二次創作小説(新・総合)

プロローグ2 ( No.5 )
日時: 2022/10/24 19:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

プロローグ2ですぅ。



《ポップスター:プププランド》


メタナイト「ハルトマンワークスカンパニーの技術が盗まれただと?」


・・・『星のカービィ』の世界。やってきた『秘書スージー』の話を聞いて驚いている『カービィ』と『メタナイト』。



秘書スージー「その通りなんです。・・・会社の復興のために動いていたのですが、どうやらかつての機械化技術のバックアップを盗まれてしまいまして・・・厳重にパスワードをかけて封印しておいたはずなのですが・・・」

カービィ「それじゃあ、だれかが、前にハルトマンがプププランドを乗っ取ろうとした時みたいなことを起こそうとしてるやつがいるってこと?」

秘書スージー「そういう可能性はあります。あの技術をいい方向に利用出来ればなどとプランを考えていましたが、そう思っていた途端に・・・

犯人に関しては、目撃情報があるので目星がついています。・・・近頃、プププランドに出没しているという魔物・・・それが犯人でしょう。」

メタナイト「・・・最近、妙な事件が起きてばかりだな・・・住民の行方不明事件が多発し、更にはその原因と思われる奇妙な『入り口』や、正体不明の魔物の出現・・・

そして、その魔物達によるハルトマンワークスカンパニーの機械化技術のデータの盗難、か・・・どうなっているんだ・・・?


・・・しかし、何故わざわざ私とカービィにその話をしてきた。何か企んでいるわけではないだろうが・・・」

秘書スージー「・・・簡潔に言えば、盗まれた技術データを盗んだ者達を倒してほしい・・・と言ったところですね。データそのものは壊してしまっても構いません。


・・・今回の件、かなり根が深い気がするんです。何と言うか、ここポップスターでしか起きている事のようには思えないのです。」

メタナイト「・・・そうか・・・


・・・分かった。デデデにも事情を説明して、魔物の討伐をしつつ犯人を探っておこう。」

カービィ「そうだね。このまま放っておくわけにはいかないし。」

秘書スージー「・・・ありがとうございます。そう言ってくれて助かります。・・・ああ、そうでした、カービィさん。」


すると、スージーがカービィにこう言う。


秘書スージー「頼みごとをするついでのようになってしまいましたが・・・貴方に渡したいモノがあるのです。」


カービィ「渡したいモノ?何?食べ物?」


秘書スージー「いえ、そっちではありません。



・・・以前宇宙空間を探索していたところ、偶然にもわが社の技術によるメカを見つけましてね。」

メタナイト「ハルトマンワークスカンパニーのメカ?・・・待て、そうなると、まさか・・・!!」

カービィ「それって・・・!!」


・・・秘書スージーは、上空から一気の大きめなメカを、ドローンを使って運んできた。


秘書スージー「昨日、ようやく修理が終わったのですよ。」


ロボボアーマー「・・・」


カービィ「ロボボ!!ロボボだ!!すっごい久しぶり!!」

秘書スージー「これはあなたに譲りましょう。・・・あなたが何より、このインベードアーマー・・・いえ、『ロボボアーマー』を使いこなせるようですからね。」

メタナイト「・・・何だかすまないな。わざわざそちらの戦力を・・・」

秘書スージー「・・・いえ、ロボボアーマー自体は、元からそちらに渡すつもりだったんです。・・・あの時の謝罪として。

・・・今回の件とタイミングが重なってしまっただけですので、そこはご理解を。」

メタナイト「・・・まあ、今はどちらでもいいさ。」

秘書スージー「・・・ひとまず、私は作業と捜索を再開しておきます。それでは。」

そう言って秘書スージーは去って行った。




カービィ「いよし、早速乗ってっと・・・」

ロボボアーマー「・・・!!」

カービィ「おお!動いた動いた。・・・えっと、動かし方は・・・「バチッ・・・」あれ?」


すると、奇妙な電撃が発生する。それは、ロボボアーマーの回線によるものではなく・・・


メタナイト「・・・む?どうしたんだ、カービィーー」


・・・そこには、カービィとロボボアーマーの姿が無かった。


メタナイト「なっ・・・!?カービィ!!いるなら返事しろ!!




