二次創作小説(新・総合)
- Re: 東方×カービィ 幻想郷のキカイ化 ( No.31 )
- 日時: 2017/07/14 23:02
- 名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: wXGYBxg0)
ちょっとしたおまけ
今回からキャラ編の終わりごとに節目として載っけておきます。
shadowofrose
鏡の世界
???「まさか俺様達の他にここに来られるやつがいるとはな!」
???「………何用だ、貴様。返答次第ではここで討つ。」
???「うにゅぁ………静かにしてよ………」
ここは華々しい表の世界とは違う裏の世界。光も差さず薄暗く寂しい世界。ここに住まう者達は全員『鏡の世界』と呼んでいた。住まう者達と言っても乱暴気質な大王様と冷血な騎士、いつも眠そうにしている灰色の玉の3人だけである。
そんな3人でも突然の来客には驚いた。何しろ自分達とは全く違う、第三の目を持った少女なのである。その少女は自分の身に何が起きたのかわかっていないようだったが恐れもせずただじっと3人に囲まれていた。
こいし「私にもわかんない。なんか不思議な穴があるなーって思って入ってみたらここに着いてたの。」
ダークメタナイト「………迷い人か。ダークマインドめ、余計なことを……」
ブラックデデデ「見たところ俺達の世界の住人じゃあねえよなぁ……」
シャドーカービィ「…………まぁ、なんもないけど…………ゆっくりしてって。」
シャドーカービィはそう言うと寝てしまった。ブラックデデデは何かを思いついたのかフラッと出かけてしまい残ったのはダークメタナイトとこいしだけになった。見る者誰をもすくませるその目つきはたとえシャドーカービィ達にでさえも無くなることはない。
こいし「どうにかして出れないの?」
ダメタ「ああ、向こうから入ろうとしない限りはな。」
こいし「じゃあしばらくお友達だね!私はこいし、よろしく!」
ダメタ「…………俺に名は無い。ダークメタナイトと呼ばれているだけだ。」
こいし「ダークメタナイト………?じゃあメタナイトもいるの?」
ダメタ「ああ、私はメタナイトの『影』だ。アイツの不安であり、恐れであり、後悔であり、罪悪だ。」
こいし「影…………じゃあ私とおんなじね!」
こいしは心を読まれることで嫌われることを嫌い自らその能力を消し無意識を手にいれた。ダークメタナイトは負の感情の具現化であり自らの意志を消し影であることを受け入れた。波長が合うのか話は膨らんでいった。
ダメタ「影に話しかける者はいない。私は存在はするがずっと気にかけられずに生きてきた。それが影の定めだということを私は受け入れたのだ。」
こいし「私も……お姉ちゃんの影になってたのかなぁ。どうして……こうなっちゃったんだろ。」
ダメタ「悪ければ永遠にここで住むことになるかもしれない。他の2人とも話はしておいたほうがいいかもしれんな。」
こいし「……………」
光があれば影もある。影は喋らないし笑いもせず、ただ光の主の元についてくる。光が強ければ影も伸び、大きくなる。世界は違えど影は同じ、影達を繋ぐのは『虚無』であった。