二次創作小説(新・総合)

出会いとは、月夜を跳ねるウサギのごとく? 後編 ( No.89 )
日時: 2023/12/14 15:45
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。おろさんです。


前回までのあらすじ。


祷大地の過去。

妻である有亜が亡くなってしまってから、彼はすっかりやさぐれていた!

そんなある日、姉のナリトからラビットハウスに来るように言われ、いざ来てみれば本人はいない。


探しに行った大地は、道中、同級生だったブロリーの父親パラガスと再会する。

しかし、過去を引きずり続ける大地は、無理に拒んでしまっているようで……


一方のうたは、キリキザンの入ったモンスターボールを落とした大地を探しに行ったが、なんやかんやでレンタルビデオ店に行きつく。

だが、何故木組みの街に、レンタルビデオ店があるのか。何かがおかしいのだ。


その頃、何者かが動き始めていた……




《木組みの街:甘兎庵》


ヒナギク「……」


千夜「あのー、お客さん?」


……木組みの街にある和風の店『甘兎庵』。そこに訪れたのは『桂ヒナギク』だったが、街の風景を見ているまま。


ヒナギク「(おかしいわね……見慣れた街のはずなのに、さっきから感じるこの違和感……


というか、外で突っ立ってるのもアレだから適当なお店に入っちゃったけど……よりにもよって甘味処……どうしようかしら……今ダイエ――)」


千夜「……(;・v・)」


……何も頼まないまま居座っているせいで、『宇治松千夜』がどうするべきか迷ってしまっているようだ。


ヒナギク「あ、ご、ごめんなさいね。えっとお品書きは……」


お品書き
・輝く三宝珠
・雪原の赤宝石
・海に映る月と星々
・花の都三つ子の宝石
・黄金の鯱スペシャル
etc.……


ヒナギク「……;;」



……その時、ドアが開いた。



千夜「あ、いらっしゃ――」



カービィ「あんみつってあるかな?」



千夜「え」


ヒナギク「え」



……やって来たのは、ピンク色の一頭身生物だった。




《ラビットハウス》


その頃。


大地「へ?探しに行った?」


ラビットハウスに戻った大地だが、チノから彼の事を探しに行ったと聞く。


大地「つーか、いつの間に落としてたのかアレ……

アイツ……待っていればよかったのに……」


チノ「……」


大地「……まあいい、とりあえず待っておくか……」

パラガス「探しましたぞ」


ドガッシャァ!!


パラガス「ってオイ!!有無を言わさず殴るんじゃないわ!!」

大地「正当防衛だ」

パラガス「ならんわァ!!」


リゼ「あの、唐突にそう言うのは流石に……」

ココア「えーっと……もしかして友達?」


大地「……その親だよ。



……つーか、追って来るんじゃねぇよパラガス。何で今更あれこれ言われなきゃならないんだ。」

パラガス「……今更ではありませんぞ。今までブロリーたちはお前の事を気にかけていたのに、勝手に閉じこもっていたのはお前自身ではないか。」

大地「……」

パラガス「過去を引きずり続けるのはまだしも、やさぐれて醜態をさらすにも程がある。

俺達と関わることを拒み始めたのも、どうせ祷有亜が亡くなった時の事を思い出してしまうからだろう。」

大地「だとしたらなんだ。俺は……」

パラガス「いつまで過去に囚われるづけているつもりだ祷大地。こっちはあくまでも『今』の話をしているんだぞ!」

大地「何なんだよ『今』って!!有亜は俺にとってすべてと言っても過言じゃなかったんだぞ!!なのに、くだらない事故のせいで!!あっさりアイツは死んだ!!

