二次創作小説(新・総合)
- Re: コズミックプリキュア ( No.2 )
- 日時: 2017/12/29 12:24
- 名前: おにぎりあたま (ID: IPhHYvUG)
2話 チップは大仏じゃないッチ!
「確か・・・・こっち?」
私は早速グー○ルマップを使いながら『干し芋饅頭 星本』っていう名前のお店へ向かう。
「おー!あった!スマホって便利ー」
私は、店内に入った。
「お芋のいい香り・・・・」
しかも、(私の新しい家もだけど)レトロな感じで、店構えから既に素敵だった。
「いらっしゃいませ!」
その声にレジの方を見ると、私と同い年くらいの、濃い青色のロングサイドテールの可愛い女の子が店番をしていた。女の子が声をかけてくる。
「見慣れない子だね?今は、お父さんもお母さんも忙しいから私が店番してるんだ!」
ハキハキしていて、しっかりしてそうな女の子に、私は、ほへー・・・・、と声を漏らした。女の子は続けて話しかけてくる。
「もしかして、転校生?名前は?」
「葉桜あやかです。明日から、小学五年生になります。」
「おおっ!私と同い年じゃん!私、星本りか!ヨロシク!」
私も、宜しく、と返した。
「えっと、りかちゃん、同い年なら、タメ口でも良い?」
「モッチー!」
いや、モッチー!って・・・・。
苦笑する私に、なおも話しかけるりかちゃん。
「そのスマホ、私も色違い持ってる!」
私のピンクのスマホを指し示したあと、りかちゃんも、青い同じ型のスマホを取り出した。
「へー、ほんとだ」
「また明日、小学校であったら色々おしゃべりしようね、あやっぺ!」
・・・・っぺ?いや、私はあーちゃんです・・・・
そのまま店を出ちゃった私。干し芋饅頭、買うの忘れた。
・・・・はぁ。
そんな事を思っている時、りかちゃんが私を追いかけてきた。
「はい、これ!」
と言って渡してきたのは、6個くらいの干し芋饅頭。
「友達になったから!友達祝いってことで!・・・・はい!」
「りかちゃん・・・・ありがとう!私、幸せ満天発進中!」
「・・・・あやっぺって面白い!」
そうりかちゃんが言ったのをキッカケに、私たちは暫く笑いあった。
____そして、私はルンルン気分で、宛もなくスキップする。
「・・・・美味しそうな匂いッチ!」
突然そんな声が聴こえてきたと思うと、茂みから何かが飛び出してきた。
「そ・・・・空飛ぶミニ大仏ぅ!?」
「なっ・・・・!?チップは大仏じゃないッチ!」
そこには、ハートの形をしたピンクの羽が1対生えた、なんとも可愛い、大仏のような髪型をした妖精さん?がいた。