・・・っ、よりにもよって・・・!!」






《草壁家》



桜「ルルティエとの連絡が途絶えてるって・・・何で急にそんなことが?」

ザクロ「原因は・・・わかりません。ルルティエだよりも届かないどころか、帰還命令が出ていないとはいえ帰還すら不可能・・・連絡が途絶えたというより、ルルティエ・・・未来とこの時代を行き来する道が途絶えている・・・と言うべきでしょうか・・・」


・・・中学生の少年『草壁桜』に、(現在監視目的で居候中の)未来から来た天使の少女『ザクロ』が現状を話す。どうやら彼女が所属している『天使による神域厳戒会議(通称:ルルティエ)』と通信などが途絶えているらしい。

桜「うーん・・・僕にとっては困るわけじゃないけど、流石に奇妙だね・・・そういえば、サバトちゃんも最近見かけないし・・・


・・・そう言えば、最近行方不明事件とか、その原因の一つとされてる変な『入り口』みたいなのが目撃される・・・何て言うのがニュースでやってたなぁ。それと何か関係があったりするかな?」

ザクロ「どうでなのしょう・・・とは言え、何かとんでもない事が起きようとしているのは確かですね・・・事によれば、抹殺する必要性もあります。」

桜「や、やっぱりそうなっちゃうの?」

ザクロ「桜さんの件に関しては保留になっていますが、それはあくまでも『パンドラの言葉』が破壊された事が理由に入っています。
しかし、例外として現行犯・・・などと言う事が起こることも極稀にありますね。」

桜「あるんだ・・・」

ザクロ「場合や勝手は通常とは異なりますが。・・・とは言えこの件に関しては、桜さんも用心しておいた方が良いでしょう。・・・明らかに状況が妙ですから・・・」

桜「うん・・・」


・・・そう言った会話をしていると・・・


ドクロ「ねぇねぇ桜くん桜くん!!」


部屋に入って来たのは、同じく未来から来た天子の少女である『ドクロ』である。ちなみにザクロの姉。


桜「どうしたのドクロちゃん。何か見つけたりしたの?」

ドクロ「うん!お風呂場に何かすごいヤツがあったの!!来てみて来てみて!!」

桜「す、すごいヤツ・・・?」



・・・と言う事でお風呂場に来てみたが、そこにあったのは、黒い枠に、中に入れそうな感じの光・・・ニュースになっている『入り口』だった。


桜「え、えええっ!?これってニュースでやってた入り口!?なんでウチのお風呂場に!?」

ドクロ「急にお風呂場が光り輝いてたから、様子を見てたら出てきたんだ!」

桜「・・・えっと、まさか『入る』なんて言わないよね?ドクロちゃん?」

ドクロ「入る?・・・そっか!!入ろう入ろう!!なんか面白そう!!」

桜「(ああーっ!!しまった火種を付けてしまったぁぁぁ!!)

ちょ、ちょっと待ってドクロちゃん!!明らかに嫌な予感しかしないから!!こういうのはもう少しこういう専門の人(?)にーー」


ドクロは桜の右手を引っ張ってそのまま入り口に入ろうとする。・・・トゲ付きバット『撲殺バット エスカリボルグ』を彼の顔面に向けて。


桜「何で!?何でエスカリボルグ向けるの!?脅迫!?脅迫なの!?拒否権無いの!?いや、あの、お願いだから本当にこればっかりはアアアアーッ!!!」


そのまま、ドクロと桜は『入り口』の中に入って行ってしまった。


ザクロ「お、おねえさま、ちょっと待ってくださーー」


すると、『バリィン!!』とすごい音が鳴り、そのまま『入り口』は粉々になって消滅してしまった。


ザクロ「なっ・・・砕けた・・・!?しかし、今の感覚は・・・まさか・・・



・・・おねえさま・・・桜さん・・・今はどうか、ご無事で・・・!!」




一旦区切ります。

プロローグ2 ( No.6 )
日時: 2022/10/24 19:05
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き






