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…どうも。昨日思い切ってヘブバン（steam版）ダウンロードしたおろさんです（誰得）。




さて、予告通り始めていく逃走中。記念すべき1回目、どんな展開が待ち受けているのか。






…ウルトラワールドにある、とある施設…改め……



《バトリオシティ：逃走中運営用地下施設》


……逃走中のシステムを管理するために作られた施設。予算の都合で地下に入れ込んだらしいが、スマブラ屋敷とも直結してるので結果オーライ。



マスターハンド『ハンターや例のメカの作動は上手くいっている。』

隠岐奈『今回のスタッフ達も、指定したところに着いたようだぞ。』


おろさん「オッケー。

……さてさて。多少手間はかかったがようやくシステムの準備が整ったな。MZD、逃走者達は？」


MZD『問題ない。予測システムに反応があった世界に転送完了出来てる。』

紫『……感謝しなさいよ？曖昧になってた時空の境界線だとかを何とか上手く調整しておいたんだから。』


おろさん「あんがと。」


阿求「……」


……『逃走中』の準備を着々と進めている作者たち。一方で阿求は、色々考え事をしているようだが……


おろさん「……む、どうした阿求。こないだ色々話したし、困惑中か？」


阿求「そ、そういう事じゃないけど……」


おろさん「そうか……まあ、事によっては大地の友人達にも手を借りてもらうわけだが……どちらにせよ、まだ話してないのもちゃんと全部話すつもりだから。」


阿求「別にそれでもないけれど……まあいいや。これ以上深く考えるのは、かなり露骨に影響が生じた時でも良いかな……」

乱「あるじさん、とうとう思考放棄しちゃった？」

阿求「そういう事でもないのよ。……にしても、本当にこの世界で時空融合現象が発生してるって言うの？」


おろさん「……前に言ったはずだ。既に発生してるかもしれないってな。」


阿求「むぅ……」




……前回の話の合間にて。突然出してきた、プラネタリウムの機械みたいなのについて説明する作者。


おろさん『名付けて『コンパクトデータバンクx式』。色んな世界のAI技術や情報収集機能を搭載している魔道具だ。

こいつは、世界そのものの地形データやエネルギー反応、人の動作等を徹底的に記録し、『それっぽい情報』を作り出せる。』


霊夢『…『それっぽい』？』

阿求『本当にそれで上手くいくの？』


おろさん『甘いな。…確かに、写真や動画、機械による情報収集では核心に迫れるようなデータを一切得られることが出来なかった。

だが、さっき（＊前回）も言ったがメモに書いたやつみたいに、古典的且つこういう場合だと確実とは言えない情報は対象の内に入らなかった。肉眼だけで記録した事だけで得られる情報なんざたかが知れてるって事なんだろう。…知らんけど

そしてこれは、その時に確認した自称や記録を、メモ書きの如く『それっぽい情報』として保存が出来るんだ。

実際前に、軽度の時空融合が発生してた所で使ってみたが、得られたデータは１つも消えず、バッチリ情報をそれっぽく会得している。…まあ、その時は、こっちでもある程度把握してるやつ以外は大した情報は得られなかったけど…』

紫『…上手く行けば、『核心に迫れる情報だって得られる』…って言いたいのね。』


おろさん『そゆこと。…だが、手がかりを掴むためには、単なる探知だけでは確認できないような、かなり時空融合現象の影響が出てる世界に向かう必要がある。』


隠岐奈『探知できない？…どういう事だ？』


おろさん『言った奴には言ったとは思うが、時空融合現象にも『レベル』がある。


まず、現地の住人達だけでも簡単に解決できるレベルなのが、『小』。…あからさまな異変は起きているが、異世界からの介入が無い限り解決しづらいのが『中』ってところだ。


…だが、『中の上』くらいのレベルになると、『現地の住民は異変が起きている事に気が付かない』。』

阿求『き、気づかないって…？』

おろさん『言葉の通りだ。例えば、『本来そこにないはずの施設がある』みたいなことがあっても、みんな前からその場所にあったかのように気にしない…って事。』


紫『…異世界の介入が無い限り、気づかないうちに融合した２つの世界が滅んでいくって事ね。…考えるだけでも、流石にゾッとするわ…』


おろさん『そういう事だ。幻想郷とポップンワールドの時はせいぜい『中の下』。過去にぷよぷよとテトリスの世界が混じった時もあったらしいがそれは『下の上』ってとこで……大地をこっちに引き込んだ時が『中の上』くらいだったか。』


大地『……』


阿求『…じゃあ、『上』のレベルになったらどうなるの？』


おろさん『…簡単な事だ。普通なら、探知の機能で見つけ出せる時空融合現象の反応が感知できなくなる。…というか、異変が起きている実感を感じられないって言った方が妥当か。』


霊夢『実感？…え、それって、まさか…！！』


おろさん『ああ…つまり、『あからさまな異変に住人達も気づかず、異世界の住人も『元からこの世界はこんな感じだった』という認識になる』。』


阿求『………！！？』


おろさん『……あくまで『想定』だ。時空を超えて犯罪犯す奴等の中に、時々、奇妙な力を使って『この世界は元々こんな感じだった』という認識に置き換え、世界一つを私物化しようとしてたあほくさい奴もいてな。

そのケースも結構何度か起きてるやつだから、今後そう言う厄介なやり方をしてくる連中が居ることを想定してレベルが設定されてる。

だが、『認識』を書き換えられる上、『探知』が通用しないってなれば……もしかしたら、既に本当にそのレベルの影響を受けてる世界があるかもしれないんだ。』


紫『成程。狙いはその『上』って事ね。…でも、こっちでも異変に気づかないなら、どこに行けばいいのか分からないわよ？』


おろさん『まあそれはそうさ。…だが、以前コンパクトデータバンクx式で得た『それっぽい情報』のお陰で、時空融合現象の反応と同じような反応を察知できる『予測システム』が既に作られている。

『もうじきこの世界は大変な事になるよ』みたいな曖昧な物ではあるが、システムそのものの正確性は高い。んでーー』


ここまでが、以前の話に書かれなかった話の１つである。



阿求「（……『誰にも異変を認識されない』、か……



もし、私達の世界の時もそうなってたら……かなり恐ろしいわね……それにーー）」


……そう考えていると、遂にーー


おろさん「…いよし！これでオールオッケー！仕上げに、今回のゲームの時間と逃走者情報を入れ込んでーー」


・ゲーム時間：120分

・賞金初期設定：72万（1秒ごとに100円）

・ゲームプレイヤー：25名
↓
↓
アミティ AMITY
アルル・ナジャ ARLE NADJA
あんどうりんご ANDO　RINGO
カービィ KIRBY
香風智乃 KAFUU CHINO
霧雨魔理沙 KIRISAME MARISA
桐間紗路 KIRIMA SHARO
クッパ BOWSER
東風谷早苗 KOTIYA SANAE
ジバニャン JIBANYAN
天々座理世 TETEZA RIZE
デデデ DEDEDE
ニット KNIT
ニャミ NYAMI
ネコ NEKO
博麗霊夢 HAKUREI REIMU
保登心愛 HOTO KOKOA
松野おそ松 MATSUNO OSOMATSU
松野チョロ松 MATSUNO CHOROMATSU
マリオ MARIO
みほ MIHO
ミミ MIMI
メタナイト META KNIGHT
ルイージ LUIGI
ワリオ WARIO




