二次創作小説(新・総合)
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.48 )
- 日時: 2023/07/01 09:09
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第34話「ゼルダと再会」
【FF6の世界 ツェンの町】
(マルティナSide)
『ドシーン……ドシーン、ドシーン…ゴゴゴゴゴ……』
「この地響き…。一体どこから?」
「勇者ダイ。ご無事でしたか?」
「アルビナス、この状況はいったいどう言う事なの?」
「私にも分かりません。私は少し前にこちらに来た時、例の家が崩れかけています!」
『えっ……?!』
「それでも。この崩壊した世界でも…光を取り戻したいと、強い意志を持つ勇敢な茶髪のお嬢さんがあちらの方に……」
「……。ダイ……、これってもしかして?!」
「うん……。あの先に…、あの先にゼルダがいるってことになるんだろうね……」
これもきっと、禁呪法か何かで作られたんだわ。
女性なのかは分からないけど、今はこの人の言う通りに進んだ方がいいみたいね。
街の人たちがパニックになっている間を抜けて、例の場所に辿り着いたの。
まさか、あなたが支えていたなんてね…ゼルダ姫。
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【崩壊された家の前】
「ゼルダ!!」
「あっ…ダイさん、マルティナさん! ご無事だったんですね?」
「待ってて。今助けるわ!」
「お待ち下さい。……この家の中には閉じ込められている子供がいます…、まずはその子供を助けてあげて下さい。私も……私も限界までに最善を尽くしますわ! ううっ……」
「ゼルダ…。無茶だよ……、その体制じゃ…」
「ダイ。どうやら私たち2人が行くしかないわ!」
「でもっ、このままじゃゼルダ姫が……」
「心配はいりません。私がいます、さあ2人共。今は救出活動に心掛けなさい!!」
「……。分かった…、おれ…行くよ! 行くぞ、マルティナ!」
「ええっ!」
ふふっ、少しは私に期待してくれる見たいね。
ダイ……、キミの正直な所…私は嫌いじゃないわよ。
限られた時間内で何処まで出来るかは分からないけど、今は取り残されている子供を助けなきゃ!
確かこの辺のモンスターは、石化攻撃の多い敵が何体かいるみたいね!
世界が引き裂かれる少し前にあの子から…、セリスから私たちにと言って託して貰ったこのアクセサリーを…今こそ使うべきなんだわ!
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【家の中】
「ねえ! 待って、ダイ!」
「何してるんだよマルティナ! 急がないと、外で頑張ってるゼルダ…ううん。ゼルダ姫が危ないんだよ?!」
「大丈夫よ。そんなに時間は掛からないから、少しじっとしてて!」
「…。わかったよ…、手短かに頼んだよ」
よしっ、これで私たちも有利に時間を短縮する事が出来る!
まずはスコールから聞いたエンカウントなしを身に付け、必要な武器のみを幾つか回収する。
道中の宝箱には敵が潜んでいるから、かなりの時間をロスにしてしまうわ!
地下に降りて行くと、時計の近くに男の子がいるわね!
さっきゼルダ姫が言っていた取り残されている子供はきっと、この男の子に間違いないわね!
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「マルティナ! つかまっている男の子は大丈夫だった?」
「ええっ。私の手の届く範囲にいたから、何とか助け出す事が出来たわ!」
「よかった。よしっ…後は必要な武器が入った宝箱を回収しながら、急いで脱出しよう!」
「そうね!!」
そうこうしてる間に、残り時間は4分になってしまったわ。
私とダイが崩れかけた家に入って…およそ2分位しか経ってないけど、後は必要な分の武器のみを回収して行くしかないわね!
それにこのエンカウントなしの効果は…、かなりと言える位に凄い抜群だわ!
こんな便利なアビリティをスコール…、キミの世界で幾度か使われていたなんてね……。
無事に会えた時にスコール…、私からのお礼を改めて言わせてね!
35話に続きます。