二次創作小説(新・総合)
- Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.1 )
- 日時: 2023/10/22 08:22
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「闇と化した仲間たち」
【DFFの世界 秩序の聖域】
・ロック視点
『カツカツカツカツカツ……』
「新たな創造神・メーア様。冒険家ロック、ただいま巡回から戻りました」
「お帰りなさいロック。その後のみんなはどんな様子だった?」
ロック「はい。以前からバラムガーデンを警備しているヒムの話に寄りますと、セルフィが近々に感動の再会パーティを開く予定だそうです」
メーア「……。セルフィらしいわ、そんな企画を考えられる人は」
確かに、彼女の言っている事にも一理ある。
これ以上調和の神としてやれないと言った先代の創造神・コスモスは自分自身の療養を兼ねて、アルビナスが彼女のボディガードを担当する事になった。
今コスモスはアルビナスの計らいにより、かつて自分自身がいた世界を案内している。
大魔王バーンを最年少の勇者・ダイが倒した事で、ポップやみんなの世界は平和な日々を送っているんだ。
しかし………その平和な日々が再び、ある長き闘いへと導かれそうになる。
-----
「ロック殿、こちらにいましたか?」
「ようシグマ。久し振りだな!」
「ロック殿も。お元気そうで何よりです」
ロック「ああ。……そういえば、俺に用があったんだよな? 何かあったのか?」
シグマ「…………。申し訳ありません、この私……疾風の騎士たるシグマが付いていながら一部の仲間の行方が全く掴めません!」
『…………ッ!!!』
「いや。それだけじゃねーんだよ、ロック!」
シグマ「ヒム。キミは確か、バラムガーデンの警備を任された筈だろ?」
ヒム「ああ。後はフェンブレンとディルク様に任せて来た、勿論風気委員の雷神と風神にも捜索を依頼してあるぜ!」
メーア「…………。いったい……、一体どうして……。こんな事に…………」
『………………』
つまり、風紀委員のリーダー・サイファーも様子がおかしいかも知れないな。
そんな俺たちの元に、伝説のパイロット・シドがこちらに来てくれたんだ。
彼から聞いた情報によると、ポップだけでなく……ダイとバッツ ラスウェルまでもが異空神・ゼバロの言いなりになっているらしい。
するとシドは気を利かせるかのように、後は自分とシグマに任せろと言ってくれた。
ありがとうよシド、恩に着るぜ!
まずは、他のみんながいる世界を見て回ろう!
-----
【デルムリン島 海岸】
『しゅうぅぅぅぅん…………』
「此処が……。此処がダイの故郷・デルムリン島か」
「ああ。今じゃオレやアルビナス シグマたちは新たな創造神でもあるメーア様の忠実なる部下だ、この島にはブロックと片目を怪我している黒髪の男がこの島のガードになってるらしいぜ!」
「黒髪の男……。じゃあ、伝説のガード・アーロンもこの島にいるのか?!」
「おう。何日か前にあるチームのコーチをしてたおっさんが黒髪のお嬢さんと共にこの島に来てよ、行方不明になっている勇者ダイが戻る"その日"までマァムのガードに専念するって聞かねーんだわ!」
「…………。そうか、ワッカとルールーがこの島に来ているんだな?」
ヒム「そうだ。まっ、お前さんにとっては顔馴染みらしいからよ。オレがそこまで案内するぜ♪」
ロック「ヒム…………。済まない、恩に着るぜ!」
それなら、この島自体は安全だから問題はないな。
ワッカもかつてはビサイド・オーラカのコーチとして、長年間頑張って来た。
初めてもう1つの世界で知り合った時は、その当時から変わらない頼もしさが幾つかあったよ。
2人にとって召喚士のユウナは大切な家族でもあるけど、ある日……夢の都市・ザナルカンドから来た18歳の青年…ティーダとその時に再会したらしい。
背丈は俺やライトと旅したことがある女戦士・ファングと同じ位だけど、レインズって奴が率いる軍隊に拾われてからも……ファリスと同じような性格は未だに健在だろうな。
この事実は"いつかの世界"で共に闘ったティナには悪いけどさ、事実が明らかになる"その時"までに何としてでも伏せて置かなきゃいけない気がすると俺はその場で確信したのは言うまでもなかったんだ。
2話に続きます。