おろさん「…入力完了、そんでもって送信……完了したら、とーー




……記念すべき『逃走中01』、ゲームスタートだ！」


次回、逃走者紹介。

れっつら逃走者紹介（50音順）

＊都合上今回意気込み無し


アミティ
出典：ぷよぷよ
性別：女
表示：アミティ
プリンプ魔道学校に通っている、大きな赤ぷよ帽がトレードマークの女の子。天然ボケ気味なところが多い。夢は『ステキな魔導士』なのだが、勉強はそんな得意ではない。とりあえずまずは勢いで逃走成功してみるつもりの様だ。


アルル・ナジャ
出典：ぷよぷよ
性別：女
表示：アルル
常に『カーバンクル』と共に行動している魔導士のタマゴ。カレーが大好き。プリンプとはまた別の異世界から飛ばされて来た身で、ある種のホームレ（そんなことない。リブート版ではアミティたち含め初出だが、どういった活躍を見せていくのだろうか。


あんどうりんご
出典：ぷよぷよ
性別：女
表示：りんご
すずらん中学に通う中学二年生。物理部（という名の何でも部）所属。祖母（生きてる）の形見であるリンゴを常に持ち歩いています。視力は昼間でもアンドロメダ彗星が見えるレベル、驚異の『5.0』。このゲームで結構活かせそうである。


カービィ
出典：星のカービィ
性別：不明
表示：カービィ
ポップスターに住んでいる通称『ピンクの悪魔』。大体何でも食べる。尚、（理由は不明だが）『ウルトラワールドでの日常』におけるカービィは多少の常識は持ち合わせている模様。結構身体能力は良い方なので、簡単には捕まらないハズ。


香風智乃
出典：ご注文はうさぎですか？
性別：女
表示：チノ
完全新規参戦その１『ご注文はうさぎですか？』から登場。喫茶店『ラビットハウス』のオーナーの孫娘。中学生（8巻までは）。大分おとなしい性格をしている。運動神経はたしかそこまで無かったとは思うが、ココアたちとともに逃走成功できるのか。


霧雨魔理沙
出典：東方project
性別：女
表示：魔理沙
魔法の森で『霧雨魔法店』を営んでる（まともな営業してるとこ見ない）『普通の魔法使い』。逃走中では飛行能力の使用は不可能だが、本人曰く逃げ足は速いということだそう。


桐間紗路
出典：ご注文はうさぎですか？
性別：女
表示：シャロ
生活費稼ぎのためにハーブティーメインの喫茶店『フルール・ド・ラパン』をメインに街の色んな所で働いてる少女。お嬢様っぽい雰囲気を出してるけど実際かなりの苦労人。同じくごちうさからの参戦なわけだが、カフェインを飲めばテンションハイでとりあえず行けるか（＊ダメです）


クッパ
出典：マリオシリーズ
性別：男
表示：クッパ
マリオシリーズ作品でご存じのラスボスキャラ兼マリオの永遠のライバルキャラ。クッパ軍団の長を務める。人望は結構あるし、マリオの事にならなければ大体接しやすいのかもしれない。まずはマリオより長く逃走することを目標にする（その後は逃走成功）。


東風谷早苗
出典：東方project
性別：女
表示：早苗
妖怪の山に引っ越した守矢神社の巫女を務める風祝。彼女もまたリブート版初出（え、質問コーナー？何の事やら）。賞金は主に、神社の信仰と自分の趣味に使いたいと語っている。


ジバニャン
出典：妖怪ウォッチ
性別：男
表示：ジバニャン
トラックにはねられて死んだ地縛霊の猫妖怪。トラックに勝つために日々修行をする（成果はそんな出てない）。（アニメの方とっくに終わってるけど）登場を果たしたわけだが、まあ賞金の使い道は大体見当がつく。


天々座理世
出典：ご注文はうさぎですか？
性別：女
表示：リゼ
ラビットハウスで働いている少女。ココアやシャロより1つ上。軍人の家に生まれており、それ故かやけに軍人気質が強い。モデルガンも常時持ち合わせる。護身術もバッチリ。……え、『逃走中じゃ使うトコ少ないんじゃないの』って？……やって見なきゃわからない。


デデデ
出典：星のカービィ
性別：男
表示：デデデ
プププランドに大きいお城を建てて、大王を自称しているペンギ……アヒルっぽい青い生物。『ミッションなどで活躍しつつ、逃走成功してやる』等と豪語していたようだが、大王の威厳とかそう言うのを見せつけたいのか。


ニット
出典：popn'music
性別：女
表示：ニット
『jubeat』世界から来た女の子。編み物をしたり、時々寂しそうな表情を浮かべたりするが、こっちではわりかしフレンドリー。『なんとなく参加した』とは言っているが……


ニャミ
出典：popn'music
性別：女
表示：ニャミ
ポップンの看板娘の1人。彼氏のために良いところを見せておきたいところ。


…現在のポップンは研究や実験がテーマなわけだが、そういえば今年で25周年くらいだったな。新キャラって流石にこれ以上もう出ないのだろうか…（版権キャラならサンズが出たけど）


ネコ
出典：にゃんこ大戦争
性別：男（多分）
表示：ネコ
ごちうさと同じく、完全新規参戦の『にゃんこ大戦争』のネコ。基準はコロコロコミックの方。ギャラリーで仲間を呼んでるらしいが後で来るとの事。まず賞金を手に入れることを目標にしてるので、場合によっては自首をするつもりだそうだ。


博麗霊夢
出典：東方project
性別：女
表示：霊夢
博麗神社の巫女を務める少女。賞金を手に入れた時は恐らく生活費にあてがうのだろう（＊決して貧乏ではない）。

…尚、前回の件で時空融合現象の事を説明された身でもあるので、異変があれば解決に向かうつもりのようだ。


保登心愛
出典：ご注文はうさぎですか？
性別：女
表示：ココア
ごちうさの主人公。実家はパン屋さん。入学した高校の決まりで住み込み先のラビットハウスで働く。動物などの、可愛いものやもふもふしたものが大好き。妹（みたいに溺愛してる）チノと共に逃走成功を目指す。


松野おそ松
出典：おそ松さん
性別：男
表示：おそ松
松野家の六つ子の長男。ギャグマンガの主人公だけあって性格と頭は悪いし良くも悪くも馬鹿正直。頼りがいは無いがなんだかんだ言って信頼はあるし、人を出し抜くくらいの要領の良さはある（その後大体失敗する）。賞金は無論満額を目指す。

（そう言えば中の人の事で色々あったけどマジで大丈夫なのだろうか色々と（ｒｙ）


松野チョロ松
出典：おそ松さん
性別：男
表示：チョロ松
松野家の六つ子の三男。比較的ツッコミに回るが、真面目そうでそうとは言えない、自意識過剰兼ドルオタ。女が絡むとかなりポンコツ。長男と同様逃走成功を目指すつもりだが、ミッションにはなるべく取り組んでおくと言っている。


