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第56話「力になりたいから」

【炭治郎side】

え…。
天竜人って、倒して、寿命も抜き取ったんじゃないのか!?
突然のことに頭が追いつかない。
でも、今は戦うしかないな。　

しのぶ「また現れてしまいましたか…」
杏寿郎「今は戦うしかない！」
善逸「えぇ〜、イヤだ！イヤだ！」
炭治郎「ちょっと、善逸…」
禰豆子「むー……」

しのぶさんや煉獄さんも動き出し、慌てて俺たちもついていく。
それにしても、善逸、どうしようか…。

しのぶ「炭治郎さんや、善逸さんたちはあっちを攻撃してください！」
杏寿郎「俺たちはこちらを攻撃する！」
炭治郎「はい！」
善逸「はぁ〜い」

次々と襲いかかってくる天竜人を交わしていく。
時には技を出しながら、交わしていくのだ。
善逸もヒョロヒョロはしているものの、攻撃も交わしている。　
禰豆子も、天竜人に積極的に攻撃してくれている。

しかし、相手もなかなか手強い。
次第に体力がなくなり、技に力がなくなっていく。

炭治郎「うわっ！」
しのぶ「炭治郎さん、大丈夫ですか!?」
杏寿郎「少し休んだほうがいいだろう」
炭治郎「いや…大丈夫です！」

これまで、しのぶさんや煉獄さんにはたくさん助けてもらったからな。
少しでも、力になりたいんだ。

しのぶ「それにしても…今回の天竜人はなかなか手強いです」
杏寿郎「そうだな。相手は前回の対戦でどのような攻撃をするか、ある程度分かったんだろう」
しのぶ「なるほど…。そういえば私達、ウタさんのライブを見に来たはずなのに、なんか色々事件に巻き込まれちゃってますね」
杏寿郎「確かにな…」

57話に続きます。
次は女剣士さん、よろしくお願いします。