二次創作小説(新・総合)
- Re: 冬大会8位【改訂版】プリキュアオールスターズ!if物 ( No.20 )
- 日時: 2018/04/02 10:50
- 名前: 広村伊智子 (ID: VUcOU5GL)
伊智子「今日から、私は中学三年生!
今までは、なぎささんたち3年組にはさんづけでした
・・・・でもっ!」
なぎさ「あはは、追いつかれちゃったなぁ・・・・」
ほのか「いいじゃないの♪」
こまち「まぁ、実年齢上では(黒笑)」
かれん「やめてこまち。これ以上メタキャラは増やしちゃいけないわ」
伊智子「ってことで!
よろしくね、
なぎさちゃん、ほのかちゃん、こまちちゃん、かれんちゃん!」
4人「うん/ええ !」
ーーーーーーーー
10話
『秘密の来訪者? みんなでキュアップ・ラパパ!』
・・・・さて、フレードンに吸い込まれたママさんたち(なぎさたち)はどうなったのだろうか。
時間は、みなとたちの時代から7年前に遡る。
__そこは、暗闇の中だった__
「んぅっ・・・・あれ、皆は?」
なぎさは、その闇の中で、必死にほのかたちを探した。だが、いくら探しても、いない。
なぎさは、急に心細くなった。しかし、ここで、こんなことで、諦めるなぎさではなかった。
思いっきり息を吸うと、なぎさは皆を呼んだ。
「ほのかぁぁぁぁ!」
返事はない。
「ひかりぃぃぃぃ!」
返事はない。
「皆ぁぁぁぁ!」
やはり返事はない。
「そんなっ、皆、どこなの?」
なぎさの目に涙が溜まった。
「なぎさぁ」
「!」
突然、どこかから声が聞こえ、なぎさの目に宿る光が強くなった。
__間違いない、きっと・・・・!
視界に、一人の女性が目に入る。
「ぁあ・・・・!」
なぎさの目に、更に涙が溜まり、溢れた。
「ほのかッ!!」
「なぎさぁぁぁぁ!」
ふたりは駆け寄り、お互いに力強く抱きしめあった。
しばらく経つと、なぎさは皆の安否が不安になった。
「・・・・ねえ、皆は?」
「私も今探していて・・・・あっ」
ほのかが、近づいてくる誰かに気づく。
「なぎささーん!」
「あっ、よかった、誰かいましたー!」
「つぼみ!皆も!」
「はー!ひとまず安心だね!」
ひかり、つぼみ、いつき、ことはだった。
「ん?・・・・おぉーっ、つぼみぃ!いつきぃ!」
「話し声がすると思ったら!」
「よかったわ!」
「結構そろってるわね」
「「はーちゃん!」」
えりか、咲、舞、ゆり、みらい、リコだった。
これで、初代、SS、ハートキャッチ、魔法つかいが揃った。
「でも、他の皆さんは・・・・」
「皆ーっ!」
つぼみの呟きに答えるように、誰かが駆け寄ってきた。
「「「「あゆみ(ちゃん)(さん)!」」」」
あゆみは向こうを指差しながら言った。
「よかった、4チーム揃ってる・・・・あっ、他の皆も向こうにいるよ!」
その言葉を聞いて、4チームは一斉に、あゆみが指差した方向に駆け出した。あゆみは追いかける形になった。
「あっ、見えてきた!」
暗闇の中だったが、皆が揃っていることが雰囲気で分かった。(というのも、キャラ一人一人の個性が・・・・)
「会えてよかった・・・・」
乾いたはずの涙が、またポロポロと溢れ出す。
「本当に・・・・」
よく見ると、他のメンバーの何人かも皆揃った安心からか泣いている。
「本当に・・・・!」
なぎさは続きを言おうと口を開くが__
「はい、点灯!」
__良い所で、電気がつく。
大友だった。
「やっほー☆」
「「「「やっほー、じゃなぁぁい!!」」」」
「あはは、ごめんね」
大友の態度から察するに、反省0だ。
「ほら、いくらここの時の流れが12倍のスピードといえど、ずっと同じ場所で過ごすからつまんないだろうと思ったんだ!だから、ちょっとスリルを味わってもらいたくて!」
「「「「スリル要らない!!!!」」」」
怒りのオーラが一同から漂い始めたとき、つぼみが怒り顔で
「友幸さん!」
と、大友に向かって言った。しかしその顔もすぐに泣き顔になり__
「事情は知っていますが、なかなか家に帰ってこないから・・・・」
__大声で、夫である大友を叱った。
「と っ て も 心 配 し て た ん で す よ ッ !」
泣き声をあげながら、つぼみは夫に抱きついた。
「ごめんね、つぼみ。つくしにも申し訳ないよ・・・・」
今度は、きちんと申し訳なさそうな顔をしている。
「おぉっ、アツいね、お・お・し・ま・つ・ぼ・み・さん!」
「えりかっ! ・・・・ううー///」
茶化したえりかに、つぼみは自分がそういうオーラを出していたことに気づき、赤面した。
「えりか、ちょっとお話しましょう?」
「あ、ゆりさん・・・・」
えりかは、ゆりとともに五分間ほど席を外した。
しばらくし、げんなり顔のえりかと、涼しい顔のゆりが戻ってきたのを見て、大友が言った。
「さあ皆、皆のために毎日の食事と部屋を提供するよ!」
大友は、一同を食堂へと案内した。
「・・・・ありえない」
そこに並んでいたのは、これでもかというほどの、凝りに凝った大御馳走だった!
