二次創作小説(新・総合)

出会いはいつも電撃の如く ( No.63 )
日時: 2023/11/27 22:40
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。



今回も、またちょっとした出会いがあるわけです。と言ってもリブート前の設定引き継ぐだけなのですが←






《幻想郷の人里:鈴奈庵》


小鈴「すー……すー……」



……人里にある貸本屋『鈴奈庵』。その店番を行っている『本居小鈴』。


夜遅く。彼女はぐっすり眠っていたが……


「じじじじじ……」



バチッ!バチィッ!!



小鈴「ん……んん……?」



……すると、店の方から何やら音が聞こえる。段々大きくなって来たのか、小鈴の目が覚めてしまった。



小鈴「何……?こんな夜遅くに……」



「じじ じ、じじ……」


……何かがいた。少なくとも人ではない。


「じじじ じじじじ!!」


と、その何かが、周囲に電撃を放って来た。



小鈴「って、ひゃあっ!?な、何!?ってやめてお店が荒れるじゃない!!」


「じじじじじ!!」


小鈴「やめてったら本が燃えるから――って、うわっ!!?」


と、地面に落ちてた丸い物を踏んで、転倒。その拍子で頭を打って失神した。


「じじじじ「ガンッ!!!」


暴れていた何かの真上にも、落ちて来た何冊かの本が直撃。


そして、小鈴が踏んだ丸い物体が、レジエレキにヒットし――




翌日。



《ポップンワールド:ポプの宮神社》



大地「んあー……ここにも無いか……」


テンコ「よう大地。何探してるんだ?」


……『ポプの宮神社』にて、何か探しモノをする大地。

そこでやって来たのは、狐のお面を付けた少女……『テンコ』だった。


大地「……テンコか。……いや、大したものではないんだが……ちょっとボールを探してるんだ。」

テンコ「ボール?お前の事だからモンスターボールか何かか?」

大地「ああ、姉ちゃんに『サファリボール』っての押し付けられて、その後どっかで落としたっぽくて……


……心当たりある場所探ってみたが、結局どこもなかったんだよな。ここにも無いんだったら……昨日どこ寄ったっけな……」




《鈴奈庵》


場所は戻って鈴奈庵。


小鈴「……あう?」


……朝になり、目が覚めた小鈴。


小鈴「あれ、何で私こんな場所で……ああそうだ、確か変な音がして、それで……


……ってぇ!!お店が偉い事になってる!!早く戻さなきゃ!!じゃないと何かややこしくなる!!……ん?」


急いで片付けていた所、何やらボールを見つける。多分、小鈴が踏んだ物と同じだろう。


小鈴「コレ……何だっけ?半分は白くて、もう半分が迷彩柄だけど……


……そう言えば、大地さんがここに来て、似たようなものを持ってたわね……落としちゃったのかな?後で届けてあげないと。」

そう思いながら、ポケットにそのボールを入れた。


小鈴「あっ、鍵付ける留め具が壊れてる!?これ専門の人に頼むしかないかなぁ……」




……だが、彼女はまだ気づいていない。そのボールに入っているのは……


ーーーーーーーーーー


数分後



ロボット「大地か?……いや、今日はまだ来ていないな。」


小鈴「ええっ、そうなんですか!?」


……スマブラ屋敷に来てみた小鈴は、大地がよくいるスマブラ屋敷に訪れてみた。

が、スマブラ参戦者の『ロボット』に聞いたところ、どうやらまだ来ていない模様。


ロボット「この感じだと、多分ポップンワールドにいるな。」

小鈴「『ポップンワールド』?何ですかソレって。」

ロボット「大地やうたが住んでいる、音ゲー『ポップンミュージック』の世界だ。」

小鈴「え、大地さんウルトラワールド出身じゃないんですか」

ロボット「初見ではかなり間違われるが全然違うぞ。本人曰く、死んだ妻の方がこの世界出身だったらしい。


……まあいい機会だし、折角なら行って見たらどうだ?時空融合の件が解決していない以上、異世界との関りを持つ必要もあるし、あそこなら悪い連中はそんなにいなかったはずだ。」