うんざりなんだよああいう思いをするのは!!お前らを見てると、アイツの顔どころか、あの事故の記憶までが張り付いて……」


チノ「悲しい思いをすることの何が悪いんですか?」


大地「……は?」


すると、話を聞いていたラビットハウスの従業員、もとい『香風智乃』が割り込む。


チノ「……あなたの事は良く知りませんが……その有亜さんを亡くして、どれほど悲しかったのか……それは分かります。」

ココア「チノちゃん……」

チノ「……悲しいんだったら、悲しいままでもいいと思います。というより、悲しいままでも進むしかないんです。」


大地「お前に何が分かる……何も知らないガキに「ガシッ」


……逆上しそうだった大地の腕を、パラガスが掴む。


パラガス「恥ずかしいと思わないのかね。お前は、その何も知らないガキに、真っ当な事を言われているんだぞ。」

大地「っ……」


チノ「だから……悲しい事から逃げないでください。もし悲しいんだったら誰かに頼っても良いんです!!」

ココア「そうだよ!その人や娘さんみたいに、貴方を支えてくれる人がいるじゃん!!」


大地「……」


……彼は、何も言い返せなかった。


分かっていた。逃げている事は。だが、それを、トラウマを理由にして認めていなかった。

パラガスやうた達が気にかけたり、手を差し伸べようとしていたのを、拒んだ。それでも彼らは折れずに、何度も歩み寄ろうとしてくれた。それなのに……


大地「っ!!」


そのまま、彼は走って行ってしまった。


リゼ「……追わなくて良いのか……?」


パラガス「……今は、そっとしていてやるだけだ。」





「捕獲対象『保登心愛』『香風智乃』『天々座理世』を発見……ですが、彼はパラガス……?成程、彼らも気づいてしまったわけですかね……


仕方がありませんね、今は別のポイントに行きましょう。」




一旦区切ります。

出会いとは、月夜を跳ねるウサギのごとく? 後編 ( No.90 )
日時: 2023/12/14 15:47
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



《フルール・ド・ラパン》


スティーブ「……」

メタナイト「……」

デデデ「……」


シャロ「え、えーっと、ご注文は……」


……喫茶店『フルール・ド・ラパン』。何故か、全身四角の男、一頭身の仮面剣士、大柄なペンギンもしくはアヒルっぽい男が、平然といた。


デデデ「折角だし、ここのハーブクッキーを。」

メタナイト「では、スコーンも頼む。」

スティーブ「(『以下同文』と言ってる」

伊澄「おすすめの飲み物を……」


シャロ「は、はい……」


独特な面子に困惑する『桐間紗路』。とりあえず注文を受けた。


デデデ「……あの店員、大丈夫か?何か表情が変だったが……」

メタナイト「というより、あれは困惑していなかったか?」

デデデ「困惑?一応認識操作はしてるはずだが……

……それより……」

伊澄「……(・・)」←しれっといる。

デデデ「迷子だそうで、対応に困って、とりあえず腹が減っていたようだったからこの店に入れたが……」

スティーブ「……」

メタナイト「とはいえどこかで返してあげないとまずい。誘拐犯扱いされると面倒だぞ。それにカービィともはぐれてしまったし……

(それに彼女のこの気配、ただモノではなさそうだ……)」

伊澄「あの……」

デデデ「な、何だ?」

伊澄「えーっと……


ここって、人間以外も普通に暮らしていけるのですか?」


メタナイト&デデデ「……




認識操作が効いてないのか!!?」

スティーブ「……」

伊澄「気づいてなかったんですか……;」


シャロ「(気づいてなくてそんな堂々と……;)」



*****



少し離れた岡にて。



*大地視点



大地「……」


うた「……ようやく見つけた。ハイコレ。これもお父さんの大切なものでしょ。」


大地「うたか……悪いな……」


……うたが来たので、キリキザンの入ったモンスターボールを返してもらった。

思えば、コイツとも長い付き合いだ。有亜に初めて『ウルトラワールド』に連れて行ってもらって、その時に出くわしたコマタナを捕まえて今は進化している。

……もう1つ進化があるらしいが難しいのでまだ出来ていないけど。

うたが持つランプラーも、うたが幼い頃に、有亜と一緒に捕まえた子だ。


大地「……懐かしいな……ホント……」


うた「何か落ち着いて来たみたいだけど、何かあったの?」


大地「……久々にパラガスと出会った。


けど、無理に拒もうとしちまった。しかもその後情けない事に、さっきのあの店の従業員に説教喰らったよ。」

うた「……そっか。」

大地「……すごいよな、お前は。俺とは違って、有亜が死んでも塞ぎこむこともなくて……」

うた「……それは違うよ。……私はただ、歌う事をやめられなかっただけ。」

大地「そういうものか……」

うた「……

……お父さん、分かってるはずでしょ。いつまでも拒んでたらダメだって事。

ちょっとでも、前に進まないとダメだって。それに、このままじゃお母さんに面子も立たないよ。」

大地「……


そう……だよな――「チュドガッシャァァァァァァン!!!」


その時、派手な爆発音が鳴った。


大地「な、何だ……?」

うた「あ、アレって……」




「キシャアアアアアアアアアアアアアアア!!!イイゾイイゾ!!力がみなぎるゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」




