二次創作小説(新・総合)

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.51 )
日時: 2023/08/04 07:10
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第38話「ピカチュウの不安」

【バラムガーデン 保健室】

(ピカチュウSide)

「あれ? ピカチュウの兄貴!!」
「あっ……、ピチューにニャース……」
「にゃ? おミャーさん…、いつも一緒にいる2人はどうしたんだニャ?」
「…………」

ニャースは悟っていたんだ、ボクが1人でいる事に。
それにピチューは今、カドワキ先生の助手として医者のマリオと一緒に頑張っている。
今キズナを見ているのは、ワッカさんだった。
医者のマリオから聞いた話に寄ると、キズナは大分良くなって来たみたい。
やっぱり……、あの戦い以降だったから疲れていたんだね。

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ピチュー「兄貴……、ピカチュウの兄貴!!」
「えっ?!」
「ニャーたち。今から足りなくなった包帯や絆創膏ばんそうこうの補充に行って来るから、お前さんは此処にいるあの人間の側に付いているニャ!!」
「でっ……、でも!!」
ニャース「にゃははは。ニャーだって自分の過ちはしっかり覚えているでニャース! でも、此処の人間たちは皆…そんなニャーたちを差別なんかしないニャ!」
ピカチュウ「……………」

確かに、いい人間もいれば悪い人間もいるけど。
かつてのニャースはロケット団の一員として、ボクのような強いポケモンを手に入れようと何度か仕掛けて来た事があった。
今は顔馴染みとしてこのバラムガーデンで暮らしているけど、どうしてニャースを信頼しているの?
ニャースが今まで何をやったのか、カドワキ先生は知らないんだ!!
それを悟られずに居続けるなんて、もっと嫌だよ!!

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『ドンッ』

「あっ! ごっ………、ごめんなさい……」
「いや。俺も悪かった……、少し考え事してたから………」
「…………」
「ん? どうかしたのか、ピカチュウ!」
ピカチュウ「………ッ!!! ろっ………、ロック先生!」
ロック「わっ!! どっ………、どうしたんだよ?! ピカチュウ!!」

ごめんなさい、今は……今はあなたの腕の中で思いっきり泣かせて下さい。
そう思いながらも、気付いたらボクはロック先生に支えられながら泣いていたんだ。
少し前にニャースが語っていたのは、嘘偽りのない真実だったんだね。
確かに彼の言うように、このバラムガーデンで暮らしているバッツさんや他の皆はいい人たちなのは間違いないけど。
中には仲間に変装して、ボクやピチューを狙う悪い奴だっているんだ!
そいつはスパイだって、雷神から聞いた事がある。
そのスパイが何処に潜んでいるのかを、ボクの両頬に溜めている電気袋で感知して見せるから!!

39話に続きます。