二次創作小説(新・総合)

Re: 終わらない二柱の闘いの日々 ( No.7 )
日時: 2023/10/26 08:34
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第6話「囚われた絆の勇者」

【飛空艇ハイウィンド チョコボの飼育小屋】

・ゼルダ視点


『サァァァァァ………パラパラパラパラパラ…』


「……。えっ? キズナさんがカオス軍に囚われているんですか?」

ヒム「ああ。オレたちもあの姉ちゃんには沢山助けられたからよ、今度はこっちが恩返しをする番だ!」

ゼルダ「………。キズナさんを助け出すにも、どうやって敵の本拠地に行くかですわね」


初めて彼女にあったあの時、その近くには敵対する前のポップさんが沢山気にかけていました。
現にマァムさんは今、ダイさんの側に付きっきりですので……今は邪魔をしない方がいいでしょう。
とは言うものの、わたくしにもこちらの役目がありますから……流石に動けませんわ。
そう諦めていた時でしたの、あの人がこちらに来て下さったのは。
セシルさんや私のように長い髪形をしていますが、この方からの殺意は全く感じられませんわ。


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殺生丸「交代だ、ゼルダ王女!」

ゼルダ「せ………、殺生丸様?!」

邪見「安心して下さいゼルダ様。あなた様の分まで、こちらの工房はこの邪見が必ずお守り致しますぞ!」

ゼルダ「で………、ですが………」

殺生丸「案ずるな。貴様の身に万が一何かあっては、私が青い髪の優秀な騎士に叱られてしまうからな!」

ゼルダ「あっ………」

一護「確かに。アイクって人はこちらのお嬢さんにぞっこんなんだよなぁ〜」

雨竜「黒崎。少しは空気を読む事を覚えたらどうなんだよ、君は!」

殺生丸「………。貴様なりにいい助言だが、この娘に話をしているのは私の方だ…。石田雨竜!」

雨竜「済みません。ほら行くぞ黒崎、ボク達にはボク達のすべき事があるだろ!!」

一護「お………、おい石田!!」

『………………(汗)』


確かに、先約の方がいる事を前々から知るべきでしたわね。
するとヒムさんもこの工房に残り、邪見さんたちにエサの与え方を説明し始めました。
私も少し前に教わり始めましたけど、たまには選手交代でも悪くはありませんね。
まあ、選手交代ってジュリエッタさんの口癖みたいな物ではありますけど。
コックピットに到着するも、私は突然愛する人に抱き締められました。


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【コックピット】


『ガシッ』

「ゼルダ!!」

「きゃっ!!」

「ゼルダ……、無事でよかった!!」

「アイクさん。私なら大丈夫ですわ」

アイク「駄目だ。ゼルダに何かあったら、俺が断じて許さん!!」

ゼルダ「ふふっ、アイクさんったら♪」

犬夜叉「おいおい。ただ単にアイク、おめーはゼルダ王女から一時いっとき足りとも離れたくねーだけだろうが!」

アイク「なっ………?! いつからそこにいたんだよ、犬夜叉!」

犬夜叉「さっきからよ。それにロックやシグマが言ってたぜ、例の女勇者は必ずあいつらが突き止めるから……その間はしっかり英気を養って置けってよ…」

アイク「あ………、兄貴とシグマが……」

七宝「そうじゃ。現にあいつらは何の疑いもないまま……わしらをこの飛空艇に受け入れてくれたからのう、たまには『この世界』その物をわしらが旅して回るのも悪くはないわい!」

かごめ「うん。それに、作戦会議には弥勒様が行ってるから。決まり次第皆を集めるかも知れないってバレットさんが言ってたわ!」

珊瑚「そうだね。キズナちゃんを助けに行くとしても、いきなり突っ込んだら敵の思う壺だからね」

アイク「かごめ……、珊瑚………」

犬夜叉「アイク。見張りなら俺らがやっとくからよ、おめーは暫くの間……ゼルダ王女と過ごしていろ!」

アイク「………。何故、分かったんだ?」

犬夜叉「俺や七宝が気付いていた訳じゃねぇ。アイク、お前の親友でもあるマルスって奴や此処の奴らがお前たち2人を心配してんだよ!!」

アイク「……………ッ!!!」


確かに、犬夜叉さんの言ってることは1つも間違いはありません。
こうして役割分担をする事で、警備を交代しながらおこなうことが可能になりますわ。
たまには私たち自身もしっかり英気をやしなうべきだと、彼らなりに気を遣っているかも知れませんわね。
初めて犬夜叉さんにお会いしましたが、あそこまで軽くなったのはおそらく……1人の子供の父親としてでしょうか。
以前せつなさんからお話を聞いた時、自分たちの物語の前に奈落を倒すと言う長い戦いがあったと言っていましたわ。
そちらの物語の事についても、時が経つ"ある日"に聞いて見るしかありませんわね!!

7話に続きます。