二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 リマスター版 ( No.69 )
- 日時: 2023/05/03 07:56
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第36話「倒れる小さな勇者」
【空中スタジアム】
「…。中々面白かった…です、一旦…身を引きましょう!」
私たちがあれだけの力を出しても、スレッタにはまだ…隠してる力がある。
以前ミオリネから聞いていたけど、自分のいた世界でパイロットを1人…彼女の前で殺してしまったとか。
もし…ポップやダイが駆け付けてくれなかったら、本当に危なかったかも知れないわね。
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ドサッ
「ダイ!! しっかりしろよ、ダイ!」
「……。敵は……?」
「敵さんなら撤退したぜ。俺たちのコンビネーションでな……」
「……。良かった……」
「ダイ…? おい、ダイ!!」
「ポップさん。今はダイさんの回復を!」
さっき見たあの姿、ヒュンケルから聞いた報告通りね。
バーンとの闘いで、その場にいたのはポップとレオナ姫 ダイの3人だったみたい。
そしてミストバーンとの闘いは、マァムがダイに同席していたとか。
彼を大魔王の元へ導く為に、1人1人が傷付きながらも…勇者の背中を押していくと。
ひょいっ
「……。スマブラ館だったな、ルーラで送ってやるよ……」
「でも、ポップ! あなただって、かなりのダメージがあるじゃない!!」
「良いんだ…。ダイをアンタらんとこに預けたら、おれはレオナに回復して貰っからよ!」
「……。ポップ………」
本当なら、彼にも館に来て欲しいと引き止めたかった……。
今はただ、彼の合図に合わせて行くしかないわね。
私たち女性軍全員が彼の輪に集まり、ルーラでスマブラ館に移動する。
一瞬の間にそこへ上陸後、私はリンクに…ゼルダはアイクにキャッチされていたわ。
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【スマブラ館 正門】
「じゃあな! ダイの事…、宜しく頼むわ!」
「……。ポップ……」
「1つだけ言わせてくれ。今回みたいな事は二度とごめんだ、万が一ダイに…おれの相棒に何かあったら…そん時は絶対許さねーからな!!」
「うん…。分かったよ、ポップ」
あの圧が凄過ぎて、私は近くに寄り添う事が出来なかった…。
私たちの知らないあの子…ダイを、ポップは沢山知っている。
万が一と言うのはきっと、中々目を覚まさず…昏睡状態になったら許さないと言う忠告その物だったわ。
勿論…あなたからの忠告はちゃんと、私の胸の中に入っているわ!
37話に続きます。