小鈴「へぇ……



(こことも別の世界も興味はあったけど……まあ、時間を合わせればここに来る前の時間に戻れるはずだったし……)じゃあ、良い機会なので……」



……といった考えで、試しにその『ポップンワールド』に行ってみる事にした。



《ポップンワールド》


小鈴「……で、ロボットさんが言うにはこの近くにいるだろうって話だったけど……



そう言えばこのボール、何のボールなんだろう。よく見るとボタンもあるけど……開くのかな?」


試しに開けようと、スイッチを押した瞬間……



通行人「あ、危ない!!」



小鈴「えっ?」



突然、信号無視のトラックが大脱線。そして――




カチッ




「じじ じじじ」




一旦区切ります。感想まだ

出会いはいつも電撃の如く ( No.64 )
日時: 2023/11/27 22:44
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き





《鈴奈庵》



大地「……で、ボールのスイッチを押した結果、ソイツが入っていたわけか。」

小鈴「はい……」


レジエレキ「じじじ」



……サファリボールから出てきたのは、伝説のポケモン『レジエレキ』。

あの後、出てきた瞬間に結構な電撃を放ち、トラックにソレを当てて横転させた(運転手は一応無事だが、ながらスマホしてたために連行はされた)。

そして、電撃を見た大地が駆けつけ、また戻って鈴奈庵。


大地「あのサファリボール、まさかこの店で落としてたなんてな……」

小鈴「とりあえず、これはお返しします。」

大地「いや、ポケモンが中に入った以上、返されても意味がない。」


レジエレキ「じじじ」


小鈴「それで……あのレジエレキというポケモンは何なんですか?どうして鈴奈庵に……」


大地「多分、どっかの密猟集団が捕まえてたのが逃げたんだろう。次元の穴に入った結果、たまたま人里の鈴奈庵に迷い込んだってところか……


まあ、ソイツすんなりとお前に付き従ってるし、細かい事は別にいいだろ。」


レジエレキ「じじじじじ」


小鈴「それでいいのなら……そうね、そうしよう。」



*****


後日。



阿求「……それで、そのままパートナーになったわけ?」


小鈴「うん。流石に親には黙ってるけど。」

レジエレキ「じじじ」


……何だかんだあって、レジエレキをゲットした小鈴。


阿求「……けど、不可抗力とは言えそんなあっさり引き受けちゃっていいの?どう考えても妖怪扱いされるし……」

小鈴「阿求……






現在進行形で大層なものに憑かれてるあんたがそれ言う?」


規制済み「(訳:しつこく出てやるよ)」

罰鳥「カッ、カッ、カッ」←つついてる

レティシア「あなたもどう?」←ハートのギフト提供


阿求「……言うんじゃないわよぉ!!(半泣き」




みほ「こんにちはー」


と、そこでまた1人来る。


小鈴「いらっしゃい。……って、確かみほちゃん。いつぶりだったかしら。」


カービィ「ちなみに僕もいるよ。」←みほの頭に乗る

ルーミア「私もいるよー」←くっついてた


阿求「1名普通に妖怪いるし……よく食べられないわよねあなた……」


みほ「ドーナツで条件のんでくれた」



レジエレキ「じじじ」←本の整理中


みほ「あ、この子がレジエレキかぁ。大地さんの言ってた通り本当にゲットしたんだね小鈴ちゃん。」


小鈴「偶然が重なったからだけどね。……あ、そろそろ……」


……と、小鈴は、レジエレキに何かを渡す。


阿求「あら、それって……」

カービィ「ポケモンが食べるポケモンフーズだね。」

ルーミア「そーなのかー」


小鈴「ナリトさんって人に貰ったんです。すごい余ってるからって。」


みほ「ナリトさん?」

阿求「たしか、大地の姉だって言う人じゃない。



……そう言えば、何気にあの人も伝説のポケモン持ってたわね……ガラルサンダーとか言う……」



レジエレキ「……」



みほ「それにしても、伝説のポケモンがこうも間近で見られるなんてねぇ。」

カービィ「ミュウツーなら時々来るけど」



阿求「……ナリトさんもそうだけど、その伝説のポケモンがあっさり誰かの手持ちになってていいの?」

カービィ「まず伝説のポケモンが1体だけって方式は成り立たないよ?」

みほ「それにそれを言うなら、原作ゲームでシリーズごとに(不思議な現象という名目で)バンバン出る伝説はどうなのさ。」

阿求「それもそうだけどさ……」


みほ「……あ、そうだ。ポケモンと言えば、『ポケモンバトル』ってやってみたりする?」

小鈴「ポケモンバトル……?」

阿求「ポケモン同士で戦わせて競う事ね。スポーツの一種に近いかしら?」

カービィ「まぁ流石にやってないか。そもそも今幻想郷でポケモン持ってるの小鈴くらいだし。」




……そんな感じの事を話していた。


その時だった。





「ドダイトス、すなあらしだ」





一旦区切ります。感想まだ

出会いはいつも電撃の如く ( No.65 )
日時: 2023/11/27 23:11
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



