二次創作小説(新・総合)

Re: 2人の恋愛冒険 リマスター版 ( No.5 )
日時: 2023/05/14 08:33
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「少年との思い出 前編」

【デルムリン島 プラスの家】

「ノヴァ君。話なら、此処を使いなさい!」
「済みません…。あ、もしポップにお会いしたら…いつか謝りに行くと……」
「うむ。そう伝えるとしよう……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何だろうな…、俺が住んでいた家とは少し違うけど立派な家だなぁ。
プラスさんとは初対面の筈なのに、俺たちを当たり前のように受け入れてくれる。
父さんは病気で逝ってしまい、アイツが来るまでは母さんが1人で俺たち兄弟を育ててくれた。
俺は長男で、禰󠄀豆子は長女だ。
初めて来たにも関わらず、此処に来ると何か…安心してしまう気がするんだよな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「炭治郎。重そうならその桶、下ろしたらどうかな?」
「…。妹がいるんです、この桶の中に……」
「禰󠄀豆子だったね…。いきなりボクの頭を撫でるからビックリしたよ……」
「そうだったんですね。禰󠄀豆子は鱗崎さんって人の暗示によって、差別をつけるようになったんです」
「……。何か訳ありがありそうだね…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー

訳あり……だろうか…、ノヴァ君から見たらそうかも知れないな。
俺とそんなに歳は違わないけど、俺にはない何かを持っている気がするな。
呼吸で例えるなら…、水とは少し違うみたいだけど…。
するとお腹の虫が鳴り出し、それを察していたノヴァ君も同じような顔をしたんだ。
食事しながらでもいいから聞いてみようかな、この島を故郷としているあの少年の話を。

4話に続きます。