二次創作小説(新・総合)

プロローグ3 ( No.9 )
日時: 2022/10/27 20:50
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

プロローグ3だドン






《デミトリの城:中央ホール》


デミトリ「・・・



・・・・・退屈極まりない・・・そう思わんかね、モリガン。」


モリガン「・・・そうね。その意見には賛成だわ。」



・・・とある魔界にある城。何か・・・何と言うか、すごい恰好をしている者が2名。


・・・この城の主である吸血鬼『デミトリ・マキシモフ』と、アーンスランド家当主であるサキュバス『モリガン』である。



モリガン「・・・だけど、今は私達で戦うのはよした方が良いんじゃないかしら?」

デミトリ「・・・フン、それくらいはわかっている。近頃各地に出現している謎の『入り口』・・・その入り口が発生して以降、姿をくらました者が続出し・・・更に、見覚えも無い魔物の出現・・・貴様が知っていないはずが無いだろうからな。


入り口等というモノには興味は無いが、魔界の勢力が偏るのも面白くない。・・・そして何より・・・」



・・・城の少し離れた位置に、入り口らしきモノがいつの間にか発生している。先程から太鼓の音が向こう側から聴こえてくる。



モリガン「・・・アレ、例の『入り口』よね。さっきから太鼓の音や騒がしい声が聴こえると思っていたら、あそこから鳴っていたのね。お祭りでもやっているのかしら。


・・・あの入り口、いつからあったのかしら?」

デミトリ「・・・2日ほど前だ。毎日のように太鼓の音が聴こえてうるさくて仕方がない。」

モリガン「ああ、それで、寝不足のせいでいつもよりもイライラしていたのね。」

デミトリ「・・・モリガン」

モリガンの言葉で睨むデミトリ。

モリガン「・・・冗談はさておき・・・あれに関しては放っておくわけにもいかなそうね。


・・・それに、向こうから感じるあの入り口の力・・・今まで現れてる入り口とは全く違うモノを感じるわね・・・そもそも向こう側から音がはっきり聞こえるなんてことも無かったし。」

デミトリ「・・・まさか、飛び込むつもりか・・・」

モリガン「それ以外確かめようがないのも事実でしょう?

・・・面白くなってきてるんじゃないかしら?」

デミトリ「・・・フン・・・


・・・噂では悪魔ドルアーガが再び復活したとも聞く。・・・たしかに、放っておくなどと言う愚かな考えにはたどり着かんな。





(・・・それに、あの入り口からは・・・太鼓の音以外にも、向こう側からはいくつもの妙な気配もする・・・向こう側は恐らく、こちらが知る世界とは似て非なる世界なのだろうが・・・



・・・まさか、いくつもの別々の世界が混ざろうとでも・・・?)」




・・・とりあえず確かめるため、入り口らしきゲートに入って行くのだった。





《誠凛高校》


火神「・・・?」


・・・『誠凛高校』。校門の前に立つ、誠凛高校バスケ部の『火神大我』。・・・だが、辺りを見回しても人っ子一人いない。・・・いや、いないわけではないが・・・


火神「何だ・・・?やけに静かだな・・・というより、何つーか・・・誰もいねぇ・・・?この時間ならだれか来ててもおかしく無ぇが・・・」

黒子「・・・何だかさっきから変じゃないですか?」

火神「まあそうなんだが・・・ってうおっ!?お前いつからいたんだよ!?」

黒子「火神君が来る前からです」


・・・火神の横にいたのは、同じくバスケ部の『黒子テツヤ』だ。


火神「ったく・・・んで、変って何がだよ。通学時間になっても人が誰もいない時点で変だぞ」

黒子「・・・火神君は、登校中に誰かを見かけたりしましたか?」

火神「んなもん・・・ん?どうだったっけな・・・」

黒子「僕がここに来るまででも、誰も人を見かけませんでした。近くのコンビニを見てみましたけど店員すら見かけてません。」

火神「そこまで!?いやいや流石にそんなーー」

黒子「もっと言うと、時々あのハンバーガーのお店の近くで謎の歌を歌う人もいません」

火神「誰だよ!?つかあそこにそんな奴来るのかよ!!?」

黒子「ほとんど嘘です」

火神「嘘かよ!!


