二次創作小説(新・総合)

Re: 絆で導くそれぞれの物語 ( No.62 )
日時: 2023/08/11 07:41
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第45話「4人の一時的な別れ」

【バラムガーデン ロックの部屋】

(ロックSide)

「そうか。ゼルダ姫を助けに行く事になったのか!」
「ああ。ルールー先生が編成を考えてくれてさ。俺とミソウにも来て欲しいって頼まれたんだよ。」
「楽しみ楽しみ♪」
エアリス「ミソウ。ポップたちと同じ戦闘組だからって言って、あまりヘマはしないで?」
「………。私強いぞ? そこは問題ない。」
ロック「いや。万が一の場合もある、その時は恐らくだが…ポップが身体を張ってお前たち2人を守るかも知れないぞ!」
タツナ「確かに。ポップならそれ。絶対にやりそうだな。」
ミソウ「あり得るあり得る。」

ポップはかつての大戦時、ダイを救う為にメガンテを放ってしまった。
あの頃のダイはバランによって記憶を消去されるも、勇者として徐々に目覚めていたからな。
レオナを助ける時も、ダイが最後の力を振り絞って…魔弾丸にベギラマを投入し……無事に助け出す事が出来た。
倒れ込むレオナをポップが受け止めたけど、マァムは魔弾丸にお礼を言ったんだよな。

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『カツカツカツカツカツ……』

(タツナSide)

「全く。エアリスもエアリスで心配しすぎだろ。」
「タツナ。」
「ん? どうしたんだよ、ミソウ。」
「私。ロック先生やエアリスの言葉。間違っていない気がする。」
「…………」
「ロック先生も言っていた。万が一の場合はもしかすると…。共に共闘した時以上にポップが私たちを守るかも知れないと。」
「まさか。ポップにとって俺たちは仲間以上の存在なのか?」
「分からない。かと言って私たちもそこまで甘えるわけには行かない。」
タツナ「そうだな。現に俺たち4人はポップやバッツたちとこうして再会出来た、そして新しい仲間も出来た。だったらさ…今度こそ俺たちでポップたちに恩返しをしよう。」
ミソウ「タツナ…。ええっ。やりましょう。」

ミソウも言っていたけど、俺たちはそこまで弱くはないんだ。
あの時混ざり合った世界で共に共演した時、緊張感を出しただけでピカチュウがかなりビクビクしてしまったんだよな。
結果的に心を開いたのは、本来なら一緒にいるアイクたちとシュウのみだけどな。
あの頃レオナは言っていた、友人を食べてはいけないと。
何故彼女はそうまでしていったのか、俺には未だに分からないけどな。

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「あっ! タツナ、ミソウ」
『シュウ!』
「そうか。私たちはバラバラで行動をする事になったんだねぇ」
シュウ「うん。このガーデンはスコール司令官やゼルたちの大切な場所だからね、戦闘の訓練だけじゃなく…表世界には色々な出来事があると改めて実感したよ」
「そうだな。特に時リンクはもしかすると、完全に早とちりをしてしまうかも知れない」
「私たちと一緒に闘った時の時リンクはあんな感じじゃなかった。何がアイツをそこまで苦しめているんだ?」
ユウ「……。情報屋である私の推測だけどね、彼を…時リンク君を苦しめているのは……彼自身を束縛しているプレッシャーそのものだよ」
タツナ「そのプレッシャーが最重要とかどうとか以前の問題じゃない。そもそもピーチを生き返らせるには、アイツ自身の力が俺たちにとってら必要なんだよ」
ミソウ「必要必要。」

後は、時リンクの奴をどうやって説得するかが1番の問題だな。
既に古代種の都とやらに1人で先走って行ってしまったなら、捜索組の方が早く見つかるかも知れない。
発掘が出来ると言うボーンビレッジと言う場所で、ティファと合流する事になっているらしいな。
いや……、悲劇は再び起きようとしているのか?
これは俺なりの考えだが、もし…もし神聖なるその場所に敵軍もいるとしたら……。
ダイの親父…バランが俺たちや時リンクたちを守る為に、犠牲になる可能性もあるぞ。
いくらあの場にダイがいなくても、アンタまであの世に行く事はないんだぞ…バラン!!

46話に続きます。