二次創作小説(新・総合)
- Re: クエスト任務開始 ( No.2 )
- 日時: 2023/05/23 21:17
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「女子会」
【セブンスヘブン】
ばんっ
「もうっ。ほんっとに鈍感なんだから、ポップ君は!」
「う〜ん。そこも彼らしくていいとおねーさんは思うんだけどなぁ、レオナ!」
「そんなんじゃ駄目よエアリス。仮にキミの大切な人がもしも、もしも別の女性を慕っていたりしたら、キミはどう責任を取るつもりなの?」
「…………(汗)」
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それはそれで困る気もするけど、確かレオナは未成年よね。
祝祭の時も国のトップらしい一面はあっても、お酒には弱いなんて…。
それだけじゃなく、ダイとマァムも同じ位に鈍感だと思うけどなぁ。
どうしてかなぁ、せっかく女の子同士の恋バナが聞けると思っていたのに。
コトッ
「はい、どうぞ!」
「ありがとうティファさん。ごめんなさい、私までご馳走になってしまって…」
「いいのいいの。今日みたいな日は女の子同士、何か不満をぶつけてもいいわ♪」
『……………(汗)』
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あの大戦の後、私は面と向かってダイに気持ちを伝えたけど。
一度だけだったかしら、ヒュンケルやクロコダインが私とダイの為に時間を作ってくれた事もある。
その見守りとして、アポロさんやエイミさんが私たちの近くにいたのよね…。
3賢者の2人が近くにいるとは言っても、どう言葉をかけたらいいか…分からなかったわ。
バタンっ
「れ、レオナ?!」
「……。う〜ん、ポップくぅ〜ん…ZZZZZZ…」
「……。レオナったら……」
「仕方ないなぁ。わたし、ティファのお部屋にレオナを休ませてくる!」
「ごめんねエアリス、後はお願いするわ!」
「ええっ!」
「……………」
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まだ、あの時の返事をダイから貰っていないわ。
私にとってダイは小さな弟と言うより、大好きな人でもあるから…。
武闘家になる決意をする前でも、ダイは私に言ってくれたわ。
またあの時みたいに、自分をガツンと殴ってもいいって…。
本当は痛くて悔しかった筈なのに、ダイは私の為に耐えていた気がするわ。
だから伝えなきゃ、私が思っている本当の想いをダイにちゃんと伝えるべきなんだわ!
3話に続きます。