二次創作小説(新・総合)

Re: 冬大会8位【改訂版】プリキュアオールスターズ!if物 ( No.17 )
日時: 2018/03/28 18:34
名前: 広村伊智子 (ID: VUcOU5GL)

はるみ



「お母さん!」
「・・・・はるみ」
 めぐみが吸い込まれた穴を見ていたはるかは、娘に呼ばれてハッとしたように振り向いた。はるみは、何かを二つ取り出す。
「これ!なーんでしょう?」
 太陽のようなまぶしい笑顔のはるみに、はるかは微かに微笑み、答える。
「みかん、でしょ?品種は__」
 はるかは、何かを話す。

「・・・・せいかーい!」
 と、一呼吸おいてはるみが言った。そしてはるみは、はるかにそれらを手渡す。
「親子の証、だよ!」

 __親子の証・・・・か・・・・。
 はるかは、そう呟いてみる。

 強い風が吹き、思わずはるかは目をつぶった。はるかの体が宙に浮いた。
「はる・・・・み・・・・!」
「! ・・・・」
 吸い込まれていく中で、はるかは絶対に手放さなかった。


__『はるか』と『はるみ』を。


ーーーーーーーー

あすか



「ついに、魔法つかいプリキュア組だけになっちゃった・・・・」
 あすかが寂しそうに呟いた。みらいは、言う言葉が思いつかなかった。
「・・・・うん。」

 暫くの沈黙の後、みらいが少し顔を上げてあすかに話しかけた。
「あすか、」
 え? とでも言いそうな顔をしてこちらを向いた娘に、みらいは笑顔で叫んだ。
「キュアップ・ラパパ!」

「お、お母さん?」
「って、どんな意味なのか知ってる?」
 突然の質問にあすかは戸惑った。
「う、ううん」

 それを聞いたみらいは、いたずらっ子のようににんまりとすると、
「痛いの痛いの飛んでいけ! って意味なんだよ」
 と答えた。あすかは目を輝かせる。
「へぇ!何語?」
「Deutsch!」
 いきなり外国語なみらいに、は? となるあすか。
「ドイツ語だよ!」
「そうなんだぁ!」

 そして、みらいは今度は優しく微笑むと__
「だから、辛い時に唱えてみて__」

 途端、風が吹き荒れる。
「お母さんッ!」
 今にも泣きそうなあすかに向かってみらいは呟いた。

「__キュアップ・ラパパ、って・・・・」



ーーーーーーーー

作者「ぉぉぉおわっっとぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
   おーわった!へい!!おーわった!へい!!」

チェンプリ組「うるさい!本編の余韻ぶち壊すな(さないで下さい!)」

作者「あぁ、ごめん・・・・
   ってことで、次回予告!」

____

【次回予告】

 咲だよ!
 朝食をみんなでレッツ・ラ・クッキーング!
 ・・・・はい、ふざけました。
 でも、楽しい朝ごはんのはずが、なんかシリアスに・・・・

 じゃあ、次回もお楽しみに!