すると突然、周囲に砂嵐が発生する。



阿求「え、いきなり何!?」

カービィ「砂嵐……って、誰か来る!!」




「よぉよぉお嬢ちゃん達。随分と呑気に話しちゃってぇ。」




みほ「え、誰?」


レジエレキ「……!!」


レジエレキが警戒している。


小鈴「……おじさん、まさか……!!」



ポケモンハンター「察しが良いようだな鈴のお嬢ちゃん。ああ、そうさ。その電気ポケモンを回収しに来たんだよ。」



カービィ「って事はポケモンハンター!!?」



ポケモンハンター「……さて、おしゃべりはそこら辺にしてもらおう。やれ、ドダイトス!!まずは『ウッドハンマー』だ!!」

ドダイトス「…!!」


大きな木槌が、此方に振り下げられる。


カービィ「コピー能力『ハンマー』!!」


カービィが急いでそれを防ぐ。


カービィ「みんな、今のうちに!!」



レジエレキ「……!!」


すぐに、鈴奈庵の外に出る。しかし砂嵐が凄い。


ルーミア「目に砂がぁ!!」


規制済み「(訳:任せろ!!)」


と、規制済みがこちらを覆い、砂嵐を遮った。


阿求「ま、まさかのナイス!?」



カービィ「っ……!!」



ドダイトス「……」

ポケモンハンター「中々やるが、それだけだ!!ドダイトスゥ!!『じしん』で一掃しちまえ!!」



レジエレキ「!!」



……と、レジエレキが『10まんボルト』を放つ。だが……



ドダイトス「……」



小鈴「あれっ、全然効いてない!?」



ポケモンハンター「馬鹿め!じめんタイプに電気技が効くわけないだろう!!さぁ!!これで終いだ!!」


ドダイトス「……」




「サンダー、『らいめいげり』!!!」



……その時、横から攻撃が、ドダイトスに命中する。



ポケモンハンター「誰だ!!邪魔しやがって!!」




「誰かって?」


砂嵐の中から、誰か出て来た。


ナリト「通りすがりの一般人だよ。」

ガラルサンダー「……」




小鈴「な、ナリトさん!?」



ナリト「よっ、さっきぶりだね小鈴ちゃん。……よっと」


そこに現れたのは、祷大地の姉『祷ナリト』と、パートナーポケモンのガラルサンダー。

ナリトは、小鈴の方に球体を投げた。


小鈴「これは……?」


ナリト「『テラスタルオーブ』だ!どうやらこの世界でも使えるから使ってみて!」


小鈴「え、あの、使うって具体的にどうやって!?」




ポケモンハンター「貴様ぁ!!!余計な邪魔をするな!!やれ!お前ら!!」


子分達「うおおおおおおお!!」


ナリト「……ま、そうなるか。



とりあえず敵じゃない。サンダーはアクロバット、ヤバソチャはシャドーボールを。」

ガラルサンダー「……!!(頷く」

ヤバソチャ「!!(同じく」



ポケモンハンター「チィッ、ドダイトス!!もう一回『じしん』だ!!」


ドダイトス「……!」



阿求「小鈴……!」

小鈴「……私……やってみる!」

レジエレキ「……!!」

小鈴「行くよ……レジエレキ!!!『テラスタル』っ!!」


テラスタルオーブを掲げ、オーブが輝いて行く。そして、レジエレキの元に投げた。

そうすることで、レジエレキが結晶に包まれた。……レジエレキの頭部には、氷の結晶に扮した結晶が付いていた。


ドダイトス「!?」