マリオ
出典：マリオシリーズ
性別：男
表示：マリオ
ご存じミスタービデオゲーム。ピーチ姫を助けたり世界を救ったりするので色んな所を回っている。医者をやったりテニスをしたりと副業が多い。今年は映画も放映されて絶好調。自慢のジャンプ力でハンターを圧倒できるか？


みほ
出典：popn'music
性別：女
表示：みほ
バンドを組んで音楽活動を行っている女子高生。休み時間も放課後もバンド三昧。『ウルトラワールドでの日常』ではカービィやルーミアとよく関わる。リブート前からもそれなりに出番を出してるがその代わりバンド活動する描写を書いたことが無（ｒｙ


ミミ
出典：popn'music
性別：女
表示：ミミ
ポップンの看板娘の1人のウサギの女の子。ニャミ共々MZDによって強引に参加させられた。

…余談だが、名前は『ミミ』だけど同一人物か一切不明なミミもいるらしいよ


メタナイト
出典：星のカービィ
性別：男
表示：メタナイト
クールな雰囲気の仮面の剣士。『戦艦ハルバード』という自分の戦艦を持つ。ちなみに甘いもの好き。逃走中でも瞬発力を活かしていくか。


ルイージ
出典：マリオシリーズ
性別：男
表示：ルイージ
マリオの弟にあたる人物。オバケ退治をする羽目になったり夢の中に入り込まれたりと、苦労は多いと言えば多い。ただそれも相まってか足もそれなりに早いし、ジャンプ力だってその気になれば兄より高い。


ワリオ
出典：マリオシリーズ、メイドインワリオ
性別：男
表示：ワリオ
マリオをライバル視することもある男。不死身で不潔。趣味はお宝さがし。金遣いも荒く性格もあんまり良くないが、会社『ワリオカンパニー』の経営を出来るくらいの技量もあるし何だかんだで結構人望がある人物。本人曰く自慢の頭脳とタックルで逃走成功を目指す。





（1スレだけで逃走者紹介収まったぜィ…）






次回、逃走中01本編スタート。




→GAME START

昨日見直したらタイトル誤字ってた…OTL





……プロローグとほぼ同時刻。






《かぶき町：『逃走中：スタート地点』》



……『銀魂』。この作品の世界では、江戸時代辺りに突然宇宙人（天人あまんと）が現れ、鎖国も解かれ強引に技術開発を進められた。なので、江戸の街並みと現代の風景が混合している。機械からくりもあるし、絵も音楽もそれなりに現代のものが多い。


そんな中、天人あまんとの支配下から離れている繫華街『かぶき町』。銀魂の世界における物語の中心とも言える。



記念すべきUW逃走中01。今回の舞台は、まさにその『かぶき町』。そこに集められた逃走者たちは、逃走中の開始を待っていた。

初対面の者達も結構多いので、とりあえず交流中のようだ。



魔理沙「いやー、まさかウルトラワールド以外の世界が初めての異世界になるなんてなぁ。」

霊夢「……本当に問題なく来れたわね…」


マリオ「面白そうだったから参加してみたけど、まさかクッパまで来てたなんてね。」

クッパ「ガハハハ！やはり貴様も来ていたかマリオ！初回だから絶対来るとは思っていたから驚かんがな！だからワガハイが一枚上手なのだ！」

マリオ「どさくさにマウント取ってきたんだけど！？聞き捨てならないよ！！」

ルイージ「お、落ち着いて兄さん…；」


ネコ「ついににゃんこがクロスオーバー世界に進出！ここは逃走成功してウルトラワールドも侵略するのも手かもしれないニャ。」

ジバニャン「チョコボー買い占める目的で『逃走中』に参加してみたけど、早速何か良く分からないのと出くわしたニャン…」

ネコ「良く分からないって言うニャ！そもそも『妖怪ウォッチ』と『にゃんこ大戦争』はどっちが先に出たかと言えばにゃんこ大戦争が先ニャ！！」

ジバニャン「何の話ニャン？」


カービィ「あ、リゼたちじゃん。久しぶりー！」

リゼ「お、たしか…カービィだったか。」

シャロ「そういえば、あの時から2か月ぶりだったわね…。デデデさんとメタナイトさんもいるじゃない。」

みほ「あれ、知り合い？」

カービィ「うん、前にちょっとね。あれ、ココアとチノは……」


ココア「うーん、おっきなうさだヒカル…って誰…」

チノ「いい加減起きてくださいココアさん、朝早いとはいえ現地で二度寝しないでください。そもそもどんな夢を見ているんですか。」

早苗「色々言いたいことはありますけど、こうなったら異世界でも守矢を信仰しましょう！！ということであなたも守矢に！」

チノ「守矢はともかく信仰って何ですか」

ココア「ダメええええええええ！！チノちゃんは私の妹なんだからあああああああっ！！」

早苗「あべっ！？（タックル喰らった」

チノ「あ、ようやく起きました」


メタナイト「……どうやら平常運転のようだな。」

デデデ「そう言えば、いつも頭に乗っかってる白いのはどうしたんだ？」

リゼ「ティッピーのことか？流石に参加は出来ないから関係者の人に連れて行かれた。……そう言えば千夜はどうしたんだろうか？参加者のリストには入っていなかったが……」

シャロ「え？ちょっとしたら出かけて行ったような……」


アミティ「ここが今日逃走中をやるところなんだね。」

りんご「江戸の町に機械や化学の技術を無理に発展させると、このような風景になるのですね。」

アルル「……けど、何だかやけに現代チックな建物が多い気が……」


おそ松「いやぁ、こっちじゃバラエティで有名だけど、まさか異世界の逃走中に参加できるなんてなぁ。パチンコ店とかある？」

チョロ松「おそ松兄さん、今日はパチンコをやりに来たわけじゃないんだよ？」

おそ松「そう言うチョロ松だって、この世界のアイドルの事探りに来てるんじゃないのか？」

チョロ松「そんなわけないだろ僕はトト子ちゃんとニャーちゃん一筋だから！」

おそ松「二人いたら一筋って言わなくない？」


ミミ「MZDに圧されて参加しちゃったけど、折角だから逃げ切ってみせる！！」

ニャミ「そうそう！ミッションにもどんどん参加していこー！…まだ始まってないけど」


ワリオ「んー？何か街の雰囲気までダイヤモンドシティと似てる気がするぞ。本当にどっかの漫画の元になった世界なのかぁ？」

ニット「さぁ？細かい事は今は良いんじゃないの？」

ワリオ「うーん、まぁそうだな。ちゃちゃっと逃走中で賞金がっぽり稼いでやるぜ！ワーハッハッハ！



……って、お前いつの間に後ろにいたのか！？」

ニット「さっきからいたけど？」



何気に初対面もしくは初登場の者達、始まって無いのに張り合い始める者達、どういうわけか面識がある者達、今回の逃走ステージに違和感を感じている者達…等と何かと境遇はさまざまである逃走者25名。

