二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 リマスター版 ( No.35 )
- 日時: 2023/04/22 12:23
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第20話「気が付いたら、スマブラ世界」
【スマブラ世界 スマブラ館】
『キィィン……』
「帰ったぞ!」
「あっ。お帰りなさいセフィロスさんたち、ご無事で良かったですわ!」
「ああ。ただいまゼルダ、皆」
「………ッ!!! 怪我人かい? セフィロス」
「ああ。ハイラル城の近くで倒れていてな、この少年をアイクが見つけてくれたんだ」
「まあ。大変ですわ、早速お部屋に連れて行きましょう!!」
「待てゼルダ。多分俺の勘違いかも知れないが、俺はその少年に心当たりがあるかも知れない」
「えっ?」
「この黒くて短い髪に十次郎の傷……。俺の親友に……、何処か似ているんだ……」
「まあまあクラウド。まずは彼の体力を全回復させなきゃ行けないわ」
「そ……それもそうだな。急に焦って、済まなかったな」
本当に、不思議な格好をした男の子が来るなんて今まで無かったわ。
ドクターは彼を連れて、医務室に運び始めたの。
回復などの支援が必要の為、クラウドとエイトはドクターに続いて行ったわ。
私もナース姿にチェンジ出来ていたら、ドクターの負担を軽く出来たけど…。
「……………」
「はい、姫」
「ありがとうリンク。ねえ、セフィロスたちが連れて来たあの子……一体何者かしら?」
「そこは分かりませんが。今はドクターたちに任せて置くといいですよ」
「そうね…。さてと、私は食事が出来るまでピカチュウと遊んでるわ」
「僕も行きますよ。ルカリオと修行すると約束していますからね」
「分かったわ。私と一緒に途中まで行きましょうか、リンク」
「勿論です、ピーチ姫!」
リンクは、ハイラル国の中で最強の剣士。
そして私は、キノコ王国を束ねる王女。
かつて私はファイターの1人として、DX大会に参加していたの。
そこの挑戦者内には、ほとんどが知らない人たちばかりだったわ。
赤い帽子を被った配管工は、お馴染みのマリオ。
彼には何度も私を助けてくれた事があるけど、私にとってマリオは“いいお友達”的な存在だわ。
『ぴょんっ』
「きゃあっ!」
「ピーチ姫、やっと見つけました! 何処を探してもいなかったから、寂しかったですよ〜」
「うふふっ。ごめんねピカチュウ、遅くなってしまったわね!」
「ほらっ。デイジー姫とルキナさんが待っていますよ、ボクたちも急ぎましょう!」
「そうね。じゃあまたね、リンク!」
「はい。後程呼びに伺いますね、姫!」
「ええっ!」
迎えに来てくれたピカチュウを私の左肩に乗せて、ルキナたちがいる場所に向かう。
少しと言うより……、かなり時間掛かったかも知れないわね。
本当は、リンクと沢山お話したかったのよ。
だけど私はリンクとは違って、彼のようにあまり強くはないわ。
ゼルダだって……アイクという頼りになるガードを付けているんだから、私もリンクに頼れるように頑張らなきゃ駄目よ。
いつまでも守られてばかりは嫌だから、今度は私自身が強くなる番その物だわ!
21話に続きます。