二次創作小説(新・総合)

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.1 )
日時: 2023/07/08 14:21
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第1話「魔法使いと電気ポケモンとの出会い」

【ミラドシアの世界】

(少女Side)

「……………」

私は……、一体何者なんだろう……。
そうか……、此処は本来の世界なんだね。
"かつての追体験"も幾つかおこなって来た筈なのに、再び『この世界』に呼ばれたって事は………。
また『あの体験』その物が、再び繰り返されるって事になる。
そうだ……あの時はポップが私に背中を押してくれたから、私はひるまずに立ち上がれたけど。
今この場にいるのは、私1人だけみたいだ…。

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『ビリビリビリビリ…』

「……………」
「どうしよう…。意識はあるけど、目を覚ます気配がないよ……」
「いや。急かすのも良くないぞピカチュウ、少しだけでいい。もう少しの間……コイツの様子を見させてくれないか?」
「うん。分かったよ、ポップ!」

ポップ……? 初めて見る黄色いポケモンの口から彼の名を呼んでいたね…。
何とかして起き上がりたいけど、ゲートか何かに入った時から体が重い…。
すると最後の最後まで踏ん張りながら、こんな私を気にかけてくれる親切な人たちに視線を向ける。
私が起き上がったと察したのか、黄色いポケモンが私の側に擦り寄って来たんだ。

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「………?」
「この紋章…。何処かで見たことがある」
「確かに似たような紋章だけど、おれの知ってるアイツの……ダイの紋章とは少し違う部分があるぞ!」
「………ッ!!!」
「……。……ねえポップ、そのダイ君の紋章を今すぐ描いて来て!」
「でっ……、でもよぉ………」
「いいから!! 僕はこっちの女の子を、もう少し見ておかないと行けないから!」
「……。仕方ねぇ、俺は一旦宿に戻るからよ。何か異変があったら、呼んでくれよ?」
「うんっ!!」

ちょっと待って……、聞き間違いじゃないよね?
さっきの黄色いバンダナをした彼の口から、"勇者ダイ"の名前を聞いた気がする…。
じゃあ……、やっぱり此処は…本来の世界で間違いないんだ。
更に力を入れようとすると、黄色いポケモンから待ったが掛かってしまった。
少し離れた所に立っていた白衣の格好をした人が私の方に来て、赤いトマトを持って来てくれたんだ。
このトマト……、初めて食べたけど…おいしい。
『私』を助けてくれたお礼も兼ねてだけど、まずはこの人たちの事を聞き出さなきゃ!!

2話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.2 )
日時: 2023/07/08 18:02
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第2話「自己紹介と経緯」

【ミラドシアの世界】

(ピカチュウSide)

『ピカーン』

「………ッ?! 嘘…、みたいだ……」
「良かった…。マキシムトマトが効いたんだね!」
「……? マキシムトマト?」

そっか…、この女の子は元々『この世界』の住人だから僕たちの事は知らないのも無理はないよ。
マキシムトマトって言うのは…、簡単に言うと回復アイテムの1つなんだ。
ほら、この女の子の世界で例えるなら…ベホマって回復呪文に近いかな?
そうだ、お互いの名前…知らないから何か話さなきゃ!

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「紹介が遅れたね。僕はピカチュウ、こっちの白い白衣を着ている人は医者のマリオだよ!」
「ピカチュウに…、医者のマリオ……」
「そうさ。俺と同じように…赤い帽子に青いオーバーオールを着ている奴が"赤い俺"なんだ!」
「……。要するに、マリオと医者のマリオは双子なの?」
「う〜ん、いとこって感じかな。俺の知ってるルイージも当時は俺と一緒に医者を目指していたけどね、生まれた時から病弱で…結局1年と言う短い期間で帰らぬ人となってしまったんだ」
「………。可哀想……」
「えっと、君は?」
「キズナ…。"絆の勇者"だから…、私はキズナって言うの!」
「キズナさん…。いい名前だね、宜しくね!」