すると、このタイミングで……


ルイージ「……あれ？上に何か出て来てない？」

マリオ「え、出てくる？……もしかして転送で何かーーおわぁっ！？」



……上空から何か転送されたかと思えば、落ちてきたのは、目玉っぽいマークの入った、黒い大きめの箱。……丁度、一般男性が３人入れるくらいの。



魔理沙「何だ何だ！？いきなり上から現れたぞ！？」

霊夢「何か入ってるっぽいけど、敵とかじゃないでしょうね！？」


ネコ「……分かってないニャ」

りんご「この黒さ、そしてどう考えても本家のものをオマージュをした目玉っぽいマーク……その中に入っているものと言えばただ一つ！いや３つ！というか３体！！」

リゼ「（言い直すのなら何故わざわざその言い方を）」


……黒い箱が煙を上げると、中から出てきたのは……




ハンター３体「……」



……黒いサングラスとスーツの、それなりにガタイが良い男……そのアンドロイドが３体だった。


メタナイト「成程。あれが、ゲームの参加者を捕えるために動くアンドロイド『ハンター』か。」

リゼ「テレビ番組で時々見かけることはあったが…実物…それどころか正真正銘のアンドロイドとなると、結構迫力があるな……」

ココア「それ以前にアンドロイド自体初めて見たよ。」

ワリオ「ここまで人間に寄せたデザインのやつは俺様も初めて見たぞ。」




『あー、マイクテストマイクテスト……よーし、みんな集まってるようだな。


早速だが、生で見る追跡アンドロイド『ハンター』はどうだい？すごいだろう？』


霊夢「！」

早苗「はい！物凄く凄いで……あれ、今の声、どこから……」



……後ろを見てみると、ドローンがあり、それに映されている映像には作者が。声もドローンのスピーカーからのようだ。


おろさん『やあどうも。初めましての者は初めまして。俺は『おろさん』。ウルトラワールドの管理者をやっている。

早速だが、今回はこの『逃走中』に参加してくれて感謝するよ。』


アミティ「この人が『作者』さんかぁ……」

ジバニャン「主催した本人が来たニャン？」

クッパ「となれば、ようやくか。」



おろさん『察しが良くて助かる。



……今回は初回。ある程度のルールを覚えてもらいたいから、OPゲームとかそう言うの無しですぐにスタートをさせてもらおう。』


アルル「じゃあ早く散らばった方が良いんだね！」



おろさん『そうさ。2分以内にエリアに散らばり、0になればハンターを起動させてスタート……




……の前に１つ、ちょっとしたプレゼントがある。』



一同「え？」









続く。

数分後。



……前座となるOPゲーム無しで、逃走者達はすぐにエリアに散らばって行く。



【2：00】


デデデ「早速離れるぞ！」


おそ松「いきなり捕まる事にならないのが決まってるのは、ちょっと助かるな！」


【1：30】


ネコ「隠れるのに良さそうな場所はあるかニャ……？」



アルル「何だか面白そうなお店がいっぱいあるけど……そーぷ？えすえむ？…なんだろう、深く知らない方がよさそう……；」



ルイージ「建物に入れないらしいし、路地裏を上手く使えば良いのかな？」



ニット「活気にはあふれてそうねぇここ。……ちょいちょい物騒に見える人いるけど」


【1：00】


ジバニャン「もう1分切ったニャンか」



チノ「何故だか、話に聞いた風景と違う気がします……この感覚、前にも感じたような……」



アミティ「あ、何だかおいしそうなものが売ってるお店がある！お団子屋さんかな？あとで食べてみたいなー！」



金髪の少女「オウッ！！？」

マリオ「おわっ！？ゴメンゴメン！よそ見してたみたいだ！大丈夫かい？」

金髪の少女「大丈夫デス。ちょっと私もよそ見してたデス。あ、ちょっと用事があるのでこれで失礼シマス！！」

マリオ「あ、そうなの？それじゃあね。……それにしても、随分と元気な子だったね。見た目からして観光客かな？」



【0：30】


ミミ「科学技術がいきなり進んだ江戸の町かぁ。通行人の服は着ものとかだけど、いくつかは現代っぽいのが多いね。」



リゼ「……遠くに、強大な塔が見えるな……あれが『ターミナル』か…」



メタナイト「江戸の繫華街『かぶき町』か…天人あまんとと呼ばれる者達の支配下から外れているらしいが、それにしてはコンクリート造りの建物が多いな……独自で技術を得ているのか？いや、それとも……」



【0：15】


魔理沙「さてと、それなりの距離に移動できたよな……で、そろそろ10秒切るか？」



クッパ「うーむ……何とか離れに行けたのはいいが、（ワガハイの足だと）そこそこ広いエリアで2分の猶予は少し短かったな……」



りんご「始まる前からこの緊張感……これこそ逃走中ということですね！」



10


チョロ松「そろそろ始まる……！」


9


みほ「出オチしませんように…出オチしませんように……！」


8


ココア「この世界って宇宙人がいるみたいだけど……モフモフ出来る子がいると良いなー！」


7


ワリオ「まずは逃走成功してがっぽり設けてやるぜー！」


6


カービィ「美味しい食べ物ってあるかな？さっき酢昆布食べてる赤い服の子を見かけたけど……その子から聞けるかな？」


5


早苗「ここって治安が大分悪いと聞きましたが、どことなくほんわかした雰囲気も漂っていますね。」


4


ニャミ「もうすぐだ！頑張るぞー！！」


3


シャロ「あと3秒で……！」


2


霊夢「始まるわね…！！」


1



ハンターA「……！！」

ハンターB「……！！」

ハンターC「……！！」



ハンターたちが動き出し、ゲームがスタートした！！



残り時間【120：00】


【119：59】






《バトリオシティ：逃走中運営用地下施設》


その頃。作者は逃走中のスタートを確認して少し背伸びをする。


おろさん「よしよし。問題なくスタートしたぜ。」

阿求「それにしても、初めて見る人達が多いわね。そりゃ私はそうだけど。」

おろさん「まあ、基本ウルトラワールドに来ない奴等も多いからな。前々から関りを持っていたのを含めると結構いる。


内1名は元々時空の移動手段持ち合わせてる奴だから、そいつは俺も初対面だが。」

阿求「成程。どうりで意外とスムーズに話が進むわけよ。


でも、この世界の住民たちはどうなの？人外生物が普通に暮らしている世界とは言え、密入国扱いされる可能性も…」


おろさん「大丈夫だ。そこは『認識操作マインドコントロール』ってのをしてるから」


阿求「認識操作と書いて何と読んだかは聞かないとして……


それはそうと、作者もここまで出来るレベルのお金持ってたなんて思わなかったわ。例の装置で物凄くお金かかったんでしょ？」

おろさん「…逃走中の予算に関しては、流石にいくつか頼った所がある。流石に『未来世界で開催されているゲーム』を再現するんだから下手すりゃ10兆軽く超えるくらいだったんだよ」