・・・つっても、確かに明らかに変なのはそうだけど・・・祝日とかでも無ェ・・・よな?」

黒子「今日は火曜日です。・・・とりあえず、校内も見ておきましょうか。」


・・・数分後。校内を見てみたが・・・


火神「ま、マジで誰もいねぇぞ・・・センパイ達やカントクどころか教師すら見かけねぇ・・・

え、何?どっかの漫画とかであるようなやつが起きんの?これ。」

黒子「・・・そう言われると、何かそんな感じがしてきます・・・


・・・ん?」

すると、黒子は何か青い結晶が2つ落ちているのを見つける。黒子はそれを拾う。

火神「ん?何だソレ。」

火神はその内1つを手に取る。

黒子「僕も知りません。」

何から何まで何が起こっているのか分からず困惑する二人だったが・・・


バチッ・・・



火神「・・・ん?何だ今のーー」

・・・火神が振り向いた時には、黒子の姿が無かった。

火神「ん?黒子?どこに行きやがっーー」


バチッ・・・


火神「・・・ん?何だ今の電撃・・・って、うおっ!?」





・・・火神も、この場からいなくなってしまった。





『さて・・・この世界を取り込む準備が出来た・・・






フフフフ・・・素晴らしい・・・私のクリエイティブがここまでの力を出せるとは・・・いやはや・・・自分の才能が恐ろしい・・・』









一旦区切ります。

プロローグ3 ( No.10 )
日時: 2022/10/27 20:56
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き