この日が、僕たちと彼女の出会いだった。
その後彼女は医者のマリオに手を貸して貰いながら立ち上がり、僕はポップがいる宿に先導する。
この辺り一面を詳しく見たけど、ダイ君のいる世界とほとんど変わってないね…。
ん……? もしかして僕たちがいる"この世界"って、もう1つの世界そのものになるのかな。
僕たちの知らない世界だから、かつては大きな闘いがあったのかも知れないね…。

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「キズナさん。聞きたいことがあるんだけど…」
「どうしたの?」
「……。この世界で一体、何があったの?」
「………。そっ……、それは………」
「待てよキズナ。その件に関しては、追体験した俺が一部始終を話した方が早いだろ?」
「えっ……、ポップ?!」
「よっ! 久し振りだな、キズナ!」
「あ、ポップ! 異変が起きてから自分を呼べって言ったのポップでしょ?」
「わりぃわりぃ。頼まれた紋章を書いて来た時にさ、かつての記憶が蘇って来たんだわ!」
『かつての記憶?』

要するに、ポップやダイ君たちもこの世界を追体験して来たって事になるのかな。
だから、実際の世界を体験した事があるポップの口から僕たちの為に分かりやすく語り始める。
異空神・ゼバロ……、そいつが僕たちとポップたちの間に生まれた"絆"その物を断ち切ろうとしているんだね…。
そしてポップも一時はソイツに支配されていたみたいだけど、当時のポップを救ったのが…僕の側にいるキズナさんだったんだね。
まるで、大魔王バーンやキーラたちよりも更に厄介な相手になりそうな気がするよ…。

3話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.3 )
日時: 2023/07/09 06:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第3話「最初の敵、襲来」

【ミラドシアの世界 ロモス王国付近】

(ポップSide)

「おっ、俺たちの知ってるロモス王国は復興作業中だけど…こっちは頑張っているみたいだな!」
「あなたはもしや、あの時の英雄でもある…大魔道士・ポップ殿でありますか?」
「久し振りだなぁエース、元気そうじゃねぇか!」

へへっ、あの時はこうして道案内出来なかったからよ…。
キズナのいる世界に突然呼ばれて、力を貸して欲しいって言われたこともある。
その呼び出した野郎がピンク色のドラキー、ピラだ!
奴は当時の頃…キズナと長く一緒にいたけど、今は何処でどうしてんかねぇ……。

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『ピカーン…… ドサッ』

「イテテテテテ…。何だったんッスか? さっきの光は!」
『ティーダ(さん)!』
「うおっ!! ポップ、それにピカチュウ! また会えて嬉しいッス!」
「……? あれ……、私ったらまた…。無意識に別の世界の英雄を呼び出してしまった……」
「……。どうやらキズナ、今の段階ではこの世界自体の危機を君や俺たちの手で解決しなければいけないようだね…」

何だよドクターの野郎、折角の貴重な再会を喜びあってんのにメタな事を言う奴だな。
……青いプルプルとしたモンスターは、間違いねぇ!!
もう少しティーダと話したいとこだが、今はドクターたちの背後にいるモンスターを一通り片付けねーと話が進まない!
話は後だティーダ、今は俺たちと一緒に戦ってくれ!
今こそ……今こそよみがえるんだ、"かつての記憶"で経験したあのやり方を!!

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『ビリビリビリ……、ドカーン』

「へっ……?」
「相変わらず…。自分自身の作戦に頼り過ぎてるのは変わらないようだな、ポップよ!」
「……けっ! 元軍人さんでもあるアンタまで、こっちの世界に来ちまうなんてな…。でも……、助かったよ…ライト!」
「ふっ…。私はただ最初の1体を倒したのみだ、今はゆっくり話してる暇はない。この状況を何とか突破するぞ!!」

彼女……ライト…またの名であるエクレール・ファロン前軍曹は、表向きは閃光の異名を持つクールな女戦士でもある。
ライトが使う斬鉄剣は、彼女自身の中で眠っている召喚獣・オーディンと力を1つにし……目の前の敵を一掃する事が出来るんだ。
ティーダとは顔見知りだから、彼女もまた……"お天気組の1人"である事に間違いはないな。
しかしよぉ、キズナの額にある紋章が闘い以外に反応しているって事は…今後も各世界の英雄たちをおれやピカチュウたちがいる"こちらの世界"に呼び出すかも知れないな。
まっ、難しく考えているよりもまずは…おれたちもライトに続いて闘うしかないねぇ!!