*三人称


《レンタルビデオタチバナ》



ハヤテ「な、何事ですか!?」

ナギ「何が起こったんだ?ポケモンらしき何かを見た気がしたけどそれ以降憶えてないぞ……


それはそうと……あれってロボットか!?何か既視感が……」




「あの金髪ツインテールのガキと!!!その執事を!!!killス!!!」


……そのロボットは、どことなくドラゴンみたいな見た目をしていた。



ワタル「……お前ら、何か狙われてないか?」

ハヤテ「いや何でそうなるんです!?」


サキ「若!!一体何が……」←橘家のメイド『貴嶋サキ』



「見つけましたよ、綾崎ハヤテ、三千院ナギ!!」



ハヤテ「あ、危ない!」



……その時、誰かがハヤテ達の元に襲い掛かる。何とか避けることは出来た。



「あら、どの道当てるつもりはありませんでしたのに。


……しかし、『ハヤテのごとく!』ですか。それも初期の頃の……」


攻撃をしたのは、眼帯をした、赤目の少女だった。


菜乃「初めまして。私は菜乃と申します。」



ナギ「い、いきなり現れて何のつもりだ!あのロボットもお前が出したのか!」



菜乃「そんな大それたことはしてませんが……多分彼らですかね。


……融合とやらも進行しているらしいですし、手短に済ませましょう。貴方達の次は今度こそラビットハウスです。」



ハヤテ「ゆ、融合……?「バチッ……」うっ……!?」



すると、ハヤテ達の頭に、何かがよぎる。



ハヤテ「……ああ……そうですよ……ナギお嬢様に言われてから感じていたこの違和感……


ここは……僕たちが住んでいる世界とは、別物……!!」




「ありゃ、流石に認識操作が解けちゃったようだね。」




一旦区切ります。

出会いとは、月夜を跳ねるウサギのごとく? 後編 ( No.91 )
日時: 2023/12/14 15:50
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



《ラビットハウス》


ココア「わわわわわ!!!何で街に日本にある感じの建物が並んでるの!?というか何でおかしいって思わなかったんだろう!?」


……一方のココア達も、街の異変に気付き始めた。


パラガス「あなた方にかけられていた認識操作が解除されたようでございますな。」


チノ「な、何ですかソレ……」


パラガス「簡単に言いますと、この世界や、あれらの建物が元々あった世界を狙っている悪いやつらが、計画をスムーズに進められるように使った催眠術的なものでございます!」


