二次創作小説(新・総合)

Re: クエスト任務開始 ( No.18 )
日時: 2023/06/02 09:39
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第13話「主役代理<2>」

【ジドール 宿屋】

「………………」

私とダイはともかく、他の仲間たちも『この世界』に派遣する事になるなんて。
仕方ないと言えば仕方ないけど、あんな真剣な顔をするレオナは初めて見たわ。
かつて共に戦った使徒のレオナではなく、パプニカの女王という顔付きだったもの。
どっちかって言えば、私もダイも……お互いに何処か似ている部分があるんだわ。

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「マァムさん。何か考え事ですか?」
「ええっ…。レオナの事を……」
「気にすることはありません。あの顔立ちは、真剣にも見えましたから……」
「しのぶさん……」

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蟲柱むしばしらのトップでありながら、医者関連を身に付けている。
様々な蝶を操りながらも、お姉さんの仇を討つ為に…彼女は自らの感情を殺しているんだわ。
いつも満面の笑顔なのもきっと、何処かで怒っているせいでもあるわ。
カナエさんと言う大切なお姉さんの仇を討つ為に、彼女自ら私たちの旅に同席する事になったかも知れないわ。

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「おい、武闘家娘!」
「私?」
「どっかの屋敷内で騒動が起きている。竈門が何とかその場を抑えているが、何処まで持つか分からない状況だ!」
「……。騒動の原因は、心当たりがあるわ…」
「あんたが不在の間、俺たち柱でこの町全体の警備を強化している。頼む。アンタの持てる力で竈門の助けになってくれ!」
「……。分かりました、行ってきます!」

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蛇柱のトップ・伊黒さんの言う竈門と言うと、炭治郎の事だわ。
彼から聞いた問題の屋敷に入ると、かなり大惨事と言ってもいい位のレベルその物だったわ。
この有様だと、いつ…次の依頼が来るか分からないわ。
本当は私の大切な恋人でもあるダイに暴力を振りたくはないけど、仕方ないわ!
ごめんなさいダイ……、あなたの暴走を止めるにはこの方法しかないの!
そしてもう1人は炭治郎の頭突きで何とかなり、私と炭治郎は急いで宿屋に戻る。
間髪入れずって訳には行かなかったけど、後の始末はバレットたちの組織・アバランチに任せるしかなさそうね!

14話に続きます。