4話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.4 )
日時: 2023/07/09 17:37
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第4話「女勇者の危機一髪」

【もう1つの世界 ミラドシア ロモス王国近辺】

(ポップSide)

「やっ……、やべ……?!」
「スライムが……、徐々に集まって来てるッスよ!」

よくは分からねぇけど…、別次元かなんかで言ってたなぁ。
こーいう青いプルプルとした奴が……、スライムがいきなり現れるってパターンがよ!
辺り一面を全体呪文であるイオラで一掃しても、次から次へと仲間を増やしやがる!!
くそっ……、キズナの姿が見えねぇ。
おいキズナ、お前は何処にいるんだよ?!

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『ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん…』

「いっ……。嫌だ……、私のところに……お願いだから来ないで……?!」
「キズナさん!! ……まさか、僕が向かうのを阻止するつもり?!」
「くっ……。私としたことが迂闊うかつだったようだ、頼む……。そいつだけでも……お前たちの大切な仲間だけでも生かしてやってくれ!」
「そんな……。この状況でそう言われても、更に敵は増える一方なんですよライトさん!」

くそっ!! ピカチュウもライトも、目の前にいるスライムを食い止めるだけで精一杯みてーだ。
やべぇ……、あの光景が脳裏に浮かんで来ちまった……。
あん時俺……、ダイがクロコダインと闘ってるのを知ってて…逃げたんだよな……。
強い奴と面と向かって戦わないまま、逃げてばかりいたのもハッキリ覚えてる!
キズナたちがピンチだと知ってるのに、俺は……おれは……ッ!!!

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『勇者とは、勇気ある者!!!』
「………ッ!!! おっ……、おめぇらは……?!」
「やあポップ、久し振りだね!」
「マルス……それにクラウドたち。こんの…、こんのバッカヤローーー!!!」
『……………ッ!!!』
「何で…、何でタイミングいい時に来なかったんだよ?!」
「………。そ……、それは……え〜っと……(汗)」
「積もる話は後回しだ! ある程度はおおよそ把握はしている。俺とマルスはポップたちの援護に向かう、アイクと時リンは絆の勇者とやらの救援を!」
「分かった。行くぞ、リンク!!」
「うんっ、アイク君!」

まったくよ〜……、マジで早く駆け付けて欲しかったんだよな。
この辺り一面には、スライムの他にも色違いのスライム系がうようよいるぜ!
中でも赤い色のタコっぽい敵…ベホマスライムは、軽い打撃をするとお得意の呪文で回復してしまうんだ。
今おれとティーダのいる周辺には、スライムベスの他に…マリンスライムが何匹かいる。
こう言う時に取るべき作戦は……やっぱ"アレ"しかねぇよな?! マルスに皆、ガンガン行こうぜでこの状況を突破するぞ!!

5話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.5 )
日時: 2023/07/09 23:47
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

今回の4話で、4人の剣士組が来ました。
ポップ視点で大体分かったと思いますが、マルスとクラウド 蒼炎姿のアイク 時オカ仕様のリンクが駆け付けて来ました。
しかし、到着早々…陽気な大魔道士・ポップに叱られてますね。

さて、それぞれのサイドも頑張らなければ!
更新まで、暫くお待ち下さい。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.6 )
日時: 2023/07/10 08:32
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第5話「大魔道士の秘策」

【ミラドシアの世界 ロモス王国近辺】

(ポップSide)

「何なんだよコイツら。斬っても斬っても更に増えて来る!!」
「………………」

要するにこのモンスターたちを指揮してるのが、あのキングスライムかも知れないな。
そのキングスライムと対等に戦えるとしたら、その近くにいるライトとピカチュウにしかいないと言うことは……。
つまり……、つまりおれがその隙を狙ってキズナの元に行けば………ッ!!!
そう閃いた瞬間、1匹のマリンスライムがおれの所に来てしまった!