リゼ「さ、催眠?……というか、何でそんなことを知って……」


パラガス「ソレはこの私が、その悪い奴等を追っている組織の仲間だからです!」


ココア「そうなの!?」

リゼ「にわかには信じ難いが……」

チノ「そ、その前にあの大きなロボットはどうすれば……」

ティッピー「アワワワワ・・・(○д○ )」



「そういう時のために、ボクらが来たんだよ。」



リゼ「今度は誰だ……?」



ナリト「そして……君達もまた、その脅威に立ち向かうんだ。」



*****



巨大ロボ「キシャアアアアアアアアアアアアアアア!!!」



大地「オイオイオイオイ!何でいきなり巨大ロボが出るんだ!!」

うた「誰か狙ってるっぽいけど……」

大地「……そういやパラガスのやつ、とんでもない事に巻き込まれただとか言ってたが……まさかあれの事だって言うのか……!?」


……とりあえず街中を走る2人。するとそこに……



黒服「貴様、何者だ!」

黒服「邪魔をするのであれば排除する!行け!!」


謎の黒服が現れ、ポケモンを仕掛けてくる。


ガラルニャース「ニャアアア!!」

ガントル「ガントゥ……」


大地「ポケモンバトルってワケか……


まあいい、久々に頼むぞキリキザン!!」

うた「ランプラーもお願い!!」


キリキザン「キザ……!」

ランプラー「ラー……!」



黒服「ニャース!『メタルクロー』!」

黒服「ガントルは『ロックブラスト』だ!」



大地「キリキザン、『アイアンヘッド』!」

うた「ランプラーは『かえんほうしゃ』よ!!」


キリキザン「キザァッ!!」



ガラルニャース&ガントル「!!!?」


問題なく倒す。


黒服「くっ……まあいい、目的は達成しつつあるんだ、撤退するぞ!!」←逃走


大地「……逃げやがったか……」

うた「……で、どうする?深追いする?」

大地「気にはなるが……」


イタコ「悪いけど、拒否権は無いわ!」


大地「えっ、その声ってイタコさ――」



*****



ゲラー「アハハハハ!!ということで三千院ナギは頂くよ!!」

ナギ「は、ハヤテー!!」


ハヤテ「ああっ!!場面変わっている間に不意を突かれてしまいました!!」



菜乃「……そう易々と行かせるものですか「させるかっ!!」



……『ゲラー』というピエロみたいな丸い男に、背後から隙を付かれてナギが攫われてしまう。


ハヤテが急いで追い、それを止めようとする少女の菜乃を、ワタルとサキが取り押さえる。


サキ「何がどうなっているのか分かりませんけど今のうちに!」

ワタル「さっさと急げ!俺達は何とかするから!」


ハヤテ「は、はい!!」←急いで追う



菜乃「チッ……邪魔をするんじゃありませんよ!!そろそろ生活費がかかっているというのに!」

ワタル「誘拐に手を貸して生活費稼ぐな!!」

菜乃「し、仕方が無いでしょうこれも依頼なんですから!!


……ああもう!!ここはこの子達で弾き飛ばします!!!」


……そこで菜乃は、モンスターボールを宙に投げる。


アンノーン(E)「……」

アンノーン(N)「……」

アンノーン(S)「……」

アンノーン(O)「……」

アンノーン(I)「……」


5体のアンノーンが集まり、奇妙な音波が放たれる。


ワタル「っ、な、何だ、頭に直接響く……!」


菜乃「アンノーン、この辺で良いです!」


サキ「って、ああっ!!」


ノイズ音のせいでうっかり手を放してしまい、菜乃に逃げられてしまう。



菜乃「飛びますよ、シンボラー!!」

シンボラー「承知!!」



(テレパシーで喋る)シンボラーを繰り出し、飛んで行った。



ワタル「くそっ……何だったんだ今の……というかポケモンだったような……」



一旦区切ります。

出会いとは、月夜を跳ねるウサギのごとく? 後編 ( No.92 )
日時: 2023/12/14 15:52
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き



巨大ロボ「あ、そうだ……この街ぶっ壊せば、結果的にあの2人もぶっ潰せるんじゃね?」




「おっと、とうとうまずいこと言い出し始めたな!!」




一方のハヤテ。



ハヤテ「待てっ!!!」



ゲラー「おっと、やっぱり追って来るよねぇ。まあ都合は良いけど……」

ナギ「ハヤテ、コイツ何かする気だぞ!!」



すると、地中から何やら黒い物体が。


黒い物体「……」


ハヤテ「うわっ!?何かキンハーのハートレスみたいなのが出て来た!」


それだけではなく、何故か人の姿をした者まで。


???1「……」

???2「……」


否応なく、それらは襲い掛かって来たが……


「ええええええいっ!!!」


横から誰かが駆けつけて、剣で一掃した。



ゲラー「何っ!?」




ココア「凄い凄い!!その場の勢いでホントに出来た!!」


ハヤテ「えっ、どちら様……あっ」


そこで現れたのは、ファンタジーを想起させるような衣装を纏ったココア達だった。



そして次々と、黒い物体が撃破される。


チノ「ほ、本当にその場の勢いで出来ちゃうんですね……」

リゼ「まあ、戦えるようになったのは悪いわけでもないが。


……ん?あれは……」



???1→ジルク・ココア「オリジナルか……」

???2→ジルク・チノ「排除……!!」


ココア「私達のソックリな……何?」

チノ「何か戦闘する気満々に見えるんですが」



ゲラー「あいつら、ナラティブを起動させやがったか!!


けどまあいい!!こっちには人質が……あれ?」


ゲラーが担いでいたナギがいない。一体どこにいるかと言えば……


ハヤテ「ナギお嬢様は返させてもらいます。」

ナギ「ハヤテ……!」



ゲラー「い、いつの間に……だが!!



