二次創作小説(新・総合)

天子、弟子になれ ( No.66 )
日時: 2023/12/02 21:04
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。逃走中01でもたもたしてたら今後書きたいネタがどんどん溜まっているおろさんです。



……さて、今回は(とっくに言ってるけど)あの天人が出てくるわけです。さてどうなるのか。




《スマブラ屋敷》



「……スマブラ屋敷……ここには強者もかなりいると聞く……



……だが、今の私の目当ては祷大地のみ……噂がどれ程なのか楽しみだ……



ええっと、まずは呼び出さなければならないが……確かこのインターホンとやらを押せばいいんだったな……あれ、鳴らないな。……ん?待て、よく見たら上にボタンがあるな。多分これか……」







大地「今日はちゃんぽんを作った。味編で辛みそも添えた。しっかり食え。」


小鈴「おおー、美味しそう!!」

阿求「外界にある麺料理の一種……いただきます。」


……スマブラ屋敷を訪れた阿求達。大地に昼食を作ってもらったようだ。



阿求「……ん、美味しい……」


大地「だろ?作る甲斐があるってもんだ。」



乱「(あるじさん、何だかんだ文句言っててもスマブラ屋敷に馴染んでるよねぇ。)」

レジエレキ「じじじ」





ピンポーン





……すると、インターホンが鳴った。



大地「……と、こんな時に客か。」



玄関に行って、ドアを開けてみる。



「今人を探しているんだが、『祷大地』という人間を知らないか?」


大地「……」←この人


天子「私は『比那名居天子』。天人だ。



数か月前に幻想郷で、妖怪を簡単に片づけてしまったという噂を聞き、確かめに来た。


いや、私にかかれば妖怪の大群など敵ではないが、その祷大地という人間が鬼を蹴飛ばしたという話も聞いて色々気になってな。

だからまあ話が長くなりそうだから細かい事は省くとして、とにかく……ここにその祷大地が良く出入りする話を聞いて来てみたのだが――」


大地「……(静かにドアを閉める」

天子「ってオイ待て!!話の途中に静かにドアを閉めるな!!失礼だと思わないのか!!」

大地「思うけど」

天子「言葉と動きが一致していないわ!!!ちょっ、力強いなお前!!」

大地「お前がそれ言う?」

天子「天人と普通の人間の基準を一緒にするな!!」

大地「だから何」

天子「お前さてはパワーワードでごまかすつもりだろ!?そんで何か知っているだろ明らかに!!」

大地「だから何」

天子「認めたな!?認めたって事で良いんだなお前!!」

大地「だから何(適当)」

天子「ソレもう適当に言ってるよな!!?」

大地「うん」

天子「正直すぎて最早清々しいわ!!?」

大地「てか扉が壊れるからいい加減どけ」

天子「お前が手を放せばいいだけだろう!!」



……こんな感じで口論みたいになっていたが……



小鈴「大地さん、さっきから何やってるんですか?もうちゃんぽん食べ終わっちゃいましたけど。」

