二次創作小説(新・総合)
- Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.56 )
- 日時: 2023/08/07 08:33
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第41話「マァムとスコール」
【FF8の世界 バラムガーデン 学生食堂】
(マァムSide)
「うん。美味い美味い♪」
「良かったわ。そうだわミソウ、私…少し食欲ないから。代わりに食べてくれるかしら?」
「食べる食べる♪」
今でも信じられないと、私は思っている。
破滅寸前のミラドシアでダイとピーチ姫にあった時、変わり果てた姿だったわ。
だけど彼は……、最後の最後に自力で正気に戻ってくれたの。
そういえばロックも確か、かつて恋人だったレイチェルさんが死の間際に記憶が蘇っていたみたいね。
彼とレイチェルさんに何があったのか、落ち着いたら聞いてみようかしら。
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『ピンポンパンポーン…』
「生徒のお呼び出しをします。ネイル村からお越しの武闘家マァムさん、至急司令室にお集まり下さい! 繰り返します、ネイル村からお越しの武闘家マァム、至急司令室にお集まり下さい!!」
「えっ……、私?!」
「行きなさい!」
「ミソウ?」
ミソウ「私…。本当ならシュウやタツナたち以外の人間に心を開くタイプじゃない。でもマァム。あなたやティナたちは他の奴らとは全然違うわ!」
マァム「……。初めてあった時、かなり警戒していたけど。あなたやタツナは甘い物や美味しいものには釣られやすいってクロコダインから話を聞いていたわ!」
何でもポップやクロコダインたちも、ある日に表と裏の世界が混ざった場所に呼ばれたことがあったみたい。
私とダイ、ヒュンケルやヒムたちは知らなかったみたいだけど。
そこは私たち以外の仲間たちが3日間の学校生活を送る事になっていた、でもそれは…間違いだったわ。
お互いがお互いの世界に戻る本当の理由が、その混ざり合う世界を脅かす存在が私たちの世界にいるクッパをモチーフにしたロボットを作り出したと言う事だった。
確かその頃の元凶が、シュウたちにとってかなり因縁のある人物だったみたいだけど。
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【3階 司令室前】
「……。よく来たな、武闘家マァム」
「サイファー・アルマシー、風紀委員のリーダー!」
「入りな。中でスコールがアンタを待っている」
「…。1つだけ聞いてもいいかしら?」
「何だ?」
「サイファー。あなたもそこそこ強い筈なのに、どうして私やゼルたちの味方になってくれるの?」
「……。あの頃の俺は、操り人形だったんだ。時間圧縮の更なる奥で…普段は片言した話さなかった風神がその時のみ。初めてアイツ自身が溜めていた想いを当時の俺に本気の覚悟でぶつけて来たことがあったんだよ」
「………。彼女の溜めていた想い?」
サイファー「ああ。風神は俺たちとりまき風紀委員の紅一点のような存在でな、お前たちに何かあっても…冷静にソイツが何処にいるのかを気にしてくれるんだ!」
マァム「…………」
そういえばヒムの大戦時の時、遅れて駆け付けて来たクロコダインたちに似たような本音を言っていたのを思い出したわ。
そして私も、シグマを倒した時…シャハルの鏡をダイの体に装着するといいって教えて貰った事があったもの。
あの時ポップとレオナは、どんな思いで大魔王バーンに挑もうとしていたのかしら。
ヒュンケルによって敗れた筈のラーハルトが再び私たちの前に現れた時、彼の口からこんな出来事を聞いた事があったわ。
それは……ラーハルトのみに示されたダイのお父さん、バランの思いが沢山詰まっている1通の手紙。
その手紙こそが、バランの遺言そのものかも知れないわ。
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『タッタッタッタッタ…』
「此処にいたのか、サイファー!」
「どうしたワッカ? 今はマァムと大事な話しの最中なんだぞ!?」
ワッカ「呑気に過去の思い出に慕ってる場合じゃねぇ。リンクが……、時の勇者・リンクがいなくなってるんだよ!!」
「何だとっ?!」
「待ってサイファー。私も一緒に行くわ!」
サイファー「お前さんは駄目だ。マァム、お前さんにはスコールとちゃんと向かい合って話をするんだ!」
「で、でも…………ッ!!!」
「サイファーの言う通りだ。俺が何の為にマァム、アンタを俺のいる司令室に呼び出したのかを…考えてはくれないだろうか?」
「スコール……。だけど、私………」
「アンタのその性格を見ればよく分かる。だがなマァム、何故サイファーはあのように言ったのか分かるか?」
「えっ………?」
スコール「………。こうして……、こうして滅多にないアンタや俺の貴重な時間を作る為なんだ。それに…俺たち2人までがかなり焦ってしまっていても、何もいい事など1つもないんだぞ?!」
マァム「………。分かったわ、2人共! リンクをガーデン内の中で探すなら近くにティーダやヒムたちもいると思うの。私に言えるのはただ1つ! 私とスコール以外の皆の力で、何が何でも大切な仲間を……時の勇者リンクを見つけ出して来て!!」
『ああ、分かったぜマァム!』
確かに、スコールの言葉には1つも間違いはないわ。
ワッカさんはそうだけど、サイファーさんは普段なら「俺様に指図するな!」て言う筈なのに…この時は素直に頷いてくれるのね。
折角キズナがやっとの思いで完治したばかりなのに、今度は時オカリンクがいなくなってしまうなんてね。
これらは単なる私の推測かも知れないんだけど、既にリンクがガーデンからいないとしたら……まさか…あの場所に?!
だけどあの場所は、クラウドやティファがいる世界にしかない筈よ?!
仮にもしそうだったとしても、どうやって私たちがそこまで行くのかが難題だわ。
42話に続きます。