《???》



カービィ「っ・・・あ、あれ?」


・・・ロボボアーマーごと転移したカービィ。目を開けると、いつの間にか見た事もない場所にいた。


金縁の赤いカーペットの道の奥に、椅子が一つある。周りを見る限り、何か神聖な建物の中だという事は確かである。


カービィ「ここは・・・どこ?・・・デデデの城じゃなさそうだし・・・というかメタナイト達は!?おーい!!



・・・ダメかぁ・・・というか、もしかしなくても、またどこかに飛ばされた・・・?」

ロボボアーマー「・・・」

カービィ「ロボボは・・・ちゃんとあるね。・・・あの電撃みたいなののせいで飛ばされたっぽいけど・・・ロボボのじゃなかったよなぁ・・・・・ん?」



・・・するとこの部屋の大きな扉が開いたかと思えば光り出し、中か2人の人物が出てくる。




ドクロ「とうちゃーく!!一瞬で全然知らない所に着いた!何だかちょっと懐かしい感じがする!」

桜「お、お風呂場から急に教会みたいなところに・・・こ、これちゃんと戻れるの・・・?」



カービィ「・・・?」



ドクロと草壁桜の2人。先程草壁家の風呂場に出現した『入り口』からここに出たようだ。

・・・その矢先、空いた扉がすぐに閉まる。


桜「わっ!?・・・ちょ、ちょっと待って!!扉閉まって・・・というか固っ!!それ以前に大きいし!!ていうかここ何か僕たちが平然と入って良い場所じゃ無くない!?」

ドクロ「・・・~♪」

桜「ドクロちゃん!?口笛吹ながらそっぽ向かないで!!?都合が悪くなった途端にそうするのやめなさい!!」

ドクロ「・・・あれっ?」

すると、ドクロは同じこの場にいるカービィが視界に入る。

ドクロ「桜くん、あっちに何かいるよ?」

桜「ちょっと!話聞いてるのーー・・・ん?」



カービィ「どうも」

ロボボアーマーと共に手を振るカービィ。



桜「な、何か不思議な生き物がいるんだけど・・・ドクロちゃん、何か知ってたりする?」

ドクロ「ううん?でも知ってたとしたら、中からノルなんちゃら号って言う300本くらいのチェーンソーで半径800メートルの有機物を全部壊す、もしもの時にルルティエが作った殺戮マシーンなら」

