二次創作小説(新・総合)
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.51 )
- 日時: 2023/07/03 08:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※本日7月3日は、ナミの誕生日です。
※35話〜40話はナミの誕生日シナリオを描くので、最後までお付き合い下さい。
第35話「ナミの誕生日 準備編①」
【パプニカ王国 城下町】
(エアリスSide)
「レオナ〜。流石にその衣装、ナミ自身は絶対に喜ばないとおねーさんは思うんだけどなぁ?」
「もうっ、こんなめでたい日に何言ってるのよエアリス。今日は待ちに待ったナミの誕生日なのよ? もっと盛大に祝うなら…パァ〜っと豪勢に振る舞いたいじゃない?」
「……………(汗)」
…………レオナのこういう性格その物を見ると……、『あの頃』のわたしみたいな感じがするわ。
当時は星を救う目的の為にティファたちと少しだけ旅を続けて来たけど、あの時はある使命に従うしかなかったんだよなぁ〜。
引越し先でもあるミッドガルがもう駄目だと言っていたのは、生前の母からの遺言。
幼いわたしを守る為に母はわたしを追っ手から守り続けたせいで結局…、七番街駅で帰らぬ人となってしまった。
こんな悲しい結末を知っているのは、そこにいた当時の大切な仲間たちだけ!
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【ランカークス村 ロン・ベルクの住まい】
「……………」
「あの……ロン・ベルクさん。無理な依頼なのは重々承知してます、あたし…これからもこちらにいるポップや他の仲間たちをサポートする為に強くなりたいんです!!」
「……。事情はよく分かった、ナミ。お前さん自身の為にオレがお嬢さんの武器として役立てれる最強の武器に進化しよう。当然、材料費代等はいっさいいらん!」
『ホッ………』
一方ナミとポップは、ロン・ベルクさんを訪れていた。
いくらスリから足を洗ったとは言っても、いつかは同じような事をするに決まっている。
ユフィも今のナミみたいに進歩して欲しい所だけど、お目当ての物が現れると…変な所で拘るんだよなぁ……。
普通なら数日は掛かる作業だけど、今日と言う特別な日に備えて…長時間の作業に取り組む事になる。
ロンベルクさんの付き人として、材料の調達はノヴァが担当する事になったみたい。
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『プルルルルルル…… ピッ』
「……? 炭治郎か。どうした?」
『あの…お忙しい中の所済みませんポップさん。今デルムリン島で、ちょっとしたトラブルが起きてしまいまして……』
「やれやれ…。トラブルの元は伊之助だなぁ? 仕方ねぇ、ノヴァに事情を話して来るから…俺たちが行くまで時間稼ぎを頼むぜ!」
『はい。分かりました!』
これって、もしかしなくても!
ある程度で起きた経緯を察したポップはほんの少しだけ怖い顔になり、さっきの小屋に戻って行く。
何とかして夜の誕生日までには、仕上げて欲しいと祈るしかないかな。
彼が再度訪れた事以前に、彼その物の表情を見抜いたノヴァはすぐに理解した。
わたしの知らないポップをノヴァ、あなたが沢山知ってるなんて…凄く羨ましいな。
36話に続きます。