《お祭り会場》


どんちゃん「お祭りだドン!待ちに待ったお祭りだドーン!!」

かっちゃん「いっぱい楽しむドーン!!」


・・・また別の世界。お祭りを楽しんでいる『和田どん』と『和田かつ』。


どんちゃん「それじゃあ最初はーー「バチィッ!!」あれ?今のは何の音だドーーギャッ!?」



すると、上空から何か降って来た。


火神「いってて・・・何なんだ今の・・・」

どんちゃん「お、重いドン・・・」

火神「お、わ、悪ぃ・・・って待て待て待て!!何か・・・何か人じゃないのが喋ってる!!?何だコレ!?」

どんちゃん「ぼ、ボク達は太鼓だドン・・・というか早くどいてほしいドン・・・」

火神「わ、悪ぃ・・・つか、太鼓って・・・」

どんちゃんから離れる火神。自身を太鼓だと言うどんとかつに対し、あまり納得が言っていない火神。周りを見回してみると・・・

火神「・・・うお!?何か・・・人間じゃないのがどんだけいるんだよ!?たこ焼きに水風船までいるし!?」

・・・明らかに人外が、何割かは無機物が結構祭り会場にいた。しかも喋ってる。

火神「・・・つ、つーか・・・祭り?」

かっちゃん「そうだドン。今日は待ちに待ったお祭りだドン!!」

火神「さっきまで学校にいたのに何で急に・・・この青い結晶・・・のせいとかじゃ無ぇだろうな?というより夢じゃねーだろうな?」

ポケットに入れた青い結晶を取り出す火神。

火神「・・・あ、そういや、黒子はどこに行ったんだ・・・?」

どんちゃん「くろこ?誰なのカッ?」

火神「俺と同じバスケ部で・・・水色っぽい髪のヤツなんだが知らねーか?」

かっちゃん「見てないドン。」

火神「まぁ、だろうな・・・アイツ元々影は薄いからありえない話じゃねーし・・・そもそもここがどこかすら分からねぇ・・・」

すると、どんちゃんが火神にこう言う。

どんちゃん「・・・もしかして、別の世界から迷い込んだんじゃないのカッ?」

火神「べ、別の世界?な、何言ってんだ?」

かっちゃん「言葉の通りだドン。ボク達、前にも何度か異世界に行ったことがあるから知ってるんだドン。」

火神「お、おう・・・ま、まあそもそも生き物ですらねーのが喋ったりしてる時点で現実じゃないか別の世界とかそう言うのだな・・・」

・・・とはいえまだ困惑気味の火神。すると・・・



『チュドォォォォン!!!』



「!!!?」



少し離れた位置から、爆発音が鳴る。急いで行ってみると・・・



ワルルー「♪たのしいことは~だいきらい~なけぇ~さけべ~わめけぇ~!!!」



奇妙な服を着た、マッドサイエンティスト的な男が現れ、ちょっと独特な見た目をしているメカ(この時は2種類)が計5体くらい現れた。



どんちゃん「あああーっ!!お前は、『ワルルー』!!」

火神「誰だか知ってんのか?あの変なオッサン。」

どんちゃん「前に何度もお祭りを破壊しようとしてた悪いヤツだドン!!」

かっちゃん「何でまた来てるドン!?しかも『ワルメカ』がいっぱいいるドン!!」



ワルルー「ガハハハッ!!すこーし支援を受けてな。量産型のワルメカをたくさん作ることが出来たのじゃ!!・・・というかそこ!!誰が変なオッサンじゃ!!ワルルー様と呼べ!!お前達!!とっととこの調子でハカイしつくすのじゃー!!」


量産型アンチモン達「アンチモーン!!」

量産型イットリウム達「トリトリトリィィィィー!!」


量産されたワルメカ達がとことんお祭り会場を襲撃する。




かっちゃん「お祭り会場が滅茶苦茶だドン!!」

どんちゃん「ボク達でお祭り会場を守るドン!!行っくどーん!!」

火神「戦うんだったら・・・いや、どうやるんだ?」

どんちゃん「太鼓の演奏で倒すんだドン!!」

火神「太鼓にそんな力あんの!?(*普通は無い」



ワルルー「やはりそう来るだろうな。・・・だがしかーし!!こちらの戦力が量産型ワルメカだけだと思うかね?」


・・・するとワルルーの周りに、奇妙な魔物が数体出現。

見た目は『クリボー』や『ワドルディ』だが、体の一部が機械。




どんちゃん「また来たドン!!」

かっちゃん「でもなんか変だドン。・・・しかもどこかで見た事がある気がするし様子もおかしいドン。」




ワドルディ(機械化)達「・・・」

クリボー(機械化)達「・・・」

ワルルー「さぁ!!このまま一気にやってしまえ!!」


そして、勢いが増そうとしたその時・・・



火神「・・・うお!?何かまた出てきやがった!!」

そこに、金色の枠の特殊な入り口が現れる。そこから出てきたのは・・・


デミトリ「入った途端に、不愉快な音が鳴り響いたと思っていたら・・・」

モリガン「・・・随分と変な騒ぎが起きているようね。状況を見る限り、お祭りを壊してるって感じかしら。」



火神「今度は何か・・・何と言うかすごい恰好の奴等が出て来た・・・」



ワルルー「ええい!!貴様ら何者じゃ!!男の方はピッチピチじゃし女の方は出しまくりじゃし!!仮想のつもりか!?お前達!!やってしまえ!!」

量産型ワルメカ&機械化エネミー達「・・・!!」


エネミー達は、デミトリとモリガンに攻撃を仕掛けようとする。


モリガン「どうやら、元凶はあの科学者のようね。」

デミトリ「・・・そのようだな。そして誰がピッチピチだ。

・・・さっさと片付けるぞ。」



かっちゃん「敵を倒すのを手伝ってくれるみたいだドン!!」

どんちゃん「よーし!!太鼓で応援するドン!!」



モリガン「あら・・・」

モリガンとデミトリは、どんとかつと火神を見つける。

デミトリ「む・・・あいつらは・・・」

モリガン「・・・あの太鼓みたいな子達からは、不思議な力を感じるわね。それに・・・」



火神「・・・ん?」

すると、火神が持っていた青い結晶が光り出す。そして砕けたかと思ったら、その光が火神に纏われる。

火神「・・・な、何だ?・・・やけに体の調子が良いな・・・」



デミトリ「何だ・・・?奴からも不思議な力を感じてきたぞ・・・」



ワルルー「(あの身長高いのが持ってた結晶・・・話に聞いていた『戦闘物質』・・・?)・・・って、オイ!!何をぼさっとしている!!早く全部破壊してしまえ!!向こうにいる別動隊も集めろ!!」

