二次創作小説(新・総合)

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.48 )
日時: 2023/08/02 08:12
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第36話「本番当日」

【FF8の世界 ダンスパーティの会場】

(バッツSide)

「おっ! ついに出来上がった感じだな?!」
ユウ「バッツ君。これは一体、何の騒ぎなんだい?」
バッツ「ついに始まるんだとさ。ポップやレオナたちが練習した成果のある、あの大イベントが!!」

かと言って、当の本人たちがかなりギクシャクしてなきゃいいけど。
あのワッカがマルスを練習相手にしながら、かなり猛特訓したからなぁ。
おっ、最初はあの小屋からのスタートだな。
いよいよ来るぞ、念願の食事マナーシーンが!!

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『バァァン…』

「駄目だゼル。手で食べてはいかんと何度言ったら分かるんだ?!」
「いや〜、そんな事を言われても……」
「『そんな事を言われても』じゃない! 返事は『はい』だ!!」
ゼル「はっ………、はう!!」
ワッカ「………………」

すげぇ、元ビサイド・オーラカを従えていた頃の顔付きとは違うな。
結局ワッカ自身も、その場で観念したみたいだ。
これ以上ゼルに何を言っても、らちが開かないと。
おっ、此処からは更なる期待が高そうだな!

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「ねえ。この服なんてどうかしら? ゼル君にピッタリだと思うわ! う〜ん、あたしとしてはあっちの服も捨て難いけど……」
「いやいや姫。そこまでは流石に着れませんよ(ボソッ)」
レオナ「…………ッ!!! 何か言ったかしら? ワッカさん?!(激怒)」
『いっ………いえ、何も………お〜怖っ(汗)』
「どれにしようかな。あっ! この服も素敵だけど…、でもゼルさんにはどんなのが似合うかなぁ?」
『やれやれ……。全く…、もう……』
シュウ「…………ッ!!! 何ですか? ワッカさん!(激怒)」
ワッカ「いっ………、いや……別に!!」

ワッカの奴、どちらの威嚇いかくには相当耐えられていないな。
その後雷神自身が予想外な事をしたけど、結局はボツになっちまったらしいよな。
そういうセンスの無さは、カイエン譲りって事だろうぜ…雷神。
そして今度はサイファーも負けじと参戦し、自分の服を予備にオーダーしてゼルに着せようとする。
あっ……、これはこれで危ない奴だ(汗)

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『キョロ…キョロ…キョロ……』

「へへっ。やはりこれが1番ッスよね! タキシードでビシッと決めて…シルクハートを被り。ゼルの口に薔薇をまいて……」
「やり過ぎだティーダ。それだけじゃ駄目だな! やはり此処は、俺のバンダナを巻いて…」
「……………」
「あははは。バンダナの何処が立派な格好なんだよ!」
「…………ッ!!!」
「う〜ん。やはりポップには、最初はなっから品性は全然物足りないッスね?!」
「(ぶちっ)あ・ん・だ・と・〜?! てめぇティーダ、言わせて置けば好き勝手言いやがって!!(超激怒)」
ティーダ「えっ………?! ま……待て、待つッスよポップ!!」
ポップ「問答無用だ! 覚悟しろ、ティーダ!!」

おいおい、折角の貴重なイベントの最中なのに…マジで大喧嘩すんなよポップとティーダ。
まぁ、余計にポップを怒らせたのは…ティーダのせいなのは分かっていたけどな。
そういやぁロックもこんな感じで、エドガーに悪く言われたって前に愚痴をこぼしていたっけ!
それでもポップがこれ以上暴走しないように、レオナとタツナが抑えているみたいだけど。
ポップ自身にとっては、ティーダに関してはかなり許せないらしいな。

37話に続きます。