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『シャキッ…』

「ティーダ……」
「ポップ。行って来るッスよ!」
「えっ……?」
「オレにはよくは分からないけどさ。今のポップはオレたちより…あの子を心配してるだろ?」
「…………ッ!!!」
「そうだね。何か君らしい考えがあるなら、今の内に行って来るといいよ!」
「ああ……。アンタが無事に絆の勇者とやらの元へ向かえるように、俺たちが道を切り開いて見せるさ!」
「………。ティーダ…マルス…、クラウド……。ごめん3人共、こんな大変な時に面目ねぇ!!」

そうだ、アイツらが駆け付けて来た時に言ってくれた事を思い出せ!
かつてはおれもロモスが大変な時になってる時期があったけど、あの時おれ…マァムに最低だって言われたんだよな。
ダイが必死で闘っているのにも関わらず、おれは…俺は怯んでしまった事があった!
そん時にアイツらのあの言葉が、おれの脳裏に浮かんだんだ!
いつかヤンガスの野郎が言ってたよな、囲まれた時は…お互いに背中を預けて戦う。
自分の周りにいるティーダやクラウドたちを信じて、目の前の事に集中するんだと…。


「ありがとう。おれ…行って来るよ、キズナの所に!」
「へへっ。それでこそ、大魔道士様ッスよ!」

それはそれで大きなお世話だよ、ティーダ。
こうして共に背中を預ける事で、おれは俺にしか出来ない目的が出来たんだ。
もう……、何もかも迷うことはない!
この状況の中でキズナは未だにプルプル震えていて、俺が来るのを待っているんだ。
アイツだって俺やダイたちの冒険を追体験して来たんだ、それなら…あの時のようにおれが側にいなきゃ行けねぇ。
アイク…時リン、済まねぇけど……おれが行くまで持ち堪えてくれよ!!

6話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.7 )
日時: 2023/07/10 21:04
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

描写なんですが、別サイドとかでは…そのキャラが筆頭で語る事になります。
10話まで完璧に続くので、ご了承下さい。

時間が空いたら、今後登場するキャラたちを載せて置きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.8 )
日時: 2023/07/11 08:08
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第6話「赤目の桃姫と小さな勇者」

【ミラドシアの世界 ロモス王国近辺】

(時リンクSide)

「……………」
「ドクター。彼女の体力はどうですか?」
「心配はいらない。しかし、敵の数もかなり増えているみたいだね!」
「……。ポップが来るまでに、俺が出来る範囲で持ち堪えねばならんぞ!」
「アイクくん……。うん、そうだね!」

何とか絆の勇者さんの取り乱しが少し安心しているけど、未だに完治までは程遠い。
もしかしなくても、近い内に彼らが倒した筈の元凶が蘇るって事かな。
初めて僕は子孫が参加したXの大会に、応援しに行った事があったのを思い出した。
そこにはマリオさんとカービィ、ピーチ姫たちがあの大会に参加していたんだ。
ピーチ姫のフライパン・ゴルフパットでの攻撃は変わらず、初めて見る敵を前にしても怯まなかった事が凄いと感じた事もある。

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『ビカーーーン』

「なっ?! この光は、ライデイン!!」
「…………ッ!!! 危ない。伏せて、2人共!」
『えっ………?!』

何が……、何がどうなったって言うの?
目の前の女の子の気持ちを尊重して何とか伏せたけど、ゆっくり目を開けたその瞬間だった。
嘘………、僕とアイク君を庇ったせいか……今まで様子を見ていた女性の勇者さんがかなり酷いダメージを受けている。
しかもこのこくな姿は、ある少年の得意技その物かも知れないと僕は悟ったんだ。
まさか………、この紋章は…ドラゴンの紋章?!
ねぇ……『あの時』までは一緒に闘う仲間だったのに、どうしてこんな事をするんだよ? 応えてよ、ダイ君!!

