二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 リマスター版 ( No.56 )
日時: 2023/04/26 21:21
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第28話「大魔道士の不安」

【パプニカ城 ポップの部屋】

「……………」

ダイの奴…、あれから何処行っちまったんだよ。
あの時は苦労してバーンの野郎を倒したのに
、再び再戦しちまう日が近くなって来やがる。
いつだったかな…、以前ミストバーンとキルバーンが此処に来た時に情報が入ったんだよなぁ。
ミオリネって姉ちゃんが探してる陽気な女の子が今、敵さん側の幹部になってると言う話を…。

【回想:パプニカ城 リビング】

『ポップくん。キミも十分に注意してくれたまえ、近々バーン様が復活になるかも知れないよ…』
『嘘だろ…。大魔王バーンはダイが苦労して倒したんだぞ?』
『確かにそうだ…。しかしバーン様にも暗黒闘気がある…、それが可能な人物と言えば…』
『……ドルマゲス……』
『ゼシカから聞いたわ。そのドルマゲスは秘宝の杖を手に取ったせいで、暗黒神ラプソーンに支配されていると…』
『……。バーンよりも厄介じゃねーか、そのラプソーンって野郎も…』
『ポップ君……』

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そうだ、これ以上誰かを失う訳には行かない。
仲間を守る為にも闘うしかないのは分かってる、だけどな……。
バーンより強い奴と戦わなきゃ行けないと思うと俺…、どうしても恐怖に負けちまいそうなんだよ。
一時いっときはダイの奴が記憶を失い、何とか本来の"ダイ"自身に戻って欲しいと思った事も何回かあるけどよ…。

【現在:パプニカ城 ポップの部屋】

『ガチャッ』

「ポップ……」
「ん? どうしたんだよクロノ、眠れないのか?」
「……。ポップ…、何か隠してるんだよね?」
「ヘ?」
「とぼけないで。ポップ、君の側にいる彼女を見ても…同じ事が言えるの?」
「………ッ!!! れ、レオナ……」
「すーすー……」

気付かなかった、まさかレオナが近くにいたなんてな…。
おれが悪夢で魘されてると思って、落ち着くまで彼女はおれを支えてくれた気がする…。
レオナやクロノの前で隠し事はよくないのは分かってるけど、今回ばかりは2人の前でも言えないんだ。
例えお前が相棒と同じ勇者であっても、人によっては言えねー時もあるんだよ!!

29話に続きます。