二次創作小説(新・総合)

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.1 )
日時: 2023/05/12 11:15
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

プロローグ

かつて『この世界』その物には、大魔王と呼ばれる強力な敵がいた。
その強大な敵をある1人の少年によって、大魔王は倒されてしまう。
その少年の名は、真の勇者・ダイ。
12歳と言う最年少ながら、仲間たちの想いを応えつつ…1人で大魔王バーンを倒した。

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しかし、喜びの束の間だった。
キルバーンと共にいたピエロこそ、本物のキルバーン本人であったのだ。
人形と化したその偽物の大爆発を避けるべく、1人の少年は長く一緒に闘った15歳の親友・ポップを自分の為に巻き込む訳には行かないと思い…彼を力のある限り蹴り落としてしまう。
第3の使徒であり、慈愛の印を持つ16歳の姉弟子・マァムは空にいる少年の名を喉が枯れる程に叫び続けた。

これは、そんな彼女たちの闘い後の物語である。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.2 )
日時: 2023/05/12 11:36
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第1話「変わらない姉弟子の想い」

【ネイル村】

カンカンカンカンカン…

ゴトッ

「マリオ。あっちに使えそうな薪が沢山あったぞ!」
「ありがとう。案内してくれるかい? 黒いピット」
「ああ!」

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あぁ、久々に見る綺麗な青空だ。
ボクを始め、何人かの仲間たちがこの村に集まったのは少し前だ。
ある女性の故郷でもあり、この村の近くには魔の森と呼ばれる不気味な森がある。
本業の仕事をやりつつも、時にはこうして仲間のフォローを執り行ったりしている。

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「まっ、マリオさ〜ん! 大変ですよ〜!」
「慌てんじゃねぇよヨッシー。マリオなら此処にはいないぜ!」
「そっ、そんな〜……」
「いや。一大事かも知れないな、オレが呼びに行って来よう」
「待って下さいヒュンケルさん。わたくしもご一緒しますわ!」
「そうだな。…少しだけ彼女を借りるが、構わないか? アイク」
「構わない。俺は他にも色々やる事があるからな…。ゼルダに何かあったら、許さないぞ!!」
「分かっている。そうはならないように…努力しよう」

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あの男…確かアイクと言ったな、姿形から見たとしてもオレに劣らない程の力がいくつかある。
いや、劣らない程というよりクロコダイン譲りと言った方が正しいだろうか…。
奴を含む他の戦士たちがこちらの世界に来たのは少し前だが、アバンからある程度は聞いている。
アイツらもアイツらで大変な闘いをして来たという事は、今回は宛になりそうだ。
まさか、このオレ自体がラーハルトやヒム以外の奴らと過ごす事になるとは…想定外だったな…。

2話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.3 )
日時: 2023/05/13 10:23
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

メインキャラのみ載せます。

【味方側】

・竈門炭治郎
・竈門禰󠄀豆子
・宇髄天元
・時透無一郎
・不知火玄弥
・ヒュンケル
・クロコダイン
・ラーハルト
・マリオ
・ルイージ
・アイク
・ピカチュウ
・ゼルダ
・クラウド・ストライフ
・ブラックピット

以上です。
他のキャラは、2章以降になります。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.4 )
日時: 2023/05/13 20:23
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第2話「禰󠄀豆子のなでなで」

【デルムリン島 海岸】

ザッザッザッザッザッザッ…

「静かな場所だ…」

俺が暮らしていた家とは違い、この島には初めてみるモンスターたちが沢山いる。
だが、1匹のキラーパンサーがこちらに来て匂いをクンクン嗅ぐと…殺意はないと認識したんだ。
俺の目標は、家族に続き…禰󠄀豆子までも鬼にした鬼舞辻無惨を倒すこと。
アイツだけは何処までも追い続け、必ず母さんたちの仇を取ってやる。

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「炭治郎!」
「ノヴァ君…」
「…。言わなくても分かるよ、君にはやるべきことがあるんだね?」
「はい……」

