二次創作小説(新・総合)
- 地底deツーリング ( No.55 )
- 日時: 2023/11/24 23:21
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)
どうも。おろさんです。
という事で今回は、またあの合成獣の兄妹と地底の皆さんのお話です。どうぞ。
《幻想郷:博麗神社》
霊夢「賞金獲得したは良いけど、いざ使おうってなると何に使えば良いかしら……」
……逃走中01にて、見事逃走成功を果たした博麗霊夢。(逃走中に関する話は当然こっちともリンクします。)
賞金を獲得したはいいが、使い道に困っているようだ。
華扇「……大金を手に入れただなんて話を耳にしたけど、本当だったようね。」
霊夢「……華扇じゃない。何の用?この賞金関連の事なら聞かないわよ。」
華扇「そっちじゃないわよ。わざわざ貰う理由も無いし。
稗田阿求の事は分かってるわよね?別世界の住人に振り回されて、色々あの子の近況が変わってきてるじゃない。」
霊夢「ああ、そう言えば。何か病弱設定どこ行ったのかってくらいに元気出てるわよねぇ」
華扇「そうだけどそっちでもない!!あと設定とか言わない!!」
霊夢「……というか、異世界の事を私に言ってどうするのよ。阿求もアレで楽しそうだし、異議があるなら本人に行ったらどうなの?」
華扇「それもそうなんだけど……それだけの話じゃないのよ。
異世界との繋がりを持った故に、幻想郷のバランスにも乱れが生じている。それは貴方も気づいているはずよ。
八雲紫はそろそろ冬眠の時期だし、どの道、博麗の巫女である貴方も動くべきじゃないかしら?」
霊夢「面倒臭いわね……
と言っても、今回の異変は幻想郷で起きているわけじゃない以上、どう動けって言うのよ。
それにそれを言うなら、もうちょっとわかりやすく発生してる問題の方を解決するのが良いんじゃないの?旧都に住み着いた、あの黒須羽って言う兄妹の事も……」
華扇「それは……閻魔の方から許可を得たって聞いたから流石にどうにも……」
霊夢「(……とはいえ、アビリティカードとかの件もあって面倒な問題が山積みなのも事実……どこかのタイミングで動いておかないと少しマズイかしら……)」
と、その頃の旧都。
《旧都:地霊殿》
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
さとり「な、何ですかこの生物は……バイクと言うものでしょうか?」
鈴夜「ゴルドダッシュって言うんだってさ。かなり前に並行世界から回収されて、ようやくメンテが終わったんだ。」
センリツ「それで、前からバイクを欲しがっていた鈴にぃの元に来たって事。」
……以前(>>51参照)回収されたゴルドダッシュが送られ、大興奮している鈴夜。
鈴夜「というわけで早速乗ってかっ飛ばしてみようかな。とりあえず運転方法の大体はは普通のバイクと同じかな……」←*免許持ちですよ
さとり「……なんだか嬉しそうですね。……それじゃあ、私はそろそろ戻って――」
鈴夜「一緒に乗ろ?」
……さとりの方を掴みそう言った。
さとり「し、しかし私は……」
鈴夜「乗ろ?」
さとり「い、いえお気持ちだけで――」
鈴夜「乗らないなら何でわざわざ外出たのさ。それは要するに乗ってみたいんでしょ?乗ろうよ。あと拒否権も無いよ。」
さとり「な、何でそんな理論になるんですか!ちょっと!!?」
センリツ「ヘルメット用意オッケー!!」
鈴夜「サンキューセンリツ!という事でレッツゴー!!」
さとり「どうしてこういう事になるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
という事で、レッツツーリングである。
お燐「……あれ、さとり様は?」
勇儀「……ん?何の音だ?」
パルスィ「叫び声も聞こえる気が……」
……旧都の入り口付近。そこにいたのは『星熊勇儀』と『水橋パルスィ』だ。
鈴夜「はっやぁぁぁぁぁい!!!」
