二次創作小説(新・総合)
- Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.52 )
- 日時: 2023/08/04 09:58
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第39話「いつぞやのリベンジ<1>」
【バラムガーデン 1階フロア】
(ピカチュウSide)
『タッタッタッタッタ…』
「あ〜〜〜、やっと見つけたよロック!」
ロック「リュック?! それに、ルールー先生まで」
「ロック。あなたこんな所で何し………? ピカチュウ、どうかしたの?」
ピカチュウ「ニャースが……、あのニャースがかつての顔色から足を洗っていたなんて……」
「ピカチュウ。あたしたちがその話を聞く前に、まずはガーデンの外に出よう?」
ルールー「そうね。近くのフロアに半魔の人がいる筈だから、私が直接行って…彼に事情を話して来るわ!」
リュック「うん。ありがとう、ルールー!」
確かティーダさんが言ってたけど、彼女……リュックさんもかつての世界にいた時は何かに恐れていたのかな?
今はその姿自身、この場で見ていないけど。
彼女も何らかの原因で、『アレ』に嫌気が差しちゃったのかなぁ。
ルールー先生から待機を言われて15分位が経過した時、早足でこちらに向かって来た。
この足音はきっと、ルールー先生だ。
僕の顔周りにある両頬がビリビリしていないってことは、ルールー先生は本物だという事に間違いはないね!
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「ロック!!」
「どうしたんだよヒュンケル、そんなに息を切らして…」
「済まない。今から外出しようとしている所申し訳ないが、すぐに訓練施設の方に来てくれ!」
「訓練施設に? 何かあったんですか?!」
「ああ。おれがこちらに来る途中…雷神が一部始終を知らせてくれてな、エアリスたちが別の敵を相手にかなり苦戦しているそうだ!」
ロック「何だって?! つまり、つまり……エアリスやタツナたちが対峙しているのは?」
「ああ! アルゲオダイノスと言う全身赤色が特徴の恐竜だ。風神から聞いた話に寄ると、奴は寒さが苦手らしい!」
ロック ピカチュウ『……………』
ルールー「いいわ! 私とロック先生がエアリスたちの援護に行くわ。それで、折言って頼みたい事があるんだけど…」
「ふっ……。アンタの言いたいことは分かるさルールー、要するに俺が代わりにピカチュウとリュックの側にいた方がいいんだろ?」
リュック「そ。だからお願い、ヒュンケル!」
ヒュンケル「……。分かった、ラーハルトやヒムには折り返し俺から経緯を含め…これまでの事情を話して置こう!」
ロック先生……、無事に戻って来てくれるかな。
エアリスさんがピンチだって話をヒュンケルさんから聞いた時、僕と話していた頃の優しい顔付きじゃなく…何かに怒っている表情だった。
そういえばマァムさんも似たような事を、以前僕に話してくれた事があったね。
いつぞやの大戦時の頃、生前のダイが別の友人を助ける為に…ロック先生と同じような表情をしていたって。
確かその頃って……、斬り込み隊長ことフレイザードって人がポップの恋人でもあるレオナを凍り付けにした後辺りだった気がするなぁ。
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【緑のフロア 訓練施設 出入り口】
(ロックSide)
BGM設定:FFVII Remakeよりエアバスター
『ピカーン……』
「ロック……。私がついていながら………、こんな惨めな姿のままで……ごめん……ね……?」
「全く……。説教ならこの闘いを終わらせた後、だからな? エアリス」
エアリス「えへへっ……。は〜い!」
「タツナ、シュウ! 奴の戦力はどう?」
「はいルールー先生。今タツナがライブラを唱えた所に寄りますと、アルゲオダイノスの残りの体力は訳24000になるかと…」
「要するに。大体の数字で言うなら…、アルゲオダイノスの現在の戦力は23900って事になるわね……?」
シュウ「はい。そうです!」
ロック「ちょっと待った!! 俺たちが此処に来る途中…ヒュンケルから聞いたんだけど。このアルゲオダイノスには、氷属性の魔法が有効らしいぜ!」
タツナ「成程。誤ってこちらに攻撃が来ないように。ブラインを前もって唱えて置けば良いって事だな?」
ルールー「ええ。暗闇状態なら確かにこちらへの攻撃を避ける事は出来ても、油断はしない方がいいわよ!!」
『……………ッ!!!』
チッ、宙返りっぽい攻撃がアルゲオダイノスのカウンターに来るって事になるのかよ!!
現にこちらの戦力で1番危険なのは、エアリスの方だ!
そうだ、俺が持っている回復魔法・リジェネとリレイズを今の内にエアリスに唱えて置くか。
するとタツナは作戦通り、アルゲオダイノスに向けてブラインを繰り出す。
エアリスはその間シヴァを詠唱して貰いながら、俺とシュウとルールー先生たちは奴が持っている魔法を何回か補充していく!
青いケージが全て消えたタイミングに寄り、エアリスは氷の女王・シヴァをこの場で発動する!
結局炎の洞窟には何らかの理由で行けなくなっちまったらしいけど、前回やった大イベントが予想以上の高評価だったから…それに讃えて彼女が……エアリスがジャンクションする事になったんだろうな……。
40話に続きます。