阿求「……あれっ、玄関の外にいるのって……」



天子「えっ、オイ今何と言った――」


大地「……チッ」


天子「ぎゃっふ!?」


大地が扉(引き戸)から手を放して、その衝撃で天子が転倒した。


大地「……」

阿求「や、やっぱり……天人の『比那名居天子』……!」

大地「小鈴、彼方までぶっ飛ばされるか桜の下に埋められるか選べ」

小鈴「何で!?」



数分後



《対戦用フィールド》



天子「過程はともかく見つけたぞ祷大地!この私と勝負しろ!!」


大地「(だから嫌だったのにな)」



小鈴「あの天人、何で大地さんを探してたんだろう?」←結局埋められた

墓穴の桜「……」


阿求「融合沙汰になった時、妖怪を生身で簡単に片づけてたからね……人里でも噂にはなってたけど、彼女の耳にも届いていたなんて……」



天子「まあ、いきなり勝負を持ち込むのもアレだ。特別に1つ条件をやろう。」

大地「と言うと?」

天子「お前が勝ったら、お前の言う事を1つ聞いてやろう。ただし変な事や無理難題以外でな。」

大地「要望ねぇ……今の所特にないが……


……まあ、持ちかけられた以上やってやるか。」

天子「そう来なくっては面白くない!先手必勝!!」


ということで、早速攻撃を仕掛けて来た比那名居天子。『要石』を使い、併せて弾幕を放つ。

大地はそれを軽く避けていく。

天子「そこだっ!!」


次に、要石を直接ぶつけようとする。


大地「……」


対して大地は、指パッチンを鳴らした。そしたらなんと、ぶつけようとした要石の動きが止まり、地面に落下。


天子「(何!?指を鳴らしただけでそんな……いや、まさか特殊な振動を加えて、コントロールを無理やり外したというの……!!


……確かに、実力は噂以上のようだな……だが……!!)


勝負は一瞬で付けさせてもらう!!!」


天子は(勝手に持ち出した)『緋想の剣』を取り出し、周囲の気質を萃める。


大地「大技を放つか……」


天子「『全人類の緋想天』!!」



そして、レーザーを放つ。

その後、大爆発を起こした。


天子「よし、やったか――」



大地「それフラグだから言わない方が良いぜ」


天子「えっ」


……いつの間にか天子の背後にいた大地は、かかと落としで天子を地面に叩きつけた。


天子「がっ……!!」


そのまま天子は倒れ込んだ。


阿求「(予想はしてたけど、仮にも天人をこんなあっさり……!!)」



大地「……」



天子「っ……規格外とは言え、人間にこんなあっさり負けるなんて……「オイ」

すると、大地が話しかけて来る。

大地「お前、さっき俺が勝ったら、お前は1つ言う事を聞くって言ってたよな?」

天子「……い、言ってたな……そうだとして何を頼む気で――」

大地「俺の弟子になれ。」

天子「え?」


阿求&小鈴「えっ?」



一旦区切ります。感想まだ。

天子、弟子になれ ( No.67 )
日時: 2023/12/02 21:07
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



