二次創作小説(新・総合)

後編へ ( No.165 )
日時: 2024/03/02 21:43
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。久々に本編でまともに話書いたですねおろさんです。



バスターズグランプリが完結し、とりあえずまずはこの話です。





《スキマ》


紫「……それで、何の用なの?改まって。」


おろさん「……」


作者は、紫のスキマの中に入り込んでいた。


紫「……どうせ、幻想郷や阿求の事で謝る気は無いのは分かってるけど……そう言うのではないみたいね。」


おろさん「……阿求の事で1つ……いや、いくつか聞きたい。」


紫「……彼女がどうかしたのかしら?」


おろさん「阿求の能力は、『一度見た物を忘れない程度の能力』で合ってるよな?」


紫「……そうだけど?そんなあなたでも分かる事をどうしてわざわざ。」


おろさん「以前、バスターズグランプリという大会に阿求が参加した。無論自分の意思で。



……だが、終盤辺りになって、アイツ……」




バスターズグランプリで起こったことをある程度話す作者。




紫「……その『「人魚」の魔女』を倒した時の記憶が無い、ですって……?



……待ちなさいおかしいじゃない」


おろさん「ああおかしい。



……というか、よく考えてみると阿求が病弱な感じが無かったり、E.G.Oをまともに使えてる時点で気づくべきだった。


ナラティブの力は、ぶっちゃけ自衛のために使ってもらうつもりでもあったんだが……

けど……弾幕はともかく、何の説明もしてないのにアブノーマルドライバーを思いっきり使いこなしてるし……順応が早すぎて何か、違和感が凄くてな。」


紫「……確かに、あの子最近随分と様子がおかしいとは思っていたわ。どうせあなたが何かしたんじゃないかと思ってたんだけど……」


おろさん「……数割事実だから否定はしないさ。実際、L時空における■社の記録を元にライダーシステム作った時も、阿求に与えるつもりでやってたし。


……ただ、いくらなんでも順応が早すぎる。風都の時は状況が状況だったから即席で何とかしてもらったが、本当ならもうちょっと時間がいるはずだったし……」


紫「……そもそも、元々体が強くないはずの稗田阿求……だからそもそも私も慧音も反対していたんだけど……その前に彼女が派手な戦いについていけている事はあまりにも妙。」


おろさん「……もう1つ聞くぞ、八雲紫。




……稗田阿求の容態に大幅な変化が起きたのは、いつからだ?」


紫「変化?そんなの、貴方達が関わってから……



……いえ、ちょっと待って……それにしては……あら……?」



おろさん「……『時空』と言う概念が創られ、原作レキシに支障が生じた……


大地の言う通りなのかもな……阿求の中に、あいつの運命を変える『特異点』が……」




*****



《幻想郷:香霖堂》



香霖堂。ざっくり言えば、『森近霖之助』が経営している、幻想郷にある道具屋だ。



霖之助「(……異世界の介入と言う事象が起こってからというもの、幻想郷も少しづつ変わって来た……


異世界に存在する道具と言うのも気にはなるが……当然というか、紫が徹底的に異世界の物品の流通を抑制しているからね。無いわけでは無いけどそんなに数は少ないし、かと言って誰かには売れないし。


……まあそれはそうとして。最近は異世界からの客が来ることもある。この前も……)」



忍『幻想郷に金髪少女がいると聞いて来ました!!』



霖之助「(……という理由で強引に来た子もいたし(*流石に追い返した))「ガチャ(ドアが開く音」……あ、いらっしゃい――」


魔理沙「よぉ香霖!」


香霖堂にやって来たのは、普通の魔法使い『霧雨魔理沙』。


霖之助「また君か魔理沙……」

魔理沙「何だよ、折角来たのに妙に嫌そうな表情してさ。」

霖之助「失礼、君の事だから、こっそり回収した異世界の物品を持って行く気がしてね……」

魔理沙「まあ否定はしない。とりあえずなんか面白そうなのは……ん?」


すると魔理沙が何かを見つける。分厚いタブレット端末のような形をした、黒とオレンジ色の物体だ。


魔理沙「お?何だコレ。前に見た玩具に似てんな。」


霖之助「ああ、これかい。どうやら玩具じゃなく、かなり特殊な物のようでね、何か条件を満たしていないと使えないらしい。」


魔理沙「そうなのか?……というか、そもそもどんな物なんだ?」


霖之助「まず名前はガッチャ――「シュンッ」


……突然物凄いスピードで、何かが店内を1周。そのまま何処かに行った。


霖之助「な、何事だ今のは……」


魔理沙「……あれ」


……魔理沙が手に取っていた物体が、いつの間にかなくなっている。

代わりに、何かのトレーディングカードが20枚ほど手元にあった。


霖之助「な、何!?すり替えられただと!?


……いや待て、そのカードも中々興味深いが……いやしかし……くっ……!!」


魔理沙「い、色々突っ込みたいところがあるが……使えないんじゃ置いておいても仕方無いんじゃないか?」

霖之助「それは……しかしだね、何か凄そうな道具を手放すことになるのは……いやこの場合ほぼ盗み……いや……」

魔理沙「……とりあえずこれ持って帰るか」

霖之助「ああちょっと待ってくれ!!どの道あの道具は非売品だったし、多分物々交換のつもりなんだ!!勝手に持ち帰るのは止めてくれ!!」

魔理沙「香霖も香霖で混乱してないか?」



*****


その頃



《ロボトミーコーポレーションχ》



ソニック「頼まれてた物、バッチリ持って来たぜ。」



おろさん「ああ、ありがとうソニック。わざわざパシリみたいに使っちったけどすまないな」



ソニック「ノープロブレム!異世界を走るってのも貴重な体験だしな。そんじゃあな!」←どっか行く



……ソニックがすり替えて持ってきた、タブレットみたいなアイテムを受け取った作者。


紫「……それで?その変わった道具が何だって言うの?」


おろさん「……タケヤリ達に聞いた、L時空の■社で作られていたとされるシステムの1つ。


……コレにアブノーマルドライバーを装着させることができるなら……


阿求の中に眠る『特異点』……その答えが分かる……ハズだ。」





*****



《稗田邸》


乱「……あるじさん、最近何か変わった?」


阿求「……突然どうしたの?別に何か特別な事が……あったと言えばあったけど、別に何か心境の変化とかそう言うのは無いわよ?」


乱「いや、そう言う事じゃないけど……」




「……なぁ、今更ながらだけど……最近の当主様、何か変じゃないか?」

「だよなぁ……やけに活発だったり、変な生き物(?)が寄って来るし、定期的に何処かに出かけてるし……」

「厳重に警備してても何かいつの間にかいなくなってるし、そう思ったら普通にいるし、何がどうなってるんだ?いや、元気でいること自体悪い事じゃないけどさ……


……ただ、何か最近は特に心配になって来たよ。なんせ髪が……」




乱「……何か……



髪色ちょっと変わった?」


阿求「……え?」


……阿求の、紫色の髪。……それが、少しだけ……







『灰色』になっていた。










ウルトラワールドでの日常Reboot


『時空融合現象編 後編』




開幕









~あとがき~
ということで、ここから時空融合現象を交えた阿求の物語が後編となります。
謎は深まるけど書きたいものいっぱいですわ←
さて、次回からはデュエマ話がちょっと入ったり、『ウルトラワールドでの日常CHAOS』を投稿しつつ物語が進んだりします。
今回はここまで。感想OKです。