ。天国とかで……てかお前成功作だったんだな」
ダミ「え、何で見抜かれたの」
ユウ「失敗作なんてネタバレの宝庫なのに来るわけないじゃん」
ダミ「メタイ……」
タツナ「俺今度はシュウと歌いたい! 」
ミソウ「私も。私も! 」
レイ「俺も機会があれば」
シュウ「少なくとも施設では無理かなぁ……いつかやろうね! 」
トモバ「カラオケたぁのしかったぁ!また行こう!」
ヒュウ、マオ、レイナ、セブン、ドク
「絶対無理」
トモバ「そんな硬いこと言わずにぃ」
ドク「お前ら(幼馴染組)こんな奴にふりまわされてきたのか……」
レイナ「最初は鬱陶しいだけだったのに……」
マオ「限度は守って欲しい」
ヒュウ「もうレイナ関連以外でお前に関わらない」
トモバ「誰のお陰で毎年レイナのバレンタインチョコが貰えるとでも? 」
ヒュウ、マオ「一生着いていきます」
レイナ「……(助けて)」
ドク「そんな顔をされても俺は助けないぞ」
セブン「まず無表情で何考えてるかわかんねぇんだが。というか俺は結局なんでここに来たんだ。」
ドク「裏の陰謀常識ツッコミポジだろうな……」
セブン「戯れごとは好かないんだが、せめてムスカリーかカシワにしてくれよ……」
ダミ「そういえば、この回にオチってつくのかい?」
トモバ「…………取り敢えず誰か爆発させよう!」
全員『爆発オチなんてサイテー!』
─完─