二次創作小説(新・総合)

Re: 光と闇の戦士たちの闘争物語 ( No.56 )
日時: 2022/12/06 21:27
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第38話「セリスと信の想い」

【サニー号 キッチン】

サンジ「ダイ。卵を出してくれるか?」
ダイ「うん!!」

料理はいつも、サンジが担当なんだね。
こうして、誰かの役に立つなんて…今までにない光景だよ。
いつまでも、憂鬱になっては行けないんだ。
いつかセラお姉ちゃんが言っていたよ、残された人を悲しむのは…優しさじゃないって。

「サンジ。そこにダイはいるか?」
サンジ「信にセリスちゃん。どうした?」
セリス「ええっ。今後の事を私たち3人で話したいの!」
信「本当はテンにも頼みたかったけど、今はデルムリン島まで行っちまってるからさ…」
サンジ「分かった。仕方ねーけど、ゾロに声掛けて来るよ…」

他のみんな、どうしてるかな。
爺ちゃんもそうだけど、キラーパンサーたちは元気にしてるだろうか。
その為に残りの皆で、島に行ってるかも知れない。
だったらおれは、何も気にしないで置いた方が良いかも知れない気がする。

【サニー号の停留所】

ダイ「ねえ。話って?」
セリス「ダイ。こんな事を聞くのは怖いけど、聞いて欲しいの!」
ダイ「何?」
セリス「……。これ以上、あなたたちを巻き込みたくないの!」
ダイ「ま、待ってよ! どうして?!」
信「要するに。これ以上お前やマァムを連れて行くわけには行かないんだ」
セリス「休息が終われば、生と死を分けた戦いが始まるの!」
ダイ「でも……。そんなの関係ないよ、おれだって戦える!!」
信「駄目だ。今までは皆がいたから失わずに済んだ、でもな。今度は本物の戦場なんだぞ!」
セリス「そうよ。だからリノアの仇は私たちに任せて、あなたはマァムと幸せになって欲しいの…」
ダイ「信……、セリス……」

俺たちの幸せを守る為に、セリスや信たちは命を掛けようとしているのかな。
きっと爺ちゃんなら、皆と一緒に立ち向かえと言ってくれる筈。
それでも、セリスたちの意思は固いままだ。
こんな時……、こんな時おれはどうしたらいいのかな……。
ラーハルト……ヒュンケル、おれ…怖いよ。

39話に続きます。

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