桜「うんじゃあ絶対違うよね!?何か明らかに色んな意味で危険だよねどう考えても!?ていうか何でそんな物騒な兵器の事はっきり覚えてるの!!?」



カービィ「?」


2人が何の話をしているのかさっぱりなカービィ。


カービィ「(・・・そう言えばこの2人・・・言ってたことを考えると・・・もしかして、僕みたいに全然違うところから・・・?)」



・・・すると、奥の方から誰かがやって来る。落ち着いた風格の女の人と、素直そうな少女だ。



大巫女「先程から、奇妙な光や、騒がしい声が聞こえてきましたが・・・あなた方は・・・」

ロロ「どうやってここに入って来たんですか・・・!?」



桜「ああっ!!なんか施設の人っぽい人が来ちゃった!!すいませんすぐに帰ります帰り道分からないけど帰りまーー」

焦り始めた桜だったが、ドクロが唐突にエスカリボルグで桜を殴りつけた。言葉にしづらいレベルにグシャグシャ。



ロロ「えええええっ!!?な、何してるんですか!?」



ドクロ「大丈夫大丈夫!慌てないで良いから!ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」


・・・謎の擬音(魔法?)を唱えたら、桜は瞬時に元通りになった。



桜「ちょっと!?何やってるのドクロちゃん!?何で殴ったの!?理由ないでしょ特にこれに関しては!!」

ドクロ「何言ってるんだよ桜くん!ボクは何か焦ってる桜を落ち着かせるためにやったんだよ?」

桜「だからって何でエスカリボルグで殴るの!?しかも何かああいうの見せちゃダメな気がする人たちがいる時に!!」


カービィ「・・・・???」



カービィは困惑するが、そこで大巫女が2人に話しかける。



大巫女「あ、あの・・・」



桜「す、スイマセンとんでもないところを見せて!!今すぐ立ち去りーー」



大巫女「・・・いえ、確かに今のやりとりには・・・言いたいことはありますが、私達は決してあなた方を敵視するつもりもありません。そこの、機械生命体に乗っている貴方もそうです。」



カービィ「?」



ロロ「・・・大巫女様、あの人達はもしかして、物質界の・・・」

大巫女「・・・いえ、少年の方はそれに近いようですが、その・・・尖った武器を持っている少女は、ここ『神界』の存在に近い・・・機械生命体に乗っているそこの者も、物質界の、地球から遠い所に住んでいる者でしょう。」



桜「(え・・・もしかして、ドクロちゃんが天使だってことを・・・?)」



大巫女は、3名に対してこう言った。


大巫女「・・・あなた方は恐らく・・・私達が知る世界と、似て非なる世界から来たのでしょう。」


桜「似て、非なる・・・?」

カービィ「・・・じゃあやっぱり、ぼくたちから見たら、ここはプププランドでもない、別の世界ってことなんだね。」


大巫女「・・・そういう事になるでしょう。」


桜「・・・プププランド?と言うか一体全体どういう事!?どっかの本で見た事があるような無いような異世界って事!?

・・・あれ、そう言えば君の事、テレビでやってたゲームのCMで見たような・・・」

カービィ「・・・しーえむ?」

桜「と、と言うかここって一体どこなんですか!?さっき神界なんて言ってましたけど・・・」


大巫女「・・・ここは『天空寺院』です。本来ならば、物質界や魔界を始めとした各世界へと通じているのですが・・・」


カービィ「ぶっしつかいに・・・まかい?」

桜「本来ならばって、もしかして・・・」


ドクロ「・・・ねぇねぇ、あっちにそら豆みたいなのがいるけど知り合い?」

桜「そら豆って、何の・・・って、ええっ!!!?」



・・・話している途中でドクロが誰かがいるのを見たようで、扉の方向を見てみると、そこにそら豆みたいな見た目の魔物が6体くらい現れる。



頭の悪い棒人間「バナナぁ」




桜「えええっ!?何アレ!?妖怪!!?」


大巫女「あれは・・・近頃出現し、各地で悪事を働いている正体不明の生物・・・この私に気づかれず、いつの間にあんなに・・・」




頭の悪い棒人間「・・・バナナぁ」

頭の悪い棒人間「バナナぁ?・・・バナナぁ」



魔物達の視線は、大巫女に向く。



大巫女「・・・狙いは私のようですね・・・」


桜「じゃ、じゃあ早く逃げーー」



そこで、奥の方が奇妙な2メートルほどの電気柵で囲まれる。



ロロ「閉じ込められた!!?」




頭の悪い棒人間「バナナぁ」

頭の悪い棒人間「バナナぁ」




桜「な、何かこれってヤバいんじゃ!?」

魔物達が迫る中・・・


カービィ「・・・させないよ!!」


ロボボアーマー搭乗のカービィが、魔物達に立ちはだかる。



頭の悪い棒人間「バナナぁ・・・!?」

頭の悪い棒人間「バナナぁ・・・バナナぁっ!!!」


魔物の方も戦闘態勢に入る


ドクロ「何だか良く分からないけど面白そう!!よーし!!」


ドクロも魔物達の前に立ちはだかった。


桜「ドクロちゃんも!?何やってるの危ないよ!!」


ドクロ「大丈夫大丈夫!!サクッと倒してすり潰してシェイクにするから!!