確か、ポップさんから少しだけ話を聞いたけど。
ノヴァ君も初めの頃は、今の俺みたいに無理をしようとしたんじゃないだろうか…。
彼の故郷はリンガイアって所だけど、一体何が会ったんだろうか。
気にはなるんだけど、人の過去には首を突っ込んでは行けない気がするんだよなぁ。

ガバッ

「………ッ!!!」
「む〜?」
「た、炭治郎……。この子は一体…?」
「禰󠄀豆子。俺の妹だけど、大丈夫ですよ!」
「む〜!」

そう、禰󠄀豆子は鱗崎さんからの暗示に今も従っているんだ。
人間は家族だと……、ある理由で鬼になってしまったけど。
あの時…、冨岡さんが俺に剣を向けて来た瞬間…禰󠄀豆子は俺を守ろうとしてくれた。
こんなにもモンスターは沢山いるのに、禰󠄀豆子は当たり前のようになでなでしているな…。
必ず…必ず俺が禰󠄀豆子を、人間に戻して見せるからな!

3話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.5 )
日時: 2023/05/14 08:33
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「少年との思い出 前編」

【デルムリン島 プラスの家】

「ノヴァ君。話なら、此処を使いなさい!」
「済みません…。あ、もしポップにお会いしたら…いつか謝りに行くと……」
「うむ。そう伝えるとしよう……」

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何だろうな…、俺が住んでいた家とは少し違うけど立派な家だなぁ。
プラスさんとは初対面の筈なのに、俺たちを当たり前のように受け入れてくれる。
父さんは病気で逝ってしまい、アイツが来るまでは母さんが1人で俺たち兄弟を育ててくれた。
俺は長男で、禰󠄀豆子は長女だ。
初めて来たにも関わらず、此処に来ると何か…安心してしまう気がするんだよな。

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「炭治郎。重そうならその桶、下ろしたらどうかな?」
「…。妹がいるんです、この桶の中に……」
「禰󠄀豆子だったね…。いきなりボクの頭を撫でるからビックリしたよ……」
「そうだったんですね。禰󠄀豆子は鱗崎さんって人の暗示によって、差別をつけるようになったんです」
「……。何か訳ありがありそうだね…」


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ーーーーーーーーー

訳あり……だろうか…、ノヴァ君から見たらそうかも知れないな。
俺とそんなに歳は違わないけど、俺にはない何かを持っている気がするな。
呼吸で例えるなら…、水とは少し違うみたいだけど…。
するとお腹の虫が鳴り出し、それを察していたノヴァ君も同じような顔をしたんだ。
食事しながらでもいいから聞いてみようかな、この島を故郷としているあの少年の話を。

4話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.6 )
日時: 2023/05/14 21:23
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第4話「少年との思い出 中編」

【パプニカ王国 玉座の間】

「ポップ君。頼まれていたものを持って来たけど、これでよかったかしら?」
「ああ。……少し、1人になりたいから悪いな…」
「…………」

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無理もないわ、あんな事があった後だから。
あたしは時々アポロの好意に合わせてマァムの所に行ってるけど、未だに立ち直っていないみたい。
ダイ君がいたから、ポップ君は更に強くなって来たけど。
ダイ君はダイ君で、1人で頑張っているとあたしは思うわ。
そうマァムに伝えたいけど、今のポップ君を置いて行ける訳がないもの。

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「レオナさん!」
「ルキナ……それに、ゼロサムスまで」
「あなたのお部屋にピーチさんかいます。私たちに構わず、会いに行って来て下さい!」
「でっ……、でも……」
「ほら。未来の女王閣下がそんな悲しい顔をしたら駄目でしょ? たまには、私たちの好意にも甘えるべきよ!」
「………ゼロサムス……」

そうね、ゼロサムの言うことには一理あるわ。
ポップ君がどのように立ち直るかは、彼女たちに任せるしかないわね。
ルキナとゼロサムに手を振り、あたしは自分の部屋へ足を運ぶ。
すると部屋の中から足音が聞こえ、『彼女』
が自ら顔を出したの。

