二次創作小説(新・総合)

図書館本丸厨騒動 ( No.38 )
日時: 2024/02/16 17:27
名前: 大瑠璃音葉 (ID: 1i9000J4)

図書館本丸へやって来た音葉。
優彼のところへ行こうとすると、突然悲鳴が響き渡った。
その方向へ向かうと・・・!?

虫の要素があるので、苦手な方はブラウザバック推奨です

図書館本丸の廊下。
そこにいつの間にか光を放つ青い蝶が入ってきた。
蝶は更に光を放つと、その光は人の形へと変わっていく。
光が収まると、そこには長い黒髪を青いリボンでツーサイドアップにして、白いブラウスに青いケープと同色のスカートを身に纏った16歳ほどの少女・・・音葉がそこにいた。
音葉「うんうん、やっぱりここ落ち着くんだよね〜!暇だったし優彼に会いに行こーっと!」

キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!

音葉「え、何今の!?」
いきなり悲鳴があがった事に音葉は驚いたが、思わず「図書館本丸ここに女の子っていたっけ?」と考える。
女装している者や女子に見まごう者もいるが、ここにいるのは音葉以外全員男性である。
では今の悲鳴は誰のものなのか?
謎を残しつつも音葉は悲鳴の聞こえた方向へと向かった。



グリム「優彼、俺様達はどうしたら良いんだ・・・?」
優彼「言われてもどう仕様もないよ・・・」
図書館本丸の厨。
そこでこの本丸兼図書館の審神者兼特務司書兼ナイトレイブンカレッジ監督生である優彼と優彼のパートナーであるグリムはその入口に立ち尽くして思案していた。
本来ならば倉庫に行ってある物を取りに行きたいが、その前に眼の前にいる原因が逃げる可能性もあるし、原因以上に暴れている相手をどうすればいいのか?
現に面影や志賀が、その〈原因以上に暴れている相手〉を止めようとして返り討ちにされて気絶している
そのことを考えると膠着状態に陥ってしまう。
この時に1番に頼れる初期刀や初期文豪、伊達刀は全員揃って遠征中か休暇、潜書している為いない。
どうしようか悩んでいても状況は好転しない。
音葉「ねぇ優彼!さっきの悲鳴何なの!?」
優彼「音葉さん、来てたんですか!?」
音葉「よく見たら面影とか直哉気絶してるじゃん!?大丈夫!?・・・てえ?」
音葉は気絶した2人を心配するが、それ以上に目立つ者を見て思わず呆けてしまった。
それは・・・

燭台切「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!」
悲鳴をあげながら本体を振り回す燭台切光忠の姿だった。
音葉「・・・え、何?ホントに何?」
音葉は何度も図書館本丸に遊びに来ているため、図書館本丸の刀剣男士や文豪の人柄は初対面でない限りは熟知している。
燭台切はあそこまで取り乱す人間だったか?
そう考えていると・・・

カサカサ…

その音が響くと、音葉の目にある生き物が映る。
黒光りする体に6本の足、2本の触覚に早く動く小さな生き物。
それは・・・
音葉「あれって・・・あーあれだゴ「ストップです!燭台切さんが余計暴れたらどうするんですか!?」あっ、ゴメン。」
燭台切「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!」
音葉はその様子を見て、ようやく燭台切が取り乱している理由を納得した。
そして、音葉は優彼とグリムが自分に期待する瞳を向けていることが分かった。
どうしたのと言うように、音葉は2人の方向を見る。
気のせいか嫌な予感がする・・・
優彼「音葉さん、確か夢見の管理人って人を眠らせる魔法が得意なんですよね!?」
グリム「光忠を眠らせてくれなんだゾ!」
音葉「ちょっと待ってよ!?眠らせるだけとは言ってもあの光忠に近づけって!?流石に怖いって!」
音葉でなくとも、どんな夢見の管理人でも今の燭台切に近づけと言われれば躊躇するだろう。
優彼「お願いします!今の内に僕はバルサンや殺虫剤持ってきます!」
音葉「ちょ優彼待って!」
音葉が止めるのも聞かず、優彼は倉庫へ向かう。
グリム「チャッチャとやっちゃうんだゾ!」
音葉「もう!やれば良いんでしょ!?」
音葉が手を広げると、光の蝶が現れてその形は流れ星の杖という両手杖ロッドに変わる。
音葉「お休みなさーい!」
燭台切「ぁ・・・ふぁ・・・」
燭台切は倒れ込んで寝息を立てる。
それと同時に優彼がバルサンと殺虫剤を持って戻ってきた。
優彼は素早くバルサンを焚き、殺虫剤を撒いてGを退治した。
優彼「音葉さん、ありがとうございます!」
音葉「ビックリしたんだからね!」
グリム「朝からビビったんだゾ・・・」
3人(2人と一匹)は燭台切と面影と志賀を補修室兼手入れ部屋へと連れて行ったのだった

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