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第1話「大魔道士、ポップ①」

【ニブルヘイム クラウドの家】

『シュッ』

ポップ「よしっ、飯を作って来ますか！」

ダイたちの結婚式は、訳あって参加しなかった。
幸せそうなあいつらを見ると、悲しくなってしまうからな。
そうノヴァに伝えたら、あいつから意外な提案をして来たんだ。
その言葉は、今でも覚えているよ。

【回想:パプニカ大聖堂】

ポップ『ダイ。これからはマァムを宜しく頼むわ！』
ノヴァ『君はそれで良かったのかい？』
ポップ『いいんだよ。初めて会った時あいつ、ダイにはホイミを唱えといて…俺には薬草を投げ付けて来たからよ！』
クロコダイン『うむ。懐かしいな…』
ポップ『それに。おっさんには毎度助けられたよ、ダイを探す途中でザボエラにあったけど。あの時の判断は正しかったわ』
クロコダイン『ガッハッハッハッハッハッ。常にオレは正義の獣王して、今後もお前たちの盾になろう！』
ノヴァ『そうだね。闘いは終わっても、旅は終わらないからなぁ』

旅か……、今度は俺自身を高める旅が待っている気がする。
今までは皆を頼るしかなかったけど、今度からは違うんだ。
俺は俺にしかない道があって、ダイにはダイしかない道がある。
こうして会うのは、当分ないかも知れないな。

2話に続きます。