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第53話「嫉妬の長兄」

ポップ「ほんっと、師匠の修行と来たらマジで鬼だわ！」
アイク「マトリフ。何と侮れない男…」
ポップ「助かったよアイク。あんたたちが来てくれて、これからは何事も起きないといいが」
アイク「いや。しかし…、また更に危険な予感がするんだが…」

その様子を見ていたのか、ヒュンケルがかなり落ち込んでいる。
カタクリとオーブンが引き受けた為、俺は引き続きアイクと話す事にしたんだ。
途中でスモーカー准将も参加し、今後の事をアイクに話す。
元CP9だったルッチたちも今、警備に回っているからな。

【ヒュンケルサイド】

ヒュンケル「くっ。俺には出来ないのか…？」
カタクリ「気持ちは分かるが、今はあの者に任せて置けばいい」
ヒュンケル「…………」
オーブン「麦わらたちとはあの時以来の合流だからな、もう…敵意はしないさ！」
ヒュンケル「そうか。2人は知ってるのか？ 俺の正体を」
オーブン「ああ。俺たちと同じように、あんたも敵だったんだろ？ ポップの若旦那たちの」

そうだ、父さんを葬ったのはアバンじゃない。
ハドラーだったんだ、なのに俺はその事実を知らなかった。
ダイたちに助けて貰ったこの命、二度と後悔したくないからな。
それにこの2人なら気付いている筈だ、ティナがかなり強い力を持っている事に。
後は、例のライブが無事に終わる事を見届けよう。

54話に続きます。
次はほのみんさん、お願いします。