阿求「10兆！？0がどれくらいあるのよ！？よく頼ってくれる人いたわね…」

おろさん「まあちょっと無理言ってね。


…6か月前に起こった時空融合現象……その時知り合った奴の数名が、ある財閥のお嬢様と、そいつに仕える執事とメイドでな。頼んでみたら割と何とかなったよ。」

阿求「へえ、そんなことが……




……ちょっと待って！！！？時空融合現象！！？6か月前に！！？」

……唐突に衝撃の発言をされたため滅茶苦茶驚く阿求。

おろさん「ああ。そう言えばこれも言って無かったな。6か月前にも時空融合現象が起きたんだ。レベルは『中の上』だったな。


その時は興味本位で、俺がカービィ達を無理言って連れて捜索に行ったんだが……大地をこっちに無理矢理引き入れたり、ココア達とも関りを持ち始めたのもその時だ。」

阿求「あー……道理で、逃走者の中に異世界とかほぼ無縁そうなのがいたわけね……

…それで、その人達ってどういう人物なの？」

おろさん「そのうち来ることになってるから、その時紹介するさ。



……んで、ちょっと話を変えるが……」

作者は、急に表情を変える。



阿求「え、いきなりどうしたの？」

おろさん「予測システムの反応を頼りに、今回逃走ステージにしたこの世界……どうやら既に融合の真っ最中のようだ。」

阿求「えっ！！？」

乱「ええっ！？」←＊買い物から戻ってきた

阿求「あ、おかえり……；」





次回、逃走開始。続く。

逃走開始。



【119：57】


……今回の逃走エリアは、江戸の町に存在する繫華街『かぶき町』。

『かぶき町四天王』と呼ばれる四大勢力や、ヤクザ等が多く存在する故に天人あまんとの支配下からは比較的外れている。

ただし、怪獣が現れたり眉毛ハザードが起きたり蜂たちの抗争が起きたりドライバーにされたりそういう系の薬作るために野良猫捕まえられてたりと、何かしら珍妙な事件が起きやすい。

遠くから、宇宙の行き来などを担う空港的な塔『ターミナル』が見えるこのエリア。
繁華街のため（アレなのを含めた）店舗などの建物（今回侵入不可）が多いので、曲がり角や路地裏を上手く活用して行くのが要となるだろう。



……というのが本来の筋書きだが……



りんご「おやおや？雑貨屋に変わったものが売っていると思いましたが、これは……イギリスの時計塔『ビッグベン』の模型ですね。しかも意外と売れている……」



通行人「今週のファッション雑誌見た？」

通行人「見た見た！素敵だよねぇ勇さん。」


メタナイト「勇？……ああ、この雑誌の女性か。確かに魅力的な女性ではあるな。（←本屋の近くにいた）

…しかし、それとは別で何故金髪少女特集がこんなに……」



ジバニャン「結構広いニャンけど……何だか、江戸っぽい感じがしないニャン。」


どういうわけか、やけに現代っぽいコンクリート造りの建物や、外国の建設物の模型、『金髪少女特集』と書かれた沢山の雑誌等と、外国ブームでも起きたかのようなことになっている。




ココア「張り切って行ったのは良いけど、チノちゃんとはぐれちゃったなぁ。……あっ、あそこにあるのって……」


……かぶき町には、スナックお登勢の上の階にある何でも屋『万事屋銀ちゃん』が存在しており、毎度様々な依頼人が訪れてくる。ちなみに右隣には、妙に花粉が漂う花屋『ヘドロの森』がある。


ココア「えっと……まん、じや……何？」

＊万事屋よろずや

ココア「ところで、左の方にあるのって家だよね？お店がいっぱいある所にしては、こっちはラビットハウスや甘兎みたいにお店やってるわけじゃないんだね。（表札を見る）……えっと、『大宮』？」






