二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 Returns ( No.51 )
- 日時: 2023/03/27 08:14
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第31話「仲間たちの不安」
【ファルコン号】
ラーハルト「分からんな。何故魔法使いは闘いを先延ばしにするのだ?」
ミリム「それはだな。先に実現したい事が出来たのだ!!」
つまり、スコールが経験した事をオレたちも体験するって事か。
それでポップは、闘いを先延ばしにしているって事になるな。
確かに、今の楽しみを実現しなければ後で後悔するのも無理はないだろう。
少しでもロックの為を思い、ポップはこの企画を計画していたようだな…。
『しゅうぅぅん…』
マァム「皆………」
レオナ「マァム! 良かった、無事だったのね?」
マァム「ええっ。心配を掛けてごめんなさい……」
レオナ「いいのよ。ひとまずはゆっくり休みなさい、マァム!」
姫の不安も、少しは和らいだみたいだ。
マァムの方は恐らく、マリオたちが迎えに行ったと言うことだろう。
そういえば、この所キスティスがいないようだが。
たまにはオレから向かうしかないと察し、オレは姫たちから離れる。
【ファルコン号 甲板】
キスティス「………。マァム、戻って来たのね?」
ヒュンケル「ああ。レオナ姫がかなり心配されていたが、後はエアリスを復活する事だけだ!」
キスティス「そうね。ティーダも心配していたわ、あのままいつものロックそのものじゃ無くなるのは嫌だと。それは、私にだって分かるわ!」
ヒュンケル「キスティス………」
キスティス「でも。私はエアリスやレオナのように強くないし、マァムみたいに前向きじゃないの! あの頃の……『お姉ちゃん』を演じているだけだから」
ヒュンケル「違うさ!」
キスティス「どうして。どうしてそう言い切れ………ッ!!!」
『ガバッ……』
ヒュンケル「いいんだ。無理に強くなることはない…」
キスティス「ひゅ、ヒュンケル……」
ダイ「キスティス先生〜。最終調整……もがっ!」
レイ「一旦引くぞダイ。お楽しみを邪魔したら駄目だ。」
ダイ「うん。それもそうだね、レイ!」
済まないな、今はこのままでいさせて欲しい。
二度とこないこの時の為にも、せめて今だけは2人きりになりたいんだ。
今後オレはダイやポップの兄弟子として戦いながらも、腕の中にいるキスティスを守りたい。
こんなに彼女を本気で考えた事など、今までなかったからな。
エイミに気付かせてくれなければ、オレ自身が変わらなかったかも知れないだろう…。
32話に続きます。
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