数時間後……




悟空「ベジータ、いらねぇんか?」

ベジータ「貴様ぁ!!俺の寿司をぉ!!!」



天子「……なぁ……上で寿司を食っている奴等を乗せた食卓を乗せて腕立てをやって今何回目だったか……」


大地「今334回。」



……弟子にすると言われて(7割強制的に)祷大地に弟子入りさせられた比那名居天子。

とりあえず、本日は腕立てをやらされている。上に何か乗せられているがれっきとした腕立て伏せである。


天子「……いや、天人だから、重いとかそう言うのはそんなに問題無い。ただ上で平然と食事をとっている連中が流石に気になるぞ。しかも幻想郷には無い寿司を食べている。」


ベジータ「サイヤ人は戦闘種族だ!!舐めるなよ!!」


天子「今何も関係ない」


スティーブ「(同じ席で寿司を食べる)」

ベジータ「って貴様ぁ!また俺の寿司を!!」


大地「いいから腕立てを続けろ。あ、今ので350回を超えたな。」


悟空「崩したらただじゃおかねぇぞ」


天子「これ自体はどうってことない……!!」



阿求「……気になって戻って来てみたけど……これどういう状況?」

小鈴「腕立て伏せやっているのは分かるね。」

乱「何で食卓乗せてるの?」

レジエレキ「じじじ」

規制済み「(訳:つーかその食卓で平然と食事取ってるやついんぞ)」

罰鳥「カカカカカカカカカカカカカ」←つつく

レティシア「差し入れ……」←ハートのギフト提供

阿求「あと何でアブノーマリティで3バカが形成されてるの?というか罰鳥って仲間いたわよね?」



大地「400回まで……あと少しだな。終わったら今度は場所移動するぞ。」


天子「(弟子にさせられたのはまだしも、これ以上何をするって言うの……)」


……とりあえず食卓を崩さずに腕立て400回を終えた。



数分後。言っていた通り場所変更。




《バトリオシティ:アルカ谷》



バトリオシティの裏にある山にて。


天子「……で、次は何をする気なんだ?」

大地「すぐに分かるさ。そろそろこの辺りに……」



「誰かと思えば、お前か祷大地。」



……洞窟から現れたのは、リスのようなクリーチャーだった。



天子「……何だコイツ。リスか?」

大地「『龍覇 サソリス』。ちょいと腐れ縁でな。」


サソリス「何の用だ。」


大地「単刀直入に言おう、彼女と手合わせをして欲しい。」


サソリス「手合わせだと?久々に会って早々知らない奴と手合わせとはどういう了見だ――ん?」


……『龍覇 サソリス』は、天子の姿を見て何かを感じ取る。


サソリス「(この奇妙な気配……何だ?このガキ、単なる人間じゃない……特殊な立ち位置にいるようだな……もしや……)


……やるのなら高くつくぞ。」


大地「ドングリ300個でどうだ?」


サソリス「いいだろう。そんでお前、名前は何だ。」

天子「急な心変わりだな……まあいい、私は『比那名居天子』だ。」

サソリス「そうか。……それじゃあ、この俺が少し手伝ってやる。」


また数分後


阿求「ついて来てみたけど、これって……」

小鈴「所謂手合わせね。リスっぽい子がいるけど相手はソレかな。」



天子「(そう言えば、小型の相手ってあまりやったことが無いし良い機会かもね……)」

サソリス「では……始めるぞ。」


……サソリスが取り出したのは、赤い鎌。『鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス』というクリーチャーが持つ鎌だ。

『頂上龍覇 サソリス2nd』である。


サソリス2nd「先手必勝!!」

天子「こっちのセリフだ!!」


2人は同時に、攻撃を仕掛ける。


天子による要石の攻撃をサソリスが避け、サソリスの鎌の攻撃を天子は受け止める。


サソリス2nd「へぇ、刃物すら通さない天人の身体……話には聞いていたが中々だな。」

天子「正確には色々違うが……まあいい、この程度で傷を付けられるものかっ!!」

サソリス2nd「なら……!!」


連続でかまで斬りつけるサソリス。対し、天子の方も緋想の剣を取り出して応戦。


天子「そこっ!!」←弾幕を放つ

サソリス2nd「おっと!!」←避ける

天子「ならばこうだ!!」



大地「(……やはりな……アイツは……)」



*****



天子「っ……中々やるな……」


サソリス2nd「こっちのセリフだ天人……」



大地「……サソリス、悪いがこの辺で切り上げたい。」



サソリス「ん?ああ、そうか。結構経っていたな。」


かれこれ約3時間も手合わせをしていた。


天子「……これからが面白いところだったのに終わらせるのか?」


大地「かなり時間が経ったから、そろそろ夕飯の時間だ。」


天子「……夕飯?確かに外界や異世界の料理となると、興味は無くは無いが……」


大地「良いから来い。……あ、急だったがありがとうなサソリス。あ、お題のドングリな。」←袋入りのドングリを渡す


サソリス「どうも。……特訓だって言うならまた来ても良いぞ。
……まあ、自分から来るかもしれないが。」


ということで、夕飯の時間になったため帰宅した。


サソリス「ところで、お前らは帰らなくて良いのか?」



小鈴「え、あ、私達!?」

阿求「し、失礼しました……;」



一旦区切ります。感想まだ

天子、弟子になれ ( No.68 )
日時: 2023/12/02 21:10
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



また数時間後……



天子「(……あれからというもの、夕飯ということで『ピザ』などとやらを食べさせてもらい、更には風呂やらゲームやら漫画やらと色々やったり……

時代の進みというのは凄いなあ。河童が真似たいのも分かるくらい快適。)