桜くんは・・・ダメそうだったらあの時の夜に身に付けさせたギャリック砲とかででやっつけて!!」


桜「そんなドラゴンボールの技は普通の人間には使えません!!と言うかあの時の夜って何!!?あとあれ食べたり飲んだりしたらなんかダメな気がするから止めて!!せめてすり潰すだけにして!!」


ドクロ「どっちにしろ桜くんのケダモノの心が出てきそうになったらすぐに止めるからね!!」


桜「ちょっと!!何で今それを言い出したの!?僕は決してそう言うのじゃないしあとケダモノの心何て無いから!!」


ロロ「大巫女様・・・」

大巫女「・・・どうやら、この者達もかなりの実力の持ち主のようです。・・・今はこの者達に任せましょう。



・・・くれぐれも気を付けてください。独特な見た目ですが、あの魔物達はかなり強力な存在です。」



頭の悪い棒人間「バナナぁ・・・」



ドクロ「よーし、いっくよー!!」

カービィ「ぽよよーい!!」




プロローグ2『そらからきたものたち』



一旦区切ります。

プロローグ2 ( No.7 )
日時: 2022/10/24 19:08
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き




頭の悪い棒人間達「バナナぁ!!!」



頭の悪い棒人間達は先制攻撃を仕掛けようとする。



カービィ「そりゃっ!!」

ドクロ「えええいっ!!」



・・・ロボボアーマーによるロボボパンチと、エスカリボルグを振り回すドクロのパワフルな攻撃で、どんどん相手を吹き飛ばす。



頭の悪い棒人間「バぁナぁナぁっ!!!」



すると、ミサイルや電撃を飛ばしてくる個体が出て来た。



カービィ「!!だったら・・・!!」


カービィは1回ロボボアーマーから身を乗り出すと、飛び道具攻撃を吸い込む。・・・そして、星型弾として吐き出し、魔物達に攻撃。


ドクロ「何ソレ?ボクもできるかな?」



桜「そ、そう言うのって誰でも出来るわけじゃないと思うよ?」




頭の悪い棒人間「バナナぁっ!!!」

一体の個体が電撃を放つ。カービィはまたそれを吸い込むと、今度は飲み込んだ。そしたら、プラズマエネルギーが満ちている冠を被った。



ロロ「何か被った・・・?」

大巫女「何か力を感じますね・・・この力は・・・どうやらあの者は・・・」


カービィ「コピー能力『プラズマ』・・・!!」


・・・カービィはエネルギーを溜め始め、ちょっと溜めたら電撃を矢型の弾にして放つ。


カービィ「プラズマアロー!!」



頭の悪い棒人間「ガッ!!」

頭の悪い棒人間「!!・・・バナナぁっ!!」


また別の個体が炎を放つ。


カービィ「次はロボボで・・・!」

ロボボアーマーに乗り直して、魔物が飛ばした炎弾をロボボアーマーが読み取る。そしたら読み取られた炎弾を吸収し、ロボボアーマーも姿が変わる。

カービィ「ロボボアーマー『ファイアモード』!!『バーイングアタック』で突っ込む!!」


ロボボアーマーが炎を纏って突進。魔物達を攻撃して思いっきり吹っ飛ばし、魔物を2体撃退した。


頭の悪い棒人間「バナナぁっ・・・!!?」


桜「す、すごい!!動きが読めない相手を軽々と・・・!!」



ドクロ「何かずるいよー!ボクも良い所見せないとね!!」



頭の悪い棒人間「バナナぁ!!」


別の個体が、大巫女達に向かってミサイル攻撃を放つ。


ドクロ「危ないっ!!」


・・・が、ドクロが手刀で真っ二つにした。


頭の悪い棒人間「!!!?」


ドクロ「隙ありだよーっ!!!」


エスカリボルグをその個体と近くにいたもう一体に振り下ろし、大ダメージを与えて撃退した。



カービィ「これであと3体・・・!!」



頭の悪い棒人間「バナナぁ・・・」