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「はぁ〜……。久し振りの再会だって言うのに、ずいぶん大胆な事をするんだね? 時オカリンク!」
「………ッ!!! やっぱり、この技は……君がやったの?」
「うん。いつまでも絆ばかりに囚われる訳にはいかないからね、ゼバロ様の夢を実現するためにも……」
「ええっ! リンク、私たち2人であなたたち全員を亡き者にして見せるわ!」
「そ……、そんな……姫まで…どうして?!」
「くそっ! あのモンスター大群の指導者がアンタら2人だと分かったからには、俺たちも覚悟を決めるしかないぞ!!」
「…………。でっ…、でも………アイクくん!」
「リンク。お前も見ただろ?! あの攻撃が来ると分かった瞬間、コイツは……キズナは自分の体を張って俺たちを守ったんだぞ!」

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そういえば……、ポップ君がどうしたらいいか迷っていた時も……マルスくんたちが彼の背中を押してくれたんだよね。
特に僕たちが来る少し前から、ティーダはポップ君の側にいたし…ライトさんはピカチュウを守りながら闘っていた。
今度こそ……今度と言う時こそ、ボクは皆を……ポップ君たちを守らなきゃ行けないんだ。
いや……、その他にも頼もしい気配を感じる。
5つの頼もしい気配の主は、あの5人かも知れない!!

7話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.9 )
日時: 2023/07/11 21:57
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第7話「大魔道士と7人の頼もしい仲間たち」

【ミラドシアの世界 ロモス王国前】

(ポップSide)

「………………」
「炭治郎君。この男の子、かなり傷が浅いよ?」
「俺たちの到着が遅れたせいで……、相当酷いダメージがあるのは確かですよ甘露寺さん!」
「…………ッ!!! うっ……、ううっ……」
「おい2人共。コイツ、起きたぞ!」
『えっ?!』
「ポップさん……。だ……だいじょう……ぶ?」

何だ……、まるで聞き覚えのある声が目の前にいる。
1人は竹筒を加えていたが、何らかの方法で取れたピンクの服を着た女の子。
その近くには……、茶色のショートヘアに黒い鬼殺隊員の服を着ている。
そこから少し離れた所には、霞柱の少年が不思議そうな顔で俺を見ていた。
いや、積もる話は後回しだ……何とか経緯いきさつを話さないと!

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「くっ……、ぐっ………!!!」
「わ〜。だっ……駄目ですよポップさん、無理に動いたら更に悪化しますよ!」
「………? 何で、俺の名を知ってんだよ?」
「えっ……? そっ……、それは………」
「う〜ん。よくは分からないけど、此処へ来る途中…禰󠄀豆子がキミの事でかなり慌ててたんだよねぇ。」
「えっ……? こ……、この女の子が?」
「ポップさん……。お……お……、おはようっ!」
「…………なっ?! ね……ねねねねね禰󠄀豆子が普通に喋ってるぞ、何が……一体どうしてこうなったんだよ?!」
「ポップさん! これまでの経緯を含めて事情をご説明しますから、一旦落ち着いて下さい!!💢」
「おっ………、おう………(汗)」

確かに、事情を話さないと俺自身が納得いかねーのも無理はないわ。
時にはガチで怒るこの少年……炭治郎のお陰で少しずつ落ち着いていき、これまでの経緯をおれの為に分かりやすく語り始める。
要するにアンタらは此処とは違う場所で例の上弦の鬼を倒し、禰󠄀豆子が太陽を克服したって事になるのか。
アンタらもアンタらで、かなり大変だったんだな……。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「エアリスさん、マァムさん! 彼の事は……、ポップさんの事は…俺たち5人に任せて貰えませんか?」
「……。炭治郎、気持ちは嬉しいけど。彼の回復は私たちがおこなった方が……」
「ごちゃごちゃうるせぇんだよ。特にそっちの女武闘家さんよ、テメェにはテメェの恋人を助けるって役割があるんじゃねぇのかよ?!」
「…………ッ!!!」
「いやーーーーー。ちょっと玄弥君、流石に今の言い方は目の前の女の子に向かってそんな汚い言葉は失礼だよ〜!!」
「そっ……、そんな事言われてもよ………」
「ううん。玄弥の言う通り、かも知れない!」
『えぇぇーーーーー?!』
「でもいいのかい。特にそっちの武闘着を着てるキミ、さっき彼に凄い事を言われたよね?」
「いいの。確かに彼の…玄弥の言う通り、私は姉弟子としてダイを……私の大切な人を助けなきゃ行けないから!」
「……。マァムさん……」

全く、炭治郎と同い年だか知らねーけど。
いつレオナの耳に入るか、分からないんだぞ。
特に俺の大切な人はよ、マァムとは幼馴染なんだよ。
玄弥の一言1つ1つでマァムを悲しませる事になっちまったら彼女…、かなり怒るからなぁ。
それだけは恋人であるおれが何としてでも、阻止するしかねぇよな〜!!

