二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 リマスター版 ( No.51 )
- 日時: 2023/04/24 08:23
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第25話「憂鬱と少年の変化」
【夢の中:デルムリン島】
『爺ちゃ〜ん! 皆〜?』
『だ……、ダイよ!! 何故、わしらを……?』
『えっ……。何言ってるの爺ちゃん、おれ…そんなこと……ッ!!!』
『出て行け! ワシはもう、お前の爺ちゃんではないわい!!』
『爺ちゃん、爺ちゃん!!!』
嘘だ、こんな事が起きるなんて嘘だよ。
だってこんな悪夢は、今まで見た事ないよ。
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【現在:スマブラ世界 スマブラ館 医務室】
『ガバッ』
「駄目だ、爺ちゃん!!」
「…………ッ!!!」
「あっ……、ピカチュウ。来てたんだね……」
「だ……、ダイ? どうかしたの? 急に慌てて飛び起きた見たいだけど……」
「何でもないよ……。それに何だったんだ、あの悪夢は一体……」
あれ? 傷が……、ないや……。
やっぱりおれ……、皆に迷惑をしているのかな。
こんな悪夢を見せる人と言ったら、炭治郎の世界に出て来るアイツしか考えられないよ。
更に冷や汗をかいていると気付いたのか、ピカチュウがおれの肩に乗って来たんだ。
何か、カッコ悪い所を見せてしまったみたいだね…。
『ガチャッ』
「やあダイ君、気分はどうかな?」
「マルス、リュウ……」
「そうだ。君は確か…、読み書きが苦手だとマリオに聞いたからな。俺とマルスが君の為に読み書きを教えるぞ?」
「……。そんなの別にいいよぉ、恥ずかしいじゃないか!!」
「わっはっはっはっは! そうは行かない、さあマルスよ!」
「うん。ちゃんと君でも分かる読み書き帳を買って来たから、一緒に少しずつやって行こうか!」
「………。分かった……」
全くもう……、本当に何なんだよこの人たちは!
どうしておれが読み書き苦手だと、すぐに見破っちゃうんだろう。
もしかして、隠し事は良くないって事かな。
仕方ないね……、少しでも苦手を克服する為にも読み書きをやって行くしかないかな。
「あっ! リンクから3人用の飲み物注いで貰う約束してた、すぐに戻るね!」
「ありがとう。じゃあ飲み物の提供はお願い出来るかい? ピカチュウ」
「うん。多分僕1人だと重くて運べないから、誰かにお願いして手伝って貰うよ!」
「そうだな。そうした方がいいだろう」
まずは、読み書きを始める前に簡単な漢字から教えて貰う事にしたんだ。
確かにおれって小学生みたいな歳なのは事実だけど、此処にいる人たちはほとんどが大人なんだよね。
え〜っと、おれとあまり歳が変わらないのは…。
確かトゥーンとネス、金髪の男の子・リュカ辺りかな。
後はロイって赤い髪の人とも、そんなに差はないんだよね…。
26話に続きます。