○自首用電話A


ワリオ「……お？これは、もしや自首するためのやつだな？」

……逃走中では、エリアのどこかに計3つ存在する自首用の電話ボックスで、『自首』を申告することでゲームをリタイヤし、その時点での賞金を獲得する事が出来る。

ワリオ「んー？…あり？コレ鍵がかかってるぞ？」

どうやら、鍵がかかっているようだ。鍵穴に『専用のキーを挿し込んでください』と書かれてある。

ワリオ「なるほどなるほど。ただで自首することも出来ないんだな。


ま、どっちにしろ今回自首する予定も無いし、まずは隠れるのに良い感じの所を探すか。」




……自首をするかしないかは、逃走者の自由。だがしかし……！！




通行人「何だ何だ？さっきから変な男を見かけるが……そもそも変わった見た目の奴等が色んな所にいるような……」

通行人「どうやらテレビの企画らしいぞ」←＊認識操作でそうなってる

通行人「あー、そういうことか。」


ハンターA「……」



ハンターB「……？」



ハンターC「……。」


エリア内で逃走者達を探すハンター達。スポーツ選手並の身体能力を掛けに掛け合わせたアンドロイド。


彼らに確保されれば最後……賞金は、0なのだ！！



【118：43】


早苗「遂に始まりましたねぇ逃走中！どんな展開が待っているのでしょうか！」

守矢神社の巫女の『東風谷早苗』。かなり気合が入っているようだ。

早苗「それにしてもこの端末、通話やメールの機能だけではなく、地図や残り時間、現在の賞金まで明確に表記されてますね。凄く便利です！どこかで見たデザインですが。」


スタート前に逃走者達は、逃走中の進行に使用する端末を配布されていた。これがあれば、連絡だけでなく、残り時間や地図、現在の賞金など色々確認できるのだ。


早苗「……そういえば、作者に支給されたこの『コイン』……どこで使うのでしょうか？」


端末と共に、作者に『コイン』が20枚入ったケースを渡された逃走者達。


早苗「先程鍵がかかった電話ボックスを見つけましたが、コインを入れればいいわけじゃないみたいだから……このコイン、意外と逃走のために必要になるのでは……！？」




シャロ「皆とはぐれて一人になっちゃったなぁ……」

……現在、1人でエリアを歩く『桐間紗路』。

シャロ「出来れば先輩達と一緒にいると心細くは無かったけど……まず何処かに隠れてやり過ごそう……」

周りに通行人がそれなりにいる上、一人になって心細くなってしまっているようだ。


そんな中、近くに…










アミティ「…あ！誰かいるよ！おーい！！」


…そこに来たのは『アミティ』だ。

シャロ「！！たしか同じ逃走者の…」

アミティ「えーっとたしか…キリマンジャロ？」

シャロ「いや、桐間紗路だけど…」

アミティ「ちりめんじゃこ？」

シャロ「…あの、『シャロ』で大丈夫ーー



……って待って待って待ってこのタイミングで！！？」

アミティ「え？何がーー」







ハンターB「……！！」

……シャロとアミティが合流した矢先、路地裏からハンターが急接近！！


アミティ「ええっ、ハンター！？早く逃げなきゃ！！」

急いで場を離れる2人。そして、ターゲットにされたのはーー














アミティ「ハァ……ハァ……壁に隠れてやり過ごせたみたいだけど……」








シャロ「う、嘘でしょ、私！？」


シャロだ！アミティが咄嗟に建物の裏に隠れたため、結果真っ先に狙われることになってしまった！


シャロ「あああ距離的にも体力的にも無理ぃぃ！！」

ハンターB「……！！」


『ポンッ』




【117：59】


桐間紗路　確保　残り24名


シャロ「よりにもよって……最初に捕まった……せめてもう少し逃げたかった……；；」

早く気づいたものの、反応が遅れてしまったようだ……




プルルルル……



おそ松「うおっ？初めてメールが来たな。」



みほ「何々？…『桐間紗路　確保。残り24名』……ありゃりゃー、いきなり確保者出ちゃったかぁ。」



リゼ「最初にシャロが捕まるなんて……ハンターも中々油断できないな……」



アミティ「うわーん！悪いことしちゃったなぁ……」




開始およそ2分で、早くも確保者が出てしまった事に動揺を隠せない逃走者達。

彼らはハンターの恐怖を乗り越え、そして逃走成功を果たすことが出来るのか！？













《かぶき町：『逃走中：？？？？エリア』》


大地「……よし、大体準備は出来たみたいだな。」


？？？「当然。アイテムの方もばっちりさ。」

？？「参加できなかった分、私もココアちゃん達の力になれるように頑張らないと。」


大地「……良い意気込みだ。とりあえず、俺はイタコさん達と合流して周辺を探っていく。



……と、その前に……この件に関してちゃちゃっと通達をやっておこうか……」







次回、逃走を手助けするイベントが……？続く。

【117：15】現在の賞金：16,500



プルルルル……



クッパ「またメールか？確保者が出たばかりになのに早いな。」



ニャミ「えっと……『通達』？」



アルル「『ただいまエリア内に『ショップ』がオープンした』？ショップってお店の事だよね？」



チョロ松「『ショップでは、逃走を手助けするアイテムをコインで購入することが出来る』……最初に渡されたコインって、そのためのやつだったんだ。」




ニット「あれ、まだ続きがある。『ちなみに言い忘れていたが、自首もしくは逃走成功者がコインを所持していた場合、コイン1枚につき1万円のボーナスが課せられる』……という事は、今だけでもボーナス20万円！？」



ワリオ「『コインはエリア内に設置したアイテムボックスに入っている事があるので、コインを増やしておきたい場合は適度に探すのが良いだろう。』おお、随分と気前が良いじゃないか！」



開始約3分で送られてきた通達。エリア内に開店したショップで、支給されたコインを使ってアイテムを購入することが可能になった！


更に、コインは1枚につき1万円のボーナス。しかもエリア内に隠されたアイテムボックスの中からもコインを手に入れられる。



マリオ「アイテムかぁ。どんなのがあるのか気になるし、ちょっと行ってみようかな。」



魔理沙「1枚で1万のボーナス……とっておきたいけどなぁ、使うのを渋ってたらかえって捕まりそうだぜ。」



ネコ「あえて使わないでボーナスを狙うか、アイテムをそろえて安定した逃走をやって行くか…すぐに自首できない以上意外と迷うニャ……」



カービィ「…あ、地図開いたらショップの位置が表示されてる。ここの近くみたいだし、行っちゃおう。」


…アイテムで安定した逃走をしていくか、それともコインを使わずにボーナス大量を目指すか…はたまた、ボーナスを保持しつつアイテムを駆使して逃走を行っていくか。

いきなり送られてきた2つの通達は、逃走者達を迷わせることとなった！




ジバニャン「…ニャニャ？あそこにあるのはもしかして…」

…地縛霊の猫妖怪『ジバニャン』。路地裏に隠された、ビックリマーク印の黄色と黒色の箱…『アイテムボックス』を発見した！

ジバニャン「たまたま通りかかったら見つかるなんてすごい偶然ニャン！中身は…」


アイテムボックスの中身：『ベストオブ３兆円』と書かれた偽札


ジバニャン「………（＜●＞ｗ＜●＞；；）」


プルルルル……


ジバニャン「…またメールニャンか？えっと…『補足　エリア内に隠されているアイテムボックスは、中身が必ずしもコインとは限らないのでご注意を』……それもうちょっと早く言えニャン！！？というかこの紙明らかに当てつけか何か（ｒｙ」



ハンターA「……」



ルイージ「ハンター…動いてるとこ見ると何か怖いなぁ…」

……物陰に隠れたルイージ。ショップに向かおうとしていたが、行く方向にハンターがいたため進めない。

ルイージ「しょうがないけど、ハンター怖いし離れるか……あれ？」

仕方なくこの場を離れたのだが、その矢先に付近に置いてあったアイテムボックスを発見した！

ルイージ「アイテムボックスだ。こんな近くに置いてあったなんて気づかなかったよ。中身は…」

アイテムボックスの中身：コイン10枚

ルイージ「コインが10枚。ショップには行けなかったけど、ちょっと得しちゃった。」



《かぶき町：公園》


りんご「ここはどこからどう見ても公園ですね。隠れるのにはあまり向いていませんか…」

…公園の方に着いた『あんどうりんご』。辺りを見渡していると、そこに…



「お…お嬢ちゃん…」

…丁度地面を見た方に、グラサンの男が一人。

りんご「のわああああああっ！？なななな何者ですか貴方は！？一瞬おばけかと思ってしまいましたよ！？

…で、いきなりなんでしょうか？言わなくても分かるやつのグラサンのおじさん」

長谷川「言わなくても分かるって、何…それより、俺にお酒を恵んでくれませんかねぇ…」

りんご「お酒って…私、お酒を買える年齢じゃないです…」

長谷川「じゃ、じゃあ、その手に持ってるリンゴを…」

りんご「ダメですよ、これはおばあちゃんの大切な形見なんですから！おばあちゃん生きてるけど！」

長谷川「おばあちゃん生きてるのかい……いや、ホントに、公園の水飲み場もしばらく飲めなくなってるから尚更何か、せめて喉が潤うものを…」

りんご「…会ってしまった以上仕方がありません。良さそうなのが無いかすぐに探してみます。」

長谷川「あ、ありがとなお嬢ちゃん…出来れば長くて30分以内でお願い…」

りんご「思ったより猶予がありますけど、なるべく早く持って行きますので！」



…とりあえず、グラサンの男の頼みごとを引き受けることにしたようだ。



《かぶき町：『逃走中：ショップ』》


チノ「…ここがショップですか。意外と近くにあって良かったです。」

…ショップの近くにいたので寄ってみることにした『香風智乃』。看板に『SHOP』と書かれた、街の風景と結構同化しているショップにすぐに到着した。

カービィ「あそこがショップ？チノも来てたんだね。」

そこに、同じく付近にいたカービィが合流。

チノ「…カービィさん。」

カービィ「とりあえず入ってみようよ。」

チノ「そのつもりです。…ですが、その前にまず張り紙の方も確認しましょう。」


ショップの張り紙『注意：都合上、ショップ内にハンターが入って来ることはありませんが、長くて2分以上中に居続けると強制的にエリアに戻されるので、ご購入の際はお早めに。

