二次創作小説(新・総合)

Re: 摩訶不思議な家族でも【SPY×FAMILI】 ( No.2 )
日時: 2022/08/02 07:57
名前: 夜鍼 (ID: GDWSGe53)

第一章 プロローグ




「アーニャ、ピーナッツ欲しい!」
そう言ったのは、アーニャである。
少女は、人の心を読めるエスパーだった。

「分かった 分かった…少しだけだぞ。」
この男性は、黄昏こと、ロイド・フォージャー。実はスパイ

「では、さっそく買いに行きましょうか。アーニャさん」
この女性がいばら姫こと、ヨル・ブライア。殺し屋。

このエスパー・スパイ・殺し屋という「摩訶不思議」な家族が、世界の運命を変えることになる…

バグバグバグ
「アーニャ、食べ過ぎだ」
「やだ。もっと食べたい…」
「では、あともう少しだけですよ。」

子育ては大変。いくら偽りの家族とは言え、アーニャという子供がいるからだ。
「じゃ、明日イーデン校行くから用意しとけ。」
「うい」

ガサゴソ ガサゴソ
「あっ‥あった…よし、アーニャじゅんびかんりょう!ねます!」
「ああ。おやすみ」
「あら、おやすみなさい。」

スースースー
静かな寝息を立てながら、少女は安らかに眠った…


「こら!アーニャ起きろ!遅刻だぞ!」
「アーニャさん!起きてくださいっ!」

アーニャは、遅刻魔だった。

「アーニャ、ちこくする…!」

ドタバタドタバタ

うるさすぎる音を立てながら、少女はバスの元へと向かった。

「ふぅ…アーニャなんとかまにあった」

そして、学校に着くと‥

「アーニャちゃん。ごきげんよう!」
「ベッキー!おはようます」

いつもの親友、ベッキー・ブラックベルと出会う。
「ねぇ見て、アーニャちゃん。このバッグのキーホルダー。夏休みにハワイに行ったときに買ったのよ。可愛いでしょ?」
「わぁ、凄くかわいいます!アーニャもりょこうこんどいくとき、ちちに買ってもらう」

そこで、目線をベッキーのキーホルダーから目を離すとき、なんだか視線が後ろからあった気がした。

「なによ。アイツら‥アーニャちゃん狙いかしら?嫌ねぇ」
「あ、じなん。」
「なんだよ。クズ。」
「クズいうな」
「うるさい!」

いつものように、喧嘩が始まる…
これが、アーニャのいつもの生活であった__