二次創作小説(新・総合)
- Re: ポケットモンスター~交わり編~ ( No.6 )
- 日時: 2022/09/25 21:43
- 名前: れんかあの (ID: s/G6V5Ad)
Step3.トラブル発生?!
れんかあのです!実は、Step1,2はポケットモンスターの1話をオマージュした(?)内容なんですよ~ ここからはオリジナル強いと思われますので、お楽しみに!本編、スタート!
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ここは、トーカイ地方のハママツシティ。未来からやってきたと言われる幻のポケモン、セレビィが未来から最初に降り立った街と言われ(※このストーリーの設定です )、定期的にセレビィに平和を示す祭りを行うなど、人気のある街だ。
「お兄ちゃん、うちのクッキー食べてみないかい?」
「おお!セレビィクッキーだって?!うまそうだなあ~!いや、今後のためにお金は貯金すべきなのか…?でも、今は観光中だしなぁ」
「食べたいときは、我慢しないほうがいいと思いますよお」
後ろからのんびりした声が聞こえた。
振り返ってみると、少しウェーブのかかった金髪の長い髪に、ピンク色の瞳の少女が、肩にポケモンを乗せて立っている。
「わたしならそういうとき、何も考えずに買っちゃいますう。ね、マホイップ」
「マァホォ~!」
「…マホイップ?」
そう言いながら、俺はそのマホイップにポケモン図鑑を向けた。
『マホイップ(ミルキィバニラ)、クリームポケモン。フェアリータイプ。手から生みだすクリームは、マホイップが幸せなとき甘味とコクが 深まる。』
「マホッマホッ!」
「かわいらしいポケモンだな!」
「ありがとうございますう。マホイップ、クッキーはちょっと待ってくださいねえ。すみません、お邪魔してしまってえ」
「いや、ありがとう!おかげでこれを買う決心がついた。」
「そうですかあ?ならよかったですう」
そう言って、のんびりとしたその少女は、ふわっとした笑みを浮かべた。
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クッキーを買った後、近くの広場で休むことにした。
まあ、ホントは広場の向こう側に行こうとして、そこにある高い段差の階段でこけたときの、傷を手当てするためだけど。
「うわあ、うまそうだ!」
俺はケガの痛みも忘れて夢中でクッキーにかぶりついた。プレーンにチョコレート、抹茶風味。それぞれの違ったおいしさに、感動してしまった。
ふと顔上げて、広場の中央にある大きなセレビィの像をじっと見つめている少女を見つけた。たしか、俺が広場に来たときも像の近くをウロウロとしていた。何かを探しているようにも見えた。
「もしかして、迷子か?」
そう思い、その少女に声をかけた。
「ねえ、君。何か探し物?」
振り返った少女の顔は、あきらかに不機嫌そうに、むっとしていた。黒髪を下の方でツインテールに結っており、くりっとした紫色の目をしている。
「は?今忙しいんだが?あたしのこと、迷子のかわいそうなチビだと思ってるんだろ?」
かわいらしい見た目からは想像できない、強い口調。一瞬言葉につまったが、
「…迷子だとは思ってた」
「ふん。迷子じゃないって分かったんだ。もういいだろ?」
と言って、再びセレビィの像の周りをウロウロしたり、時折顔を上げて像見たり。その様子を見てとっさに言ってしまった。
「もしかしてセレビィ探してたり?」
「なっ…」
すると、突然その少女は、俺がこけた階段のある方へ逃げ出した。てことは本当にセレビィを?俺、何余計なことしてんだ。
「あっ、その階段!走るとケガするぞ!」
「かまうな!あたしは…うわっ?!」
~To be continue~