二次創作小説(新・総合)

LCχと図書館長 ( No.172 )
日時: 2024/03/09 16:17
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。






……今回はまたLCχのお話。まさかのあの人がやって来て……





《ロボトミーコーポレーションχ》



タケヤリ「はい注目!ラジオ体操第一ー!!」



LCχにて。本日も業務が始まる頃。まずはラジオ体操を行おうとしていた時……



「……ここがLCχ……確かに、かなり平和ね……」



職員達「……!?」

ナオキ「貴方は……!!?」



そこに、誰かが訪れて来る。その人物を見て、LCχの者達は驚きを見せていた。何故なら……

ラン「……ん?どしたの?……



……ああ、そう言う事。この時空におけるあの人が来たわけだ。」




数時間後……




阿求「……おじゃましまーす……ってあれ?」


LCχに訪れた阿求。


……なのだが、職員達(居候『壱号ラン』含め)が何やら、休憩室を隠れながら何かを見ているようだ。



阿求「……みんな一体何を見てるの?」


ラン「一言で言えば、アレよアレ。」


阿求「アレ?」




ナオキ「……アンジェラ様……まさか貴方が来るとは思いませんでしたよ。」


アンジェラ「実際そうね。私自身もそう思うわ。」


……ナオキ達と話していたのは、アンジェラ。元々はロボトミーコーポレーションの秘書AIだった、現図書館長。


阿求「……あの人誰?」

職員アズサ「……アンジェラ様。ロボトミーコーポレーションの秘書だったAIだ。」

職員コハル「この場合は『この時空の』だから、私達の知るアンジェラ様とは別だけどね。」

阿求「バスターズグランプリの時のゲブラーさんやホドさんみたいに、例外的に異世界に来れたって事かしら……」



アンジェラ「……此処のシステムは、貴方達が回しているって聞いたけど合っているわね?」


エビスザワ「ああ。色々あってそうしてる。」

ワカサ「……貴方がどうして来ることが出来たというのはなんとなくわかりますが……」


アンジェラ「……こっちも何となく察しているけど、貴方達の時空の私も、光が放たれた時に同じ行動をとっていたようね。」


タケヤリ「……結局、全く別の理由で此処以外全部滅んじゃったけどね。」


アンジェラ「……そう。


それと、あそこにいるあの子が、稗田阿求で合っているかしら?」



阿求「!」



*****

数分後




職員達「じー……」



阿求「職員がずっとジロジロ見てる……というか気にしないの?」


アンジェラ「理由はわかっているからあまり気にならないわ。」



何だかんだあって、アンジェラと話す阿求。



規制済み「(訳:とんでもないのが来たんだけど)」

罰鳥「反応に困る!」

レティシア「プレゼント……」



アンジェラ「……一通り見させてもらったけど、確かに、本当に私の知るロボトミーと大分変っているわね。


幻想体もやけに様子がおかしいし、職員も元フィクサーが数割。試練も試練で弱体化されている……

ロボトミーコーポレーションが崩壊し、且つ図書館が創られる前に世界そのものが滅んだ結果、ここまで大幅な変化が起きるなんて……誰が予想できたのかしら。」


阿求「……私には、深いところは良く分からないけど……



……話によれば、貴方はその『図書館』だとかを出られ愛とは聞いてたけど……そこら辺はやっぱり異世界のご都合主義でどうにか?」


アンジェラ「言い方が妙に生々しいけど似たようなものかしら。

……別世界に移動することが『外に出る』という事にはなっていないだけよ。まさか私が図書館そのものから出ることが可能だという事自体は予想外だったけど……

ただ、プログラムの問題で、私は流石に長く異世界に居座り続けることが出来ない。メイドウィンを名乗ったあの青年が言うには、長くて1日5時間だけなら可能らしいわ。」


阿求「それで、真っ先にLCχの事が気になったって事?」


アンジェラ「……そう言う事でもあるわ。

本当ならもう1人来てもらうつもりだったけど、徹夜でネツァクと呑んでたらしくてぐっすり寝てたから置いて来たわ。」



阿求「そ、そう……」



アンジェラ「……ところで、此処に本部に収容されていた幻想体が収容されていたというなら、そのL時空特有の幻想体はいないのかしら。」



阿求「え?……此処にはいないわね。


バスターズグランプリの時の『「人魚」の魔女』も何処に行ったか分からないし……」


アンジェラ「……まあいいわ。そう言うのは多分専門の人がいると思うし。今度来たら調べておこうかしら。」


阿求「そう言えば、そこら辺は私も話されてなかったわね……まあどうせ作者の事だし、面倒臭いから話してないか、単に聞かれてないから話してないかかしら。」


アンジェラ「……貴方、そんな感じで大丈夫なの?」


阿求「え、何が?」


アンジェラ「……何でもないわよ。」


阿求「そ、そう……




……ところで、そう言うアンジェラさんはアンジェラさんで、何をやったのよ。職員達が複雑な表情してるのがさっきから気になるんだけど。」


アンジェラ「……理由は別として、少し馬鹿な選択をしただけよ。あの感じだと、L時空の私もその選択をしたという事ね。



それはそうとして、そろそろ図書館に戻らせてもらうわ。」


阿求「随分と急ね。どうせならもう少しゆっくりしても良いのに」


アンジェラ「……仕事も残っているし、どの道そろそろ5時間立つ頃だし。


……今度は、ゆっくり話しましょう。貴方の存在には少し興味があるもの。」


そう言うと、アンジェラは戻っていった。


阿求「……?」


ナオキ「……帰って行ったみたいですね。」


阿求「あ、ナオキ。




……ねぇ、ナオキは彼女の事をどう思ってるの?」


ナオキ「また唐突ですね……



……私の知るアンジェラ様は、何処か感情を殺しているようには見えてました。


……でも、彼女はL時空のアンジェラ様とは別。それに、何だか憑き物が取れているようにも見える。……やっぱり良く分かりません。」


阿求「……そっか。」


ナオキ「(ただ……分かるとすれば……)」



数時間前



アンジェラ『『図書館で起こった出来事を教えてほしい』……仮にも来客に対して早々、随分と野暮な質問をするわね。』


ナオキ『……すみません。ただ、いつかちゃんと知らなければならないと思ったんです。本来であれば、L時空でも歩む可能性が高かったその歴史を。

……この世界での生活に順応し過ぎたせいか、私達はそれを知る事を避けた。多分、怖かったから。』


アンジェラ『……そう。



いいわ。話せる部分を出来るだけ話す。』






ナオキ「(……私達が知るアンジェラ様も、この時空のアンジェラ様も、ただ……)」








アンジェラ「……L時空におけるロボトミーの職員だった人物『Q』……彼女だけは、何故か生き返ることが無かった……それはどうしてなのか……



やっぱり、この時空の『稗田阿求』が関わっているというのかしらね……」








終演





~あとがき~
という事で、アンジェラ様の異世界進出(?)でございました。細かい部分はまぁ置いておいて……ハイ
とりあえず、次回は少し笑いに振った話でも書きますか。例の奴等に(出来たら)さよならを
今回はここまでです。