エネミー達「・・・!!」



すると、離れた方向からも爆発音が鳴る。



どんちゃん「ああっ!!あっちにもいたのカッ!?」

火神「オイ、あっちってここにいた奴等が逃げてた位置じゃないのか?」

かっちゃん「大変だドン!!急がないと駄目だドン!!」

どんちゃん「かっちゃん!!みんなの避難をやってくれないカッ!急いでほしいドン!!」

かっちゃん「・・・分かったドン!!終わったら戻ってくるドン!!」

かっちゃんは、急いで向こう側に行った。



ワルルー「ガーッハッハッハ!!どうせ間に合わん!!さぁ!!とっととお前達もコテンパンにしてやるっ!!ワルルー様の恐ろしさを思い知れーっ!!」



デミトリ「・・・ワルルー・・・それが貴様の名前か。さっきから何から何まで不愉快だ。」

モリガン「同意見ね。折角のお祭りを台無しにしてるし。」


どんちゃん「この調子で思いっきり行くドン!!・・・えっと・・・」

火神「え、俺?・・・『火神大我』だけど」

どんちゃん「それじゃあ大我、一緒に行くドーン!!」

火神「・・・仕方ねぇ、逃げるなんて性に合わないしな!!」



一旦区切ります。

プロローグ3 ( No.11 )
日時: 2022/10/27 21:01
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き




