二次創作小説(新・総合)
- LCχとL時空 ( No.124 )
- 日時: 2024/01/20 23:11
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)
どうも。おろさんです。
さて、逃走中02が完結し、また小話……なのですが、今回はちょっと新事実が発覚します。
この話の後に、用語辞典の方も更新しますです。
『しっかりしてくださいジョン!ディーバ!ここで持ちこたえなければ――』
『あいつらはもう駄目だ!!完全に歌う機械の音楽に魅了されてる!!』
『マズいわ!!オーケストラと列車のせいで、チームの大半が……!』
『このままじゃ持ちこたえられないよ……!!』
『っ……折角ここまで来たというのに……これじゃあ……!!
こんな所で、死ぬわけにはいかない……ここで光を失うわけにはいかない……!!
『Q』が今まで私たちの命を繋いでくれたから……だからこそ――』
『ミキ!!後ろ――』
笑う死体の山『シャアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
『……えっ』
*****
《ロボトミーコーポレーションχ》
ナオキ「っ!!!」
笑う死体の山「……?」
ナオキ「……ああ、夢……大分懐かしい夢を見たなぁ……」
笑う死体の山「……」
ナオキ「……何というか……因果なものね……」
……数時間後
ナオキ「(……結局、またエンケファリンを集める事になるけど……
『アブノーマルドライバー』……『セフィロトショット』……そして、『仮面ライダーアイン』……
一部始終を作者に見せてもらったけど……あれは……)」
阿求「……おはよう、ナオキ。」
ナオキ「!……おはようございます。」
LCχに来た阿求。ナオキに挨拶をして来た。
ナオキ「いつの間に……また作者辺りに連れてこられたんですか?」
阿求「……いえ、今日は自分で。」
ナオキ「そうですか……
ところで、逃走中の時は、かなり大変だったようですね。」
阿求「まあ……結構疲れたわね。我ながら勢い任せだったというか。」
ナオキ「……何か、落ち着いてますね」
阿求「え?……そう?」
知恵を欲する案山子「寄越せ」
阿求「話してる最中に割り込まないでっての……」
ナオキ「……
(あの時から、どことなくテンションが以前までから変わっているような気がする……かなり落ち着いた雰囲気……)」
知恵を欲する案山子「寄越さないなら勝負!!」
阿求「はいはいいつもの」
『ジャスティティア』で、アッパーカットの如く突き上げた。
知恵を欲する案山子「あっふぇ」
ナオキ「……何か、落ち着いてますね。」
阿求「そう?というより今までが範疇を超えていたというか……慣れかしらね?
そもそも、自分で言うのもなんだけど元々がこんな感じよ。散々振り回されたせいで、我ながら色々鈍ってたけど。」
ナオキ「……
(あのドライバーを使ったからだろうか……あれは確か、中和したエンケファリンを大量に使っている……ドライバーの使用によって、精神に鎮静効果でも……?)」
阿求「……どうしたの?何かあったのかしら?」
ナオキ「……いえ、何でも……」
静かなオーケストラ「おやおや、誰かと思えば阿求さん」
大鳥「……」←ガン見
阿求「あの、事あるごとに出てこられても……;」
地獄への急行列車「フォオオオオオオオオオオオオオ」
宇宙の欠片『刺す。』
魔弾の射手「暇だったから1発。」
歌う機械「(曲:音割れポッター」
ナオキ「……何故アナタがいると、幻想体達のテンションが変になるんですか?」
阿求「そう言われても困る;
……と言うか、私がいるとそうなるってどういう事よ……」
ナオキ「……まあ、元から変にはなってますけどね。」
規制済み「(訳:……で、お前はどうする?」
レティシア「何もないに噛まれるに1票」
罰鳥「同じく」
ナオキ「彼らは一体何をしてるんですか……」
阿求「……何かこの後の予想だとかで」
何もない「カワノナカニイシガアル。ヒロイニイコォ」
阿求「あのっ、いや噛まないで」
罰鳥&レティシア「(・v・)」
規制済み「(訳:……チェッ、大損だ。」
ナオキ「どういう賭け事してるんですか貴方達」
*****
阿求「~♪」
エビスザワ「阿求……何か前より明るくなってないか?」
ワカサ「何というか、嫌がるような雰囲気を出さなくなった感じがするわね。」
タケヤリ「落ち着いてるね。」
ナオキ「……」
タケヤリ「あれ、どうしたのナオキ?」
ナオキ「……何というか、彼女を見ていると……どこか既視感があるんですよ。」
ワカサ「……既視感?