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【レオナの部屋前】

がちゃっ……

ひょこっ

「あら。お帰りなさい、レオナ!」
「コラっ。何が『お帰りなさい』よピーチ、この部屋は元々あたしの部屋でもあるのよ?」
「いいからいいから。どうぞ、お掛け下さい!」
「本当に、もうっ!!」

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……な〜んって言ってみたりもしたけど、本当は嬉しかったりもしたわ。
あたしはちゃんと、自分の部屋に戻って来れたんだって…ちゃんと思えるから。
同じ王女と言う立場だけど、ピーチはあたし以上にしっかりしているわね。
特に甘いお菓子の美味なんてポップ君級以上だから、逆に憧れてしまう気分だわ。
まだまだ不慣れな点とかもいっぱいあるから、今後はピーチにお菓子とか料理などを習って見るのもたまには悪くはないわね。

5話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.7 )
日時: 2023/05/15 08:06
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

※特別ストーリーです、本編とは関係ありません。

【パプニカ王国 大聖堂】

ワイワイガヤガヤ…

プシュッ

「あっ! ポップ、レオナさん♪」
「おいおい。相変わらず人懐っこさは健在だな、ピカチュウ!」
「ふふっ。いいじゃないのポップ君、折角皆が集まってくれたんだから♪」


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そう、本日15日は作者の誕生日。
その為に各地方にいた皆も今日のみ、集まってくれたの。
一部はもう少し手掛かりを探すと言って、遅れて来る仲間たちもいるけどね。
中には飾り付けで揉めているマリオと炭治郎君だけど、意外な人物が仲裁に入ったの。

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「2人共。めでたい日に喧嘩するなんて、駄目じゃないか!」
「…。ですが、クロノさん…」
「何? これ以上言い争うならボクの秘めているサンダガでお仕置きしてもいいけど?(怒)」
『そ……、それだけは遠慮します……(汗)』

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ノヴァとは違う服装だけど、彼も別の世界から来た勇者かも知れないわね。
その彼が怒るのを何とか抑えようと、3勇者と4勇者が必死で抑えている。
それらを気にせず他の場所では、リュウに肩車して貰いながら飾り付けをする人もいたわ。
ふふっ、皆は皆で色々準備しているみたいね。

中編に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.8 )
日時: 2023/05/16 08:28
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

中編は、作者が戻り次第更新します。
前編と同じように、またまた仲裁があるかも知れません。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.9 )
日時: 2023/05/16 22:56
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

本編再開は明後日になります。
明日は中編 後編を更新する予定です。
中編ではワンピースから男勝りの女性キャラが登場しますので、お楽しみ下さい。

それでは、更新までもう暫くお待ち下さい。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.10 )
日時: 2023/05/17 08:13
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

特別ストーリー「皆で祝おう 中編」

【パプニカ王国】

「…。罰としてメイドさんたちのサポートだなんて…」
「仕方ないよ炭治郎。あの場で揉めた僕らが行けなかったからね…」

確かにそうだなぁ、今日という大切な日に限って俺たちは情けない姿を見せてしまった。
サンダガのお仕置きって聞くと、ある意味ピカチュウの電撃をイメージしてしまう。
あそこ辺りで何か困っているなぁ、声を掛けてみようか。
そう思って足を運び始めると、他の仲間が次々と困り事を解決していたんだ。

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「ルイージ!」
「ごめん2人共、今はそれ所じゃないから!」
『……………(汗)』

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忙しいとは言え、俺たちは声を掛けただけなのに。
本当に困り事はないみたいだからなぁ、羽根を伸ばしたいけどレオナさんに叱られそうだから。
そう思っていた瞬間だった、俺たちに頼りが来たのは。

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「マリオ、炭治郎! コイツを頼まれてくれないか?」
「道具がいっぱいあるね。何に使うの?」
「詳細は不明だ。とにかくコレらをお前さんらの仲間たちに届けて欲しいと隊長さんに頼まれたからな…」
『…………………(汗)』

ヒムさんが言う隊長って言うと、もしかしてチウ君の事かな。
初代の隊長こと、クロコダインさんを尊敬する為に…遊撃隊と名付けたみたいだね。
俺もその中に入ると、鬼殺隊では無くなるからなぁ。
とにかく今は頼まれた任務に集中しながら、考えるしかないぞ!!