おーい!お前!!お目当ての金髪のガキとその執事がいるぞー!!」



巨大ロボ「何!?だったら即刻ぶっ潰ス!!」


動いていた巨大ロボがこっちに来る。


巨大ロボ「うおおおおおお!!今こそ!!今までの恨みを晴らす時!!俺のハートをボロボロにしたアイツらをぶっ潰ーす!!」



チノ「……初対面で何ですが、何かやったんですか?」


ナギ「いや、あんなロボいたか?」

ハヤテ「さあ……?」



巨大ロボ「お、憶えてないとは言わせないぞぉぉぉぉ!!!」

*詳しくは原作(初期)をチェック。


ジルク・ココア「……まあいい、障害を排除する。」←剣で攻撃してくる

ジルク・チノ「ナラティブも回収させてもらおう。」←フラスコに入った魔法弾を放つ


黒い物体達「……」



ハヤテ「(お嬢様を取り返せたは良いけど、少しマズい状況……方法があるとすれば――)」



巨大ロボ「うおおおおおお!!くたばれ「ジャキィィン!!」

……へ?」


突然、巨大ロボの右腕が粉々になる。


ゲラー「ば、馬鹿な!!強力な鉱石でコーティングしたのに……」



パラガス「HAHAHA!いいぞぉ!!ついに復活したか!!」


唐突に現れたパラガスのこの発言と共に……


大地「しゃああああああああらあああああああああああっ!!!」


巨大ロボが、上空に蹴り飛ばされた。



この場にいた方々「(○д○ )」



大地「ウォーミングアップにはちょうど良かったか……つってもちょっと鈍ったな……」



*****



菜乃「なっ……何ですか今の!?ロボを!巨大ロボをあっさりと!!?」


カービィ「へえ、今のがナリトが言ってた弟が……」

スティーブ「(滅茶苦茶目を輝かせてる」

メタナイト「しかし、彼女はどうするつもりだ?」

デデデ「銃殺されかけたのを助けたはいいが……」


その頃。一旦逃走した菜乃が、黒服集団に始末されかけていたようだったので、たまたま居合わせたカービィ達が止めた。(菜乃は拘束された)


菜乃「あ、あの、言っておきますがあなた方が追っている組織の事は何も知りませんよ?私ただの雇われ者ですし……」

イタコ「だろうとは思ってたわよ?」

ずん子「まあ、折角なので、お近づきのしるしのずんだ餅を……」

きりたん「ずんねえさま、縄で縛ってるから手が使えません。なので口から直接の方が良いです」

菜乃「勘弁してくださいOTL」



ヒナギク「成り行きでついてきちゃったけど……あなた達、一体何者なの?」

千夜「その場の勢いで使えるようになった不思議な力の事も知ってるようだったし……」

シャロ「しかも何か既視感があるし……」

伊澄「認識操作などと変わった言葉も使ってましたし。」


「……まあ、教えてやるよ。」


そして、そこに現れたのは、青いパーカーを着た青年。


おろさん「俺達は……ただの寄せ集め部隊。


そして俺は、ウルトラワールドの管理人『おろさん』だ。


あ、組織名は現在募集中ね。」



一旦区切ります。

出会いとは、月夜を跳ねるウサギのごとく? 後編 ( No.93 )
日時: 2023/12/14 15:54
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