8話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.10 )
日時: 2023/07/12 08:31
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第8話「女武闘家・マァムの果たすべき使命」

【ミラドシアの世界 ロモス王国前】

(マァムSide)

「こんな時にごめんね炭治郎、皆! 私…、助けに行くわ! 大切な人を……私の大好きな勇者様を!!」
「行って下さい。こちらもポップさんの傷が全回復次第、俺たちもすぐに向かいます!」
「そうだね。マァム、エアリス…あっちはあっちでかなりピンチみたいだよ? それでも行くのかい?」
「ええ。こんな状況だからこそ、私たちに背中を押してくれたあの人の…ロックさんの言葉が今でも蘇って来るの! 「自分以外の仲間がピンチだとすれば、困っている人や仲間をそのままには出来ないよ」ってね!」
「………。ロック…………」
『………………』

エアリスさんの前で口にしては行けないと思ったけど、彼女もきっと……心配している筈だわ。
だからこそ私は闘うの、この世界…ミラドシアは私も沢山追体験した場所でもあるから。
それに私たちが仲間たちの元に行けば、少し前に辿り着いている人がいるかも知れない。
キズナの事も共に闘う『大切な仲間』の1人として心配だけど、私は彼を……ダイを助けたい!!
一緒にゼバロを倒すと言う使命を思い出させる為にも、私は……私たちは前に進むべきなんだわ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「マァムさんたち!!」
「久し振りねノヴァ。リンクたちの状況はどうなの?」
「駄目です。少し前にボクと元魔王軍の方とヒムがこちらの世界に呼ばれましたが、とてもいい状況ではありません!」
「元魔王軍の人? ねえノヴァ。その人の特徴、分かるかな?」
「勿論です。その人の特徴はダイと同じ色の両目をしている黒髪の人ですが、今は負傷している蒼炎の勇者殿たちの回復に専念しています!」
『………………ッ!!!』

もしかして、あの時1度だけあったダイのお父さんかしら。
本来の世界だとダイやハドラーの為に自らを犠牲にしていたみたいだけど、此処…ミラドシアでは共に闘う大切な仲間なんだわ。
あの頃……私たちが無事にバーンパレスに到着した時、倒れているダイを見つけた時だったわ。
その当時のダイはしっかり理性を保っていたけど、今のダイは…完全に異空神・ゼバロに寄って操られているわ!

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「お〜い、エアリス!」
「あっ、ヒム! そんなに慌ててどしたの?」
「駄目だ。オレも何とかティーダたちの負担を軽くしてやろうとしたけどよ、更に雑魚敵モンスターがうじゃうじゃ湧いて出て来るんだよ!」
「ええっ。そこは何とか閃光の女戦士殿と人気ポケモンが時間稼ぎしていますが、彼女たちだけでは…この先はキツいかと……」
「…………。そんな………」
「マァム。玄弥の言葉、思い出して?」
「……そうね。私には私にしか出来ない使命があるわ、こんな時こそ…私の本気をダイにぶつけなきゃ行けないのよ!」
「そうです。その間エアリスさんは我々のサポートをお願いします、少しでも支援してくれる方が多いと終わりへの一歩が見えて来ますからね!」
「分かった。わたし、頑張ってみる!」

ありがとうノヴァ、ヒム。
あなたたち2人がエアリスさんの側にいてくれるなら、私は安心して果たすべき使命に没頭出来るわ!
簡単に纏めると……、キズナは生命を回復して貰っているわね……。
それでも状況は未だに変わらないまま、マルスたちも……ライトさんたちもかなり苦戦している筈だわ。
大丈夫よ……、あなたたちの救援には炭治郎たちが向かってくれる筈だから心配はいらないわ。
こんな形でダイ…あなたと闘う事になってしまったのは申し訳けど、私は諦めないわ!!
いつも優しくて、フレイザードとの戦いで幾度か私のピンチを助けてくれた時のダイに戻る為にも……私は面と向かってあなたと闘う事を決意するんだから!!