後編に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.11 )
日時: 2023/05/18 08:12
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

特別ストーリー「皆で祝おう 後編」

【パプニカ王国 パーティ会場】

バテーン………

「ポップ君、今回復するわ!」
「す……、済まねぇ…レオナ!」

ポップさんって本当に変わってるなぁ、大戦時ではあそこまで距離はないって聞いていたけど。
更に緊急招集の為、力持ちの彼女が来てくれたんだ。
名前はヤマトと言うらしいけど、俺の中ではロケット団の人か隊長さんをイメージしてしまうんだ。
その人は俺が思っている人とは違って、次々と役目をこなして行く。

ぱんぱん……

「うん。こんな感じでいいかな」
「助かった。これで無事に祝えそうだ」
「ルフィの知り合いからの頼みなら否定はしないよ。それに、僕もその人を見てみたかったからね…」

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本当に、此処にいる皆って訳ありの人たちばかりだなぁ。
それからも力を合わせつつ、やり掛けた飾り付けも成功し…待ちに待った夜を迎えたんだ。
出来たてのケーキをポップさんとサンジさんが持って来て、指定された位置に置く。
そして俺たちも彼らに続くかのように視線を変え、全員で一斉に作者である"彼女"に言い始めた。

『誕生日おめでとう、これからも色んな物語を楽しみにしているよ!』


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全員で言いたいことを伝えた後は、楽しいパーティが行われたんだ。
一部は好物の肉類を巡って強奪してるけど、楽しそうで何よりだなぁ。
その中に俺その物がいるだけで、こうして色んな人たちに合うことが出来た。
だけど、そう簡単に振り切れる物でもないのは事実かも知れない。
"この世界"にも無惨がいるなら、何処に行こうとも必ず見つけ出して見せるぞ!

特別ストーリー、完結!

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.12 )
日時: 2023/05/19 08:26
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第5話「これからのパプニカ王国」

【パプニカ城 リビング】

コトッ

「…。う〜ん、それは確かに難題だね」
「だろ? 俺だって、レオナにこれ以上負担をかけたくないんだわ…」
「まだ。ダイ君の行方も掴めていないから、自分たちの婚礼はもう少し先になる…か……」

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息吹リンクにも事情を話して捜索メンバーに入れたけど、未だに手掛かりはない。
本当に彼そのものがいなくなっているなら、あの剣の宝玉は割れている筈。
それが未だに壊れていないと言うことは、何処かで無事だと言うことになるかな。
だけどその瞬間、一時的に奇跡が起きたんだ。

「ポップ、マリオ!」
「だ……、ダイ……なのか?」
「嘘…。ほ、本物かい?」
「嘘じゃないよ。夢だと思うなら、俺の頬とか手をつねってみたら?」

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彼の言う通りに、左頬や右手をつねってみる。
本当に、奇跡は起きたんだね。
また、一緒に旅が出来ると僕は安心していた筈だった。
だけど、彼は再び動き出そうとしている…。

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「あまり時間がないんだ…。おれはまた魔界に戻って、"此処"に攻めて来ようとする奴を何としてでも止めなきゃ行けない」
「………。だったらよ、俺も行くぜ!」
「ボクも! 少しでも君の負担を軽くしたいんだ!!」
「2人共…。気持ちは凄く嬉しいけど、駄目なんだ。魔界に行くには、代償を払わなきゃ行けないからね」
『えっ…………』