そして、戦闘が始まった。




量産型アンチモン「アンチモーン!!」

量産型イットリウム「クエエエエエエ!!」


デミトリ「目障りな上に耳障りだ。・・・『ネガティブストレーン』」

マントが変化し(実際は本来の姿に戻った)翼で敵を抱えこみ、回転しながら垂直に跳び上がって地面に叩き付ける。


クリボー(機械化)&クリボー(機械化)「・・・」


モリガン「遅いわね。・・・『シャドウブレイド』!」

背中の翼を刃物に変えて上昇して攻撃。


どんちゃん「連打~!!!」


量産型アンチモン&量産型イットリウム「ガッ・・・!!」


どんちゃんも太鼓の演奏で戦う。


火神「(どうやって戦ってんだアレ・・・というかどことなく調子がもっと良くなってきた・・・!!)」


ワドルディ(機械化)「・・・・!!」

クリボー(機械化)「・・・!!」


火神「うおっ・・・!!・・・う、うおりゃっ!!!」


・・・火神が機械化ワドルディを掴んで、バスケのダンクシュートの如く機械化クリボーにクリーンヒットさせた。


火神「何か、バスケのノリで意外と出来た・・・」




ワルルー「えええい!!この役立たずどもめが!!・・・こうなったらこいつを使う!!行け!!」


ワルルーは、機械化クリボーと数体、量産型イットリウムを1体また呼び出す。


モリガン「・・・あら、増援の割には少ないけど・・・」



ワルルー「そのうち増えるさ。・・・イットリウム!例のあのメモリを使え!!」

量産型イットリウム「リョーカイ、リョーカイ。」

量産型イットリウムは、大きめのUSBメモリのような物体を取り出す。




どんちゃん「何か取り出したドン」

デミトリ「(あの物体・・・何だ?妙な力を感じる・・・)」




『アームズ!』

体の一部にその物体を挿すと、量産型イットリウムの姿が変化してまた別の怪人に変化する。



どんちゃん「今度は変身したドン!?」

火神「さっきから何から何までどーなってんだ!?」




ワルルー「どうだ驚いただろう!!特殊なアイテムを使って変身させることが出来る怪人だ!!・・・ええと、あの個体の名前はたしか『アームズ・ドーパント』!!」

アームズ・ドーパント(量産型イットリウム)「・・・」




モリガン「・・・さっきから変な展開ね。」

デミトリ「・・・誰が来ようが関係ない。全員潰せばいいだけの事だ。」




ワルルー「・・・そうさせないために、これを持ってきたのじゃ!!」

ワルルーはそう言うと、また変な機械を取り出して設置した。

ワルルー「こいつを使えば、離れた位置から量産型ワルメカを転送できる!!あとはこれを入れ込むだけで・・・」

また何かを取り出したワルルー。今度は星の形をした物体だった。




モリガン「また何か取り出したかと思ったら、不思議な力を放ってるわねぇ。」

どんちゃん「ワルルー!!さっきのUSBメモリみたいなアイテムやそのどこかで見た事があるような星、何だか色々あるけれど・・・


・・・もしかして、色んな世界から何か悪だくみに使えそうなものを持ってきたのカッ!?」




ワルルー「うるさいうるさい!!使えそうなものを使って何が悪い!!とにかくこいつでワルルーさまの恐ろしさをもっと味合わせてーー」




「その『パワースター』、悪用はさせないよ!!」




ワルルー「何!?誰だ!!」


・・・するとそこに現れたのは、オーバーオールを着た2人組。1人は赤帽子を被っており、もう1人は緑帽子を被っている。



マリオ「ボクは『マリオ』さ。で、こっちは弟の『ルイージ』さ。
それで、ワルルーだったっけ?パワースターを返してもらうよ!!」

ルイージ「ついでに色々問い詰めさせてもらうよ!!」



デミトリ「また来たか・・・」

どんちゃん「どこかで見た事があると思ったら、あの『スーパーマリオ』のマリオとルイージカッ!!?」



ワルルー「お前達は・・・あの『キノコ王国』とかいう所の配管工兄弟か!!『門』からここまで追って来おって!!」



マリオ「そこの機械たちでキノコ王国にちょっかいかけた挙句、盗みを行ったくせによく言うよ。」

ルイージ「それに、機械っぽいけどクリボーも混じってるし・・・これはいろいろ問わないとダメそうだね。」



ワルルー「ぐぬぬぬ・・・!!だが、この機械さえ使えばお前達等「チュドーン!!」なっ!!?」



唐突に機械が爆発する。その横にいたのが・・・




黒子「・・・スイマセン。ソレ、何か放っておいたらダメな気がしたので少し触ったら爆発してしまいました」



火神「黒子!?さっきまでどこにいたんだよ!?」



黒子「火神君もここに飛ばされたみたいですね。それとさっきまでこの辺りにいました。すれ違っていたのか僕も火神がいた事に気づきませんでしたが。」



ワルルー「貴様っ!!いつからそこにいたのか知らんが良くもやってくれたな!!コテンパンにしてやる!!」



黒子「それは困ります。」


火神たちの所に黒子は移動する。


モリガン「あら、意外と形勢逆転って感じね。」

デミトリ「・・・あの小僧の気配・・・どうなっている・・・?」


するとそのタイミングでかっちゃんが戻って来る。


かっちゃん「どんちゃん!そっちは大丈夫カッ!?」

どんちゃん「かっちゃん!こっちは何とかなりそうだけど、そっちは大丈夫だったカッ?」

かっちゃん「あのマリオとルイージって言う2人が、『門』っていうのから出て来て助けてくれたドン!!」

マリオ「そういう事だよ。・・・さてと、ちょっと懲らしめないとね。」



ワルルー「おのれー!!お前達!!さっさと動け!!」

アームズ・ドーパント「・・・」

エネミー達「・・・!!」




火神「・・・黒子、状況はまだ良く分かんねーけど、行けるか?」

黒子「・・・はい。それに、あの青い結晶が理由なのか、何だか調子が良いです。・・・僕も良く分かりませんが、バスケの時みたいにな感覚で戦える気がします。」





プロローグ3『光を際立たせる影』





一旦区切ります。

プロローグ3 ( No.12 )
日時: 2022/10/29 22:23
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き