さとり「はやっ、ちょっ、ああああああああああああ!!!?」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
と、ゴルドダッシュに乗った鈴夜とさとりが横切った。
勇儀「今の……古明地さとりと鈴夜か?」
パルスィ「早そうな乗り物に乗ってたわね……。」
勇儀「……。」
パルスィ「あら?どうしたの勇儀。」
勇儀「いや……さとりのやつ、何だか最近変わったなぁ何て思ってさ」
パルスィ「……言われてみるとそうよね。黒須羽鈴夜と関りを持つようになってきてから、普段からちょっと明るい雰囲気が出てるし……何か妬ましいじゃない。」
数分後……
ゴルドダッシュ「ダァァァァッシュ!!」
さとり「あ、あの、大分旧都から離れて来ているんですけど……」
鈴夜「大丈夫。もしもの時はセンリツがいるから。」
センリツ『その通り!しばらくこのトランシーバーの中に潜ってますね。』
さとり「いつの間にそんなロトムみたいな……;」
鈴夜「……とはいえ、何だか知らない場所に来たなぁ。ちょっと明るいし、何だか周囲が整えられてるというか……ん?」
すると、後ろから何か迫って来ているのが見えた。
鈴夜「あれって……車!?避けるよ!!」
ゴルドダッシュ「ダァッシュ!!」
すぐに避けると、次第に何台か、車やバイクと思しき乗り物がこちらを囲む。
シェケダン「オイオイ!知らないやつがいると思ったらこりゃ驚きだ!女装男子と可愛いお嬢ちゃんのバカップルか!」
さとり「っ!!?そんなんじゃないです!!
いや、それ以前に何者ですか!?乗り物そのものが喋って……」
鈴夜「いきなり出て来たけど、お前らもしかして『メカ・デル・ディネロ』じゃないか?何で地底なんかに……」
アストマープル「地下は土地が有り余るから、俺達がここを買ったのさ。そんでサーキットを造ったってわけだぜ?」
さとり「か、買いとったって……」
鈴夜「怨霊が出にくい場所を、河童が異世界の住人に勝手に売るようになった……そんな話を聞いたことがあったなぁそういえば。」
さとり「って、何ですかその聞き捨てならない話は!?」
トライシェルビ「お2人さんよぉ、折角だし俺達とレースで勝負しようぜ?」
ジャマリーリョ「その金ぴかバイク君も結構やる気満々だしな。」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
鈴夜「……ま、確かにね。いいじゃん、やってやるよ!!」
シェケダン「そうでなくっちゃ面白くない!」
セヴォカート「ただし、スタートの合図はとっくに鳴っているからな!!」
そう言って、メカ・デル・ディネロ達が爆走して行く。
鈴夜「ちょっ、さりげなくずるいぞ!!」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
鈴夜「ああ、いいぜ、やってやる!!行くよさとりさんっ!」
さとり「は、はいっ!?」
センリツ『私もお忘れなく!』
という事で、ツーリングから一転、サーキットを駆け抜ける事となった。
一旦区切ります。感想まだ
- 地底deツーリング ( No.56 )
- 日時: 2023/11/24 23:33
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)
続き
ゴルドダッシュ「ダァァァァァァッシュ!!」
鈴夜「かっ飛ばせゴルドダッシュ!!」
セヴォカート「何ッ!?アイツ早すぎんだろ!?……ってのおおあ」←吹っ飛ばされた
さとり「(買い物かごみたいな見た目しててよく言えるわ……)
……というか、思いっきり突撃して吹っ飛ばしましたけど大丈夫なんですか?」
鈴夜「簡単に壊れるように出来てないし多分大丈夫でしょ。」
さとり「そう言うものでしょうか……ん?」
「(隙アリだ!!)」
さとり「後ろです鈴夜さん!!」
鈴夜「後ろ?………うおっと!!」
さとりの言う通り、背後からエネルギー弾が飛んできた。
ジャマリーリョ「何!?」
「(だが今がチャンス!!)」
さとり「今度は上に!!」
