二次創作小説(新・総合)

Re: 秩序と混沌組の日常 リマスター版 ( No.2 )
日時: 2023/03/30 23:55
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第2話「陽気な青年との出会い」

【フィールド】

「何とかなったな…」
「助けてくれてありがとう。私はティナ、あなたは?」
「おれはポップ。宜しくな、ティナ」
「ええっ。こちらこそ宜しくね、ポップ!」

此処は、おれの知ってる世界じゃないな。
以前クロコダインのおっさんから聞いていたけど、辺り一面は夕焼けその物だ。
つまりおれは、崩壊した世界に流れ着いたと言うことになるな。
まずは各自の英気を養う為に、野宿出来る場所を探そう。

【森】

『パチパチパチパチ……』

「丁度煮えたな。ほらよっ、ティナ!」
「ありがとう…。ねえ、聞いてもいいかな?」
「んっ?」
「その格好、かなり強化しているみたいだけど…あなたは元の世界でどんな旅をしていたの?」
「大魔王・バーンって奴を倒す旅を、おれはかつての仲間や相棒と共にして来たんだ」
「バーン……。もしかして、私のようにかなり高度な魔法を使う人と戦って来たの?」
「まあな。それに、今まで相棒と一緒にいた珍獣がさ…幻のアイテムだとは知らなかったんだよ…」
「アイテム…。確かカイエンから聞いていたけど、そのアイテムは神の涙?」
「そうだ。おれのいた世界は幾度かの戦争は続いていてな、クロコダインのおっさんとヒュンケルは初め…魔王軍の一団長だったんだ!」
「要するに。一時期は敵対していた、て事かしら?」
「簡単に言うとそうなる。だけど、おれの相棒のピンチをおっさんが助け出してくれてな。いつかおれと相棒はそいつにリベンジしようと思ったんだよ」
「………。かなり過酷な戦いをしていたのね、きっとそのヒュンケルさんも何かに苦しんでいたんだわ。私のように…」
「ああ。ヒュンケルはさ、育ての親をアバン先生に殺されたと思い込んでいた。その時仲間が見つけた貝殻に真実の出来事があったんだよ!」

その貝殻には、その人の魂が入っていたんだ。
確かにバラトスさんはアバン先生と対峙していたけど、ハドラーのように酷い事はしない人だった。
その事実を受け入れたヒュンケルは、アバン先生が仇討ちじゃないと悟ったんだぜ。
本当の敵役が、ハドラーである事が分かったんだよ。
その後にアイツは、おれたちと同じアバンの使徒であると分かったんだ。

「だけどその後。フレイザードの野郎が乱入して来やがったんだ!」
「それで、あなたたちはどうなったの?」
「助けられたよ。ヒュンケルが自ら盾になって、おれたち3人を逃してくれたんだ」

そのせいでアイツは、湖の中に引き摺られていたけど。
アイツを助けたのは、クロコダインのおっさんだった。
その後フレイザードによってレオナが攫われてしまい、おれは相棒と行動を共にしたんだ。
マァムはバタックのおっさんと行動していたけど、かなり苦戦していたみたいでよ。
マァムたちの窮地を救ったのがおっさんで、おれたちはヒュンケルに助けられたんだ。
何故かおれだけ薬草を放り出されたけど、相棒はヒュンケルにお姫様抱っこされていたんだぞ? 何なんだよ、あの待遇の差は!!

3話に続きます。

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