二次創作小説(新・総合)
- Re: 終わりのないこの世界で ( No.7 )
- 日時: 2022/09/10 21:44
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第5話「旅人とブリッツ選手との出会い」
【ランカークス村】
『パラッ』
レオナ「今あたしたちがいるのは此処、ランカークス村よ!」
羌瘣「ランカークス…。どうやらこの村の名前だな」
レオナ「…。そろそろガードたちが来る頃なんだけどなぁ」
貂「ガード?」
中でも少しだけ背の高い彼には、弱点があるのよ。
何でも子供の頃のかくれんぼで、近所の屋根に隠れたのはいいみたいだけど。
当時鬼を担当していた幼馴染が探しに来ないまま、自分から降りようとしたんですって。
それ以降なのよ、彼が高い所を恐れるようになったのは。
???「あれ? もしかして、レオナ王妃にポップ殿下じゃないッスか?」
貂「えっ?! れ、レオナとポップがパプニカ王国の王妃と国王殿下?!」
ポップ「…。とうとうバレてしまったな!」
信「えっ……。こんな弱そうな…あっ。」
レオナ「…………(ゴゴゴゴ…)」
貂「おい信。これ以上レオナ王妃の機嫌を損ねるなよ、ウチの信が本当に申し訳ない」
レオナ「構わないわ。いつかバレるって覚悟していたから」
それは、少し前の事だった。
あたしは勇者ダイの負担を少し軽くしたくて、大魔王バーンに一太刀与えたの。
最初は反撃するかもと思っていたけど、あたしにだって戦えると自覚したかった。
だけど、奴の放った瞳の宝玉によってあたしは身動き出来なくなってしまう。
ダイ君でさえも立っているのがやっとだったけど、もしポップ君たちが駆けつけて来なかったら本当に危なかったわ。
『ポタポタポタポタ……』
ポップ「レオナ…?」
レオナ「ポップ君。本当はキミだって立っているのがやっとなんでしょ? だから今夜はこの村に泊まって明日、みんなで一緒にパプニカ王国に帰りましょう!」
ポップ「で、でもっ……」
貂「ポップ。いや……ポップ国王殿下、私もレオナ王妃の言う事に一理あります。今はご自身の状態の事も考えて、今夜はこの村に泊まって行きましょう!」
ポップ「…。そうだな、確かに歩く事でさえも辛いわ!」
信「よしっ、決まりだな!」
ティーダ「……。全くアイツ、一体何処まで食料調達してんだよ!」
信「あんた、ティーダって言ったな。見つからない仲間がいるのか?」
ティーダ「ああ。特徴は今のアンタたちとは違う服装をしていて、蒼の服に赤いマントを付けているんだ。そして付き人として、電気鼠のポケモンをお供にしているッス!」
信「そいつの捜索は俺たち3人に任せろ。貂はこの村に残って、ティーダたちと一緒にいてくれ!」
貂「うん。分かった!」
信。この村は何としてもオレが信たちの分まで必ず守ってみせるよ。
まずはポップ国王陛下の手当てを優先にするんだ、レオナ王妃の話に寄ると彼の実家は武道具屋を営んでいるらしい。
現在の店主でもあるジャックさんはポップの親父さんで、それぞれの買取とかのチェックや商品の買い足しなどを担当している。
そして母親のスティーヌさんは優しい人でもあるけど、時には本気で怒る事もあるらしい。
その息子が今の状況であることを、彼のご両親にどう話すべきだろうか…。
6話に続きます。
次はらるさん、お願いしますね。