鈴夜「なんとぉっ!!」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
アストマープル「バカな!?この距離を簡単に……!!」
さとり「……言っておきますが、その程度は読めているのですよ!!」
……古明地さとりの心を読む能力で、攻撃を仕掛けていたのを読んで、鈴夜は攻撃を避けた。
鈴夜「不意打ちだなんて、せこい事をする。」
ジャマリーリョ「いや、せこいとかそう言うのじゃないわ!!いつの間にか追い抜きやがって!!マリオカートでも攻撃要素はあるだろ!!」
さとり「それってアイテムありきの話では……;」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!」
すると、ゴルドダッシュが鈴夜に呼びかける。
鈴夜「ん?どうしたの?」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!」
鈴夜「……え、冷気を溜めて欲しい?……ああ、なるほどね。良い案じゃん!」
さとり「(そんな方法、本当に出来るの……?)」←心を読んだ
……鈴夜は自身の能力を使い、ゴルドダッシュを伝って氷を作る。
それをゴルドダッシュが、アームで球体のように固める。
鈴夜「そんでもって……発射!!」
……2体のメカ・デル・ディネロ達の方向に向かって、それを発射した。
アストマープル「そんなうっそでしょ……ぐへぇっ!?」
そして、思いっきりぶっ飛ばした。
鈴夜「よし!!このまま突っ走るぞ!センリツとさとりさんはサポートお願いね!」
さとり「……はい!」
センリツ『(おお、何やらやる気出て来たかなさとりさん)』
数十秒後
ゴルドダッシュ「ダーーーーーッシュ!!」
トライシェルビ「おおっと?とうとうこっちに追いつかれたぞ。」
シェケダン「へえ、アイツら中々やるようだな。
いいぜ、こっからは恨みっこなしだ!」
鈴夜「こっちだって、この勢いで突っ走らせてもらうよ!!」
さとり「あ、ここから先急カーブみたいですよ」←心を読んだ
シェケダン「なっ、何故それを知ってる!?」
そして、数分後。
トライシェルビ「中々やるが、もうすぐゴール!」
シェケダン「中々やるようだったが、これで決めさせてもらう!」
鈴夜「それはこっちのセリフさ!よーし、この勢いで行っけー!!」
ゴルドダッシュ「ダーッシュ!!!」
さとり「……!!
行っっっけぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ーーーーーーーーーー
そして、帰り道。
鈴夜「ふぅ、いい勝負だったねぇ。」
さとり「……そうですね。」
清々しい気分で帰宅する2人。
……なのだが、そこで待っていたのは……
映姫「随分と楽しかったようですねぇ。ええ?」
鈴夜&さとり「」
……待っていたのは、閻魔の『四季映姫・ヤマザナドゥ』だった。
お燐「さーとーりーさーまー、勝手に家を空けたせいで滅茶苦茶大変だったんですよ!?」
映姫「決して、プライベートに口を出すつもりはありません。
……ですがね、今日に関しては近況報告のために来ると伝えたはずなのですが……何すっぽかして遊びに行ってるんですか?しかも滅茶苦茶楽しそうだった感出して帰って来たようで。」
さとり「……え、えーっと……「ポンッ」
鈴夜が、さとりの肩をそっと叩く。
鈴夜「せ……責任から、逃げるな。」
さとり「…いや………
ほとんどあなたが原因でしょうがあああああああああああああああああああっ!!!!?」
この後、2人ともめちゃくちゃ怒られた。
勇儀「……やっぱり何か変わったよな、アイツ。」
パルスィ「変わったわね。」
センリツ「焼き魚美味し。」←どさくさに責任から逃れるバックベアード
ゴルドダッシュ「ダーッシュ」←以下同文のビーグル属性ケミー
終演☆
~あとがき~
という事で、また黒須羽氏のお話でした。あと何気にメカ・デル・ディネロ達を早い時期に出したなぁ。
さて、次回は……阿求がまさかの就職!?働き先はアブノーマリティだらけです。
今回はここまで。感想OK