……なのはいいんだが……何故アイツの家に寝泊まりすることになったんだ!!?」←パジャマに着替えた


うた「あれこれ言ってないで寝るよ」


天子「……祷うた、お前はお前で良いのか?寝泊まりと言う名目でお前の部屋に入れられたが……」


うた「別に良いのよそんな細かい事。たまには悪くも無いだろうし。



……それに、お父さんが弟子をとるのも久しぶりだし。9年ぶりだったかな……」

天子「前にも弟子がいたのか?」

うた「……ええ。と言っても、私や親せきの外科医の子に護身術教えるくらいで留まってたけど。



……でもさ、作者や阿求との関りを持ってから、お父さんも色々変わったよ。」

天子「どういう事だ?」

うた「……その9年前にさ、お母さんがふざけた事故で亡くなって……それからお父さん、大分へこんじゃってたんだ。私もそうだったけど。


……でも半年前……これに関しては長くなるから今度話すけど、とにかく私もお父さんも何とか立ち直れた。


それから、お父さんの周りに個性的な人が増えて……すっごく楽しそうだった。」

天子「……お前はどうなんだ?」

うた「私は歌うこと以外はあんまり興味ない。……まぁ、暇を潰せるくらいには充実してる。



……まぁ、とにかく纏めると……何というか……これは阿求にも言ったんだけどさ。


付き合わされる時はとことん付き合ってあげてよ。結構面白いから。」

天子「……」





約2週間後……



《スマブラ屋敷》


天子「(で、この2週間……修行と言う名目で鍛えられたりこの世界にある娯楽に触れたりと色々付き合わされたけど……

流石に何処かのタイミングで天界に帰っておきたいんだよなぁ。親にあれこれ怒られるのも流石に面倒だし。

……いや、何日も家を空けているんだし結局怒られる?というか、地上にいる時は大体輝針城で寝泊まりしてたし同じようなものかな。

それにしても……アイツに無理やり弟子入りさせられてからというもの、今までより動きやすくなった気がするわね。

……サソリスとの手合わせも段々ペースが上がって来たし、たまに来る妖精や妖怪、異世界の住人と勝負をした時も、今まで以上のやりごたえがあったし……)」

うた「……手が止まってるけど良いの?」

天子「って、うおおマズイ!!隙を付かれてハメ技を喰らった!!」

うた「アシストのマジンガーZからの……ダブルオークアンタの必殺のトランザムっと。はいKO。」

天子「だああああっ、しくじった!!折角追い込んでいたのに逆転された!!理不尽だ!!」

うた「いや、理不尽じゃないしそれが格闘ゲームだし。


それにしても、格闘ゲームちょっと教えたら、たった数日だけでここまで強くなるなんてね。あしゅらも良い感じに打ち負かしてたし。」

天子「まあ、コマンドを覚えたら意外と出来るものでな……


……ん?ところでアイツはどうした?」

うた「え、お父さんの事言ってるんだったら……」


ピンポーン


すると、インターホンが鳴る。


天子「ん、こんな時に誰だ?」


……天子が気になって、玄関を開けてみると……


「貴様か。天人『比那名居天子』は。」


天子「!!

……何の用だ?」


武士妖怪「我は、この時空を渡り、剣を極め続けて来た者。


だが、そこらにいるような人間や人外とやり合うのはもう飽きた……そこでだ。天人を斬ってやろうと思い、地上を行き来していると聞く貴様に勝負を申し込みに来た。」


天子「……ほう、随分と自信があるようだな。



……いいだろう、かかって来るがいい。そして、その単調な目的だけのための剣をへし折ってやる!」





その頃


《幻想郷》



大地「急に呼び出して何のつもりだ。というか冬眠してるんじゃなかったっけ?」

紫「冬眠はもうちょっと後の話よ。


……というか、何の用なのかは分かってるんじゃないの?」

大地「……阿求の事か。しつこいぞ」

紫「それもあるけど、今はそっちじゃないわ。



あなた、最近『比那名居天子』を弟子にしたって噂が出回ってるけど本当なの?」

大地「……ああ、まあ本当だが。何か面倒な話でもあるのか。」

紫「そういうことじゃないわ。天界からすれば面子が立たないとかそんな話になりそうだけど。


……阿求の事と言い、あの天人と言い、貴方一体何のつもりなの?