続き


巨大ロボ「お、落ちる――」


大地「チェックメイト。」


……大地は特殊な回転をつけて、巨大ロボを……




粉々にした。




ゲラー「ちょっとちょっとちょっと!?何だ今のは!!巨大ロボをこんな簡単に……い、一体何者なんだ!?あんな奴あの集団には――」


うた「そりゃ、そう言う組織に入って無いもん。」


ゲラー「へ」


……背後から、うたがモップでゲラーをぶん殴る。


ゲラー「お、覚えてろォォォォォォ!!?!?」

そして、野球ボールのごとく派手にぶっ飛んで行った。



ハヤテ「す、すごいあっさりと……」

ココア「あの人達、さっきの……!」



大地「……勢いで何とかなったが……何だったんだ?コレ。「フフッ、やっと吹っ切れたみたいだね。」って、この声……


姉ちゃん!!?」


ナリト「やあ。久しぶり。」



*****


マリア「帰りが遅いと思ったら……何というか……何があったんですか?」


ナギ「ソレは話せば長くなるが……」

ハヤテ「言うとすれば……ポケモンと……超人?」





おろさん「……なるほど、お前が舞園有亜の夫か……」


大地「……姉ちゃんが会わせたいって言った奴はお前か……



……つーか、姉ちゃんは姉ちゃんで、自分から約束すっぽかしてどこ行ってたんだよ!!」

ナリト「……さっきまでの大地じゃ、作者に会わせても会わせても酷いざまになりそうだったからね。」

大地「だとしてもよぉ……


……で、話を戻すが……お前、有亜のこと知ってるのか?」

おろさん「まあね。俺、管理者だし。……それに、アイツの親やその友人とはちょっと縁があってね……」

大地「管理者……そんな役職があるって話には聞いていたが……
……そもそも、これはどういうことなんだ?」

おろさん「……時空融合……2つの異なる世界が融合を起こしてしまう現象……

それを、さっきの巨大ロボとかを使役してた組織が意図的にそれを起こしている。

今回、ココア達の住む世界とハヤテ達の住む世界が、ターゲットにされたと言うわけだ。」


大地「……姉ちゃん、まさかこれ知ってて言いやがったな――」


置手紙『帰ります☆』


大地「逃げやがったし……」



と、その時……



ナギ「うおお!?何で体が透けて……」

ハヤテ「も、もしかして、元の世界に帰るということでは……」



おろさん「……そう言う事だろうな。」



ココア「ええっ!?あったばかりでまだそんな話していないよ!?」



おろさん「……その件に関してだが、多分これからも手伝ってもらうことになるかもしれない。


こういうのは後遺症が残るし、それに、連中はお前らをターゲットの1人にしている。また似たようなことをされると困るし……」


リゼ「……つまり、しばらく手伝って欲しいと?」


おろさん「強制はしないが……そうなる。」


千夜「あら、何だか面白そうね。」

シャロ「いや、そんなので承諾するのは……」

チノ「どの道、あの時出て来た私とココアさんの偽物は気になります。」

ココア「そういえば、あのロボットが壊された途端にどっか行っちゃったもんね。」


ハヤテ「え、それじゃあ僕たちも戦う事に――」


おろさん「いや、君らに関しては流石にそのつもりは無い。


……まあ、ちょっと企画を考えてるんだけど、そのスポンサーになってほしいとは思ってて……」


ナギ「そうしている間にもうそろそろなんだが……」

ハヤテ「え、えーっと……とにかく、ありがとうございました!」


ココア「うん!良かったら、今度またこの街に来てね!」


そして、ハヤテ達の姿は消え、木組みの街も元に戻って行った。



大地「……」

うた「私達はどうする?」

大地「姉ちゃんの事だ。大方、アイツらの輪に入れるために色々誘いに来たんだろうが……


まあいいか。なるようになれだ。」

うた「……そっか。」


おろさん「それは、協力してくれるって事でオーケー?」


大地「それでいいよ。やること特にないし。」


パラガス「まあ、彼らしいな。」

きりたん「ですね。」



……そう言った形で、祷大地は、作者『おろさん』に協力することになった。



イタコ「ところで、この子どうする?」


菜乃「あ、あの、命はどうか……」


おろさん「そうだな……コイツにも協力してもらう。報酬が欲しいなら高額な報酬をやるよ。」


シンボラー「意外と待遇いいな。」

菜乃「あ、じゃあお願いします」


ずん子「変わり身速いわねぇ;」



*****



現在。



大地「あ、やーっと見つけたぞ!!」


ナリト「大地じゃないか。悪いねぇ、ちょっとプラズマ団みたいな連中に絡まれちゃって。」

ガラルサンダー「……」


大地「ったく……あの時と言い今日と言い何で自分から約束しておいてそんなことになるんだ……」


ナリト「あの時と今回は別でしょ?仕方がないじゃないかボクにも色々あるんだから。」


大地「はいはいわーかったよ。さっさとラビットハウス戻る。」


ナリト「はーい。



……すっかり調子取り戻してさ……君みたいな弟がいて良かったよ、ホント。」




終演。



・オマケ


『ハヤテのごとく!』と『ご注文はうさぎですか?』の世界が時空融合現象沙汰が解決し、その夜。


《ラビットハウス》


大地「で、今度は何の用なんだよパラガス。」

パラガス「腐☆腐、聞いて驚くなかれ、実はこのラビットハウス、夜になればバーになるのでございます!」

大地「バー?俺酒飲んだことないぞ?」

パラガス「まあそう言わずに、入ってみようではありませんか!」



そして、いざ入ってみたが……


ティッピー「……ということで、もしかしたらチノ達が戦いを繰り広げそうになるんじゃが……全く安心できん。」

タカヒロ「まあ、自分の身を自分で守れるようになるのは悪い事ではないけれどね……」


大地「……」

パラガス「……」


ティッピー「あっ」


……チノの頭に常時乗っていたティッピーが、流暢に喋っていた。


タカヒロ「あ、い、いらっしゃい――」



大地「ああ。そうだ。」

パラガス「え?」

大地「なーんか既視感あると思ったら……ごちうさのティッピーか。アイツ」



3名「……えっ?」




強制終了☆




~あとがき~
ということで、大地の過去編でした。(ちょっと大雑把になってしまったもしれないが)こんな感じで、今の大地があるわけです。
……さて、次回は結構早いですがクリスマスのお話でも書くことにします。出せてなかったキャラや、逃走中02に出場するキャラクターも出てきますよ。
今回はここまでです。