二次創作小説(新・総合)

Re: クエスト任務開始 ( No.3 )
日時: 2023/05/24 08:12
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「迷える女武闘家」

【セブンスヘブン】

「マァム。レオナの事だけど、わたしが1日だけ彼女に付き添うわ!」
「済みません…何から何まで、お願いします!」
「だからマァム。あなたは、あなたの心に従って…?」
「………ッ!!!」

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いつから、気付いていたのかしら。
そう確認しようとする前に、エアリスさんはレオナの所に戻って行った。
今のままでは私…、あの人の期待に応えるしかない気がする。
これまでの闘いの中で、ダイを休ませたりとかもして来たけど…。
それは本当に、ダイへの想いを本当に見ていただけだったのかしら。

「マァム…?」
「私も同じなんです。大事な時に、自分の気持ちを上手く伝える事が出来なかったんです」

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そう…、5つの印を示す時だって…私だけ光らなかった時があったわ。
レオナから時計回りにと言われた時、どんなに足掻いても…私の持つ印だけ光らなかった。
その私の命をザボエラが襲い掛かって来て、もう駄目だと思った時…代わりにノヴァが受けてくれたの。
その時に彼が私に告げた言葉は、この一言だったわ。

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【回想:カール王国 処刑場】

『ボクは大丈夫です…。さあマァムさん、本当に好いている者の名を…あなたの口から聞かせて下さい……』
『ノヴァ…。そ、そんな……ッ!!!』
『大丈夫です。マァムさん…、あなたは必ず…5人目の光になりますから……』
『私…。私は……、ダイが好きなのよーーー!!!』

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そうだ…、あの時はノヴァが力を貸してくれたから…。
だから私は自分の気持ちをあの場で伝えて、私自身に宿っていた5つ目の光を照らす事が出来たんだわ。
それ以前に意外だったのは、ポップがレオナの手を取った時に…当たり前のように光っていたこと。
それはつまり、ポップの中に秘めていたのは…勇気の印だったからなんだわ。
レオナは正義 ポップは勇気 ヒュンケルは闘気、そしてダイは純心ということは…最後に秘められた私の心は慈愛だったのね。
落ち着いたらでいいわ、あの時のお礼をノヴァに伝えるのはその時でも構わないから。

4話に続きます。