ポケモンハンター「こおりテラスタルだと!?馬鹿な、調べた時は電気タイプだったはず……」



ナリト「(フフ、驚いてる驚いてる。渡したポケモンフーズに、こおりテラピースを混ぜておいて正解だったね。)」



小鈴「派手に決めるよ!!『テラバースト』!!!」

レジエレキ「じじじじっ!!」



こおりタイプのテラバーストが、ドダイトスに命中する。



ドダイトス「グアッ……!!」


4倍弱点により、ドダイトスは一発で倒された。


ポケモンハンター「お、俺のドダイトスが……



ええい!!ならばアーマーガァ!!やっちまえ!!」

アーマーガァ「ガァ!!!」


ポケモンハンターは、はがねタイプのアーマーガァで弱点を突こうとしていたが……



みほ「あれっ……





アーマーガァってひこうタイプじゃ……」




ポケモンハンター「あ」




レジエレキ「じじじ……」

小鈴「……うん、何考えてるかわかるよ。」



ポケモンハンター「え、あの、何で笑顔で近づいて……」


小鈴「トドメの……『10まんボルト』ォォォォォォ!!」

レジエレキ「じじじー!!!」


ポケモンハンター「えっ、ちょっ、何で俺の方に待てちょっと待ってあびゃああああああああああああああああああああ!!!」


そのまま、アーマーガァもろともポケモンハンターは倒された。




ナリト「……いいね、小鈴ちゃんとレジエレキ。とっても面白いよ。」




数分後


ニワトリ刑事「オラァ!歩けェ!さっさと歩けェ!!」

ネズミ刑事「異世界にまで迷惑かけたんだからただで済むと思うな!!」

ポケモンハンター「くそっ……」




大地「他の里の人間には記憶操作をしておくが……


まあ、大変だったな、お前ら。」


…話を聞いて、大地が駆けつけてきたようだ。


小鈴「いえいえ、何とかなったので結果オーライです!」

レジエレキ「じじ」


阿求「(……何だかんだ心配だったけど……良いコンビかもね。)

ナリトさんもありがとうございました。お陰で……って、あれ?」


ナリトの姿は、いつの間にかなかった。


小鈴「……あれ、そう言えばナリトさんは?」


みほ「いや、何か警察が来て間もなくどっか行くって言って……」

ルーミア「気づいたらいなくなってた。」

カービィ「(あの人、何を考えてるのか良く分かんないんだよなぁ。どことなく大地を避けてると思ったらそうでも無さそうで……)」

レティシア「どうせまたどこかで会うわよ。」

罰鳥「確かに」

規制済み「(訳:罰鳥が喋ったよ)」

阿求「いいから早く帰ってアブノーマリティ一行……」



小鈴「ポケモンバトルかぁ……経緯はともかくちょっと楽しかったし、もっとやってみたいかも!」

レジエレキ「じじじ!」

小鈴「レジエレキもそう思う?……そう来なくっちゃ!」



こうして、1人のポケモントレーナーが、今ここに誕生したようです。



終演




~あとがき~
ということで、本居小鈴とレジエレキのお話でした。何だかんだで設定はいくつか引き継いでいくのです。

さて、次回の話もリブート前の設定を引き継ぐようなものになります。次に登場するのは……







翌日……



「ここがスマブラ屋敷……噂になっていた人間もここによく来ると聞いたが……




待っていろ祷大地……この『比那名居天子』が、お前を跪かせてやる!」





次回、天人登場。



感想OK。