二次創作小説(新・総合)

Re: ダイたちの不思議な冒険譚 ( No.1 )
日時: 2023/08/29 20:47
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第1話「変わらない日常」

【デルムリン島 海岸】

「……。いいよピカチュウ、俺の剣に君のかみなりを打ち込んで来て!」
「ピッカ♪」

おれの名はダイ、モンスターたちがいる島…デルムリン島で平和に過ごしているんだ。
今は顔馴染みのあるおれの友人・ゴーレムを相手に、今日は2対1で練習試合をしている。
今目の前にいるゴーレムを相手に、赤い頬袋を持っている黄色い鼠ポケモンがいた。
彼の名はピカチュウ、何でもスマブラ四天王の1人と言われているんだって。

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『ぱすん』

「グオォォォォォ♪」
「そうだなリザードン、時には末弟子の成長を見守るとするか!」

オレの名はヒュンケル、元魔剣戦士だ。
ダイにとっては実の兄的な存在ではあるが、時々こんなオレを育ててくれた父を思い出すこともある。
そうさせないように、こうしてオレの側に寄り添ってくれる炎・ドラゴンタイプのポケモンがいるんだ。
コイツの名はリザードン、いつから俺の相棒になったかは知らないが…ダイのいるこの島に来てからもずっと…俺の側にいてくれたんだ。

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「ゴオォォォォォォ……!!」
「ピカ! ピカピ♪」
「うん。行くぞゴーレム、ライデイン…ストラーシュ!!!」
『……………ッ!!!』

そうか、ダイが持っている剣の中には…ピカチュウの雷が付いていたのか!
かつて俺が不死騎団の団長だった頃、ポップが新たに契約した魔法・ラナリオンを使って…俺を倒した事がある。
俺との再戦に向けて、成功するまで何度も練習していたのか…。
父さん…今なら分かるよ、あの時父さんはダイたちを恨むなと…言いかけていたんだな。
結局父さんを…バルトスを亡き者にしたのは、ハドラーだったと言う事だ!!

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『ぎゅうぅぅぅぅ…』

「ハドラー……。アイツのせいで、父さんは……!!!」
「……ケル。ねぇ、ヒュンケル!!」
「だっ……、ダイ?!」
「どうしたの? ピカチュウがヒュンケルの様子が変って言うから……」
「……。済まない…、考え事をしていたみたいだ」
ダイ「…。ほら! 島の皆が移動しちゃったから、俺の家に行こうよ? ヒュンケル!」
ヒュンケル「そ……、そうだな……」

確かに、今のリザードンからも…「今のご主人様はかなり、疲れていますね」と言いたそうな視線を感じるのは気のせいではないな。
現にピカチュウがあんなにも、ダイの側から離れる事はないのは想定外だ。
それ以前に俺のせいでダイに何かあったりしたら、ダイと1番親しい俺より6つ下の弟弟子・ポップが黙っていないぞ。
そう考えるだけで俺は…、更に危機感を感じてしまったようだ…。
いつぞやの大戦でクロコダインがダイの父であるバランを相手に、かなり冷や汗をした姿を…今頃になって思い出してしまったぞ。

2話に続きます。
次の方、宜しくお願いします。