二次創作小説(新・総合)
- Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.4 )
- 日時: 2023/10/23 08:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3話「救出と妨害」
【FF7の世界 神羅カンパニー 68階】
・クラウド視点
『ガチャッ』
「ダイ。バッツ、敵の本体が来る前に俺たちと一緒に脱出するんだ!」
「…………。無理だよ………」
「ダイ…………」
「いいえ。無理なんかじゃないわ!」
バッツ「ティファ……?」
ティファ「バッツ、それにダイ! あなたたち2人がこの作戦に乗ったのも私たちを守る為なんでしょ? それにね、これ以上は……そんな事を私たちの為にする必要はないんじゃないかな?」
ダイ「だけど。今更君たちについて行ったら、俺たちは……」
ティファ「ゼバロがどんな奴かは分からないけど。だからって、これ以上彼の思い通りには行かないでしょ?」
ダイ「………。ティファ………」
サンジ「おうティファちゃん。さっきクソマリモから連絡があったぜ、バッツの故郷でも奇襲があったらしい!」
ティファ「奇襲……。まさか、ポップが?!」
『……………ッ!!!』
そうか、レインやフィーナからも少し前に報告があったぞ。
未来から来たと言うレイン……いや、アクスターから聞いた話に寄ると…アイツの弟子も今はゼバロの言いなりになっているそうだ。
俺もそれまではただ、ティファの為に出来ることをするだけでいいと思っていたけど。
それでも……、バレットやマァムたちが俺やティファを信じて背中を押してくれる。
先にバッツとダイを助け出して脱出するだけになったと思いきや、突然カンパニー内から警報が鳴り響き始める。
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『ピーピーピーピーピー………』
「馬鹿な。それでは、"かつてのミッション時"と同じじゃないか?!」
ダイ「あのさ。出来たらなんだけど、やっぱりバッツだけでも逃がしてくれないかな?」
バッツ「おい、ダイ!!」
ダイ「だ、だってさ……」
クラウド「いや。絶対にそうはさせない! ティファ、サンジ。まだまだ行けるか?」
サンジ「おうよ。道中のクソ雑魚どもはこの俺の蹴り技で十分だ!」
ティファ「ええ。私もサンジに加勢するわ、だから安心して!」
???「それは、どうだろうな?」
『まさか、ラスウェル?!』
くっ………、こんな形で再会する事になってしまうとは。
俺たちが剣を抜こうとしたその時、黒いフードを被った女が目の前に現れた。
まるで、こいつは自分に任せろと言っているようだ……。
だが、俺的には彼女の事は一切忘れもしないぞ……。
その瞳………、その姿は恐らく……闇の姿の魔人フィーナその物だ。
そうだな、あのラスウェルと対等に戦えるのは魔人フィーナ……アンタを置いて他にいないよな。
済まない魔人フィーナ、今はアンタに任せるよ。
それにアンタなら、ラスウェルを助け出す事も可能な筈だからな。
4話に続きます。