・・・(非常にわかりづらいが、)魔物達がニヤリと笑う。



ロロ「何かしら、あの余裕・・・」

大巫女「・・・!!・・・この気配は・・・!!」



大巫女が何かを察知したと同時に、増援が出現する。頭の悪い棒人間とはまた別で、緑色のスライムや、青い鎧の魔物が数体いた。



桜「何か、モンスターらしいモンスターが来た・・・」

ロロ「そ、そんな!あのモンスター達はまさか・・・!!」


・・・ロロや大巫女は何か知っているようだったが、そこにもう1人現れる。頭の悪い棒人間と外見は同じだったが、赤いローブを羽織り、目玉マークの付いた四角帽子を被って、そして奇妙な杖を持っている。



教祖っぽい頭の悪い棒人間「やけに遅いと思っていたら、まさかよりにもよって異世界の住人がここに飛ばされていたなんてな!」



桜「こ、今度はさっきの奴等の親玉っぽいのが来た!!」

大巫女「・・・この魔物達は、貴方が率いているということですか。」



教祖っぽい頭の悪い棒人間→阿他岡「そんなところだ!!まずは名乗ろう!!我は教祖『阿他岡』!!『頭の悪い神』様の神託の元、信者たちと共に絶無機関に加担し、人知を超えるために動いているのだ!!!」




ロロ「あ、頭の悪い神・・・?それに、絶無機関って・・・?」


カービィ「悪さしてるんだったら、何でそんな事・・・!!」



阿他岡「言ったハズだ。人知を超えるためだと。人類は今こそ、神の領域を超えるときだという事さ。




・・・さてと。こちらは手短に終わらせたいのでな。この世界の神界の大巫女よ・・・恨みなどは無いが始末させてもらうぞ。念を入れてもっと使える奴を連れて来たのでな。」

阿他岡がそう言うと、また誰かが出てくる。

・・・羊のようなまき角を生やした、金髪の少女だった。



まき角を生やした少女「フフフフフフ・・・」



ドクロ「また誰か来たけど・・・あれれ?」


桜「あ、あれっ!?あの子・・・!!」


・・・桜とドクロは、彼女が何者なのかを知っている。


桜「『サバト』ちゃん!!?最近見ないと思ってたら何やってるの!!?」



まき角を生やした少女→サバト「桜くんさえ・・・」



桜「えっ?」



サバト「桜くんさえ惨殺することが出来ればサバトは貧乏生活脱出ですぅ!!未来の世界に戻れるですぅ!!フフフフフフ・・・」



桜「え、僕!!?ていうか待ってサバトちゃん!!ルルティエは今は僕の抹殺を保留してるんって前に言ったじゃないか!?」


動揺する桜だったが、カービィは何か妙な事に気づく。


カービィ「・・・ねぇ、あの子・・・良く分からないけど、様子が結構変だよ?」


桜「・・・えっ?」



サバト「フフフ・・・フフフフフフ・・・」



大巫女「・・・彼女もまた、神界に住む者に近い存在のようですが・・・しかし、この感覚・・・やはり『あの悪魔』に操られている・・・!!」

桜「あ、悪魔!?」



阿他岡「ククク・・・分かるか。まぁ、このスライムや青い騎士を我が連れてきた時点で大体は分かっただろうが・・・

絶無機関が手間をかけて復活させた、かつて幻想界を脅威に陥れ、この世界で起こった事象により後に復活を成し遂げ、世界を乗っ取ろうとしたあの悪魔の事を・・・!!」



カービィ「悪魔悪魔言ってるけど、その悪魔って何なの?」



阿他岡「さて、何だと思うかな?」





「悪魔『ドルアーガ』・・・かつて僕が倒した存在さ。」




阿他岡「そうその通り、そう言う名前でーーって誰だっ!!!?」




一旦区切ります。

プロローグ2 ( No.8 )
日時: 2022/11/04 15:27
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き