……ああ、言われてみると確かに――」
職員アズサ「ワカサ、E.G.Oの調子が悪いのだが、修復を頼めないか?」
ワカサ「あ、わかったわ。」
職員ヒフミ「ねぇ、さっきから阿求さんが『銀河の子』と睨み合ってるんだけど……」
ナオキ「……何でそうなってるんですか?」
*銀河の子:一言で言うとメン〇ラみたいなアブノマの1体
*****
数時間後。
阿求「疲れたぁ……」
ナオキ「……お疲れ様です。」
とりあえず、作業を手伝い終えた阿求。
阿求「今となっては慣れたっちゃあ慣れたけど、アブノーマリティの管理って中々にしんどいわね……」
ナオキ「……本来なら、これよりずっと大変ですよ?」
阿求「まあそうよね……;」
すると、阿求はこんなことを言い出した。
阿求「ところで、ちょいちょい個性的な子達を見かけたけど、アレも職員よね?」
ナオキ「……ああ、アズサ達の事ですか。」
阿求「ナオキ達って、確かLCχと一緒に回収されたんだったわよね?あの子達もそうなの?」
ナオキ「それは……そうですね。」
阿求「やっぱりそうなんだ。……「阿求さん。」ん?」
すると、ナオキが話を切り出して来た。
ナオキ「……少し、話しておきたいことがあるんですが、良いですか?」
阿求「……分かった。でも、急に改まって何を……」
ナオキ「……アナタにも、話しておいた方が良いと思ったんです。
……私たちが元々住んでいた、『L時空』の事を。」
一旦区切ります。
- LCχとL時空 ( No.125 )
- 日時: 2024/01/20 23:33
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)
続き
数分後。
阿求「それで、『L時空』って一体何?」
ナオキ「まず、そもそも並行世界の概念はご存じですよね?」
阿求「ええ、この時空とは、全く別の可能性を歩んだ世界……簡単に言えばそんな感じね。」
ナオキ「はい……そして、私たちが住んでいた時空……
……それは、異世界の概念が存在しない時空なんです。」
阿求「異世界が無い……?それってつまり……」
ナオキ「……はい、ただ1つ、『ロボトミーコーポレーション』の世界だけしか存在していないんです。
ですが、元々は無数の世界があった時空です。他の世界の住人が存在しないわけでは無いんです。
ただ、元々は戦いやシリアスなどとも無関係な世界も、大幅に設定や環境などを改変された上で『ロボトミーコーポレーション』の世界として組み込まれ……
環境はほとんど良くない上、人々は夢を見る事を失い、苦労は絶えず……
ファンタジーのような特殊な能力も、大半はアブノーマリティや試練のような怪物、もしくはただの生物扱い……
全てが、『ロボトミーコーポレーション』の世界に合わせられている……そんな世界なんです。私達が住んでいた『L時空』は。」
阿求「そんな……」
ナオキ「……私も、本来ならば『直樹美紀』と言う人間なのでしょう。
ですがL時空において……当時の私は、路地裏の出身で、先輩達より後に、L社……ロボトミーコーポレーションの職員となった1人の人間でしかありませんでした。」
阿求「……何というか、大変だった?」
ナオキ「ええ、それはもう。
当たり前のように人は死にますし、施設の部門の管理を担う『セフィラ』にも精神的な問題があったり……一言で言えばブラック企業でした。
……しかも、職員は皆何かトラウマを抱えているようだったので……私は、先輩やアズサ達とはやっていけましたが、それでも人間関係はそこまで良いとは言えませんでしたね。」
阿求「トラウマ……?