あの融合現象沙汰が要因になって、幻想郷も大分変り始めている。異世界の事も、完全に納得できているわけじゃない。けど拒むつもりはもう無い。

……ただ、貴方は……何かを引きずり続けている気がするのよ。それを、あなた自身の人との関わり……というより阿求達に対しての事に持ち込んでいる風に見える。」

大地「……そう言われると、そうかもしれないな。

作者と出会った時のアレコレで少しは吹っ切れたつもりだが……そう簡単に行かないか。」

紫「……」

大地「……言っておくが、阿求や天子の事に関しては……俺は『可能性』と言うものを感じている。

それは、窮屈な環境では得られることのないものだ。」

紫「可能性……?」

大地「……この辺で良いか?そろそろ帰らせてもらうぞ。」←去って行く

紫「……


彼……何というか、微妙に面倒臭いわね……」



数分後……



《スマブラ屋敷》


武士妖怪「馬鹿な馬鹿な!!我が剣を防ぐどころか、避けられて全く攻撃を与えられないだと……」


突然勝負を持ち掛けて来た武士妖怪と手合わせする天子。

天子は、弾幕を避けるように、その剣裁きを軽く避けていく。


天子「要石『カナメファンネル』!!」

そして、弾幕を放ちあっという間に撃退した。

武士妖怪「馬鹿なァァァァァ!!!」



大地「……へえ、帰って来てみれば勝負になってて……アイツ、期待以上に強くなってんじゃん。」



武士妖怪「おのれ!!この屈辱はいずれ!!」←去って行く



天子「二度と来るなー地味に面倒臭いから。」



大地「……ただいま。」

うた「あ、おかえりお父さん」


天子「む……大地じゃないか。今までどこにってたんだ?」

大地「……ちょっとな。



……そういえばそろそろ昼だし……天子、お前もどうだ?」

天子「そうだな、折角だし頂こうじゃないか!」



阿求「(何か滅茶苦茶馴染んでるんだけど……)」

小鈴「どうしたの阿求。嫉妬?」

阿求「何でそうなるのよっ!!?」




何だかんだで終演。







オマケ『永江、惚れる』



衣玖「(皆さんこんにちは。『永江衣玖』です。比那名居に仕える竜宮の使いです。

本日は『スマブラ屋敷』という、異世界にある施設にやってきました。

え、理由ですか?それは勿論、総領娘様(比那名居天子)を連れ帰るためです。


かれこれ数週間行方をくらましているために、私にしわ寄せが来て……苦労して探した結果、この施設にたどり着きました。


……とにかくそう言う事なので、早速訪ねましょう。そしてすぐに連れ帰りましょう。じゃないと怒られるの私なので。)」


インターホンを鳴らす『永江衣玖』。すると出てきたのは……


大地「……どちら様ですか。」


衣玖「Σ(○д○ )」


大地「……どうしました?」


衣玖「あっ!?い、いえなんでもないです。それより私は――」


すると、持って来ていたバッグから何かが落ちる。それは本だった。


大地「ん?何か落ちましたよ。」←拾う


衣玖「(って、『天上天下、恋は独走』の最新刊!?そういえば昨日貸本屋で借りてバッグに入れていたままでした!!)」


大地「……」


衣玖「あっ、い、いえそれは……(どうしましょう流石に恥ずかし――)」


大地「おお、天恋の最新刊じゃないですか。そちらも読むんですね。」


衣玖「!!!?

……と、という事はそちらも……」

大地「ええ、よく読みますよ。32巻の大陸横断プロポーズは結構印象に残ってますね。」

衣玖「(な、なななななな、まさかの同じ趣味!!?しかもその名シーンまで知っているなんて!!



ああああああ……何故でしょう、まさかのドストライクなルックスな上に物凄く気が合いそうなこの感じ……これはまさか、いやダメです!!いくらなんでもそんな、ああっ……)


あああ、あの、その……失礼しましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


そのまま、衣玖は何処かに行ってしまった。


大地「ええ……?」


天子「……大地、今何か既視感のある誰かがいた気がするんだがどうしたんだ?」

大地「あー……布教?」




終演





~あとがき~
という事でまたまた新キャラ参戦のお話でした。しばらくはそう言う感じの話が続くです。
さて、次回は小話2本立て!ちょいちょい出てくる甘いもの好き仙人と、逃走中01に出てきましたあのオリキャラのお話です。
今回はここまで。感想OK。