・・・そこに、扉の方から現れたのは・・・



黄金の鎧を身に纏った青年「やはり、奴は再び復活したのか。」

長い黒髪の巫女少女「・・・ドルアーガの魔物が各地で活動していたから、まさかとは思っていたけれど・・・」




ロロ「ああっ!!『ギルガメス』さんに『カイ』さん!!」



阿他岡「き、貴様らは!!黄金の騎士『ギルガメス』とイシターの巫女『カイ』だと!!?現役復帰する可能性は考えていたが、何故ここに!!?そもそも警備隊はどうした!!?」



黄金の鎧を身に纏った青年→ギル「君が引き連れているような魔物の事を大巫女様伝えようとしていたんだけれど、天空寺院に魔物が攻めてきた話を聞いて、急いで駆け付けたのさ。警備をしていた魔物は、なるべく早く倒させてもらったよ。」


・・・さて。君の話で大体の事は分かったよ。・・・その『絶無機関』と言う組織が、ドルアーガの復活や、今回の事件に絡んでいるようだね。」

長い黒髪の巫女少女→カイ「詳しく説明してもらえるかしら?」



阿他岡「ぐっ・・・お、おのれおのれ!!知ってしまったからには貴様らもぶっ潰してやらないとな!!!罪を知るがいい!!!」

サバト「フフフ・・・」

逆ギレした阿他岡は、魔物達に命令してギルとカイにも攻撃を仕向ける。

サバトは、超電磁スタンロッド『ドゥリンダルテ』を構える。




桜「自分で堂々と言ったのに物凄い怒ってるんだけど・・・」


カービィ「でも、味方って事で良いんだね?」




ギル「ああ。・・・君達の事は分からないが、何故ここにいるのかは大体わかった。・・・ここは協力して奴等を倒そう。」

カイ「あの金髪の子も助けてあげないと。」



・・・阿他岡の命令で、魔物達とサバトは攻撃を開始する。



頭の悪い棒人間「バナナぁ!!!」



ギル「独特な見た目だが、強い力を感じる・・・けれど、負けるわけにはいかない!!」

カイ「ええ、行くわよギル!!」

ギルは、剣を使って攻撃したり、『イラニスタンの油』を使った炎の攻撃を、カイは『ブルークリスタルロッド』を使い、炎の弾や氷の魔法などで攻撃していく。



ドクロ「ボクもどんどん行くよー!!」

カービィ「おー!!」


ドクロとカービィも、次々と魔物に攻撃して、撃退していく



桜「すごい・・・!あの数をどんどん片付けてる・・・!!」



サバト「隙ありですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」



隙を付かれて、サバトが攻撃しようとするが・・・



ドクロ「あ!危なーいっ!!」



ドクロがエスカリボルグを投げつけ、奇跡的にサバトに命中。


サバト「ぎゃっ!!?な、なにするんですかぁぁっ!!!」


サバトは反撃をし始める。ドゥリンダルテでの攻撃を避けつつ、ドクロもエスカリボルグを回収してまた攻撃しようとする。



阿他岡「な、何をやっているんだ貴様ら!!ちょっと!?下級とは言えもうちょっと頑張ろうって!!オイ!!?サバトもサバトだ!!特殊物質の力で簡単に倒れないようにしているというのに!!」



ギル「僕たちも今までこの手の魔物とは戦ってきたんだ。甘く見ないでもらおうか。」



阿他岡「くっ・・・!!」




サバト「邪魔すんなですぅぅぅぅっ!!サバトは!!サバトはぁぁっ!!」

ドクロ「ダメダメ!!桜くんは殺させないからねっ!!」


もう一発、エスカリボルグの一撃がサバトに命中。


サバト「ふぎゃっ!!さ、サバトは早く桜くんを排除して貧乏生活脱出ですぅ・・・!!