エネミー達はどんどん攻撃を仕掛けてくる。




マリオ「甘いっ!!連続ファイアーボール!!」

ルイージ「僕もファイアーボールだ!!!」


エネミー達「・・・!!」




アームズ・ドーパント「・・・」


・・・『アームズ・ドーパント』と言う怪人も攻撃を始める。腕を剣や銃に変化させて攻撃を仕掛けて来た。



デミトリ「ほう・・・面白い攻撃方法をするではないか・・・だが、まだ甘い。『ゲットマイレイジ』!!」

デミトリも炎の弾を放つ。


アームズ・ドーパント「・・・!!」


アームズ・ドーパントは避ける。すると・・・


黒子「・・・」


黒子がいつの間にかいて、炎の弾をキャッチしたと思ったら火神にパス。


火神「・・・りゃぁっ!!」


結構高く飛び上がり、ダンクシュートのように叩きつけ、アームズ・ドーパントにクリーンヒットさせた。


火神「勢いに任せてやったけど今炎に触ったぞ俺達!?どうなってんだ!?」

黒子「分かりません。」


デミトリ「・・・あの小僧共・・・単純な人間と言うワケでもないようだな・・・」

モリガン「そうみたいね。・・・それじゃ、良いところはもらうわね。『ソウルフィスト』!!」


アームズ・ドーパントに向かって、モリガンは拳を構えてコウモリ型の光弾を発射して命中させた。



アームズ・ドーパント「ガッ・・・!!」



・・・そのままアームズ・ドーパントは爆散。メモリも砕け、変身者だった量産型イットリウムも爆発した。



デミトリ「・・・フン、口ほどにもならんようだな。」



ワルルー「なっ!?せめてもう少し活躍したらどうだ役立たずども!!「ドガッシャア」どわっ!?」

横から、マリオがハンマーで量産型ワルメカを殴り飛ばした。

マリオ「・・・さてと、後はお前だけだぞ、ワルルー!!」

ワルルー「ぐっ・・・よりにもよって持ち合わせがない時に・・・




・・・くそっ!!今回はこれで勘弁してやる!!覚えてろーっ!!」


ワルルーはそのまま逃走した。同時にパワースターも落としていった。



デミトリ「・・・逃げられたか・・・」

ルイージ「でも、ここも何とか被害を抑えられたみたいだし、パワースターも取り返したし一件落着かな。とりあえずキノコ王国に戻ろうよ。」

マリオ「・・・その前に、情報共有したほうが良くないかい?知らない人ばっかりだよ。」




・・・数分後。とりあえずある程度の情報を共有する。




マリオ「・・・『入り口』かぁ。そういえばそんなのも現れてたなぁ。」

どんちゃん「ワルルーは『門』って言ってたけれど、どう言う事なのカッ?」

モリガン「・・・多分、入り口とは違って、一方通行じゃないって事かしらね。・・・私達が入ってきたところを見ても、金枠の入り口・・・『門』がちゃんとあるし。」

ルイージ「黒い枠が『入り口』で、金色の枠が『門』って事だね。」

黒子「・・・何から何まで僕たちにはチンプンカンプンです。」

火神「それに、話してる途中に、俺達のことを『似て非なる世界の住人』って言ってたけれど、どういう事だ?」

モリガン「私達が知ってる物質界と似ているけど、色々別なのよ。・・・私達が『キセキの世代』だなんて言うのを知らないみたいに、貴方達は渋谷っていう都市が閉鎖都市指定されてたの、知らないんでしょ?」

黒子「確かに、閉鎖都市指定何て言うのも聞いたことがありません。モリガンさんとデミトリさんが住んでいる魔界と言うのも、初めて聞きました。・・・聞いたことがあるとしても何かの本だった気がしますし。」

火神「それより、俺と黒子はどうすりゃいいんだ?多分、未だとも説いた世界に帰れないんだろ?」

モリガン「・・・とりあえず、魔界について来てもらえるかしら?こっちの物質界には知り合いも多いし、解決方法もあるかもしれないわ。」

デミトリ「・・・そう易々と見つかるとは思わんがな。かつて『ゆらぎ』を巡って起こった数々の事件の時も、急いで帰ったというのに。」

モリガン「とはいえ、放置ってわけにもいかないじゃない。それに、今回に関してはおかしいところが多いのよ。」

かっちゃん「そう言えばワルルーも、支援を受けたって言ってたドン。」

ルイージ「それが、あの機械になってるクリボーと関係があるのかなぁ?」

マリオ「根拠はないけど、そうかもね。


・・・とりあえず、僕らは一旦キノコ王国に戻るよ。ワルルーの被害にあったところを直しに行かないと。・・・あ、ここもやっておかないとね。」

どんちゃん「だったら手伝うドン!太鼓で活気をあげるドン!」

マリオ「ま、まぁそう言うのも駄目じゃないよね。」




・・・とりあえず、黒子と火神は、モリガンとデミトリと共に魔界に向かうため、マリオとルイージは、どんとかつと共に周辺の修理などを行うため、2手に分かれ別々の行動をとるのだった。





プロローグ3

END