__そして現在。フレードンの中__
談笑していたなぎさとほのかの耳に、誰かが、
「早く会いたいなぁ・・・・」
と呟いたのが聞こえた。
声の主は・・・・
「うそ、マナ?」
他の人も気づいたらしく、マナの方へ向かった。
そして誰かがマナに声をかけた。
「マ・ナ!」
「・・・・六花!」
「ふふっ、そうね・・・・私も早く涼花に会いたい。」
「それに、7か月経ちましたものね♪」
「ありす!」
「きっと、もうすぐ会えますわ♪」
「ゆうなたちも待ち侘びていると思う」
「まこぴー!」
「だって、向こうは7年も待ったのよ?」
「それでも、7年間も我慢できるほど、あの子たちは強いのですわ!」
「亜久里ちゃん!」
「娘をもった身なら、分かるでしょう?あの子達は、わたくしたちが大好きなのですわ」
マナがいつもの笑顔に戻ったところで、どこかから声が聞こえた。
「キュアップ・ラパパ!」
振り向くと、そこには__
「唱えてみない?」
「「「「みらい(さん)(ちゃん)!」」」」
みらいは微笑むと言った。
「奇跡が起こる、そんな気がするんだ!」
「じゃあ、」
「唱えてみよっか!」
誰からともなく、賛同の声が起こった。
「ありがとう、皆!じゃあ、いくよ!・・・・せーのっ」
「「「「キュアップ・ラパパ!」」」」
__どこかでの出来事__
「私達もてつだっちゃおう!」
そこでは、少女__いちかが大勢の人に呼びかけていた。
「パラレルワールドの皆!」
__って、私もか!
その声に、皆が答える。
「良いわよ♪」
「それも良いですね。」
「まぁ、良いんじゃない?」
「いいぜ!やってやろうじゃん!」
「オッケーだぁ☆」
「素敵ですね!」
「良いわね!」
「・・・・分かりました。」
「今回は!協力するわ・・・・」
「は?言われなくてもやってやるわよ!」
「うん、それもいいかもね!」
順に、くらら、明倫、輪廻、一二三、ナナハ、菓名、椛、コウ、フランソワーズ、ここあ、愛里が答えた。
いちかが号令をかける。
「いくよー!・・・・せーの!!」
「キュアップ・ラパパ!」
__その頃、フレードンの外__
「あ"ぁぁぁぁぁ!」
みらいは思いっきり吹っ飛ばされて、変身解除させられてしまった。
「・・・・強い!」
見渡すと、他のプリキュアもダメージで、変身解除状態(輝くレオタードorワンピースを着てる状態のそれ)になっている。
そんな中で、あすかがふらふらと近づいてきて、言った。
「キュアップ・ラパパ!」
「え?」
「って、何の意味か知ってる?」
「う、ううん。」
あすかは、悪戯っぽく笑って答えた。
「痛いの痛いの飛んでいけ!って意味なんだよ!!」
「へえ、わくわくもんだぁ!・・・・ところで、どこの国の言葉?」
「んふふ、ドイツ語だよー!」
「へぇぇ・・・・!」
すると、自慢げだったあすかの顔が、急に照れ顔になる。
「って、ママが言ってたんだぁ」
「私が?」
「そうだよ!・・・・じゃ、唱えてみよっか!理由はないけど!!」
最後のセリフに、みらいはずっこけそうになるも、
「うん!」
と答えた。
「「キュアップ・ラパパ!」」
何も起こらない。そこであすかが言った。
「・・・・もっと唱えてみよう」
「うん」
「「キュアップ・ラパパ!」」
みらいが言った。
「・・・・もっと、だね!」
「そうだね!」
ふたりはめいっぱい息を吸い込む。
それを見ていたほかのプリキュアは・・・・
「私たちも協力しましょう!」
「うん!」
「分かった!」
「じゃあ、いくよ!・・・・せぇぇぇぇのっ!」
「「「「キュアップ・ラパパ・明日へ!!」」」」
そして、ちょうどその時、大人プリキュアとパラレルワールドの皆の声が重なった。
「「「「キュアップ・ラパパ・未来へ!!」」」」
「「「「キュアップ・ラパパ・笑顔を、希望をつなげ!!」」」」
その時だった。
時を、世界を超えて繋がった心が、奇跡を起こしたのか__
「「「「やったー!!」」」」
__フレードンのお腹に穴がポッカリと空き、中から、45人が飛び出して来たのだ!
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【11話予告】
こんにちは。・・・・あ、名前は秘密だよ。
苦戦しているプリキュアを見ていて歯がゆい気持ちだったけど、運よく、ミラクルトゥモローライトが呼び出してくれたんだ。
次回。
『未来のともだち』
あゆみに・・・・また・・・・!