・・・あれ、でも今どうだったんでしたっけ?確か今抹殺する理由がなかったような・・・あれ、わ、私は・・・」


すると、サバトの様子に変化が起こる。



ロロ「あれっ、あの子、何だか正気に戻りかけていませんか?」




阿他岡「なっ・・・あっ!!やべっ!!観念的な存在には効きづらいんだった!!くそっ!!



・・・仕方がない!!今回は撤退だ!!サバトも正気に戻る前に帰る!!覚えてろ貴様ら!!いつか粉々にしてやるからな!!」



桜「あっ!ちょっと待っーー」



阿他岡は、サバトを転送させて、自分も帰ろうとする。



ギル「・・・帰る前に、ドルアーガに1つ伝えてほしい。・・・『待っていろ』、とね。」



阿他岡「・・・あえて聞き入れてやるよ。」



・・・そして、阿他岡もワープで撤退した。



数分後。事情を説明。




ギル「・・・僕たちの知る世界とは、似て非なる世界・・・か。」

カイ「『ルルティエ』なんて言う組織の事も、未来であなたが不老不死の技術が開発したなんて事も聞いたことが無いわ。・・・以前にも、未来から来た人達に出会った事はあったけれど、全然不老不死なんて話はなかったもの。」


桜「じゃあ、本当にここは異世界・・・まさか、風呂場に出て来た『入り口』に入ってからこんなことになるなんて僕も思わなかったよ・・・でも、何で大巫女さんたちも『入り口』の事を知ってるんですか?」


桜の疑問に、大巫女はこう答える。

大巫女「どうやら、貴方方が言う『入り口』と言うのは、私も知らないような世界にまで発生しているようなのです。・・・入れば最後、同じ道からは戻ってこれなくなる・・・そのため、我々はあの物体の事を『入り口』と呼んでいましたが・・・」

ドクロ「じゃあ、カービィくんも『入り口』から?」

カービィ「・・・ううん。『入り口』は確かにポップスターにも出て来てたけど・・・何か急にここに飛ばされた感じ。ポップスターだとたまに異空間や違うところに飛ばされるなんてことは意外とあるんだけど・・・」

桜「そ、そういえば僕たち、帰れるんですか!?ザクロちゃんも心配してるだろうし・・・」


大巫女「・・・申し訳ありませんが、『入り口』の発生が原因なのか、現在世界を行き来するための通路が不安定になっているのです。

更に言えば、貴方方は全く別の世界の存在・・・となれば、こちらの力だけでは尚更困難でしょう。」


桜「そう・・・ですか。」

カービィ「うーん・・・こういう時って何かないかなぁ・・・ん?」

ドクロ「・・・あれ?ねぇねぇ、なんかまた『入り口』みたいなのがあるけど?」


ドクロが指さす方向には、確かに『入り口』と思われるモノが、天空寺院の壁にあった。・・・だが、枠がロイヤルな形になっており、色も金色だ。


桜「あ、あれも入り口?」

カービィ「あの感覚・・・」


・・・カービィは、ロボボアーマーを操作して、謎の入り口に入って行った。


桜「えっ!?な、何で飛び込んで・・・」

ドクロ「桜くん!ボク達も行くよ!!」

桜「何で!?どこに飛ばされるか分からないよ!?」

ドクロ「何言ってるの?そこに入り口があったら入るのがマナーでしょ?」

桜「そんなマナー無いよ!?あっ、ちょっと!!エスカリボルグを向けながら僕の手を引っ張らないでぇェェェェェェェェ!!!!!」


・・・ドクロと(強引気味に)桜も、謎の入り口に入ってしまった。


ロロ「は、入っちゃいましたけど大丈夫なんですか!?」

ギル「どう、なんだろう・・・けれどこの入り口・・・何かが違う・・・砕け散る様子も無いし、感じる気配も違う・・・どう言う事だ・・・?」


すると、大巫女がまたこう言い出す。


大巫女「これは・・・恐らく『入り口』ではありません。」


カイ「えっ?・・・で、出はこれは一体・・・」




大巫女「・・・『門』でしょう。」







プロローグ2

END





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