……ああ、そう言えば作者が言っていたわね……ロボトミーの職員は、何かしらのトラウマを抱えている人物が採用されているらしいって……
……ナオキにも、あるの?いや、無理に言わせるつもりは無いけど――」
ナオキ「……友達を、殺されたんです。『掃除屋』と呼ばれる怪物に。しかも、私の目の前で解体して……
……当時は、何度も死体や、それを弄る怪物を見ると何度もそれを思い出して、パニックに陥ったことも多かったんです。」
阿求「……」
ナオキ「……それでも今までやっていけたのは……先輩達と私を結び付けてくれた、『Q』の存在が大きいです。」
阿求「……『Q』?」
ナオキ「ずっと前からL社の職員だった人です。
……何というか、滅茶苦茶強い上に、根本的に特殊な人でした。」
阿求「特殊って……どういう事?」
ナオキ「アナタみたいな感じです。」
阿求「えーっと……と言うと?まさか――」
ナオキ「あ、アブノーマリティに憑かれるなんてことは絶対ない事は言っておきます。」
阿求「……だよね;
……で、聞いといて何だけど話を戻すとして……何でそのL時空が滅ぶことになったの?」
ナオキ「……
……阿求さんは、『カーレッジ』と言う人を知っていますか?」
阿求「また誰それ」
ナオキ「一説によれば、時空や並行世界の概念を作った張本人とされています。この時空ではただの都市伝説ですが……
……作者さんも深くは知らないみたいですが……曰く、その男のエゴが発端となって、色々歴史が歪んでしまったらしいんです。
滅んだ並行世界から色々回収し始めているのも、それを知ってからだと。」
阿求「そうなの?」
ナオキ「ええ、力をつけるために修行していた最中、偶然迷い込んだ所で知ったみたいです。」
阿求「何ソレ初耳……それで、L時空の滅亡とどう関わってるの?」
ナオキ「……正史であれば、最終的にL社は無くなり、跡地に『図書館』が建つはずだった。
……ですが、その前に滅んだんです。オリジナルのカーレッジが、L時空のカーレッジと、『光』を食い尽くしたから。
作者が聞いた限りでは、オリジナルは自身の力を失いかけたから、別の自分を喰らって力を取り戻そうということらしいです。」
阿求「……要するに、L時空のカーレッジがL時空そのものを保たせてたから、それが死んだせいで……」
ナオキ「そう言う事になりますね。」
阿求「……しっかし詳しいわね。その瞬間とかを直接見たの?」
ナオキ「……これに関しては……」
するとナオキが、自身の服の袖をまくる。
……彼女の腕は、いくつもの機械が混ざっているような状態になっていた。
ナオキ「……細かい説明を省きますが……私は、皆で『光』を守っている最中に、笑う死体の山に食い殺されたはずだったんです。
……ですが、目覚めた時には……何故か5年前の身体に若返った上に、体の数カ所と記憶が、機械の身体である『セフィラ』と融合していました。先輩達にも同じことが言えます。
これが確かならば……おそらく、L時空のカーレッジが、オリジナルに取り込まれた瞬間を、セフィラの誰かが見たということでしょう。
……この時空に流れ着いた時……私を食ったハズの笑う死体の山は、かなり様子が変で……何というか、フレンドリーと言いますか。
……滅んだL時空から私達やこの会社、幻想体達が回収され、そらいあが亜空間エネルギーとやらのせいで様々な影響が出たという説明をされたのは、その数分後です。」
阿求「……そう言う事だったのね。
……幻想体達の事は、今はどう思ってるの?……やっぱり怖かったりする?」
ナオキ「正直言うと、微妙です。あれほど死屍累々を作り上げた幻想体が、今や(面影が残り気味だが)ネタキャラみたいな状態になってしまって……やるせないというか。」
阿求「……そっか。まあそれもそうよね……
……いやぁ、そう聞くと本来のアブノーマリティがどんな感じなのか気にはなるけど……まぁエグイのは確かよね……」
ナオキ「……
……やっぱり、貴方は『Q』にそっくりです。」
阿求「……え、何か言った?」
ナオキ「……何でもありませんよ。
……とにかく、伝えたかったことは以上です。聞いてくれてありがとうございました。」
阿求「いえ、良いわよ。ありがとう言ってくれて。……あ、ところで……
……今の状況、どう思ってる?」
ナオキ「……上述した幻想体の事もあるので、複雑ではありますが……
……ただ、あの時死んだはずの先輩やアズサ達とこうして喋れていたりもするので……ちょっと、悪くないかもって、思いますね。」
阿求「……そっか。」
……そして、1日が終わって行った。
阿求「とりあえず、また作者に色々聞いてない事聞きだしてやろうかな」
ナオキ「しばらくリアル事情で空けると言ってましたよ」
阿求「えええ……」
終演
ハルカス「……へぇ、並行世界の幻想体か……元々は何処かの世界の存在……これに関しては魔法少女だったのが……面白いな……」
「あ……あ……」
ハルカス「……こいつ、意外と使えそうだね。今度行われるあの『大会』にぶち込んでみようか。」
~あとがき~
ということで、ちょっと新事実を出したわけです。用語に関しては前々からちゃんと許可を取ってますんで……まあハイ。
……さて、リアル事情もあるので、(スレ上げがあっても)投稿頻度は下がると思いますが……次回はどうするか。デュエマ話でも書くかそれとも……
今回はここまでです。