二次創作小説(新・総合)

図書館本丸小噺集(という名の面影実装記念) ( No.91 )
日時: 2025/05/10 09:42
名前: 大瑠璃音葉 (ID: kx1LgPV4)

試験実装

優彼「新たに顕現する予定の刀剣男士の試験実装?」
こんのすけ「はい、その通りでございます!」
こんのすけの話を聞きながら、優彼は政府から送られてきた二振りの刀を見る。
一振りは短刀で、もう一振りは大太刀だ。
こんのすけ曰く、時の政府は新たに顕現する刀剣男士を一部の本丸に先行配布という名の試験実装をするらしい。
この二振り以外にも、他の本丸では童子切安綱や一期一振の影打ちが試験実装されているらしい。
優彼「こんのすけ、それってどういう基準で選ばれるの?」
こんのすけ「まず、ブラック本丸やブラック本丸の疑いのある本丸は除外されますね」
優彼「そりゃそうだよね・・・;」
こんのすけ「そこから戦績や審神者の素性などの調査を行い、問題ないと判断された本丸の中から抽選で一部の本丸に先行配布されます。二振りも当たるなんて凄いですよ主様!」
ガッチガチに抽選をしたのならば、星の数ほどある本丸の中で二振りも先行配布の刀剣男士が来たのは凄いことだろう。
優彼「ありがとう、こんのすけ」
優彼は慈しむように優しく刀を撫でる。
優彼「この2人は何という刀なの?」
こんのすけ「短刀の方が倶利伽羅江、大太刀が面影です。ですが、面影の場合は核になる逸話によっては刀種が変わる可能性がある事をご了承ください。」
優彼「刀種変わる可能性あるんだ」
こんのすけ「はい。本実装の際に刀種や外見が変わるのも珍しくはないんです。性格や口調は先行配布時のままという例の方が多いですが」
優彼「へぇ・・・まあ、見た目や刀種が変わっても関係ないよ。倶利伽羅君は篭手切君達と同じ江で、面影さんは明石さんと同じ来の刀剣男士ですね。2人共、これからよろしくお願いしますね」



刀種変更に慣れる為

図書館本丸にある道場。
そこで面影と大倶利伽羅が打ち合いをしていた。
二振りが木刀を振るうたびにシステムアップデートによって装束が変化した面影のマントが靡く。
その様子を優彼と助手である太宰が眺めている。
何応酬した時、カキンという音が響き、数秒後にコロリという音が響いた。
大倶利伽羅の手に木刀は握られているが、対する面影の手に木刀は無く、少し離れた場所に転がっている。
どうやら勝負はついたようだ。
太宰「勝負あり!勝者大倶利伽羅!2人共凄かったぞ!」
優彼「大倶利伽羅さんも面影さんもお疲れ様です」
そう言って優彼は二振りにスポーツドリンクとタオルを渡す。
面影「すまない。ありがとう主。」
大倶利伽羅「・・・ふん」
面影「しかし、今まで大太刀だった分、太刀の間合いにはまだ慣れないな」
優彼「確かに、急に慣れてる戦い方から変わったら難しいものですよね」
太宰「俺も指環で弓使った時、最初は中々上手く戦えなかったな〜」
大倶利伽羅「実践を通して慣れていけば良い」
面影「確かに、慣れていくしかなさそうだな。大倶利伽羅、後でもう1戦手合わせを頼めないだろうか・・・?」
大倶利伽羅「・・・俺は構わない」

感想まだです

図書館本丸小噺集(という名の面影実装記念) ( No.92 )
日時: 2025/05/10 09:47
名前: 大瑠璃音葉 (ID: kx1LgPV4)

大太刀時代の名残

燭台切「面影君、手伝ってくれてありがとう。」
面影「構わない。できる事はやっていきたい。」
燭台切「やる気があるようで何よりだよ。それじゃあ、食料用の蔵からお米を取りに行こうか」
そう言って二振りは食料用の蔵に向かう。
燭台切は米俵の量や献立を見ながら必要な量を頭の中で計算する。
燭台切「今日は米俵10個分は必要になるかな?」
燭台切は1つ抱えた後、何往復かしないとな〜と考えて面影を見ると、燭台切は思わず言葉を失った。
何故ならば、面影は背中に5つ程、右腕には2つ、左腕にも2つの米俵を・・・計9つの米俵を担いでいたからである(!?)
燭台切「」
面影「確か、燭台切が持っている物を含めて10個必要だったのだな?これで大丈夫そうだ」
燭台切「う、うん・・・そうだね・・・」(米俵を9個も・・・面影君が今は太刀で、大太刀時代も他の大太刀に比べたら細身だから実感がわかなかったけど・・・やっぱり元々大太刀だったのもあって力あるんだなぁ・・・)



本実装への楽しみ

愛染「面影カッケーーーーーーー!!!」
蛍丸「国行見て!俺と帽子お揃いになったよ!」
明石「良かったですなぁ」
面影「国俊、蛍。気持ちは分かるが落ち着いてくれ」
本実装によって、面影の外見は大きく変化した。
毛先が乳白色の紫のグラデーションだった髪色は紫一色へ変化し、背中の開いた白いロングコートは来派お揃いの黒い軍服に変化し、蛍丸とお揃いの軍帽を被った姿に変化した。
それでも羽織っている外套にの胸元辺りについている2つのタッセルや腰についている2連ベルト、外套の裏地のステンドグラスを思わせるような模様など、先行配布しけんじっそうされた時の彼の名残も感じさせる。
興奮する来派の兄弟刀達に囲まれつつもはにかみながら過ごす面影の姿を一振りの刀剣男士が見ていた。
面影と同じく先行配布しけんじっそう組の倶利伽羅江だ。
倶利伽羅「面影カッコいい・・・!」
篭手切「倶利伽羅?どうかしたのか?」
倶利伽羅「うわっ!?篭手切兄さん!?遠征・・・ってもう終わってた」
篭手切「さっきから面影さんの事を見てたからどうかしたのかと思ってな」
倶利伽羅「あー、やっぱ篭手切兄さんには分かるかぁ・・・俺も面影も先行配布しけんじっそう組じゃん?俺も本実装されたらあんな感じにカッコよくなれるかなって」
篭手切「お前も秋頃に本実装される予定だったな。例えどんな見目になっても、お前は私の大切な弟だよ」
倶利伽羅「ありがと篭手切兄さん!」

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