9話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.11 )
日時: 2023/07/12 20:53
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第9話「諦めない覚悟」

【ミラドシアの世界 ロモス王国付近】

(時リンクSide)

『カキィン……カキィン……』

「くっ………!!」
「どうして、そこまでするんだよ?」
「約束したんです…。彼らが……ポップ君たちがこちらに駆け付けて来るまで、此処で僕たちが食い止めると!」

先程効いたあの白い光は……、懐かしさを感じたなぁ。
本当にこの人は……、バランさんには高度な魔法力の持ち主その物かも知れない。
するとアイク君は事前に持って来たシルバーフェザーを使って、バランさんの魔法力を回復し始めた。
ねえダイ君。キミも覚えているよね? あの時の記憶を…。

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【回想:バーンパレス内 ホワイトガーデン】

『プスッ…』

『はいっ、終了!』
『イッテ! おいマァム、もう少し優しくやってくれよ!』
『馬鹿言わないで。私はポップ、あなたよりもダイを守る義務があるんだから!』
『くそっ!!』
『ありがとうマァム。おれの為に……、そう言ってくれて…』
『……。ダイ……、いつか言ってたでしょ? 「もし……、もしさ。お目当ての剣で正気じゃなかった時は、マァムの拳で…俺をがつんっと殴ってもいいから」って』
『…。うん……、そんな事もあったね………』

あの光景は……、そうだ!!
あの方……、アバン先生とポップ君の想い人が罠対策をしている時の事だ。
確かに大抵の魔法使いは、かなり魔法力を回復するって話だけど。
あの頃のポップ君はいても立ってもいられず、炎の中に飛び込んで行った後なんだね。
今まで敵討ちだと言っていた彼……、ハドラーさんが最後の力を振り絞り…ポップ君を助けてくれたと。
残り少ない魔法力を使って脱出したダイ君は結局、マァムさんの手を借りるしかなかったんだよね……。

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【現在:ミラドシアの世界 ロモス王国付近】

「くっ……!!! 黙れ……、だまれよ!!」
「じゃあ! どうして……?! どうして、そんな風に怯えているの?」
「えっ………?!」
「ダイ!! 今、助けに行くわ!」
「おっと! アンタは俺が相手だ、ピーチ姫!」
「なっ………?! アイク!」
「いいえっ。その必要はないわ、アイク!」
「なっ……、まさか………?!」

もしかして、この優しい光はまさか?!
そう思って視線のみをそこに映すと、ピンク色の髪に武闘家の衣装を着ている女性がそこにいたんだ。
彼女が……、マァムさんが僕たちのピンチに駆け付けてくれた!
少しだけ安心したせいか、一度腰が抜けそうになった時…親切な黒髪の人が……バランさんが僕を支えてくれました。
今は休んでる場合じゃないですよね、此処からは反撃して行きましょうか皆!!

10話に続きます。

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.12 )
日時: 2023/07/13 08:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第10話「世界の危機、勇者と桃姫の犠牲」

【ミラドシアの世界 ロモス王国付近】

(マァムSide)

『ゴオォォオ……』

「まさか……。ミラドシアが?!」
「…………ッ!!! マァム、皆!」
「ダイ! あなた、正気に戻ったのね?」
「うん……。やっと……、やっと思い出す事ができたよ。でも……、これがおれの……。俺たちの償いだ!」
『…………ッ!!!』

そんな……そんなの駄目よ、ダイ!
やっと……やっとあなたに……、大好きな私の勇者様に再び会えたと思っていたのに。
言いたいことは沢山あっても、このままでは本当に危ないのは確かだわ。
すると私の元にアイクとドクターが駆け付けて来たけど、リンクは大粒の涙を流している。
あぁ………あなたも私と一緒で悲しいのね……、リンク………。