また、ショップから半径1メートル以内にハンターがいる場合は、自動的にプロテクトが張られて入ることが出来ませんのでご了承ください。』

カービィ「わぁ、配慮と同時に厳しい」

チノ「そりゃそうです。」


…という事でショップに入った。



「おお！早速来てくれた！」

「あら、いらっしゃーい♪」



カービィ「あれ、店員の片方…」

チノ「朝ここに来る前、姿を見ないと思ってましたが…」






【114：08】現在の賞金：41,200
残り逃走者　24名
コイン所持数　ルイージ：30枚　ルイージ以外：20枚

【114：05】現在の賞金：41,500



……ショップエリアに入ったチノとカービィ。店員としてそこにいたのは…


千夜「最初に来た逃走者がチノちゃんとカービィちゃんだなんて、奇遇ね。」

チノと同じくごちうさキャラの『宇治松千夜』だった。


チノ「千夜さん。運営の方に回されてたんですね。」

カービィ「久しぶりだねー。…で、そっちは…」


にとり「河童の『河城にとり』だよ。…というか、知り合い？」

千夜「そんなところよ。…それで、ここに来たっていう事は何をお求めで？」


チノ「はい…ひとまず商品のメニュー…じゃなかった一覧を見せていただけますか？」


千夜「ええ、お安い御用よ。」

にとり「何かと手間をかけて作ったからまずは見て行ってくれ。」


アイテム一覧
・網鉄砲：50コイン　
網が込められた球を内包したアイテム。対象に当てれば動きを封じられる。

・ネコビタンB：10コイン
飲めばしばらくの間はスタミナ切れにならない。

・自首ボックスキー：30コイン
自首用電話ボックスを開けるのに使う鍵。

・遠視スコープ：45コイン
遠くのものをばっちり見ることが出来る。要は望遠鏡。

・バナナの皮×5：20コイン
踏んづけた相手を転倒させるバナナの皮5個セット。ただし場合によっては逃走の邪魔になるのでタイミングは見極める必要あり。

・ケムリ玉：15コイン
周囲に煙を散布させるボム。煙を吸いせき込んで無意味になるので、逃げる時に使う場合は間近で投げないように。

・きゅうり：5コイン
河童の手製のきゅうり。水分補給用に。

・まんじゅう：5コイン
天兎庵特性のお饅頭。千夜が何かしら名前つけようとしてたけど止められた

・阻害ライフル：40コイン
空砲を無限に放てるこけおどし用の銃。ハンターには全く効果なし

・変装カツラ黒：10コイン
被ればあなたもきれいな黒髪ヘアー。金髪のオーラを隠すのにも最適なり


チノ「…随分と独特なレパートリーですね……」


千夜「そうでしょ？最後の入れた覚えのないけど、どれも案外役立つわよ。」


チノ「（え、今何と）」

カービィ「…それで、何か買ってみる？」

チノ「…網鉄砲が欲しいので、どの道今はコインをとっておきます…」




ネコ「…今何分経ったかにゃ？…6分半くらい…ちょっとしたら10分経ちそうだニャ」

…ごちうさ同様、完全新規登場の『にゃんこ大戦争』の『ネコ』。

ネコ「それにしても、まさか逃走中に参加できるなんて思わなかったにゃ。パソコンで募集されてたから応募したら当たったもんだから、やっぱりやってみないと分からないものだにゃ。」



阿求『え、一般応募してたの？』

おろさん『いや、逃走者は普通に応募の形で集めたぞ？アイツは多分噂を聞き付けてたんだろ。つーか次回以降はバトルネコとか参戦出来そうだな』



ネコ「帰ったら、逃走中に出れただけでも自慢出来そうにゃ。初手で確保されることも無かったし、後は良い感じに逃げるにゃ。」


…明らかに油断しているように見える。…仇にならなきゃいいのだが。




デデデ「……お、アイテムボックスがあったな。」

……プププランドの自称大王『デデデ』。偶然にも店の裏にあるアイテムボックスを発見した。

デデデ「中身は……何だ？何かの爆弾か？…説明書もあるぞ……」


……デデデが手に入れたのは、何と『ケムリ玉』だった。


デデデ「おお！アイテムボックスだからアイテムが直接入ってる事もあるのか！こりゃラッキーだ！」


コインを使わずともアイテムを手に入れ、ちょっと気分が良くなったデデデ。……すると……






ハンターA「……」


背後から、ハンターが迫る。



デデデ「さてと、とりあえず場所を変えるか……」






ハンターA「………！！」


見つかった！！


デデデ「うおっ！？ハンターだと！？



……チィッ！！手に入れたばっかりだが使うしかねぇ！！」


やむを得ず、デデデはケムリ玉を投げた！！


ハンターA「……！！？」



周辺に煙が充満する！！



デデデ「よし、今のうちにーー」




この隙に逃げようとするデデデ。だがしかし……！！



ハンターA「……！！」



デデデ「角を曲がって……「ビュンッ！！」！？」





「何…！？」


……何とハンターが、真上に飛び上がった！！


そして強めの地響きと共に、デデデの目の前に着地しーー




ポンッ



【112：41】


デデデ　確保　残り23名


デデデ「こ、こんなのもありなのか……！！？」


ハンターのまさかの行動に、撃沈……！！




メタナイト「…アイテムが得やすい分、簡単には逃がさないという事か……油断出来ないな……」


……偶然、付近を彷徨っていた『メタナイト』。ハンターに気づかれることは無かったが、しかしハンターの身体能力にかなり動揺しているようだ。



プルルルル……



りんご「えっと……『デデデ　確保　残り23名』……10分も経たずに2人目の確保者ですか……」



ニット「さっき、何かドーンって音が聞こえてたけど……もしかして、それが……？」




……UW逃走中のハンターは、一筋縄では行かないようだ……！





【112：21】現在の賞金：45,900
残り逃走者　23名
コイン所持数　ルイージ：30枚　ルイージ以外：20枚






「あー、いつ見てもジャンプはおもしれェなァ。何か最近長続きしないの微妙に多いけど、それでもやっぱ飽きねェ。」

【112：19】現在の賞金：46,100




霊夢「……」


……キョロキョロと周辺を見渡している『博麗霊夢』。


霊夢「この世界、やっぱり何かがおかしい気がするのよね……話は大体作者が言ってたけれど……あら？」


…すると、壁に張られていたチラシを3枚見つける。内1枚は、どうやらショップで売られているアイテムのリストのようだ。


霊夢「アイテムリスト？ショップで買えるやつみたいね。こういう感じで確認できるなんて。どれどれ…

……『自首ボックスキー』？ああ、鍵がかかってた自首用電話を開けるための鍵って事かしら。コインにボーナスが付く分、ただで自首はさせられないってわけね……で、横のポスターは…」


ポスター（2枚目）の内容『「これから」も奏でていこうよ！！『オンゲキ bright MEMORY』』

霊夢「…只の宣伝ね。…あと1つは…」

ポスター（3枚目）の内容『○月×日、幕府から重大発表あり』

霊夢「…重大発表？そんなテレビ番組の予告みたいな感じで…


…ん？幕府って…たしか…」


…ポスターに気をとられていると、近くに…



ハンターC「………」


ハンター……！！




霊夢「……何だかきな臭くなってきたじゃないの……って、やばっ！！」



ハンターC「…！！！」



見つかった…！！



霊夢「ハンター……走るってなると本当に性能が高い…！！」



果たして……！！？












ハンターC「……？」





霊夢「危なかったー…ポスターに気を取られてたままだったら絶対捕まってた…！！」

いち早く気づいたお陰で、捕まらずに済んだようだ…！





クッパ「…それなりに時間が経ったと思っていたが……もうすぐ10分経過というところか…いかんな。意識すると却って長く感じてしまうぞ。」

クッパ軍団のボス『クッパ』。足の速さはそこまで無いため、今は物陰に潜んでいるようだ。

クッパ「逃走中……ハンターの風格を見る限り簡単にはいかない……




いや、それだけではないな……この世界に来てからやたらと感じる、この異質な気配……あからさまな『悪意』が、こちらの感覚を鈍らせている…


……作者はその可能性を承知で、この世界で逃走中を開いたのだろうが…


（…『混ざり合った』と思われるこの世界に……何が起こっている……？）」





【111：39】現在の賞金：50,100
残り逃走者　23名
コイン所持数　ルイージ：30枚　ルイージ以外：20枚





……その頃。



《かぶき町：万事屋銀ちゃん》


銀時「……おお、ONE PIECE凄い展開になって来てんじゃねーか。」

何でも屋『万事屋銀ちゃん』を営む、銀髪天然パーマの男『坂田銀時』。

新八「ちょっと銀さん！！何呑気にジャンプ読んでるんですか！この前の依頼で報酬貰えなかったから今月もお金無いんですよ！？」

銀時「んなこと言ったってよォ、最近の依頼の内容の大半が『影に潜んでるやつを追っ払ってください』だぞ？

そりゃかぶき町じゃ何度も変な事件起こってるけど、みんな『陰に潜んで後ろから斬りかかって来る』とか、『どう考えても天人あまんとじゃない』って言うだけで進展すらしてないし。それが1か月で合計300回だぞ報酬貰えない以前の問題だろ」