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つまり、何かと引き換えにしなきゃ行けないって事になるのかな。
ボクは配管工であり、かつての場所で平和へと導いた英雄の1人だけど。
ポップは普通の人間で、武器屋の1人息子だからね。
これから妃を迎える為にも、ポップにはこの国に残らないと行けない。
そっか、だからダイ君はそう言ったんだね。
魔界には、普通の人間が入れるような場所じゃないって事を……僕たちに伝えたかったかも知れない気がしたんだ。

6話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.13 )
日時: 2023/05/19 10:02
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第6話「大切な人の抗議 前編」

【パプニカ城 リビング】

「特にマリオ。君は分かっている筈なんだ、おれがどうして2人の同行を拒否したのかを」
「それってさ。ポップには幸せになって欲しいからって事なんだよね?」
「簡単に言うとそうなる。でも、それだけじゃないんだ…」

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つまり、今までの闘いを経験しても…あの時みたいに無事では済まないって事だろうね。
ボクは無理だとしても、ガノンやクロコダイン ラーハルトならダイ君の負担を軽くする事は出来る。
だけど、一時は裏切られたガノンの同行をクッパが許す訳がないと思うな。
亜空間での冒険で、ガノンはもてあそばれていたんだ。

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「待つんだゾイ、お前さんたち」
「デデデ陛下…」
「真の勇者・ダイよ。ワシもお前さんの考えは分からん訳でもないが、ワシとてお前さんも"大切な仲間"の1人だゾイ!」
「……………」
「お前さんは亡き親父さんのように、同じ想いをするつもりか?」
「………ッ!!! そ、それは……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デデデ陛下も、やる時はやるんだね。
バランさんの名が出た瞬間、ダイ君は後ずさりしようとしている。
仮に君1人でどうにかなったにしても、地上にいるボクらの考えは変わらないよ。
何度もクッパと闘い、姫を助けた事があるのは事実だからね。
それに姫…ピーチ姫には、新しいガードが見つかったんだ。
後もう少しだけ、彼を説得出来る人がいればいいんだけど…。

後編に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.14 )
日時: 2023/05/20 14:37
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第7話「意外な条件付き」

【パプニカ城 玉座の間】

「ダイ君。話はある程度聞いてるわ」
「…。レオナも、反対なんだろ?」
「今はね。だけど、強力なガードと配慮がいないと魔界入りは難しいわ」

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あたしはポップ君を手放す気はないし、彼の負担を軽くするのもあたしの役目。
今まではいい友人関係だったけど、これからは違うわ。
我が国の三賢者だけじゃなく、色んな人の耳にも声を傾けて欲しいから。
それにマァムとの失恋は、かなりショックみたいだけど。

バンッ

「ダイが此処にいるって本当? レオナ!」
「ま、マァム?!」
「ええ。後は2人でじっくり考えなさい」

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そうよ、この表向きが"今のあたし"だから。
かつての元女軍曹の彼女の言葉が、時々甦って来るけど。
あたしだってあの頃のティファと同じ位に、いまのあたしその物がそれを否定しているわ。
それでも、肝心な所が欠けているのも仕方ないけどね。

【ポップの自室】

「魔界行きに志願?」
「ああ。私の知らない敵を知るのも、大事だと思ってな」
「けどよライト、そんなんでレオナが魔界行きへの同行を許可するとは限らないだろ?」
「確かにな。だが、あの女王殿下にも私からある事を知る事によって…考えを改めてくれる気がするんだ」
「……………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それこそ本物の騎士以上だぜ、ライトニングは。
彼女の世界では、何年か分からない世界で闘いがあったらしい。
時系列も全く違うし、現実とかだと何年になるんだろうな。
いくら冷静な頭があっても時系列を一致しなきゃ、意味がねぇだろうな。
後はレオナがどんな判断を下すかが、気になる所だ。

8話に続きます。

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.15 )
日時: 2023/05/21 20:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんばんは。

もう少し連載したかったのですが、ネタ切れの為…更新が出来なくなりました。
今から急遽、新しく執筆を開始しますので…今の執筆をロックします。

申し訳ありません!!