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(BGM設定:FF7よりエアリスのテーマ(※後半部分から、FF6よりセリスのテーマに切り替わります))

「キノコ王国の王女として、最後の命令を下すわ!」
「ひ………姫、何を言ってるんですか?! 冗談はやめて下さいよ!!(大泣)」
「リンク。折角あなたと再会出来たのに……、ごめんなさいね……。でも……、こうなる結果自体私とダイは分かっていたのよ?」
「ピーチ姫……。最後だなんて……、これで全てが最初で最後の終わりみたいな言い方はしないでください!!」
「ありがとうリンク…。どんなに怒っていても、あなたは私のガード……。そして……そのガードであり、守るべき人の為に……私にしか出来ない使命があるの!」
「えっ………?!」

彼女……、ピーチ姫にしか出来ない使命ってもしかして?!
一度勇者の生まれ変わりだった彼の片腕として頑張っていたカミュから、大体の話を聞いていたわ。
自分のいた世界でも、母なる大樹が危機一髪だった時に……ポップに勝らない程のかなりの魔法力を持つ赤い帽子を被った女の子・ベロニカって子が自分自身を犠牲にしてまで当時の彼らを守ったみたいね。
それと似た光景が今………、目の前で起きようとしているわ!

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『ガバッ』

「だっ………、ダイ………?!」
「ごめん……ごめんねマァム。でもね、これだけはマァム自身にわかって欲しかった…」
「何を………?!」
「マァムさん。これ以上は危険です、ボクたちと一緒に避難しましょう!」
「ノヴァの言う通りだよ。いつか……いつか同じ葉の元にさ、一緒に生まれ変わろうよマァム……。それまで彼女を……、俺たちの分までキズナの事……頼んだからね?」
「ダイ……ッ!!! 待ちなさいダイ、行かないで!!」
「本当にごめん……。今だノヴァ、今の内にマァムとキズナたちを安全な所に避難して上げて!!」
「ああっ。さあ、マァムさん!!」

駄目だわ、本当に駄目なんだわ。
ダイには言いたいことは沢山あったのに、せめて……せめてこの瞬間ときだけでもあなたに私の想いを本気でぶつけたかったわ。
その日……私たちがいた『この世界』は、文字通りに消えてしまった。
最後の最後で正気に戻った小さな勇者と、勇敢な桃姫を目の前で失い……私たちは2人の勇気ある行動によって生かされたの。
ノヴァの唱えたルーラに寄って私たちが辿り着いたのは、大きなビルがある建物だった。

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【FF7の世界 神羅ビル前】

『しゅうぅぅん……ピタッ……』

「此処だな。レオナから聞いた情報に寄ると、この神羅ビルの68階って所にバッツとナナキが囚われてるって話だぜ!」
「……。アイツら2人の救助は後回しだ、一旦魔導船に戻ろう!!」
「ねえクラウド、魔導船ってどんな乗り物なの?」
「かつて俺やティーダと共闘した大切な仲間1人の乗り物だ。その魔導船の地下に、傷ついた体力・魔法力をを回復するベッドルームがあるらしい!」
『………。ダイ(君)……、ピーチ姫……』
「……。迷ってる暇はありません、お願いしますクラウドさん。ボク達をそこに案内して下さい!」
「分かった。その船の責任者には俺から前もって事情を説明して置こう、頼むポップ。そこへイメージしながら移動してくれ!!」
「よしっ。クラウドから聞いたある程度の範囲をおれの頭の中に……たった今読み込んで置いたから、ルーラの要領で大丈夫だ!」

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1度失敗した事は、2度としないのがおれのモットーだよ〜ん!
かつての大戦時の頃、ポップは陽気な一面でレオナにそう話していた事があったわ。
そんな彼の言葉を聞いて、レオナは更にポップを信頼するようになったの。
だけど私は……、中々吹っ切れる事が出来ない。
やっとダイに会えたと思っていたのに、こんな結末を迎えてしまうなんて……。
それは私だけじゃなく、リンクにも大きなダメージを与えてしまったわ。
暫くはきっと、ダイとピーチ姫ロスになることを覚悟するしかないわね!

11話に続きます。