新八「…たしかにここ最近そんな依頼多いですけど、それ以外の依頼来ても最近ヘマしてばっかりじゃないですか。

2日前に建物の修理を頼まれた時だって、結局銀さんと神楽ちゃん盛大に暴れたせいで報酬修理代に持っていかれたし。」

神楽「逆に、新八は何で何度も意味不明な依頼が来てるのにそんな元気アルか。」

銀時「んなモングラブってるからに決まってんだろ。」

新八「グラブってないし！？というか、派手に暴れられるのなら銀さんも神楽ちゃんも別にそんな疲れてないでしょ！？」

チャイナ服の少女『神楽』と銀時の発言に、的確にツッコミを入れた眼鏡の青年『志村新八』。

最近変な依頼が多発しているせいで、まともに仕事が出来ていないらしい。……元からそんな感じではあったが。

新八「……まあ、確かに何度も『影に潜む切り裂き魔』に関係する依頼ばっかり来ても、たまったもんじゃありませんね。テレビでも話題に上がってますけど、何にも進んでないみたいだし……」

神楽「そもそも私達でも何の進展も無い時点で怪しいネ。いつもだったら、大体偶然が重なってしょうもない事に巻き込まれてるはずアル。」


……ここ最近かぶき町で多発している、『影に潜む切り裂き魔事件』。突然後ろから、何かに剣で斬りつけられる事件だ。


主に夜中に起きるが、夜どころか真昼間にも起こっている。たまたまその一部始終を見た目撃者によれば、『少女の姿をしていた』、『影の中から出て来たように見えた』等と話していたのでそう呼ばれているようだ。


銀時「そもそも、依頼人の方も流石におかしいだろ。300件も違う奴が同じような内容の依頼をするどころか、『どうにかして』としか言って無ェ。しかも進展なかったらなかったで一方的に『やっぱいいや』って言ってきやがるし…」

新八「改めて思い返すと、ノーヒントでクロスワードやるのとまったく一緒ですよね…」

神楽「良く分かってないのに依頼されたらこっちもたまったもんじゃないネ！


銀ちゃん！！こうなったらその切り裂き魔とか言うのをとっとと見つけてブッ倒すのがいいアルよ！！懸賞金で一攫千金ネ！！」

新八「…神楽ちゃん？その肝心の切り裂き魔が見つからないからこの状態が続いてるんだよ？」

銀時「……いや、この際そうした方が早ェ。切り裂き魔の依頼が多発するせいでマジで余裕がなくなってる気がするし、これ以上普通の依頼の時にらしくないヘマばっかりしてたら家賃払えなくなってマジでババアに追い出される。」

定春「ワン。」


…という事で、まず外に出る3人。すると…


忍「あ、万事屋さん。おはようございます。」


銀時「ん？ああ、お前らか。珍しいな休日に朝早く。」


アリス「ちょっと友達と約束してて。」


…黒髪おかっぱの少女『大宮忍』と、金髪ツインテールの身長低め少女『アリス・カータレット』が隣の『民家』から出てきた。どうやら、友人と何かしらの約束があるらしーー



ーー……ん？



新八「……あれ、ちょっと待ってください？」

銀時「あ？いきなりどうしたんだ新八。まさかグラブる症候群か」

新八「違うし存在してたまるかそんな病気！！


そうじゃなくて！！よく考えたら何か最近江戸の町がおかしくなってる気がしませんか！？やたらと外国イギリスブームが多発してますし、あの2人もかぶき町に住んでる人でしたっけ！？（小声」

銀時「え？そうだったか？…ん？そういや、宇宙はともかく外国人とまともにかかわった事あった覚えが無ェな。（小声」

神楽「そもそもイギリスって何アルか（小声」

銀時「何って、確かかなり離れたトコだとかのーー」


…その時、3人の頭に、何か電撃っぽいのが過った。


銀時「……あれ？そう言えば……





…まずあの2人…誰だっけ！？（小声」

新八「よくよく考えると確かに…あれ？おかしいな、さっきまで名前も知ってるしある程度の面識がある程度の付き合いだった気がするのにマジで誰だそもそもかぶき町って飲食店とかはともかく石造りみたいな建物ありましたっけ（小声」

銀時「お、落ち着け新八、こう言うのはまず相手に怪しまれないように（小声」

神楽「よく考えたらお前ら誰アルか」

新八「ちょっとォォォォォォォォォ！！！？」


…どうやら、あからさまな異変に神楽が平然と、忍とアリスに『誰』と言い出した。


新八「何平然と聞いちゃうの神楽ちゃん！？」

神楽「だって本当に誰なのか知らないアル」

銀時「いやそうだけど！実際そうだけども！なのに何故かさっきまでこいつらと面識があるような認識になってーー「あの…」は、はい！？」


慌てる銀時と新八だったが……


アリス「えっと……明らかに言うのはおかしい気もするけど……」

忍「その……






……どちら様……でしたっけ？」


万事屋一行「……え」




《ウルトラワールド：逃走中運営用地下施設》


おろさん「……予想通りだな。別世界の住人を時空融合が起こってる世界に送りこんだら、段々異変に気付き始める者達が出てきた。」

八雲『……段々貴方の想定通りになって来たのね。……だけど貴方、いつからこの世界の異変に気付いたの？』

おろさん「……さっき改めて『銀魂』の世界の情報を調べてみたら、明らかに齟齬があったんだ。」

阿求「え、こっちで集めた情報は影響が出ないの？さっきは『前からそう言う世界だったという認識になる』だなんて言ったじゃない。」

おろさん「書き換えられるのはあくまで『融合を始める世界そのもの』と『認識』だけだ。情報が得られないのも『融合の最中・後』の話。外部が集めた過去の記録は影響を受けないのさ。



（……で、大宮忍とアリス・カータレット……この2人は『きんいろモザイク』の世界の住人……今回は『銀魂』の世界を軸に融合させられたようだが……この2つの世界の共通点は多分…）



……む、そういやもうすぐゲーム開始から10分経過するな……いよし、そろそろやっちまうか。」

乱「やっちまうか、って……何を？」

おろさん「何って……決まっているだろ。逃走者達をそう簡単に逃走成功させるわけにもいかないからな。




……だから、発動する。……最初の『ミッション』を！！」








次回……初ミッション、開始！